あなたは専業主婦になりたいですか?私にとってのメリットとデメリット(2)
こんにちは。待宵スークです。
私のブログを開いてくださって、ありがとうございます。
さて、今回は「専業主婦(子無し)のメリットとデメリット」のデメリット編。
メリット編でも前置きしましたが、あくまでも「私にとっての」です。
特にデメリット編は気持ちの面の話が多くなると思いますので、専業主婦すべての方に共通するわけではありません。
また、気持ちの面の話=愚痴っぽくなると思われますので、不快な表現にならないように気を付けます・・・
特に、毎日忙しく働いていらっしゃる方にとっては、もしかしたら読んでいてイライラする記事になってしまうかもしれません。
しかしながら、私自身「つらいな・・・でも私だって働いていたときは・・・」という繰り返しなので、ご理解いただけますと幸いです。
それでは参ります!
デメリットその1 人からあまり良い印象持たれない
「男は外で働き、女は家を守る」という考えの方もいますし、世代にもよると思いますが、「子無し専業主婦です」と言うと
働かなくてもいいなんて羨ましい
ラクそう、でも暇そう
子どもつくるか働くか すればいいのに
といったリアクションをされることが大半で、私は正直あまり良い印象を持たれているとは感じません。
働くのが好きだ・楽しいという人でも大変なことはたくさんあると思いますし、丸1年・・・いや1か月でいいから働かずに生活してみたい!という人は多いでしょう。
また、「専業主婦です」=「夫の稼ぎが良いから私は働く必要がない」という自慢に受け取られることもあると最近知りました。
そのため、面と向かって「世の中の人はみんな苦労してるのに、ラクして生活してる」 「私の方があなたより苦労してるよ」と ストレートに言われることはさすがになくても、嫉妬されているような、見下されているような…
下記の記事にも関連するエピソードを書きましたので、よろしければそちらも併せてお読み下さいませ。
デメリットその2 悩みを相談できる人がいない
私の親しい友達には、働いていない・子どももいないという人が一人もいません。
駐在妻でも子持ちの方が意外と多いです。
同じ境遇の人が身近に少ないので、相談しても理解してもらいにくいのです。
私自身も働いていたときには大変な思いをたくさんしたので、働いている友達に働いていない専業主婦としての悩みを打ち明けるのは気が引けてしまいます。
逆の立場だったら、仕事のことで頭がいっぱいのところに子無し専業主婦から悩みを話されても、優しく聞いてあげられるか分からないなと思います。
どちらが辛いかと言われたら、私は働いている方が辛いことが多かったです(その分、大きな喜びもあるので働いている方が好きなのですが)。
しかし、どちらが辛いとかいう前に、辛さの種類が違います。
ですから、私自身働いていたときには専業主婦の辛さなど理解できなかったでしょう。
一応少し打ち明けてみたことはあるのですが、
「贅沢な悩みだ」
言葉を選んでくれる人でも
「働かずに生活できるなんて今だけなんだから満喫しなよ♪」
という答えが返ってくるので、だんだん人に相談しなくなってしまいました。
デメリットその3 お金を使うことに抵抗がある
自分でお金を稼いでいないので、使う権利があると分かっていてもやはり使いにくいです。
夫は「ほしいものがあるなら我慢しなくていいのに」と言ってくれるので、どうしても必要なものなら、高くても夫に相談して買います。
しかし、「買わなくても生きていけるけどほしいもの」はなかなか思い切って買うことができません。
仕事を辞めて海外で暮らし始めてからは新しい服も靴も鞄も一度も買っていないし、美容院も年に2回くらいです。
たまに100~200円くらいのものを買うか買わないか迷ってしまうことがあり、大学時代にコンビニでいつも100円と120円のパンで迷っていたことを思い出します。
ある意味無駄遣いせずに済んで良いのですが、夫がコンビニでほいほいジュースを買っていたり、新しい服を買ってきたりすると、ちょっとみじめな気持ちになります。
「夫は妻が家のことを全部やってくれるおかげで仕事に専念できる。だから、夫の給料は2人で稼いだお金といえるんだ」みたいなのを聞いたことがあるのですが、そんなわけないと私は思っています。
妻が一生懸命料理をつくろうが、一生懸命掃除をしようが、それが夫の給料に反映されるわけではありません。
元々ものすごくだらしなくて無気力だったのが、結婚した途端人が変わったように仕事をするようになった、とかなら話は別です。
しかし、そういうわけでもない限り、妻の献身によって給料に影響するほど仕事ぶりが変化する人はあまりいないでしょう。
結婚している社員の方が海外の駐在に任命されやすい(1人で海外で働きながら暮らすのは精神的にしんどいので、支えとなる妻が一緒の方がいいから)という事情はあるそうですが、それはあくまでも「結婚しているかどうか」だけの話。妻の働きぶりも評価の対象になって駐在に選ばれる(=給料が上がる)わけではないのですから。
デメリットその4 バリバリ働く夫と自分とのギャップに落ち込む
毎日朝早くから夜遅くまで忙しそうな夫を見ていると、自分はいったい何なんだろうと虚しい気持ちになります。
私の場合は、「海外で夫と一緒に暮らすこと」と「仕事を続けること」を天秤にかけて、夫と暮らす方を選びました。
夫も海外についてきほしいと言ってくれていました。
その結果として私は専業主婦になったのですから、働いていないことに後ろめたさを感じる必要はないはずです。
それでも、どんなに家事を頑張ったとしても、とても釣り合うとは思えません。
そう考えてしまうと、言いたいことを言えなくなってきます。
下記の記事にも書きましたが、「夫は毎日一生懸命働いてお金を稼いでくれているのだから」と、つい飲み込んでしまうのです。
さらに、夫が遅くまでの残業や連日の飲み会などで接する時間が少ない日が続くと、「別に私じゃなくても、家を快適に保ってくれる人がいれば夫は困らない。私は家政婦と同じなんだ」という思考になってきます。
残業や飲み会が多いのは夫が悪いわけではないですし、特別忙しいときにまで私をかまってくれとは思いませんが、でも何となく虚しい気持ちになってしまうのも事実。
そしてもう一つ。
夫の疲れを10だとすると、きっと私は1~3くらいしか疲れていません。
しかし、言い換えると1~3くらいは私も疲れているのです。日によっては、それよりも疲れているときだってあります。
基本的に夫より早く起きて、夫より早く寝ることは少ないので、寝不足にもなります。
それでも私はいつも労わる側。
子無し専業主婦なのだから仕方ない、当たり前。私が疲れていても、夫はその何倍も疲れている。そう分かっていても、私のことはいったい誰が労わってくれるのだろうと思ってしまう日もあるのです。
デメリットその5 バリバリ働く昔の自分とのギャップに落ち込む
私は昔から専業主婦にはなりたくない、向いていないだろうと思っていました。
メリット編でお話しした通り、私は仕事で成功することに生き甲斐を感じるタイプだからです (成功といっても、昇給とか昇進とかはあまり経験がないので、日々のやりがいとか今日はうまくいった!とかの積み重ねですね)。
しかし、生活の舞台は海外になる。それだけでも滅多にできない経験だし、仕事という生き甲斐を失っても補って余りある刺激がたくさんあるかもしれない。海外で暮らすこと自体が新しい挑戦だ。
そう思って、仕事を辞めるときには意外と抵抗はありませんでした。
しかし、夫との生活は幸せでも、物足りなさを感じ始めるまでに長い時間はかかりませんでした。
専業主婦は一人暮らしなら誰でもやっている家事を少し丁寧にやるだけです。
一人暮らしの時は時間がなくて自炊なんてできなかったという人は多いと思いますので、出来立ての料理が出てくるのは嬉しいことかもしれません。
それでも、夫の役にしか立っていないのです。
働いていた頃は、毎日が戦いでした。
日々さまざまな問題に直面し、嫌になることもたくさんありました。
しかし、困難を乗り越えて成果を上げ、お客様から感謝されたり、上司や同僚から称賛されたりするのはとても気持ちの良いものでした。
夫が「ありがとう」と言ってくれたときは、もちろん嬉しいです。
でも、仕事の中で「ありがとう」という言葉をもらえたときとは正直全然違います。
頑張ってきて良かった!
辛かったけど、難しかったけど、達成できた!
と思えるほど、そもそも厳しい毎日を送っていないのですから。
頑張ってる!と思えるくらい料理や掃除をもっと一生懸命やればいいのに、と思われるかもしれません。
しかし、ある一定以上の状態を維持していれば正直夫には違いが分からないと思います。
いつもより手の込んだ料理だとか、いつもより部屋がキレイだとか。
料理や掃除を丁寧にやるに越したことはありませんが、夫に伝わっていなくてもモチベーションを保てるほど、私はよくできた人間ではありません・・・
終わりに
デメリット編は何だか暗くなってしまってすみません。
今の生活はとても幸せですし、当たり前の毎日をもっともっと大切にしなくてはいけないなと思います。
デメリット編を読んでいただくと「もう専業主婦なんて嫌だ!今すぐ辞めたい!」という感じに見えますよね。
でももし実際に「明日から働いていいよ」と言われたら、「え、来週・・・いや再来週からにする・・・」なんて言うかもしれません(笑)。
働けなければ働きたいと言い、働けることになったらもう少し休んでいたいと思ってしまうなんて、本当に勝手ですね。
それでは、専業主婦のメリット・デメリットはこの辺で。
お読みくださって、ありがとうございました。