家族や友達には話しにくいけど、でも誰かに聞いてほしいこと

家族や友達には話しにくいけど、でも誰かに話したいこと

日々いろんなことを考え、悩むけれど、家族や友達には話しにくい。でも誰かに話したい。そんな話をつらつら綴ります。アラサー、子無し主婦、海外在住、駐在妻。

30歳からの歯列矯正(2)無料相談を受ける

こんにちは。待宵スークです。
私のブログを開いてくださって、ありがとうございます。

 

 

今回は歯列矯正体験記2回目です。

 

 

矯正の種類をざっくりと

インターネットで調べると詳しく書いたサイトがたくさん出てきますので、ここではあくまでも話を進める都合上、便宜的に説明します。

 

大まかに言うと、矯正器具はブラケットマウスピースの2種類。

前回の記事に書いた通り、どちらを使っても月1回程度の調整が必要です。

 

①-1 ブラケット(表側)

f:id:matsuyoisouk:20181016211059p:plain

ブラケットとは、この絵のようなものです。

一本一本の歯に器具を付け、ワイヤーで繋いでいます。

メリット:費用が安い。歯並びの乱れが複雑でも対応できる。

デメリット:装着しているのが目立つ。→ 最近は目立ちにくい白いワイヤーもある。

 

①-2 ブラケット(裏側)

ブラケットを歯の裏側に装着する方法。

メリット:外から見えない。

デメリット:装着するのに技術が必要。表側よりも費用が上がる。口の中で舌に触れるため、装着していることに慣れるまでかなりの違和感がある。

 

②マウスピース

透明な歯型のような器具です。

メリット:装着していても他人にはほとんど気付かれない。簡単に取り外せる。

デメリット:費用が高い。複雑な歯並びに対応できない。1日20時間以上装着する必要がある。

 

費用は安い順に ブラケット(表側)→ ブラケット(裏側)→ マウスピース です。

安いといっても…最低70万円ですけどね…

 

 

無料相談

さて、私は矯正治療ができて日本語対応可の歯医者さんを探し、無料相談の申し込みをしました。

 

矯正器具の決定

インターネットで歯列矯正の種類についてある程度調べた上で、私が決めた優先順位は以下の通り。

 

1.治療の効果

2.費用の安さ

3.見た目

 

きれいになおらなければ意味がないので、効果はもちろん最重視。

しかし、今は日常的に多くの知人と顔を合わせるわけではないので、見た目の悪さは我慢できる。

それよりも、できるだけ安く!!

 

ということで、初めからブラケット(表側)一択のつもりで行きました。

 

さて、無料相談を担当してくれたのはS先生。

同年代で明るく話しやすい日本人女性!わーい!

 

私の歯並びは、前の方の歯が重なっていたり、本来の位置よりも前後していたりして滑らかなラインに並んでいないので、効果を考えるとマウスピースよりブラケットの方が適しているとのこと。

費用をできるだけ抑えるためにも、やはりブラケットが良いという結論になりました。

 

 

期間

矯正にかかる期間は平均で2年。

あくまでも平均なので、1年半くらいで器具を外せる人もいるし、もっと長い期間かかる人もいるそうです。

 

子どもは骨が成長していく途中で歯も動くので短期間で矯正できますが、大人はすでに成長が止まっているので時間がかかります。

 

私は日本に帰って仕事に復帰するまでに何とかしたいという希望があるので、長くなったら嫌だなぁ…と思いました。

しかしながら、ある程度歯並びが整ってきたらマウスピースに切り替えることもできるということなので、それならば安心(費用は上がりますが)。

 

 

治療の手順

重なっている歯をきれいに並べなおすには、そのためのスペースをつくらなければなりません。

 

つまり、抜歯するのです。

 

私の場合は、親知らずが上下左右4本ともあったので、まずは親知らずを全て抜歯することになりました。

※親知らずの抜歯はスペースをつくるためにはあまり必要ないそうですが、虫歯になっていたし(笑)、そのままにしておいても歯茎を痛めるだけなので抜くことになりました。

 

その後、並べるスペースをつくるための抜歯をします。

どの歯を抜くかは、レントゲンを見て決めるとのことでした。

 

それが終わってから、ようやく器具を装着。

装着後は月1回の通院で器具を微調整していきます。

 

 

費用

※日本円に換算しています

 

矯正器具代

68万円

 

毎月の調整代(2年で終わる場合)

5000円×24か月=12万円

 

抜歯や薬代

すみません、このときに何円と言われたか忘れてしまいました。合計金額の衝撃で…

抜歯は書類を持って日本で申請すれば一部保険がきくとか。

 

合計 約100万円

キャアァァアア!!!

 

覚悟はしていましたが…やはりそうなりますよね…

せめて80万…90万でも…と思いましたが、やはり100万円はかかる見込み。

矯正がなかなか終わらなかったり、途中からマウスピースに替えたりすることになれば、さらに費用は膨らみます。

 

 

費用をいかにして用意するか

その日は「夫に改めて相談する」と言って帰宅。

 

独身時代の貯金が100万円以上はあるので、生活に直ちに影響するわけではありませんが、一気に使うにはさすが抵抗があります。

でも、貴重な機会を逃すわけにはいかない。

 

ということで…

 

かねてより働きたいと思っていたというのもありましたが、これがきっかけとなってアルバイトを始めることになりました。

時給は決して高くないけれども(日本の最低賃金より安い)、2年間続ければ矯正費用とプラスマイナスゼロにできます。

マウスピースに替えるとしたら日本に帰ってから=仕事復帰することになってからなので、その分の費用は問題なしということで。

 

そして面接を経て無事に採用が決まり、ついに矯正治療に踏み切ることにしたのでした。

 

  

 

それでは、「30歳からの歯列矯正(2)」はこの辺で。

次回から抜歯が始まります…

 

お読みくださり、ありがとうございました。

30歳からの歯列矯正(1)治療を始めるまで

こんにちは。待宵スークです。
私のブログを開いてくださって、ありがとうございます。

このブログを始めてもうすぐ1か月、記事数もやっと20に到達!

 

私は「誰かに話したいこと」はあれこれたくさんあるのですが、「教えてあげられること」や「おすすめしたいこと」はあまりなく、ここまで自己満足雑記ブログとしてやってきました。

 

つまり、専門的な知識やガッツリ調べてある詳しい分野、議論できるような話題を持っていないのです(笑)。

 

ところが、ここに来て1つだけ「経験者にしか分からない、人様の参考になれるかもしれないものがあった!!」と気付きました。

 

 

歯列矯正!!

別に喜ばしいことではない(笑)

 

 

実は私、30歳ですが歯列矯正をしているところなのです。

というか、まだその準備段階で矯正そのものは始まっていないのですが。

 

歯列矯正というとやはり多いのは子どもで、大人になってからでも出来るの?と思われる方もいるかもしれません。

しかし実際には、大人になってから矯正をしたいという人は結構多いそうです。

 

 

このブログでは、私の歯列矯正体験を進行形でお伝えしていきたいと思います。

使用する器具や方法などはインターネットで調べるとたくさん細かい情報が出てきますので、専門的な内容よりは私が担当の先生と実際に話したことを中心に書いていきます。

 

 

30歳で歯列矯正を始めるまで

f:id:matsuyoisouk:20181016201942j:plain

歯並びの悪さを自覚する

社会人になるまで、私は自分の歯並びが悪いことに一切気付かずに過ごしていました。

 

家族からは一度も言われたことがなく、自分の顔は鏡で見慣れてしまっているので歯並びなど特に気にすることはありませんでした。

そのため、自分がいつから歯並びが悪かったのか分かりません。

子どもの頃はよく虫歯で歯医者に行っていましたし、大学4年生のときにも外出先で歯の詰め物が外れた(笑)ことがきっかけでしばらく歯医者に通いましたが、歯並びについては一言も触れられませんでした。

 

ところが、社会人になってから歯並びの悪さを指摘されることが多くなりました。

初めて指摘してきたのは当時付き合っていた彼氏。

24~25歳くらいのときだったと思います。

私に対して「女の子らしくしてほしい」とか「オシャレでいてほしい」とか求めてくる人だったので、まさか歯列矯正まで求めてくるなんて…と そのときは困惑しました。

しかし、その後彼氏以外の人からも面と向かって歯並びの悪さを指摘されることがたびたびあり、「私って歯並び悪かったのか」とようやく自覚します。

 

一度自覚してしまうと非常に気になり始め、その頃から写真に写るときは口を閉じるようになりました。

そんなにアップの写真ではなくても、歯がきれいに並んでおらず凸凹しているので、光が当たっていると結構目立つのです。

 

歯並び何とかしたいな…

そう思っても、働いているときには時間的にも精神的にもその余裕がありませんでした。

また、歯並びは気になるけど、矯正器具を付けて仕事をするのは嫌だなとも思っていました。

そのため、写真のときに口を閉じたり、笑うときに口を手で覆ったりして、できるだけ隠すようにして過ごしていました。

 

 

仕事を辞めて海外へ

28歳のときに結婚し、その後仕事を辞めて海外生活がスタート。

しばらくは、以前と同じように歯並びの悪さをできるだけ隠して生活していました。

ところがある日、「そうだ!仕事をしていない今が歯列矯正のチャンスじゃないか!」と突然気が付きます。

 

語学学校の先生やスポーツサークルのメンバーに矯正器具を見られる程度なら我慢できる。

海外にいる間に歯並びをなおすことができれば、日本に帰って仕事に復帰したり友達と頻繁に会ったりするようになっても気にしなくて済む!

 

何でもっと早く思いつかなかったんだ!

私は未来に希望が湧いてきました(大げさな!と思われるかもしれませんが、わりと本当です)。

 

 

矯正について無知だった私

矯正について調べるより先に、さっそく夫に「今度日本に帰る機会があったときに、歯列矯正をしても良いか」と相談しました。

返事はYES、ただし金額による。

50万円くらいなら何とか…という話になりました。

 

 

ここからインターネットで矯正費用や治療ができる病院などを調べ始めます。

そしてすぐに、2つの勘違いに気付かされました。

 

①50万円では無理である

部分矯正など治療法はいろいろありますが、一番安い器具を使ったとしても50万円では収まらないということが分かりました。

あくまでもインターネットで調べた情報ですが、見つけた中で一番安い金額でも70万円。

専業主婦の身分で、この出費は夫に頼めない…

 

②矯正器具を付けたら終わりではない

私は、一度矯正器具を付けたらあとはそのままでOKなのかと思っていました(汗)。

ところが、実際には1か月に1回通院して器具の調整をすることが必須。

私は1年に2~3回程度しか日本に帰国しないので(1回の帰国は1週間未満)、海外に住みながら日本の歯医者さんで矯正治療を受けることは不可能だったのです。

 

 

住んでいる国で病院を探す

「矯正をするなら今しかない!」と喜び勇んで(笑)調べ始めたのに、あっさり撃沈。

夫にも調べた結果をしょんぼり報告しました。

 

しかし、それからしばらくして、ふと「そういえば、スポーツサークルのママさんが『子どもが虫歯になると、歯科は海外保険がきかないから高い』って言ってたな…」と思い出しました。

私が現在住んでいる国(都市)は日本人が多く、日本人向けの医療機関などもかなり充実しています。

 

「そうか、この都市で矯正治療ができる歯医者さんを探せばいいんだ」

       ↑

無知すぎてこの発想にたどり着くまでがずいぶん長かったですが、調べてみるとたくさんの病院があることが判明。

 

その中の1つに、まずは無料相談を申し込んだのでした。

 

 

 

それでは、今回はこの辺で。

「30歳からの歯列矯正」まだまだ続きます!

お読みくださり、ありがとうございました。

子どもを持たない選択(補足)

こんにちは。待宵スークです。
私のブログを開いてくださって、ありがとうございます。

f:id:matsuyoisouk:20181016123807j:plain

「子どもを持たない選択」は(2)で終わりのはずだったのですが…

他の方のブログを拝読していたら、子どもの有無問題では外せない重要な内容を書き忘れていることに気付きました(汗)。

 

 

matsuyoisouk.hatenablog.com

 

 

matsuyoisouk.hatenablog.com

 

 

それは家族や親戚の期待について。

 

 

子どもを望んでいなかったり、なかなか授からなかったりというのが夫婦二人だけの話で済めば良いのですが、そうはいかないですよね。

 

うっかり書き忘れるくらい、現在私はたいしてプレッシャーを受けていないのだけど。

 

 

子どもを生むことは親孝行なのか

親に会うたび、電話するたびに「子どもはまだなのか」「早く孫の顔を見せて」と言われるのが辛いという話はよく聞きます。

子どもがいない理由が何であれ、わざわざ説明したいものではありません。

 

一方、私の友人には「自分は子どもがほしいとそこまで強く願っているわけじゃないけど、親に見せてあげたいから早く結婚して子どもをつくりたい」と言っている人もいます。

 

また、私の母も「私は学生のうちに実家を出てしまい、親孝行など全くしてこなかったが、孫をプレゼントできたことが一番の親孝行だと思っている」と言っていました。

(「プレゼント」という言い回しだったかは忘れてしまいましたが)

 

跡取りとして必要とされている場合などはありますが、実際に子どもを育てる責任を持つのは夫婦二人なので、本来は「自分たちの親のために」生むものではないとは思います。

とはいえ、孫を望む気持ちはよく分りますし、私の母の言葉からも姉や私が生まれたとき祖父母は非常に喜んだのだろうと想像できます。

 

実際、私は父方・母方両方の祖父母に大変可愛がられて育ちました。

私は子どもをつくるつもりはないですが、それでも、私を一生懸命育ててくれた両親に孫を見せてあげることができたらどんなに喜んでくれるだろうか…と想像せずにはいられません。

 

 

家族たちの態度

私の両親・姉

私の両親は、昔から「あんたたち(私と姉)を信用してるから、自分たちの好きなようにしなさい」というスタンスでした。

高校卒業後の進路や就職なども「こっちの方がいいんじゃないか」とか口を挟むことなく、私たちの意思を最大限尊重してくれました。

 

そんな両親なので、夫を初めて会わせた時も「スークがとんでもない男を連れてくるわけないのは分かっていた。娘と結婚するなら一応顔くらいは見ておこうと思っただけ(by 父)」というノリで、「娘さんと結婚させてください」みたいな展開は一切なし。

 

子どもに関しても、「ほしいと思ったらつくればいいし、二人がいらないと思うならそれでいいんじゃない」と言ってくれています。

私にとっては非常にありがたいことです。

もしかしたら、両親二人だけのときは孫がほしいねと話しているのかもしれません。

私の姉は結婚しておらず、結婚願望も子ども願望もないので、孫の可能性があるとしたら私だけ。

それでも私にプレッシャーをかけないようにしてくれているとしたら、ちょっと申し訳ない気持ちになります。

 

 

姉は私の2歳上ですが、先述の通り未婚で願望もなし。

そのため、私に「子どもはまだなの?」なんて言ってくることはまずありません。

それにしても…私は結婚こそしたものの、私も姉も揃って仕事好きで子ども願望なしの大人になってしまったのはなぜなのでしょう…

いろいろありましたがトータルで見れば幸せな家庭で育ち、家族というものに肯定的な感情を持っていると思うのですが。

こればっかりは未だに分かりません。

 

 

義両親

今のところ孫の話をされたことはありませんが、夫が一人っ子なので、孫の可能性があるとしたらこれまた私たちだけ。

まだ結婚して2年程度ですし、海外生活中なので何も言ってこないだけかもしれません。日本に帰ってからも子どもをつくる気配がなかったら言われるかもしれない…と今から少し心配です。

それでも、結婚直後から言われ続ける人もいることを考えると、気持ちはかなり楽です。

 

 

祖父母(実母の両親)

幸いなことに祖父母ともに健在で、現在83歳。

母には弟がいるのですが(つまり私の叔父)、叔父夫婦には子どもがいません。

そのため、祖父母の孫は姉と私の二人。

そして結婚しているのは私だけなので、ひ孫の可能性があるとしたらまたまた私だけ。

先日1年ぶりに会ったとき、祖父母の口からぽろりと子どもの話が出てきました。

大きくなった姿は見られなくとも、スークが今子どもをつくってくれたらひ孫に会えるかな…と思っているのかもしれません。

 

 

終わりに

家族の話を書いていたら、期待されているであろうことを分かっているのに見ないふりをしているような気がして、辛くなってきましたね…(苦笑)

 

子どもを生むことが親孝行になるのかと言われれば、やっぱりそうなのかなと思ってしまいます。

親孝行というか、これほど親が喜ぶことはないのかもしれない、と。

自分の生んだ子どもが今度は親となって子どもを育てているというのは「立派な大人に育て上げた」という証明の一つにもなり、親に対する最高の恩返しなのかもしれません。

祖父母にとっても、長生きして良かったとしみじみ実感する出来事になるでしょう。

 

子どもを生まないことが親不幸だとは思いたくないけれど、生まないことをわざわざ選択するのは、親や祖父母からしたらやっぱりがっかりするのかなぁ。

 

友達には「私は子どもはいらない」って堂々と言えるのに、家族に申し訳なくて言いにくい。

子どもをつくらない代わりに何か別の方法でたくさん親孝行を…とか考えてしまうあたり、やっぱり私自身も「本当は生むべき」と思っているんでしょうね。

 

生まないけど…

 

 

 

それでは、今回はこの辺で。

「子どもを持たない選択」はこれで終わりです。

お読みくださり、ありがとうございました。

子どもを持たない選択(2)

こんにちは。待宵スークです。
私のブログを開いてくださって、ありがとうございます。

f:id:matsuyoisouk:20181015085538j:plain

 今回は「子どもを持たない選択」の続きです。 

matsuyoisouk.hatenablog.com

  

子どもはほしくないと思う理由

③母になる自信がない

「子どもを持たない選択(1)」で書いた内容と少しかぶりますが、私は私のことでいっぱいいっぱいで、子どもを育てることなどできるのか?と思います。

 

前回、理由②の「やりたい仕事がある」の中で「仕事に没頭すると生活や精神力の90%くらいを注いでしまう」と書きましたが、要するに私には大きな課題を同時に複数抱えられるキャパシティがないのです。

 

また、気持ちの切り替えが下手だということもあって、仕事で気になっていることがあると、その気分を家庭にも持ち込んでしまいます。

家に帰ったら母親モードON!なんてたぶん私にはできない。

 

 

また、自分のような人間が子どもをきちんと躾けて、立派に育て上げられるとも思えません。

とにかく危なっかしい乳幼児期、人間性が形成されていく児童期、人間関係の悩みを抱えやすい思春期、自立していく青年期…

その全ての場面において、完璧ではなくとも、私は母としての役割を果たせるのか。

 

「親になるときは誰でも不安を抱えているものだけど、大丈夫。子どもが親にしてくれるよ」なんていう言葉を聞いたこともあります。

でも、誰でもできるよと言われるものを私はいつも失敗してきたからなぁ…

 

 

 

④母親というものに対する憧れがない

f:id:matsuyoisouk:20181015090716j:plain

母子の幸せそうな様子を見て微笑ましいなと思うことはあっても、自分もあんなふうに…という気持ちが湧いてきません。

 

私が入っているスポーツサークルにママさんプレーヤーの方々がおり、その子どもたちとも接する機会がよくあります。

ママさんたちは、子どもたちの「お母さん頑張ってー!」という声援に笑顔で応えたり、転んで泣き出した子の手当てをしたり、時には厳しく叱ったり。

でも、そんな「母親」の姿を見ていても「子どもは可愛いな」とか「お母さんは大変そうだな」とか思うだけで、憧れは全く感じられないのです。

 

こんなことを言っていると、母に申し訳ない気持ちになりますが…

私の母はとても良いお母さんです。

 

 

 

「子どもはいらない」を表明するとよく言われる言葉

「子どもがいなかったら将来寂しくない?」

寂しいかもしれません。年を取ってから面倒を見てもらうこともできません。

夫婦どちらかが寝たきりになったり、早く死ぬ可能性だってもちろんあります。

もしそうなったら、寂しいし、困るでしょうね。

 

子どもは寂しさを紛らわすためにいるわけじゃないし、ましてや老後の面倒を見てもらうためにつくるものじゃない、と思われるかもしれません。

しかし、昔は子どもは特に農家にとって専ら働き手として必要とされていたくらいですから、将来寂しくないように、老後に面倒を見てもらえるように、というのも間違ってはいないと思います。

もちろん愛情を注いで育ててこそであって、そればかりを求める親は嫌ですけど。

 


「いつかほしくなっても、年を取ってからは生めないよ」

そうはいっても、ほしくないうちから生むことはできません。

モノだったら、ちょっとくらい高価でも「思い切って買ってみたけど、イマイチだったなー。メルカリで売っちゃおう」なんてこともできます。

しかし、子どもはそういうわけにはいきません。

出産できない歳になってから「やっぱり子どもほしかったな」と思うようになる可能性もあるとは思います。

それでも、「生んでみたけどイマイチだった」になるリスクは恐ろしくてとれません。

子どもを生める年齢の時にほしいと思っていなかったのだから、それは仕方ないのです。

 

 

「結婚して母になるのが女の幸せじゃない?」

f:id:matsuyoisouk:20181015090909j:plain

それは確かに幸せなことだと思います。

子どもを生むことは、女性だけが持てる役割。

また、特に昔は「男は外で仕事、女は家を守る」でしたから、男性は仕事優先。

女性が子どもと長い時間を過ごし、育てていく。

その中にたくさんの幸せがある。

時代が変わりつつあるとはいえ、今でも子育てのメインは母親という夫婦が多いですよね。

ですから、子どもを生み、育てることが「女の」幸せと言われることは理解できます。

 

しかし、そうでなければ「女の」そして「私の」人生として欠けているような、務めを果たしていないような言い方をされるのは嫌です。

 

 

 

あるハリウッド女優の言葉

ずいぶん前の話ですが、ある有名なハリウッド女優さんがインタビューで自身の子どもについて語っていました。

きっとメインは映画の宣伝か何かだったはずですが、よく覚えていません。

 

私の頭に今でも残っているのは、彼女のこんな言葉です。

 

「子どもができてから、人生で初めて自分の優先順位が2番目になった」

 

売れっ子の女優さんですから、もしかしたら自分自身や自分の仕事だけで精一杯な日々を送っていたのかもしれません。

また、家族や夫、友人など、どんなに大切な人がいても優先順位はやっぱり自分自身が1番。

それはむしろ普通のことだと思います。

 

ところが、子どもを生んでからは何を差し置いても最優先は子ども、自分は後回しになった。

 

私はそのインタビューを見て「子どもがいることによって人は大きく変わっていくんだな。素晴らしいことだな」と思いました。

 

何より、子どもを生んでからの変化について語るその女優さんがとても素敵でした。

 

なぜあの言葉が何年も私の心に残り続けているのかはよく分かりません。

でもおそらく、自分の優先順位が2番になるなんて私には想像できず、当時少なからず衝撃を受けたからなのだと思います。

 

 

 終わりに

子どもがいる人生と、いない人生、両方体験できたらいいのに。

子どもはほしくないけど、私と夫の子はどんな顔で、どんなふうに育つかはちょっと興味あるかな。

私たち夫婦は得意不得意が結構違うから、うまくすればなかなかバランスの良い子になるかも?なんて(笑)。

あ…でもどっちに似ても数学はダメだ。

 

 

こんなことを想像していたら、みんな子どもがほしくなってくるものなのでしょうか。

 

考えるのは面白いけど…

 

私はやっぱりほしくならないみたいです。

過去に一度婦人科系?の病気を経験しているので、ほしいと思ってもできるのか分かりませんけど。

もしかしたらできないのかもしれないので、それを考えると子どもを望んでいなくて良かったと思ってしまうなぁ。

 

 

 

 

それでは、今回はこの辺で。

お読みくださり、ありがとうございました。

子どもを持たない選択(1)

こんにちは。待宵スークです。
私のブログを開いてくださって、ありがとうございます。

f:id:matsuyoisouk:20181014174418j:plain

今回は、子どものいない人生を選ぶことについて。

世の中には、いろいろな考え方があり、いろいろな状況に置かれている方がいらっしゃるので、ズバッと言いにくいこともありますが…

 

 

 

私たち夫婦の選択

私たち夫婦には子どもがいません。
私も夫も今年30歳なので年齢的にはまだまだ子どもをつくれますが、つくらないことを選択しています。


それは、私も夫も子どもがほしいと思っていないためです。
「今はまだほしくない」ではなく、将来も含めて。
二人で頑張って仕事して、たまに旅行に行ったりしながら暮らしていけたらいいなと考えています。

 

もし夫が子どもがほしいと思ったときに言い出しづらくないか少し気になってはいますが、ちょくちょくそのことについて話すようにはしています。

 

 


何だかんだ、子どもをほしがっている人がやっぱり多い

f:id:matsuyoisouk:20181014183250j:plain

近年はさまざまな生き方が尊重される風潮になりつつありますが、やはり結婚して子どもを生むというのが当たり前と思われているように感じます。
いや、生物としては子孫を残すのが本能ですし、国家としても必要なので、当たり前ということに異論はないのですが。

 


結婚しない生き方や子どもをつくらない選択をする人が多くなったとは言っても、少なくとも私の友人たちは子どもをほしがっている人が大半です(すでにママやパパになっている友人もたくさんいます)。


芸能人の中でもママタレントという分類が確立され、SNSで家族の様子を公開したり、テレビで子育てについて語ったり。

男性タレントでも子育てについて公にする人が増えてきたようです。


一方で、妊活という言葉もメジャーになりました。

子どもを望んでもなかなか授からず、不妊治療をしている方も多いと聞きます。

最近、不妊治療について扱った漫画をいくつか読みました。

高額な費用、頻繁な通院、精神的な負担も大きく、終わりの見えない辛い治療なのですね…

 

 

子育てに対する経済的な不安がなくなって、産休・育休の取得がしやすくなって、職場への復帰も円滑にできて、仕事と育児の両立もしやすい環境が整って、不妊治療も発達して成功率が上がり、保険の適用もできるようになったら…

 

 

…ってそれが難しいんだよ!と思われるでしょうけども、要するに、そういう障害を考えずに済むとしたら純粋に「子どもがほしい」と思う人がやはり今でも大半を占めるのかな、なんて思ったりします。

 

 

 友人と話している中で、私は子どもはいらないと言うと、へーそうなんだという反応もありますが、「え?何で?」と言われることが少なくありません。

 

 

「結婚したいと思わない」ということに関しては、へーそうなんだが多かったような気がするのですが(20代前半は結婚願望がなかった)。

 

 

でも、女友達で「結婚は特にしたいと思わないけど、自分の子どもはほしい!」と言っていた子が少なくなかったので、女性は子どもをほしいと思うものだと認識されているんですかね。

 

 

私自身、どうして周りの人たちと同じように子どもがほしいと思うようにならなかったのだろう…と、ときどき考えてしまいます。

 

 

 

子どもはほしくないと思う理由

f:id:matsuyoisouk:20181014183352j:plain

①時間もお金も自由に使いたい。特に時間。

結婚して夫と二人で生活している現在でさえ、かなり制限されていると感じてしまうので、子どもなんて無理だと思ってしまいます。

独身一人暮らし時代はかなり好き勝手にやっていましたし。

 

子どもが小さいうちは、とにかく持てる時間の大半を子どもに使う。

子どもが大きくなっていくにつれて、どんどんお金がかかるようになる。

成長を見守る喜びやともに過ごす時間は何物にも代えがたいのでしょうけど、時間やお金と引き換えにそれを手に入れたいと思えないのです。

 

 

こんなことを言っていると、苦労して私を育ててくれた両親に申し訳ないと思ってしまいますが…

両親との思い出はとても素晴らしいものなんですけどもね。今も父母両方と仲良しですし。

ほんと、何で普通に子どもがほしいと思えるようにならなかったんでしょうね…

 

 

あ 別に子どもがほしいと思わない人を異常だと言っているわけではありません。

私の周りでは子どもをほしがっている人ばかりなので、そちらが多数派で、私は少数派だという意味です。

 

 

ちなみに、私はペットも飼いたいと思いません。

一人暮らしだったときも、結婚して海外に来て「駐在妻って昼間一人で寂しいでしょ?ペット買ってみたら?」と言われたときも、そういう気には全くなりませんでした。

子どもとペットを同列に語るのは違う気もしますが・・・

でも、自分のことが自分のペースでできなくなったり、マメに世話やお手入れをしなければいけないものが面倒だというのは同じ気がします。

 

 

 

②やりたい仕事がある

上に書いたことと少し内容がかぶりますが、私は日本に帰ったらやりたい仕事があります。

子どものために時間を割き、その仕事に専念することができなくなってしまうのが嫌なのです。

夫の仕事との兼ね合いを考えても、子どもを保育園などに預けながらやるのは難しい。

そして何より、私は仕事に没頭すると生活や精神力の90%くらいを注いでしまうタイプです。

片手間に家事はまだ良くても、片手間に子育てはあり得ません。

子どもがいたら仕事を子育てよりも優先して考えることはできないし、かといって全力で仕事をするのを諦めたくないのです。

 

 

子育てしながら働いている人は仕事に対して全力じゃないって言うの?って言われそうですね…(汗)

そういうことを言いたいわけではないです。

ワーキングマザーの方々は、子育ても仕事も頑張っていらっしゃるのだと思います。

ですが、子どものためにかける時間は絶対に必要で、生活や精神力の90%を仕事に注いで残り10パーセントで子育てというのは不可能だと思うのです。

表現力が乏しくて申し訳ありませんが、ご理解いただけますと幸いです。

 

 

子どもがいなくても、夫にも10%よりは注いであげて?という声も聞こえてきそうですね…(汗汗)

そうですよね…そうします。

 

 

 

少し長くなってきましたので、一旦切ります。

続きは「子どもを持たない選択(2)」で!

 

ここまでお読みくださって、ありがとうございました。

twitter始めました

こんにちは。待宵スークです。
私のブログを開いてくださって、ありがとうございます。

 

twitter始めてみました(°∀°)


かまってちゃん全開になってしまいそうだからtwitterはやらないと「自己紹介」に書いたのですが(笑)。


でも、せっかくブログを書き始めたのだし、どうせなら少しでも多くの人に認知してもらえた方が楽しいだろうと、思い切ってやってみることに。

 

しかし、ブログも初心者、twitterも初心者。
何からやればいいのかさっぱり分からず、ネットで調べまくりました(笑)


フォローってどうすればいいの?
いきなりフォローしていいの?
リプライやリツイートってどうやるの?


などなど…用語は知っていても、実際の操作は全く分からない。


人のTwitterを読むことはあるんですけどね。
PC版Yahooの「話題のツイート」みたいなのはおもしろいのでちょくちょく見ます。


ブログもtwitterもリアルの知り合いには一切話していないので、プライバシーの設定も慎重にしなくては(汗)。


電話番号やメアドからアカウントを検索できる機能があることを知ってゾッとしました。


設定を誤って、友人にブログを知られたりしたら…
というか本名じゃないので名前を知られるだけで顔から火が出るほど恥ずかしい。

 

無事にアカウントをつくった後は、はてなブログと連動させるべく、またネットであれこれ検索。


そんなときに限って、はてなブログでtwitterのフォローボタンが表示されない不具合発生Σ( ゚Д゚)


twitterをやっているブロガーさんを探してフォローさせてもらおうとしていたのに…

「twitterと連動させてるブロガーさんて意外と少ないのか…」なんて思っていましたが、実は不具合だったんですね…


でもまぁ焦る必要はないし、ゆっくりやっていこうかなと思います。

 

ブログの宣伝とブロガーさんたちとの交流のために始めたtwitterですが、何をつぶやけばいいんだろう(笑)。


何かの宣伝とかじゃない人(むしろそれが大半か)は、何のためにTwitterをやっているのだろう。

twitterという不特定の相手に発信するツールのせいで、逆にコミュニケーションの悩みが増えそう…

だって、自分に直接来たLINEやメールなら「反応した方がいいの?」とか悩まなくて済みますし。


でもそんなのは学生ユーザーの悩みかしら。
社会人の方々は、いろんな人と繋がりをつくってビジネスに活かすために利用してる人が多いのかな。


とりあえず、手探りで頑張っていきます。

不具合が改善されるまでもう少しかかるのかしら。

 

それでは、今回はこの辺で。
お読みくださって、ありがとうございます。
フォローもよろしくお願いしますm(_ _)m


あれ…twitterのリンクの貼り方が分からない…(汗)

待宵スーク(@matsuyoi_souk)です。
また調べなきゃ。

 

仕事ができる人の電話の話し方

こんにちは。待宵スークです。

私のブログを開いてくださって、ありがとうございます。

 

f:id:matsuyoisouk:20181009231309j:plain

専業主婦としての生活についてブログを書いていると、夫の悪口とはいかないまでも、ついつい愚痴のような話が多くなってしまうんですよね…

夫の印象が悪くなることはあっても、良くなるようなことは書いていない気がします

(夫、ごめんなさい)。

 

 

そこで、今回は夫の良いところ、結婚した今でも私が憧れている点について書こうと思います!!

 

 

 

夫は仕事ができる

私の夫は、仕事ができます。

自慢かよと思われるかもしれませんが、自慢です。笑

私みたいな仕事できないポンコツがよくこんな人を掴まえられたなと思っています。

 

 

夫とは同じ職場ではなかったので、仕事ぶりは実際には見ていないのですが・・・

 

どうやら、同期の出世頭らしいのです。

わお。落ちこぼれだった私とは大違い。

 

 

夫の会社は海外にたくさん拠点があり、出世していく途中には必ず海外勤務があるのだそう。

そして、海外勤務といっても出張だったり研修扱いだったりいろいろあるらしいのですが、正式な駐在に任命されたのは夫が同期の中で一番早かったのです。

きゃー!かっこいい!後輩にも負けていた私とは大違い!

 

 

さて、仕事ぶりは実際には見ていないと言いましたが、1つだけ私が知っていることがあります。

 

電話での話し方です。

 

夫には、会社からの帰宅後や休日にも仕事の電話がよくかかってきます。

 

その電話を聞いていると、「なるほど。これが仕事ができる人の話し方なのか」と思うのです。

電話だけに当てはまるわけではありませんが、声だけで全てを伝えなければならないので、話し方がより一層大切になってきます。

私も見習いたい。

 

 

 

仕事ができる人は電話でどんなふうに話すのか?

f:id:matsuyoisouk:20181009231601j:plain

簡潔にいうと「悪いことも含め、はっきりと言う」ことだと思います。

そんなの当たり前だと思われるかもしれませんが、少なくとも私にとっては経験上簡単なことではありません。

 

 

例えば、自分が関係していた案件でトラブルがあり、電話がかかってきたとします。

 

そんなとき、私だったら・・・

 

少しでも自分の関与が少ないように見せようとしたり、仕方がないことだったと思ってもらえるような説明をしてしまったりすると思うのです。

 

ミスをしてしまったら、できるだけ早く正直に話して謝罪するのが最善だということは前職で痛いほど学びましたが・・・でも当然叱られたくはないし、もしかしたら直接的には自分のせいじゃないかもとか思ってしまう。

 

そう考えると、事実をオドオドすることなく言えるのってすごいなと感じます。

 

 

では、もう少し具体的にポイントを挙げていきます。

 

 

自分がどこまで把握しているか伝える

分からないことを分からないと言う、そんな簡単なことでも、心の中に「やばいかも」という気持ちが湧いてしまうと意外とできなかったりします。

しかし、自分がよく分かっていないことまで「たぶん○○だと思います」と推測で言ったりすると、間違っている可能性があります。

また、あやふやな言い方をすると相手は心配になりますよね。

「この段階までは確認しています。その先はまだ聞いていないので把握していません」とはっきり言うことが重要だと思います。

 

 

誰の責任でやっているのかをはっきりさせる

自分が責任者ならばもちろんそう言いますし、別の誰かならばそう伝えます。

責任者や担当者と話をするのが一番早いですから。

 

 

また、少し話がずれますが、ミスが発覚したときに「自分の責任です」と言えることほど信頼を得られる方法はないのではないかと思います。

 

例えば、上司から指示されてやったのに、それが間違っていて別の上司から叱られるということ、たまに(よく?)ありますよね。

 

そんなとき、「申し訳ありません、それは私が待宵に指示しました」と言ってくれる上司と「それは待宵の判断なので、私は知りません」と逃げようとする上司がいたとしたら・・・

 

保身のために自分のミスの責任を部下に押し付ける上司なんて、絶対についていきたくありません。

いずれ真実が発覚したら、他の人からも「あの人は責任逃れをしようとする人だ」と思われるでしょう。

 

一方、「指示をした私の責任です」と言ってくれたら、もし本当に100%その上司のせいでも、申し訳ない気持ちや責任を取ってくれた感謝さえ湧いてきます。

また、ミスの責任を押し付けられることがないので安心してついていけますよね。

 

以前働いていた会社に、実際に自己保身上司がいました。

責任逃れをしようとしても結局はバレるので、その人は上司からも部下からも好かれていませんでした。

 

ミスをしたときの振る舞いこそ大切なんだなと思います。

 

 

できる可能性が低いことを「できるかも」と言わない

f:id:matsuyoisouk:20181009231701j:plain

締切に間に合わないかもしれないとき。

期限や予算など相手から無理な要求をされたとき。

 

つい、わずかな可能性に懸けて「できるかもしれません」と言いたくなります。

 

しかしそうではなく、(最大限努力することは当然としても)できない可能性が高いとはっきり伝えた方が良いのです。

 

例えば、取引先から「今週中に何とかしてほしい」と言われると、できないとは言いにくいですよね。

できなかったら、今後の契約に悪影響が出るかもしれない。もしかしたらどうにかできるかもしれない・・・

 

しかし、「できるかも」と言われて結局できなかったときの方がより一層信用が下がります。

 

それなら、はじめから「今週中に仕上げるには、火曜までにこの段階までできていなければならなかったので、もう間に合いません(間に合わない可能性が高いです)」と言った方が、相手にとってもありがたいはずです。

できなかったときのことを考えて次の行動が取れるのですから。

 

もし「できないかもしれない」と伝えた上で相手が「それでもどうにか頑張ってみてほしい」と言い、結果的にできたのなら相手も自分たちも万々歳。

ですから、できそうにないのなら「できない」と言った方が悪くなる可能性が低いのです。

 

 

 

終わりに

以前の会社では本当に落ちこぼれで、責任の重い仕事など任せてもらえなかった私。

異国の地で立派に仕事をこなす夫は本当にかっこいいですし、尊敬します。

そんな夫に代わりまして、ポンコツスークが「仕事ができる人の電話の話し方」についてドヤ顔でお届けしました(笑)。

 

 

 

それでは、今回はこの辺で。

お読みくださって、ありがとうございました。

直感派Yちゃんと分析派スーク

こんにちは。待宵スークです。

私のブログを開いてくださって、ありがとうございます。

f:id:matsuyoisouk:20181009134206j:plain


 ※前回に引き続き、試験的にですます調ではなくである調で書きます。

宣言しなくていいですよね…すいません(汗)

 

  

はじめに

 

 「自分の内面と徹底的に向き合い、本当の気持ちを見つけ出す」に書いたように、私は自分の感情を掘り下げていくのが好きだ。

 

matsuyoisouk.hatenablog.com

 

なぜそう思うのか?

そうしたい理由は?

したくない理由は?

 

 

自分でも自分の本音は簡単には分からない。

特に、大きな決断をするときや何かしらの節目には、自分を深く深く見つめ直す作業をする。

 

私にとっては、どんなに時間がかかっても自分の感情を根本から把握することは非常に大切だ。

 

 

しかし、全ての人々がそうあるべきだとは思っていない。

 

 

言い換えると、私は時間をかけないと自分にとって最善だと思う選択肢を見つけられない。

じっくり考えないと「本当にこれでいいのかな」と自信が持てない。

納得のいく答えにたどり着けなくて、決断するのを延ばしてしまうこともある。

 

 

ところが、「じっくり考える」以外の方法で決められるタイプの人たちがいる。

 

決断力があるとか先見の明とか、そういう類の話ではない。

私を「慎重派」とか…「分析派」というふうに呼ぶとしたら、彼らは「直感派」「感覚派」というところだろうか。

 

 

 

 Yちゃんが語る「直感派とは」

f:id:matsuyoisouk:20181009160747j:plain

 ※Yちゃんの話を私が解釈したものなので、もしかしたらちょっと違う部分もあるかもしれないが、ご了承いただきたい。

また、直感派といっても当然いろんな方がいると思うので、あくまでもYちゃんと待宵自身を比較した話ということで。

 

 

じっくり考えずに自分にとっての最善だと思う選択ができると言ったが、それは決してテキトーとかではない。

また、日頃から何に関してもじっくり考えないというわけではなく、自分自身のことについて何かを決める時の話である。

 

 

私の最も親しい友人の一人にYちゃんという子がいる。

小3からの付き合いで、大学時代などあまり会わなかった時期もあったが、今では何時間でも語り合える仲だ。

 

 

Yちゃんから話を聞くまで、直感派といえる人たちの存在を私は知らなかった。

しかし、直感派の人たちは意外といるらしい。

 

 

Yちゃん曰く、最善の選択肢は「ふと降ってくる」のだそうだ。

そして、その降ってきた答えに従うと物事がうまくいくのだとか。

 

 

といっても分かりにくいと思うので、実際にYちゃんから聞いた話をいくつか挙げる。

 

 

 

Yちゃん体験談① ドイツ旅行

 

Yちゃんは海外旅行が好きで、特にドイツには昔から憧れを抱いていた。

しかし、ドイツに行くお金も時間もあっても「今ではないな」と感じていて行っていなかった。

 

今年の夏、「行くなら今年だ!」と急に確信し、さっそく旅行代理店へ。

 

すると、偶然にもYちゃんの高校時代の部活の後輩がその店舗で働いていた。

思いがけない再会を喜び合い、その後輩に航空券やホテルを手配してもらった。

そして先日、一時帰国していた私と会った際に「最高だったよ!」とドイツ土産を渡してくれた。

「行くなら今年だ!」と思ったことに根拠はないのだが、強く確信したのだそう。

旅行そのものが良いものになったのはもちろん、後輩との再会という嬉しいサプライズ付き

それも含めて直感に従った結果なのである。

 

 

 

 Yちゃん体験談② 友達以上恋人未満の打開

 

大学時代、Yちゃんにはとても仲の良い男友達がいた。

一緒に飲みに行ったり、頻繁に電話をしたりする仲だった。

Yちゃんは彼に想いを寄せていたが、いわゆる友達以上恋人未満という状態が続いていた。

 

ある日、朝起きたYちゃんは突然「今、彼に言わなきゃいけない!」という思いに襲われる。

すぐに彼に電話をして告白。

そして付き合うことになったのだ。

 

普通なら「朝から電話かけたりして平気かな?」と迷うところだが、その直感は「今かけてOK」ということももちろん含まれている。

今はもう別れてしまったが、良い友人関係は続いているそうだ。

 

 

 

宇宙と繋がっている!??

f:id:matsuyoisouk:20181009160150j:plain

 

 Yちゃんが言うには、「悩んでいることを宇宙に投げかけると、ある日答えを返してくれる」という感覚らしい。

また、突然根拠もなく浮かんだ考えでも、強く確信できる…というより当たり前のように信じられることがあるのだそうだ。

 

念のため言っておくが、彼女は決してフシギちゃんではない(笑)。

明るく行動力があり、老若男女に愛されるタイプだ。

 

私にとって答えが見つかった瞬間というのは、自分の心の奥底から自分自身で発掘したような感じである。

直感派は、決断する時に迷ったり悩んだりする過程そのものがないわけではなく、ずっと考えていると「ふと」答えが降ってくるという感覚なのかなと思う。

 

 

 

直感派の人々 

 

 

Yちゃんの話を聞いているうちに、ふと頭に浮かんできたことがあった。

「もしかして、あの人も直感派では?」と思い当たったのである。

 

 

今から5~6年ほど前、私はある美容師さんを気に入って指名していた。

その美容師さんは当時おそらく20代後半。

朗らかな笑顔とふんわりとした雰囲気が魅力的な女性で、その美容院の店長だった。

 

当時仕事がうまくいっていなかった私にとって、若くして立派に店長を務めている彼女はとても輝いて見えた。

 

「まだお若いのに、こんなに大きな美容院の店長さんなんてすごいですね」

「美容師になった頃から、店長になりたいと思っていたんですか?

あまり覚えていないのが悔やまれるが、髪を切ってもらいながら私は彼女にたぶんそんなことを言った。

 

だか、彼女の答えははっきりと覚えている。

 

 

「なりたいっていうか、『なる(°▽°)!』って思ったんですよ」

 

目標に対する彼女の意志の強さを表しているとも受け取れるが、どちらかというと「そういうふうになると思った」というような口ぶりだった。

まるで、夕焼けの空を見て「明日は晴れだ!」とでも言うような。

 

今はもう彼女に確認することはできないが、もしかしたらYちゃんのような直感派だったのかもしれない。

 

 

偶然なのか運命なのか、昨年度までのYちゃんの職場には直感派…もっと言うと「宇宙から答えが降ってくる感覚」の分かる人たちが複数いたのだそうだ。

Yちゃんもそこで初めて自分と同じような感覚の人たちと出会い、あまりにも話が合うので感激したという。

 

 

スピリチュアルの世界というか、ちょっと宗教っぽいというか、正直私には理解できそうにない。

(本人たちも、直感派が集まって話していると何か宗教っぽいなと思うらしい(笑)。)

とはいえ、私が感じたことのないものを感じられるというのは、素直に羨ましくもある。

鍛えたり勉強したりしてマスターするようなものではないので、残念ながら宇宙からの言葉を受け取るアンテナが付いていないらしい私には一生無理なのだろう。

 

 

直感派Yちゃんと分析派スーク

 

しかし、直感が万能というわけではないそうだ。

Yちゃんでも、直感でこんな大きい決断をしてしまって良いのかな?と思うことがたまにあるらしい。

また、「やりたいと思っているけど、自分が何で迷っているのか分からない」ということもあるのだとか。

 

数か月前に会った時も、Yちゃんは来年度以降の仕事のことで悩んでいて「私って何でも直感で決めちゃうから、頭が良いスークちゃんに意見を言ってもらいたいと思って」と話していた。

 

と言いつつ、話を聞いてみると彼女の中ではほぼ決まっていたので、背中を押すだけだったが。

今のところ直感で決めて失敗したとか後悔したという話は聞いたことがないので、きっとYちゃんの直感はいつも彼女を本当に望む方向へ導いているのだろう。

 

 

注)Yちゃんと私が同じ学校だったのは中学まで。そのため、小中学校時代に成績優秀だった私は、Yちゃんの中で今でも頭が良いというイメージらしい。しかし、高校生から現在までを考えると、おそらくYちゃんの方が有能である。私の憧れ・理系だし…(笑)

 

 

 

 

スパッと決まりすぎてときどき心配になるYちゃんと、慎重すぎて決断に時間がかかったり先送りにしてしまったりする私。

 

しかし、自分にとって最善の道を見つける方法はそれぞれ持っている私たち。

 

これからも、互いに勇気を与え合える友でありたいと思う。

 

 

 

それでは、今回はこの辺で。

お読みくださって、ありがとうございました。

専業主婦って何してるの?私の一日の過ごし方

こんにちは。待宵スークです。 私のブログを開いてくださって、ありがとうございます。

 f:id:matsuyoisouk:20180930102541j:plain

 ※今までずっとですます調で記事を書いてきたのですが、今回は試験的にである調で書いてみます。
って宣言してから書くのも変ですが(笑)。



私は海外生活2年目の駐在妻だ。
最初の1年ちょっとはアルバイトもしていなかったため、完全に無職の子無し専業主婦だった。

本当はアルバイトもこの国の法律的によろしくないのだが、どうやってアルバイトを始めたかはいつか別の記事に書きたいと思う。



専業主婦は「暇でしょ?」「寂しくない?」と本当によく言われる。
 実際、ネットで専業主婦について検索すると「専業主婦で暇です」「寂しいです」という専業主婦自身の声が結構多い。
そして「専業主婦って何してるんですか?」という専業主婦以外の人からの質問がよく出てくる。


上記の記事に書いたように、私は暇だとは感じないし寂しくもない。
しかし今回は、専業主婦未経験の方々の疑問に答えるべく、私の平日の一日の過ごし方をご紹介する。
ありのまま書くときっとまた馬鹿にされるんだろうなぁ・・・ちょっとだけでも忙しそうに書こうかな・・・なんて思ってしまうが、ありのまま書く。

というか「専業主婦って何してるの?」とわざわざ聞く人は、純粋に疑問に思っている人半分・どーせ時間もて余してだらだらしてるんでしょ?とハナから馬鹿にしている人半分だと思っている(苦笑)。



子無し専業主婦の平日の過ごし方


いくらフルタイムで働いていないからと言っても、一日の過ごし方にはいろいろなパターンがある。
また、私の場合は完全無職時代とアルバイト開始以降でかなり変わったので、両方書くことにする。


現在、家事以外で1週間の中に必ず入っている私の用事は以下の通り。

・アルバイト(平日のみ、4~5時間×週4)
・語学学校(平日のみ、基本は週2)
・スポーツサークル(毎週日曜夕方。人数が集まらなければ休みになるので、実質月2~3回)

ただし、スポーツサークルは日曜なので今回の記事では触れない。


それから、これが一番ありのまま書きたくない話なのだが・・・

 私は子無し専業主婦であるにも関わらず、毎日掃除などしない。
掃除は大嫌いなので、できればやりたくない。

時間はたっぷりあるんだから掃除くらいしろや!!掃除もしてないなら、なおさら一日何してるんじゃ!!と言われそうだが、毎日掃除などしない。

きっと(働いていても)毎日きっちり掃除をする主婦さんもたくさんいらっしゃるはずなので、あくまでも「私は」ということで。



無職専業主婦の一日

無職時代-1 語学学校なし


6時半  起床
7時半  夫を送り出す
     洗濯
      朝ごはんと昼ごはんは適当。食べたり食べなかったり。
      夕食の献立を考える
       (掃除)

自由時間

14時   スーパーに買い物に行く
15時    お風呂に入る
16時    夕食の用意を始める
18時半  夫帰宅
     夕食
20時  食器の片付け

自由時間

24時  就寝


無職時代-2 語学学校あり


6時半  起床
7時半  夫を送り出す
      洗濯
      朝ごはんは適当。食べたり食べなかったり。
      夕食の献立を考える
9時半   語学学校へ
13時半 語学学校後、買い物をして帰宅
      お昼ごはん(またはお菓子)

自由時間

15時    お風呂に入る
16時    夕食の用意を始める
18時半  夫帰宅
      夕食
20時  食器の片付け

自由時間

24時  就寝


無職時代ー3 語学学校なし、夫の夕食なし(飲み会)


6時半  起床
7時半  夫を送り出す
     洗濯

    朝ごはん
    昼ごはん
     散歩
    お風呂に入る
    夜ごはん

AM1時  夫帰宅
     就寝


ご覧いただいた通り、かなり余裕がある。
特に、夕食を作らなくて良い日は一日中好きに過ごしていた。


パート主婦の一日


さて、次はアルバイトを始めて以降の一日の過ごし方。
今年度から夫が異動になって残業が増えたため、帰宅時間が変わっている。


 

アルバイトあり、夫の夕食あり


6時半  起床
7時半  夫を送り出す
     洗濯
     朝ごはん
     夕食の下拵え、先に作れるものを作っておく
     (掃除)

自由時間

12時20分  アルバイトへ
20時    アルバイト後、買い物をして帰宅
     夕食の準備
22時    夫帰宅
      夕食(私は先に済ませることも)
22時30分 食器の片付け
       お風呂に入る
24時 就寝


語学学校あり、アルバイトあり、夫の夕食あり


6時半  起床
7時半  夫を送り出す
     洗濯
     夕食の下拵え、先に作れるものを作っておく
     時間があれば朝ごはん
10時   語学学校へ
13時            昼ごはん
13時45分  アルバイトへ
20時    アルバイト後、買い物をして帰宅
      夕食の準備 
22時    夫帰宅
      夕食(私は先に済ませることも)
22時30分  食器の片付け
      お風呂に入る
24時            就寝



「自由時間」は、だいたい1時間以上余裕があるところに入れている。

何をして過ごしているかというと、私の場合は以下の通り。
テレビはほぼ見ない。

上の方に挙げたものほど、時間が短くてもやる。

・食べる
・ブログを書く
・日本の友達とLINE
・アプリで漫画を読む
・ちょこっと掃除
・ネットサーフィン
・語学の勉強
・在宅のバイト
・眠すぎたら寝る(寝てばかりなのはさすがに気が引けるので、できるだけ寝ない)



いくら時間に余裕があっても、こればっかりは困る


どのパターンを見ても、そこまでカツカツな日はない。
語学学校・アルバイト・夕食作りが全てある日はあまり余裕がないかなという程度だ。


ただし、いくら時間に余裕があっても、先が読めないのは困る。
(そんなの、仕事だったら当たり前だ!と働く皆さんの声が聞こえてきそうだが)


「夫の残業が増えた」ということで帰宅時間を22時にしたが、実際には20時台~23時台までさまざまだ。
ときどき19時台や24時台もある。


さらに、夫が帰り道に連絡をくれることになっているが、その連絡も家に着く20分前~1時間前とさまざま(連絡がないこともある)。


つまり、19時を過ぎると、夫が帰ってくるのが20分後なのか5時間後なのか分からない状態で過ごさなくてならないのである。
腰を据えて何かをするには、いまいち落ち着かないのだ。
お風呂も先に入るか後に入るか翌朝にするか変わってくる。


例えば、誰かと待ち合わせをしていて、相手から遅刻すると連絡があったとする。
遅刻が20分くらいなら、時間をつぶすとしても近くの本屋で立ち読みする程度だろう。
しかし、1時間以上あればカフェなど座れるところに行くだろうし、5時間もあれば一旦家に帰るかもしれない。
これで相手が何分後に来るか分からないとなったらどれだけ困るか、想像していただけると思う。



夫の帰宅時間がバラバラなのは仕事なので仕方がない。
それに、専業主婦は夫に合わせて生活するのが義務というか、専業である意義みたいなものなので、受け入れるしかないのだ。
実際、合わせようと思えばいくらでも合わせられるのだし。
しかし、決して愉快ではない。



終わりに


専業主婦の一日、いかがだっただろうか。

無職時代は特に、皆さんが想像していた通りのだらだら生活だったのではないかと思う。

アルバイト開始以降は、多少は頑張っていると思ってもらえるだろうか…


無職時代もアルバイト開始以降も、一番の負担はやはり夕食作りだ。
過程や作業ももちろん大変だが、自分のタイミングではできないので、夕食作りを中心に一日の行動を考えることになる。

しかし、先ほども書いたように「専業主婦は夫に合わせて生活するのが義務というか、専業である意義みたいなもの」なので、怠け者な自分に「夫はいつも一生懸命働いてくれている!」と言い聞かせている。



専業主婦の一日は、外で働く夫よりもはるかに楽チン。
でも、専業主婦には専業主婦なりの大変なこともちょこっとだけあります!ということを知っていただければ幸いである。



それでは、今回はこの辺で。
お読みくださって、ありがとうございました。




にほんブログ村 主婦日記ブログ 子供なし専業主婦へ
にほんブログ村

何でもいいから自分の存在価値がほしい

こんにちは。待宵スークです。
私のブログを開いてくださって、ありがとうございます。



私は少し前まで、お店など建物に入ると天井をぐるりと見渡す癖がついていました。
最近はしなくなりましたが。


その癖は、私が新卒で入った会社での経験によるものでした。


本来の役目を果たせないとき


例えば・・・

もしあなたが野球チームに入っていたら、攻撃や守備で良いプレーをしたいですよね。
もしあなたが営業職に就いていたら、たくさん契約を取って売上を稼ぎたいですよね。
もしあなたがコックさんなら、美味しいと言われる料理を作りたいですよね。


本来の目的や役割を果たすことで組織やお客様に貢献することができれば、それが一番良いと思います。
そして、それによって組織のメンバーやお客様に認められるのが一番嬉しいのではないでしょうか。


しかしながら、必ずしも本来果たすべきこと、期待されていることを自分ができるとは限りません

野球チームに入っているけれども、野球があまり上手ではないかもしれません。
営業職に就いているけれども、あまり契約を取れないかもしれません。
コックさんだけれども、あまり美味しいと言われる料理を作れないかもしれません。


それでも、「だったら辞めてしまえばいいのに」と言われてもさまざまな事情で簡単には辞められない場合もあります。


そんなとき、あなたならどうしますか?


今回は、そんなとき私はどうしたのかというお話をしたいと思います。



役割を果たさなければ存在価値がない


「劣等感が服着て歩いてる」に書きましたが、私は新卒で入った会社ではかなり惨めな日々を送りました。

matsuyoisouk.hatenablog.com

期待される役割を果たせるようになるための努力はもちろんしました。
先輩に相談したり、自分なりに研究したり、実践演習をしたり・・・
それによって自分自身のスキルは向上しましたが、会社に求められているレベルになかなか届きません。


転職することは何度も考えました。
しかし、今の会社を辞めるのも新しい会社に飛び込むのも、どちらもとても勇気がいります。
違う仕事ならうまくいくという自信もありません。

それに、辛いことが多くても、やりがいも非常に大きい仕事でした。
私にとってこれよりもやりがいのある仕事があるのだろうか、ということはずっと考えていましたし、手放したくない案件もありました。
少なくとも、年度の途中での退職はしない。そう決めました。


とはいえ、会社は家族や友達の集まりではないのだから、役割を果たしてこそ存在価値があります
「あなたはいてくれるだけでいいの」なんてことはありえません。


どうにかして価値を生み出さなければ。必要とされなければ。


価値が高いものとは何でしょう?
例えば、なぜ人々はダイヤモンドをほしがるのでしょうか。
簡単にいえば美しいからですよね。
道端に落ちている石をどんなに磨いても、ダイヤモンドのような輝きは出せません。
ただの石と比べて特別美しいので手に入れたいけれども、あちこちにあるものではない。
さらに、ダイヤモンドをキラキラと輝かせるためには加工する技術も必要です。


つまり、他のものよりも優れた特性があり、且つ手に入りにくいものは価値が高いのですね。
平凡以下でどこにでもあるものに価値はありません。


どうにかして自分の価値を生み出したい


会社がほしがる人材も同じです。
私が必要とされるためには、他の人が簡単にできないことをする必要があります。
それが「本来求められていること」ではなくても。
(もちろん、本務に対する努力を放棄するということではありません)


そこで私が取り組んだのは「切れている電球を探して誰よりも早く交換する」ことでした。

毎日会社に到着したら、入り口から事務所まで全ての電球をチェックしながら歩きます。
天井には小さな電球がたくさんあるので、毎日見ていると頻繁に切れている電球が見つかります。
1つ切れていてもフロアが暗くなるほどではないので、意識的に見ないとなかなか気付かないものです。

いや、他の人も気付いていたのかもしれません。
でもおそらく面倒なのです。
倉庫から脚立を出してきて、電球を新しいものに換え、古い電球に「済」と書いて、決められた場所に捨てる・・・
確かに面倒ですが、たった5~10分くらいの作業ですし、入り口から事務所まではお客様も通るところです。
それでも、みんな他にもやらなければいけない業務がたくさんあるので、率先してやろうとは思わないのでしょう。


こんなの大したことではないと思われるかもしれません。
ですが、どこかお店に入ったら天井を見渡してみてください。切れた電球がそのままになっていることが意外とよくあります。
冒頭に書いたように、私は建物に入ると天井を見上げるのが癖になりました。
以前、某大手携帯電話(電子機器)ストアに行ったときも、何気なく天井を見ると・・・ありました。
白を基調とした、いかにも最新鋭の機器を扱っていますという雰囲気の内装の店内に、切れたままになっている電球が。
営業時間中に切れたのかもしれないので断言はできませんが、「こんな有名なメーカーの専門店なのに、切れた電球に気付く店員が1人もいないんだ。私は入ってすぐに気付いたのに」と密かに優越感に浸ったものです(苦笑)。


電球を交換するという非常に地味で誰でもできる作業でも、続けているうちに同僚や上司たちから「いつも待宵がやってくれている」と認識されるようになりました。

他にも、お客様用のリーフレットをこまめに補充したり、時期を過ぎた掲示物をはがしておいたりと、「誰かがやらなくてはならないけど、気付きにくい雑務」を誰よりもやりました。

本務ではまだまだ満足のいく成果は出せていないが、よく頑張っているし、細かいことに気が付くやつだ。
そんな評価を手に入れたのです。


しかし一方で、虚しさも募ります。
私は雑務でしか評価されていない。それしかできない。
誰にでもできる仕事だから、後輩が積極的にやり始めたりしたらまた私の存在価値がなくなる。
むしろ後輩がやるようになった方がいいはずなのに、仕事を取られてしまったら困るなんて考えている私は何なんだ。
結局、雑務をどんなに頑張っても自分のプライドを守ることなどできなかったのです。
そんなのは当たり前なのですが、どうにかして、何でもいいから必要とされたいと必死だったのでした。


終わりに

なぜこんな記事を書こうと思ったのかと言いますと、最近アルバイトをしていて当時を思い出すことが多いからです。


今のアルバイトのメンバーの中では、私が一番新しく入りました。
しかし、そのことを差し引いても、どうも私は作業が遅くミスが多い気がするのです。
ああ・・・私ってやっぱり何の仕事をしても人並み以下だなぁ・・・帰り道によくそんなことを考えます。


つい最近のある日、私より早いシフトの人が急に欠勤することになり、社員さんから私に「1~2時間早く出勤できないか」と連絡が来ました。
「いつもミスをして社員さんたちにたくさん迷惑をかけているから、こういうときくらい役にたたなきゃ存在価値がない」
ついそんなことを考えてしまい、朝ごはんの洗い物も洗濯も終わっていなかったのに急いで家を出て、2時間早く出勤したのでした。

社員さんには感謝されましたが、私って何も変わっていないなぁ・・・と少し残念な気持ちになってしまいました。
(余談ですが、欠勤した本人からは翌日会った時に感謝も謝罪もなく、少しモヤモヤしました。笑)


ついでに、この日は通勤途中にちょっとした不思議な出来事に出会いましたので、よろしければそれについての記事もどうぞ。
matsuyoisouk.hatenablog.com



人から必要とされたい、認められたい、自分の居場所を守りたい。
その欲求からはやはり逃れられないものなのですね・・・

それでは、今回はこの辺で。
お読みくださって、ありがとうございました。




にほんブログ村 主婦日記ブログへ
にほんブログ村

長年使っていたタオルを落とした時のこと

こんにちは。待宵スークです。
私のブログを開いてくださって、ありがとうございます。


今回は、先日起きた少し不思議な出来事について。
私が間抜けだっただけのような気もするのですが(笑)、何となく意味のある出来事に思えたので。


それは、アルバイトに行く途中の出来事でした。

その日は体調不良による急な欠勤が出てしまい、社員さんから「できたら1~2時間早く来てほしい」と連絡が来ました。

アルバイトの前に何も用事がない日だったので、すぐに準備して家を出発。
本来の出勤時間より、ちょうど2時間早く着くくらいの時刻でした。

アルバイト先の最寄り駅に到着。いつも通り、降りたホームの自動販売機でペットボトルの水を買いました。

改札を抜け、エスカレーターを上り、駅から出て…
買ったばかりの冷たいペットボトルに付く水滴を拭こうと、リュックからタオルを取り出そうとしました。

「あれ?………あれ?タオルがない」

私のリュックは背中の面の端にファスナーが付いており、背負ったままでも中の物が取り出せるようになっています。
そのファスナーのところから中に手を入れ、歩道を歩きつつしばらく探ってみましたが、やはりタオルが入っていないのです。
家を出てから一度取り出したので、持ってくるのを忘れたわけではありません。

ペットボトルの水を買うためにファスナーのところから財布を引っ張り出したときに、タオルも一緒に出てきてしまって落としたんだーーー
以前、買い物中にも財布を出そうとしてタオルを落としたことがありました。
そのときはたまたま気付いたのですが、タオルは落としても音がしませんし、今日は少し急いでいたので気付かなかったのです。

タオルが落ちているとしたら駅のホームです。
そこまで戻るのは少し面倒な気がしました。
職場に着いてしまえば、タオルがなくて困る場面はおそらくない。
特別な思い入れがあるタオルでもない。
今日は少し急いでいるし…

一旦は、「いいや、タオルが1枚減っても困らない。もうずいぶん長く使って古くなっていたし」と思ってそのまま職場に向かおうとしました。

しかし ふと、ブランド物でもなく新しくもない誰も拾っていくことはないであろうそのタオルが、ホームのゴミ箱の中身を集める係員に回収されて、ゴミと一緒になって捨てられ、どこかの焼却炉で燃やされている...
そんな場面が頭に浮かんでしまったのです。
私が落としてしまったために、まだ十分使えるタオルなのにその役目を終えることになってしまう。

いつ、どうやって手に入れたのかーー買ったのか貰ったのかーーすら覚えていないタオル。
特に大切にしていたわけでも、丁寧に扱っていたわけでもないタオル。
だけど何年も、おそらく10年以上使ってきたタオル……

そんなふうに思ってしまったら、気になり始めてしまいます。
拾いに行かなかったことをバイト中に後悔して集中できなかったら嫌だし、今日は頼まれたから早く出勤するのであって多少到着が遅れたって遅刻ではないし。

私はホームまで戻ることに決めました。
駅から出て30mほど進んでいたでしょうか。
私はくるりと向きを変え、歩いてきた道を引き返しました。
小走りに駅の入り口の下りエスカレーターに乗ったところで、無意識に再びリュックの中に手を入れました。
すると、

「あ、 あった!」

リュックの中で、タオルに手が触れたのです。

タオルなんて、かばんの中で行方不明になるほど小さいものではありません。
それなのに、さっきはいくら探しても見つけられなかったのです。
そして見捨てかけて、思い直した途端に見つかったのです。

私は思いがけない展開に驚いてしまい、とっさに「このままじゃ下まで降りちゃう!このエスカレーター長いのに!」と、1mほど下ったところだったエスカレーターをピョンピョンと逆走して上りました。

改めて職場に向かって歩きながら、私は何だかタオルに試されたような気分になりました。
タオルが「私のことちゃんと大事にしてる?」とでも言っているかのようでした。

ただ単に、はじめからリュックをきちんと上から開けて探せば良かっただけの話で、横着した私が悪いのですが(笑)。

でも、タオルが私を試したにせよ、そうじゃないにせよ、なくさなくて良かった。
これからも大事に使い続けよう。
長い間、私の生活を手伝ってくれている物たちがたくさんある。
たまにはきちんと目を向けて感謝しなきゃいけないかな。
そう思った出来事でした。

この記事のタイトルは「長年使っていたタオルを落とした時のこと」ですが、本当は「落としたかと思った時のこと」が正しいですね(笑)。
落としてなくて良かった。


今回は、本当に何気ない日常のお話でした。
お読みくださって、ありがとうございました。




にほんブログ村 主婦日記ブログへ
にほんブログ村

あなたは専業主婦になりたいですか?私にとってのメリットとデメリット(2)

こんにちは。待宵スークです。

私のブログを開いてくださって、ありがとうございます。

 

 

さて、今回は「専業主婦(子無し)のメリットとデメリット」のデメリット編

 

matsuyoisouk.hatenablog.com

 

メリット編でも前置きしましたが、あくまでも「私にとっての」です。

特にデメリット編は気持ちの面の話が多くなると思いますので、専業主婦すべての方に共通するわけではありません。

また、気持ちの面の話=愚痴っぽくなると思われますので、不快な表現にならないように気を付けます・・・

特に、毎日忙しく働いていらっしゃる方にとっては、もしかしたら読んでいてイライラする記事になってしまうかもしれません。

しかしながら、私自身「つらいな・・・でも私だって働いていたときは・・・」という繰り返しなので、ご理解いただけますと幸いです。

 

 それでは参ります!

 

 デメリットその1 人からあまり良い印象持たれない

 

「男は外で働き、女は家を守る」という考えの方もいますし、世代にもよると思いますが、「子無し専業主婦です」と言うと

 

働かなくてもいいなんて羨ましい

ラクそう、でも暇そう

子どもつくるか働くか すればいいのに

 

といったリアクションをされることが大半で、私は正直あまり良い印象を持たれているとは感じません。

働くのが好きだ・楽しいという人でも大変なことはたくさんあると思いますし、丸1年・・・いや1か月でいいから働かずに生活してみたい!という人は多いでしょう。

また、「専業主婦です」=「夫の稼ぎが良いから私は働く必要がない」という自慢に受け取られることもあると最近知りました。

そのため、面と向かって「世の中の人はみんな苦労してるのに、ラクして生活してる」 「私の方があなたより苦労してるよ」と ストレートに言われることはさすがになくても、嫉妬されているような、見下されているような…

 

下記の記事にも関連するエピソードを書きましたので、よろしければそちらも併せてお読み下さいませ。

 

matsuyoisouk.hatenablog.com

 

 

デメリットその2 悩みを相談できる人がいない

 

私の親しい友達には、働いていない・子どももいないという人が一人もいません。

駐在妻でも子持ちの方が意外と多いです。

同じ境遇の人が身近に少ないので、相談しても理解してもらいにくいのです。

私自身も働いていたときには大変な思いをたくさんしたので、働いている友達に働いていない専業主婦としての悩みを打ち明けるのは気が引けてしまいます。

逆の立場だったら、仕事のことで頭がいっぱいのところに子無し専業主婦から悩みを話されても、優しく聞いてあげられるか分からないなと思います。

 

 

どちらが辛いかと言われたら、私は働いている方が辛いことが多かったです(その分、大きな喜びもあるので働いている方が好きなのですが)。

しかし、どちらが辛いとかいう前に、辛さの種類が違います

ですから、私自身働いていたときには専業主婦の辛さなど理解できなかったでしょう。

 

 

一応少し打ち明けてみたことはあるのですが、

「贅沢な悩みだ」

言葉を選んでくれる人でも

「働かずに生活できるなんて今だけなんだから満喫しなよ♪」

という答えが返ってくるので、だんだん人に相談しなくなってしまいました。

 

 

デメリットその3 お金を使うことに抵抗がある

 

自分でお金を稼いでいないので、使う権利があると分かっていてもやはり使いにくいです。

夫は「ほしいものがあるなら我慢しなくていいのに」と言ってくれるので、どうしても必要なものなら、高くても夫に相談して買います。

しかし、「買わなくても生きていけるけどほしいもの」はなかなか思い切って買うことができません。

仕事を辞めて海外で暮らし始めてからは新しい服も靴も鞄も一度も買っていないし、美容院も年に2回くらいです。

たまに100~200円くらいのものを買うか買わないか迷ってしまうことがあり、大学時代にコンビニでいつも100円と120円のパンで迷っていたことを思い出します。

ある意味無駄遣いせずに済んで良いのですが、夫がコンビニでほいほいジュースを買っていたり、新しい服を買ってきたりすると、ちょっとみじめな気持ちになります。

 

 

「夫は妻が家のことを全部やってくれるおかげで仕事に専念できる。だから、夫の給料は2人で稼いだお金といえるんだ」みたいなのを聞いたことがあるのですが、そんなわけないと私は思っています。

妻が一生懸命料理をつくろうが、一生懸命掃除をしようが、それが夫の給料に反映されるわけではありません。

元々ものすごくだらしなくて無気力だったのが、結婚した途端人が変わったように仕事をするようになった、とかなら話は別です。

しかし、そういうわけでもない限り、妻の献身によって給料に影響するほど仕事ぶりが変化する人はあまりいないでしょう。

結婚している社員の方が海外の駐在に任命されやすい(1人で海外で働きながら暮らすのは精神的にしんどいので、支えとなる妻が一緒の方がいいから)という事情はあるそうですが、それはあくまでも「結婚しているかどうか」だけの話。妻の働きぶりも評価の対象になって駐在に選ばれる(=給料が上がる)わけではないのですから。

 

 

デメリットその4 バリバリ働く夫と自分とのギャップに落ち込む

 

毎日朝早くから夜遅くまで忙しそうな夫を見ていると、自分はいったい何なんだろうと虚しい気持ちになります。

 

 

私の場合は、「海外で夫と一緒に暮らすこと」と「仕事を続けること」を天秤にかけて、夫と暮らす方を選びました。

夫も海外についてきほしいと言ってくれていました。

その結果として私は専業主婦になったのですから、働いていないことに後ろめたさを感じる必要はないはずです。

それでも、どんなに家事を頑張ったとしても、とても釣り合うとは思えません。

 

 

そう考えてしまうと、言いたいことを言えなくなってきます。

下記の記事にも書きましたが、「夫は毎日一生懸命働いてお金を稼いでくれているのだから」と、つい飲み込んでしまうのです。

 

 

さらに、夫が遅くまでの残業や連日の飲み会などで接する時間が少ない日が続くと、「別に私じゃなくても、家を快適に保ってくれる人がいれば夫は困らない。私は家政婦と同じなんだ」という思考になってきます。

残業や飲み会が多いのは夫が悪いわけではないですし、特別忙しいときにまで私をかまってくれとは思いませんが、でも何となく虚しい気持ちになってしまうのも事実。

 

 

そしてもう一つ。

夫の疲れを10だとすると、きっと私は1~3くらいしか疲れていません。

しかし、言い換えると1~3くらいは私も疲れているのです。日によっては、それよりも疲れているときだってあります。

基本的に夫より早く起きて、夫より早く寝ることは少ないので、寝不足にもなります。

それでも私はいつも労わる側

子無し専業主婦なのだから仕方ない、当たり前。私が疲れていても、夫はその何倍も疲れている。そう分かっていても、私のことはいったい誰が労わってくれるのだろうと思ってしまう日もあるのです。

 

 

デメリットその5 バリバリ働く昔の自分とのギャップに落ち込む

 

私は昔から専業主婦にはなりたくない、向いていないだろうと思っていました。

メリット編でお話しした通り、私は仕事で成功することに生き甲斐を感じるタイプだからです (成功といっても、昇給とか昇進とかはあまり経験がないので、日々のやりがいとか今日はうまくいった!とかの積み重ねですね)。

 

 

しかし、生活の舞台は海外になる。それだけでも滅多にできない経験だし、仕事という生き甲斐を失っても補って余りある刺激がたくさんあるかもしれない。海外で暮らすこと自体が新しい挑戦だ。

そう思って、仕事を辞めるときには意外と抵抗はありませんでした。

 

 

しかし、夫との生活は幸せでも、物足りなさを感じ始めるまでに長い時間はかかりませんでした。

専業主婦は一人暮らしなら誰でもやっている家事を少し丁寧にやるだけです。

一人暮らしの時は時間がなくて自炊なんてできなかったという人は多いと思いますので、出来立ての料理が出てくるのは嬉しいことかもしれません。

それでも、夫の役にしか立っていないのです。

 

 

働いていた頃は、毎日が戦いでした。

日々さまざまな問題に直面し、嫌になることもたくさんありました。

しかし、困難を乗り越えて成果を上げ、お客様から感謝されたり、上司や同僚から称賛されたりするのはとても気持ちの良いものでした。

 

 

夫が「ありがとう」と言ってくれたときは、もちろん嬉しいです。

でも、仕事の中で「ありがとう」という言葉をもらえたときとは正直全然違います。

頑張ってきて良かった!

辛かったけど、難しかったけど、達成できた!

と思えるほど、そもそも厳しい毎日を送っていないのですから。

 

 

頑張ってる!と思えるくらい料理や掃除をもっと一生懸命やればいいのに、と思われるかもしれません。

しかし、ある一定以上の状態を維持していれば正直夫には違いが分からないと思います。

いつもより手の込んだ料理だとか、いつもより部屋がキレイだとか。

料理や掃除を丁寧にやるに越したことはありませんが、夫に伝わっていなくてもモチベーションを保てるほど、私はよくできた人間ではありません・・・

 

 

終わりに

 

デメリット編は何だか暗くなってしまってすみません。

今の生活はとても幸せですし、当たり前の毎日をもっともっと大切にしなくてはいけないなと思います。

 

 

デメリット編を読んでいただくと「もう専業主婦なんて嫌だ!今すぐ辞めたい!」という感じに見えますよね。

でももし実際に「明日から働いていいよ」と言われたら、「え、来週・・・いや再来週からにする・・・」なんて言うかもしれません(笑)。

働けなければ働きたいと言い、働けることになったらもう少し休んでいたいと思ってしまうなんて、本当に勝手ですね。

 

 

それでは、専業主婦のメリット・デメリットはこの辺で。

お読みくださって、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

あなたは専業主婦になりたいですか?私にとってのメリットとデメリット(1)

こんにちは。待宵スークです。
私のブログを開いてくださって、ありがとうございます。



あなたは「専業主婦」にどんなイメージを持っていますか?
専業主婦になりたいと思いますか?


結婚すること、働くこと、家事をすること、子どもをもつこと


これらに対する人々の考え方はそれぞれで、専業主婦を羨ましく思っている方もいれば、なったらなったでその時に考えようという方や、絶対嫌だと思っている方もいるでしょう。


男性から見ても、妻には専業主婦になってもらいたい、共働きがいい、自分が主夫になりたいetc.さまざまな望みをお持ちだと思います。


今回は、私にとっての「専業主婦」のメリットとデメリットをお伝えします。
あくまでも「私にとっての」です。
専業主婦になることを勧めたり、逆にならないように忠告したりするものではありません。
共感できないという方もいらっしゃると思いますが、そんな感じ方の奴もいるのねと思って読んでいただければ幸いです。


はじめに


まず、前提として私は


働くこと:好き
家事:嫌い
子ども:いらない
  です。


仕事は飯を食っていくため、あるいは稼いだお金を自分の好きなことに使うのが楽しみだというより、仕事そのものが生き甲斐になるタイプです。
もちろん生活費も必要なので、綺麗事ばかりは言えませんが。

家事は基本的に嫌いです。特に掃除…
「キレイになると気持ちいいから掃除は好きだよ!」という方が羨ましいです。

子どもはいりません。望んでも授からない方もたくさんいらっしゃるので言いにくいのですが、今のところは子どもをつくるつもりはないです。
大学時代に婦人科の病気を経験したので、もしつくりたいと思ってもできるものか分かりませんけどね・・・


さて、そんな私にとっての専業主婦生活(子無し)。まずはメリットから。


メリットその1 時間がある


何といってもこれでしょう。
ごはんを落ち着いて食べられる、お風呂もゆっくり入れる、眠たくなったら寝てもいい。
今はアルバイトをしているので、完全に無職だった頃に比べると余裕がないと感じることもあります。
しかし、それでも夫が飲み会で夕食を作らなくていい日なんかはかなりのんびりできます。


メリットその2 フルタイム勤務ではできないことができる


メリットその1は生活そのものに余裕ができるという感じですが、メリット2はやろうと思えばいろいろできる!ということです。


例えば、私が今しているアルバイトは未経験の業界・職種です。
正社員として就職するとしたら私にはかなりハードルが高そうですが、アルバイトだからこそ挑戦することができ、今まで触れたことがなかった世界を知ることができました。

仕事が忙しいとなかなか手が回らないさまざまな勉強に時間をかけることもできます。私は海外在住なので、語学学校には多いときで週3通っていました。
正社員で仕事ができないからこそ、日本に帰って再就職するときのためにいろいろ挑戦して経験しておこう!と考えるようにしています。


料理教室やヨガなどの習い事をする人も多いようです。そこでできた友達と一緒にランチをしたり、買い物に行ったり。
毎日手の込んだ料理を作ることもできますね(私はしていませんが・・・汗)
時間だけでなく体力にも余裕があるので、私は買い物のついでに散歩をしたり、スポーツサークルに入ったりしています。


余談ですが、散歩ってめちゃくちゃ良いダイエットになりますね。笑
元運動部のくせに1日5分の筋トレでも三日坊主になってしまう私ですが、散歩だけは週2~3くらい楽しく続けられました。
日が傾いていく時間帯に好きな音楽を聴きながら歩くと気分も爽快です(速歩き)。
1回で1時間半~2時間くらい歩いていたので、フルタイムで働いていると厳しいですが、体重も体脂肪率もめっちゃ落ちます。
元々そんなに太めではない私でも、4か月で体重最大4kg、体脂肪率最大6%くらい減りました。
筋トレと違ってギュッと引き締まるわけではないですが、余分なものがなくなっていく感じですね。
夏は暑すぎてやめていたので、そろそろ再開したいなーと思っています。
皆さんもぜひお試しあれ♪


また、実家から離れて暮らしている場合、好きなタイミングで帰省できるというのも大きいです。
仕事をしていると有休制度があってもなかなか取れず、結局お盆や年末年始、GWなどの混雑する時期にしか帰省できないことが多いですよね。
海外から飛行機で帰省する場合には、連休の時には混雑するだけでなく航空券の値段が大幅に違うので、かなりの出費になってしまいます。
私と夫の実家が遠いので、1週間ほどの連休に両方行くのもキツイです。
そのため、夫を残していくことにはなってしまいますが、連休以外の時期に私だけ帰省して実家や親戚のところに顔を出すようにしています。


メリットその3 「やらなければならないこと」に追われないので、精神的にも余裕がある


専業主婦は時間がありますし、「この時間までに絶対終わらせなきゃ!」というミッションが少ないです。
夕食の準備くらいでしょうか。もし夫が帰ってくるのに間に合わなかったとしても「ごめんね、もう少し待っててね!」で済むといえば済みます。(もちろん、仕事で疲れて帰ってきた夫を待たせたくないので、できる限り間に合うようにしていますが)
子どもがいないので、お迎えなどもありませんし。


仕事をしていた時は、勤務時間中はもちろんやらなければならないことに追われているし、帰ってきてからも「明日までにこれをやっておかなきゃ・・・」
休日も仕事の準備。
仮に絶対にやっておかなければならないことがなかったとしても、私は何か仕事に関する勉強などをしていないと落ち着かないタイプなので、気の休まる時がほとんどありませんでした。
もっと言うと、仕事をしていると「明日のあの案件、大丈夫かな・・・来週のあの案件、うまくいくかな・・・」と常に不安と焦燥感に支配されてしまうのです。
要するに、気持ちのON・OFFの切り替えが下手なんですね。


専業主婦になるとこのような苦しみから解放されます。
予定通りに終わらせることができなくても、誰かに大きな迷惑をかけたり損失を出したりすることがありません。
ゴメンネでは済まないような失敗をすることもありません。
そういう意味で、毎日気持ちがとてもとても軽くなります。



専業主婦(子無し)のメリットはこんなところでしょうか。
次回はデメリットについて。愚痴になる予感大。


お読みくださって、ありがとうございました。




にほんブログ村 主婦日記ブログへ
にほんブログ村

子無し専業主婦だから夫に家事をさせるつもりはないけど、一応気は遣ってほしい

こんにちは。待宵スークです。

私のブログを開いてくださって、ありがとうございます。

 

 

今回は、子無し専業主婦のあり方というか・・・夫の行動は、どこまでが普通?

夫は外で働いてくれるのはとてもありがたいけど、妻は夫の行動についてどこから文句を言っていいのかな?ということについて。

 

常々考えていることなのですが、まさに「家族や友達には言いにくい」んですよね。

夫に対してムカつくことはよくありますが(笑)、それでも自分が選んだパートナーのことを人に悪く言うのってちょっとなぁ、と思うので・・・。

家族や友達は夫に会う機会もありますからね。

 

※専業主婦の定義について今ちょこっと調べたところ、アルバイトをしていても夫の扶養に入っているなら専業主婦という括りになるみたいですね。パート主婦という呼び方もあるようですが、この記事内ではあまり関係ないので、「専業主婦」で行きます。

 

※もし専業主夫の方がいらっしゃいましたら、夫と妻を逆にしてお読みください。

 

 

家事はもちろん全部やりますが・・・

 

私は、子無し専業主婦ならば家事は全てやるのが普通だと思っています。

ここでいう家事とは、掃除、料理、洗濯、買い物などです。

細かいことを挙げればもっといろいろありますが。

 

ですが、以下の事柄は普通のことですか?

他の家庭ではどうなんだろう・・・といつも思ってしまいます。

 

①夫の方が冷蔵庫に近いところにいても、夫が飲み物がほしいと言えば妻が取りに行く。

②服や靴下は家のあちこちに脱ぎっぱなし。ひっくり返ったまま。

③夫の帰りがどんなに遅くても、(ベッドで)寝ないで待つ。

④ゴルフや出張など、夫がどんなに早起きでも妻が起こし、そして見送る。夫は目覚ましのアラームをセットしなくてもOK。

 

 

 お金を頑張って稼いでくれてアリガトウだけど・・・

 

また、以下のようなことが何度もあっても、働いてお金を稼いでくれているのだからと文句を言わずに飲み込みますか?

そもそも文句を言うようなことではないという方もきっといらっしゃると思いますが・・・汗

 

⑤会社を出るときに連絡することになっているのに、連絡なしが多い。(帰宅に合わせて食事の用意をしたいので、連絡がないと困る)

⑥お腹が空いていると言っていたのに、食べる時になってあんまりいらないと言う。

⑦出されたおかずを残してお菓子を食べ始める。

⑧帰宅後すぐに夕食を食べると言っていたのに、結局すぐは食べない。

⑨食事の準備ができて私が席についていても、夫はソファーでスマホを見ていて、食べずに待っている私を10分以上放置する。

 

とりあえずパッと思いつくものだけ書いてみました。

仕事してるかどうかは関係ないんじゃ?というものもありますが、要は「自分は養ってもらってるし、働かなくていいおかげでラクなのだから、細かいことでいちいち文句を言ってはいけないかなぁ・・・」ということです。

 

 

 子無し専業主婦の葛藤

 

夫は何でも「忙しかったから」「疲れているから」と仕事のせいにして言い訳をします。

それは本当なのでしょうけど、仕事だからと言われれば私は黙るしかありません。

ですが、(大きなトラブルなどを除き)仕事が大変だと配偶者を気遣えないというのならば、そもそもあなたは結婚してはいけなかったのでは?と思ってしまいます。

だって仕事はいつだって大変ですもん。妻を気遣うのはいつ?

そもそも専業主婦は、忙しい夫からの気遣いなど求めてはいけないのでしょうか。

私が文句を言ったり怒ったりしたとき、「仕事も辛いのに・・・はぁ~・・・(家でも優しく労わってもらえないのかよ)」とため息を吐かれるのがたまらなく嫌です。

だったら「腹いっぱいだ~」とか言って嫌いなもの残してお菓子食べるのやめてくれ。笑

 

私も以前正社員で働いていたときは精神的にも体力的にもかなりしんどかったので、夫には家にいるときくらいゆっくりしてほしいと思います。

しかし、だからといって妻は夫に快適な生活を提供するためだけに存在しているわけではないのですから、あまりに蔑ろにされると虚しくなってくるのです(本人は蔑ろにしているとは全く思っていませんが)。

 

頑張って働いてくれているんだし・・・でもこれくらいは気を遣ってほしい・・・いやいや、こんな小さいことまで要求するべきじゃない!私の心が狭い!と、いつもモヤモヤ考えてしまいます。

 

以前姉が我が家に遊びに来てくれたとき、私のことを「旦那さんに対して小言が多い、すごく偉そう」と言っていたので、私はもっとおおらかになるべきなのかもしれません。

相手に求めすぎなのかしら。

 

昨日も、ごはんは家で食べると言いながら実は飲んできたことを家に着いてから明かし、結局ごはんをあまり食べなかった夫に文句を言ってしまった待宵スークでした。

 

 

それでは、今回はこの辺で。

お読みくださって、ありがとうございました。

 

 

 


劣等感が服着て歩いてる

こんにちは。待宵スークです。

私のブログを開いてくださって、ありがとうございます。

 

 

 

よく、高価な服や宝石などを全身に身に着けている人を「歩く○億円」と言ったりしますよね。

とても物知りな人を「歩く百科事典」とか。

 

 

会社に勤めていた当時の私は、頭のてっぺんからつま先まで劣等感の塊で、まさに「歩く劣等感」でした。

 

 

 打ちのめされた新卒時代

 

私が新卒で入った会社は、とても厳しいところでした。

そもそも離職率の高い業界でしたが、その会社は3年目までの離職率が6割を超えており、2週間の新人研修~半年以内で辞めていく人がたくさんいました。

※何の業界かを書いてしまうと、分かる人が読んだら分かってしまいそうなので控えます。まだそのあたりのさじ加減が掴めていないのでお許しください。ざっくりいうとサービス業です。

 

 

1年目に配属された支社は、古い体育会系の雰囲気といいましょうか・・・例えるならば「水なんか飲むな馬鹿野郎!それは甘えだ!苦痛に耐えれば耐えるほど強くなる!」といった感じでした。

その上、私ともう一人の新卒の女性以外は全員男性(配属された新卒は全部で4人、男2人・女2人)で、とにかく口も悪い。

あ  新卒の女性は3人でした。でも、(本当かどうかわかりませんが)ストレスで体調を崩し、新人研修が終わった2日後くらいに辞めました。

 

 

新卒時代は、毎日のように上司に叱られ、怒鳴られました。

とにかくもっともっと勉強と実践演習をしなくてはと、寝る間を惜しんで仕事に取り組みました。

入社してから夏頃までの間、ベッドで眠った日は確か片手ほどで、退勤後も24時間営業のファミレスで勉強することがよくありました。

それでも全く成果が出せず、お客様から頻繁にクレームを受けたり、自分のせいでお客様を失ったり・・・

 

 

一番辛かったのは、成果が出ないことに関して、もう一人の新卒の女性と比べて努力不足だと言われ続けたことでした。

「これくらいのこと、あいつ(もう一人の新卒女性)ならやってるぞ」

「あいつは寝ずに努力してる。あいつの方がよっぽど苦労してるぞ!お前はサボってる!」

確かに、彼女はとても真面目でストイックな人だったので、私よりも努力していたのかもしれません。

しかし、すでに限界まで睡眠時間を削り、休日も息抜きなどする気分にさえなれない状態だった私は、どうすればいいのか分かりませんでした。

 

 

そんな新卒時代にも、わずかではありましたが、お客様から喜んでもらえたことがありました。

もう辞めたい、と毎日思いながらも、ほんの少しの成功体験を糧に2年目を迎えます。

 

 

活躍する同期社員との格差

 

2年目からは別の支社に異動になりました。

その支社は同期が多く、職場の普段の雰囲気も1年目の支社より穏やかだったので、働きやすそうだな、心機一転頑張るぞと初めは思っていました。

しかしながら、異動してすぐに私の心は再び暗転してしまいます。

 

 

1年目は成果が出せないばかりかマイナスが多く、叱られてばかりで、できるようになったと自信を持って言えるものはほとんどありませんでした。

ところが新しい職場の同期たちは、すでに自分のポジションをしっかり持っていて、とても生き生きしているように見えたのです。

支社のトップの上司にも「うちの支社の2年目社員たちはみんな有能で、すでに立派な戦力になっている。君にも期待しているよ」と言われました。

一緒に仕事をしていても、みんな自信と確信を持って動いている。同期なのに私だけレベルが低い・・・

 

 

さらに、異動して初めの1~2か月は自分でもどうしてこんなことをと思うほど、簡単なミスを繰り返してしまいました。

ほんの少し確認すれば防ぐことができたようなミスばかりで、私の評価は下がっていく一方。

私に関係のないところで発生した問題が、探っていったら私のミスが原因だったということも頻繁に起こりました。

その頃自分の中で「待宵あるところにミスあり、ミスあるところに待宵あり」という悲しい格言をつくってしまったほどです。

 

 

幸いだったのは、1年目にいた支社とは違い、私が努力している・・・というか、もがき苦しんでいるのを上司たちが分かってくれたことでした。

決して有能ではなく、大きな成果をドンと出すことはできないけれど、待宵にしかできないこともあるからそれを任せよう、というスタンスで私を育ててくれたのです。

そのおかげでだんだん自分の戦い方が分かるようになり、少しずつ成果が出始めました。

こうして書いてみるとエライ情けない話ですが、当時の上司たちには今でもとても感謝しています。

 

 

後輩さえも私の前を行く、上を行く

 

苦悩しながら迎えた3年目。

3年目ともなると、後輩指導をするべき立場になり、有能であれば責任のあるポジションを与えられるようになる時期でもあります。

 

どんどん先を行く同期たちと、早くも結果を出してくる後輩たち・・・

 

ある同期が言いました。

「待宵さん、休みの日も勉強してるの?私絶対に休みの日は仕事のことしたくな~い!」

彼女は支社のトップの上司から秘書のように頼られていました。4年目には、会社全体の中でも大きなプロジェクトを任されることになりました。

 

ある後輩は8時半現場入りの日、8時半にやってきました。準備は途中まで私一人でやっていましたが、彼は眉一つ動かさずに「8時半入りですよね」と言いました。

彼はすでに私が達成したことのない数字を出していました。一方私は、彼よりもはるかに低い成績なのに上司から「やったな、成長したな」と褒められる有様でした。

 

私は置いていかれまいとますます必死になりました。

夜遅く帰宅して、お風呂に入って着替えてそのまま深夜に出社することもよくありました。

そのことの是非は別にして、どうにかして自分も必要とされるようにならなければ、居場所を守らなくては。

そのためには、他の人よりもたくさんのことをやるか、他の人がやっていないことをやらなければ、と いつも焦燥感に駆られていました。

 

どうして私は成果が出せないのだろう。

努力が足りない?やり方が間違っている?

他の人はもっと努力しているの?

私はもうこれ以上削れるものはないのに・・・

いやいや、まだ漫然と過ごしてしまっている時間もある。

私の努力が足りないんだ。

 

同期や後輩が結果を出しているのを見るたび、惨めな思いが強まっていきます。

私って本当にダメだな・・・みんなできているのに・・・

先輩や上司に褒められても、私がモチベーションを落とさないように気遣って言ってくれてるんだろう、とだんだん素直に受け止められなくなっていきました。

心の中は劣等感でいっぱいになっていました。

ああ、私って劣等感が服着て歩いてるみたいだーーーーー

4年目の後半に入る頃、そんなふうに思ったのでした。

 

 

劣等感が達成感を上回った

 

その仕事は、とてもやりがいがあり、達成感もあり、やっていて良かったと心から思う瞬間も何度もありました。

しかしながら、後輩の手本になるどころか負けている始末で、胸を締め付ける劣等感に耐えるのも限界でした。

結局、4年目を終えると同時に退職することになりました。

(その後、海外に行くまでは別の会社に勤めました)

 

 

今でも、私にとってこれよりも感動できる仕事はないだろうと思っています。

だけど・・・もう一度挑戦する勇気はないかな。

他に何のスキルもないのに、帰国後の就職どうしよう。

それはまた今度考えることにします。

 

 

それでは、今回はこの辺で。

お読みくださり、ありがとうございました。