直感派Yちゃんと分析派スーク
こんにちは。待宵スークです。
私のブログを開いてくださって、ありがとうございます。
※前回に引き続き、試験的にですます調ではなくである調で書きます。
宣言しなくていいですよね…すいません(汗)
はじめに
「自分の内面と徹底的に向き合い、本当の気持ちを見つけ出す」に書いたように、私は自分の感情を掘り下げていくのが好きだ。
なぜそう思うのか?
そうしたい理由は?
したくない理由は?
自分でも自分の本音は簡単には分からない。
特に、大きな決断をするときや何かしらの節目には、自分を深く深く見つめ直す作業をする。
私にとっては、どんなに時間がかかっても自分の感情を根本から把握することは非常に大切だ。
しかし、全ての人々がそうあるべきだとは思っていない。
言い換えると、私は時間をかけないと自分にとって最善だと思う選択肢を見つけられない。
じっくり考えないと「本当にこれでいいのかな」と自信が持てない。
納得のいく答えにたどり着けなくて、決断するのを延ばしてしまうこともある。
ところが、「じっくり考える」以外の方法で決められるタイプの人たちがいる。
決断力があるとか先見の明とか、そういう類の話ではない。
私を「慎重派」とか…「分析派」というふうに呼ぶとしたら、彼らは「直感派」や「感覚派」というところだろうか。
Yちゃんが語る「直感派とは」
※Yちゃんの話を私が解釈したものなので、もしかしたらちょっと違う部分もあるかもしれないが、ご了承いただきたい。
また、直感派といっても当然いろんな方がいると思うので、あくまでもYちゃんと待宵自身を比較した話ということで。
じっくり考えずに自分にとっての最善だと思う選択ができると言ったが、それは決してテキトーとかではない。
また、日頃から何に関してもじっくり考えないというわけではなく、自分自身のことについて何かを決める時の話である。
私の最も親しい友人の一人にYちゃんという子がいる。
小3からの付き合いで、大学時代などあまり会わなかった時期もあったが、今では何時間でも語り合える仲だ。
Yちゃんから話を聞くまで、直感派といえる人たちの存在を私は知らなかった。
しかし、直感派の人たちは意外といるらしい。
Yちゃん曰く、最善の選択肢は「ふと降ってくる」のだそうだ。
そして、その降ってきた答えに従うと物事がうまくいくのだとか。
といっても分かりにくいと思うので、実際にYちゃんから聞いた話をいくつか挙げる。
Yちゃん体験談① ドイツ旅行
Yちゃんは海外旅行が好きで、特にドイツには昔から憧れを抱いていた。
しかし、ドイツに行くお金も時間もあっても「今ではないな」と感じていて行っていなかった。
今年の夏、「行くなら今年だ!」と急に確信し、さっそく旅行代理店へ。
すると、偶然にもYちゃんの高校時代の部活の後輩がその店舗で働いていた。
思いがけない再会を喜び合い、その後輩に航空券やホテルを手配してもらった。
そして先日、一時帰国していた私と会った際に「最高だったよ!」とドイツ土産を渡してくれた。
「行くなら今年だ!」と思ったことに根拠はないのだが、強く確信したのだそう。
旅行そのものが良いものになったのはもちろん、後輩との再会という嬉しいサプライズ付き。
それも含めて直感に従った結果なのである。
Yちゃん体験談② 友達以上恋人未満の打開
大学時代、Yちゃんにはとても仲の良い男友達がいた。
一緒に飲みに行ったり、頻繁に電話をしたりする仲だった。
Yちゃんは彼に想いを寄せていたが、いわゆる友達以上恋人未満という状態が続いていた。
ある日、朝起きたYちゃんは突然「今、彼に言わなきゃいけない!」という思いに襲われる。
すぐに彼に電話をして告白。
そして付き合うことになったのだ。
普通なら「朝から電話かけたりして平気かな?」と迷うところだが、その直感は「今かけてOK」ということももちろん含まれている。
今はもう別れてしまったが、良い友人関係は続いているそうだ。
宇宙と繋がっている!??
Yちゃんが言うには、「悩んでいることを宇宙に投げかけると、ある日答えを返してくれる」という感覚らしい。
また、突然根拠もなく浮かんだ考えでも、強く確信できる…というより当たり前のように信じられることがあるのだそうだ。
念のため言っておくが、彼女は決してフシギちゃんではない(笑)。
明るく行動力があり、老若男女に愛されるタイプだ。
私にとって答えが見つかった瞬間というのは、自分の心の奥底から自分自身で発掘したような感じである。
直感派は、決断する時に迷ったり悩んだりする過程そのものがないわけではなく、ずっと考えていると「ふと」答えが降ってくるという感覚なのかなと思う。
直感派の人々
Yちゃんの話を聞いているうちに、ふと頭に浮かんできたことがあった。
「もしかして、あの人も直感派では?」と思い当たったのである。
今から5~6年ほど前、私はある美容師さんを気に入って指名していた。
その美容師さんは当時おそらく20代後半。
朗らかな笑顔とふんわりとした雰囲気が魅力的な女性で、その美容院の店長だった。
当時仕事がうまくいっていなかった私にとって、若くして立派に店長を務めている彼女はとても輝いて見えた。
「まだお若いのに、こんなに大きな美容院の店長さんなんてすごいですね」
「美容師になった頃から、店長になりたいと思っていたんですか?」
あまり覚えていないのが悔やまれるが、髪を切ってもらいながら私は彼女にたぶんそんなことを言った。
だか、彼女の答えははっきりと覚えている。
「なりたいっていうか、『なる(°▽°)!』って思ったんですよ」
目標に対する彼女の意志の強さを表しているとも受け取れるが、どちらかというと「そういうふうになると思った」というような口ぶりだった。
まるで、夕焼けの空を見て「明日は晴れだ!」とでも言うような。
今はもう彼女に確認することはできないが、もしかしたらYちゃんのような直感派だったのかもしれない。
偶然なのか運命なのか、昨年度までのYちゃんの職場には直感派…もっと言うと「宇宙から答えが降ってくる感覚」の分かる人たちが複数いたのだそうだ。
Yちゃんもそこで初めて自分と同じような感覚の人たちと出会い、あまりにも話が合うので感激したという。
スピリチュアルの世界というか、ちょっと宗教っぽいというか、正直私には理解できそうにない。
(本人たちも、直感派が集まって話していると何か宗教っぽいなと思うらしい(笑)。)
とはいえ、私が感じたことのないものを感じられるというのは、素直に羨ましくもある。
鍛えたり勉強したりしてマスターするようなものではないので、残念ながら宇宙からの言葉を受け取るアンテナが付いていないらしい私には一生無理なのだろう。
直感派Yちゃんと分析派スーク
しかし、直感が万能というわけではないそうだ。
Yちゃんでも、直感でこんな大きい決断をしてしまって良いのかな?と思うことがたまにあるらしい。
また、「やりたいと思っているけど、自分が何で迷っているのか分からない」ということもあるのだとか。
数か月前に会った時も、Yちゃんは来年度以降の仕事のことで悩んでいて「私って何でも直感で決めちゃうから、頭が良いスークちゃんに意見を言ってもらいたいと思って」と話していた。
と言いつつ、話を聞いてみると彼女の中ではほぼ決まっていたので、背中を押すだけだったが。
今のところ直感で決めて失敗したとか後悔したという話は聞いたことがないので、きっとYちゃんの直感はいつも彼女を本当に望む方向へ導いているのだろう。
注)Yちゃんと私が同じ学校だったのは中学まで。そのため、小中学校時代に成績優秀だった私は、Yちゃんの中で今でも頭が良いというイメージらしい。しかし、高校生から現在までを考えると、おそらくYちゃんの方が有能である。私の憧れ・理系だし…(笑)
スパッと決まりすぎてときどき心配になるYちゃんと、慎重すぎて決断に時間がかかったり先送りにしてしまったりする私。
しかし、自分にとって最善の道を見つける方法はそれぞれ持っている私たち。
これからも、互いに勇気を与え合える友でありたいと思う。
それでは、今回はこの辺で。
お読みくださって、ありがとうございました。