何でもいいから自分の存在価値がほしい
こんにちは。待宵スークです。
私のブログを開いてくださって、ありがとうございます。
私は少し前まで、お店など建物に入ると天井をぐるりと見渡す癖がついていました。
最近はしなくなりましたが。
その癖は、私が新卒で入った会社での経験によるものでした。
本来の役目を果たせないとき
例えば・・・
もしあなたが野球チームに入っていたら、攻撃や守備で良いプレーをしたいですよね。
もしあなたが営業職に就いていたら、たくさん契約を取って売上を稼ぎたいですよね。
もしあなたがコックさんなら、美味しいと言われる料理を作りたいですよね。
本来の目的や役割を果たすことで組織やお客様に貢献することができれば、それが一番良いと思います。
そして、それによって組織のメンバーやお客様に認められるのが一番嬉しいのではないでしょうか。
しかしながら、必ずしも本来果たすべきこと、期待されていることを自分ができるとは限りません。
野球チームに入っているけれども、野球があまり上手ではないかもしれません。
営業職に就いているけれども、あまり契約を取れないかもしれません。
コックさんだけれども、あまり美味しいと言われる料理を作れないかもしれません。
それでも、「だったら辞めてしまえばいいのに」と言われてもさまざまな事情で簡単には辞められない場合もあります。
そんなとき、あなたならどうしますか?
今回は、そんなとき私はどうしたのかというお話をしたいと思います。
役割を果たさなければ存在価値がない
「劣等感が服着て歩いてる」に書きましたが、私は新卒で入った会社ではかなり惨めな日々を送りました。
期待される役割を果たせるようになるための努力はもちろんしました。
先輩に相談したり、自分なりに研究したり、実践演習をしたり・・・
それによって自分自身のスキルは向上しましたが、会社に求められているレベルになかなか届きません。
転職することは何度も考えました。
しかし、今の会社を辞めるのも新しい会社に飛び込むのも、どちらもとても勇気がいります。
違う仕事ならうまくいくという自信もありません。
それに、辛いことが多くても、やりがいも非常に大きい仕事でした。
私にとってこれよりもやりがいのある仕事があるのだろうか、ということはずっと考えていましたし、手放したくない案件もありました。
少なくとも、年度の途中での退職はしない。そう決めました。
とはいえ、会社は家族や友達の集まりではないのだから、役割を果たしてこそ存在価値があります。
「あなたはいてくれるだけでいいの」なんてことはありえません。
どうにかして価値を生み出さなければ。必要とされなければ。
価値が高いものとは何でしょう?
例えば、なぜ人々はダイヤモンドをほしがるのでしょうか。
簡単にいえば美しいからですよね。
道端に落ちている石をどんなに磨いても、ダイヤモンドのような輝きは出せません。
ただの石と比べて特別美しいので手に入れたいけれども、あちこちにあるものではない。
さらに、ダイヤモンドをキラキラと輝かせるためには加工する技術も必要です。
つまり、他のものよりも優れた特性があり、且つ手に入りにくいものは価値が高いのですね。
平凡以下でどこにでもあるものに価値はありません。
どうにかして自分の価値を生み出したい
会社がほしがる人材も同じです。
私が必要とされるためには、他の人が簡単にできないことをする必要があります。
それが「本来求められていること」ではなくても。
(もちろん、本務に対する努力を放棄するということではありません)
そこで私が取り組んだのは「切れている電球を探して誰よりも早く交換する」ことでした。
毎日会社に到着したら、入り口から事務所まで全ての電球をチェックしながら歩きます。
天井には小さな電球がたくさんあるので、毎日見ていると頻繁に切れている電球が見つかります。
1つ切れていてもフロアが暗くなるほどではないので、意識的に見ないとなかなか気付かないものです。
いや、他の人も気付いていたのかもしれません。
でもおそらく面倒なのです。
倉庫から脚立を出してきて、電球を新しいものに換え、古い電球に「済」と書いて、決められた場所に捨てる・・・
確かに面倒ですが、たった5~10分くらいの作業ですし、入り口から事務所まではお客様も通るところです。
それでも、みんな他にもやらなければいけない業務がたくさんあるので、率先してやろうとは思わないのでしょう。
こんなの大したことではないと思われるかもしれません。
ですが、どこかお店に入ったら天井を見渡してみてください。切れた電球がそのままになっていることが意外とよくあります。
冒頭に書いたように、私は建物に入ると天井を見上げるのが癖になりました。
以前、某大手携帯電話(電子機器)ストアに行ったときも、何気なく天井を見ると・・・ありました。
白を基調とした、いかにも最新鋭の機器を扱っていますという雰囲気の内装の店内に、切れたままになっている電球が。
営業時間中に切れたのかもしれないので断言はできませんが、「こんな有名なメーカーの専門店なのに、切れた電球に気付く店員が1人もいないんだ。私は入ってすぐに気付いたのに」と密かに優越感に浸ったものです(苦笑)。
電球を交換するという非常に地味で誰でもできる作業でも、続けているうちに同僚や上司たちから「いつも待宵がやってくれている」と認識されるようになりました。
他にも、お客様用のリーフレットをこまめに補充したり、時期を過ぎた掲示物をはがしておいたりと、「誰かがやらなくてはならないけど、気付きにくい雑務」を誰よりもやりました。
本務ではまだまだ満足のいく成果は出せていないが、よく頑張っているし、細かいことに気が付くやつだ。
そんな評価を手に入れたのです。
しかし一方で、虚しさも募ります。
私は雑務でしか評価されていない。それしかできない。
誰にでもできる仕事だから、後輩が積極的にやり始めたりしたらまた私の存在価値がなくなる。
むしろ後輩がやるようになった方がいいはずなのに、仕事を取られてしまったら困るなんて考えている私は何なんだ。
結局、雑務をどんなに頑張っても自分のプライドを守ることなどできなかったのです。
そんなのは当たり前なのですが、どうにかして、何でもいいから必要とされたいと必死だったのでした。
終わりに
なぜこんな記事を書こうと思ったのかと言いますと、最近アルバイトをしていて当時を思い出すことが多いからです。
今のアルバイトのメンバーの中では、私が一番新しく入りました。
しかし、そのことを差し引いても、どうも私は作業が遅くミスが多い気がするのです。
ああ・・・私ってやっぱり何の仕事をしても人並み以下だなぁ・・・帰り道によくそんなことを考えます。
つい最近のある日、私より早いシフトの人が急に欠勤することになり、社員さんから私に「1~2時間早く出勤できないか」と連絡が来ました。
「いつもミスをして社員さんたちにたくさん迷惑をかけているから、こういうときくらい役にたたなきゃ存在価値がない」
ついそんなことを考えてしまい、朝ごはんの洗い物も洗濯も終わっていなかったのに急いで家を出て、2時間早く出勤したのでした。
社員さんには感謝されましたが、私って何も変わっていないなぁ・・・と少し残念な気持ちになってしまいました。
(余談ですが、欠勤した本人からは翌日会った時に感謝も謝罪もなく、少しモヤモヤしました。笑)
ついでに、この日は通勤途中にちょっとした不思議な出来事に出会いましたので、よろしければそれについての記事もどうぞ。
matsuyoisouk.hatenablog.com
人から必要とされたい、認められたい、自分の居場所を守りたい。
その欲求からはやはり逃れられないものなのですね・・・
それでは、今回はこの辺で。
お読みくださって、ありがとうございました。
長年使っていたタオルを落とした時のこと
こんにちは。待宵スークです。
私のブログを開いてくださって、ありがとうございます。
今回は、先日起きた少し不思議な出来事について。
私が間抜けだっただけのような気もするのですが(笑)、何となく意味のある出来事に思えたので。
それは、アルバイトに行く途中の出来事でした。
その日は体調不良による急な欠勤が出てしまい、社員さんから「できたら1~2時間早く来てほしい」と連絡が来ました。
アルバイトの前に何も用事がない日だったので、すぐに準備して家を出発。
本来の出勤時間より、ちょうど2時間早く着くくらいの時刻でした。
アルバイト先の最寄り駅に到着。いつも通り、降りたホームの自動販売機でペットボトルの水を買いました。
改札を抜け、エスカレーターを上り、駅から出て…
買ったばかりの冷たいペットボトルに付く水滴を拭こうと、リュックからタオルを取り出そうとしました。
「あれ?………あれ?タオルがない」
私のリュックは背中の面の端にファスナーが付いており、背負ったままでも中の物が取り出せるようになっています。
そのファスナーのところから中に手を入れ、歩道を歩きつつしばらく探ってみましたが、やはりタオルが入っていないのです。
家を出てから一度取り出したので、持ってくるのを忘れたわけではありません。
ペットボトルの水を買うためにファスナーのところから財布を引っ張り出したときに、タオルも一緒に出てきてしまって落としたんだーーー
以前、買い物中にも財布を出そうとしてタオルを落としたことがありました。
そのときはたまたま気付いたのですが、タオルは落としても音がしませんし、今日は少し急いでいたので気付かなかったのです。
タオルが落ちているとしたら駅のホームです。
そこまで戻るのは少し面倒な気がしました。
職場に着いてしまえば、タオルがなくて困る場面はおそらくない。
特別な思い入れがあるタオルでもない。
今日は少し急いでいるし…
一旦は、「いいや、タオルが1枚減っても困らない。もうずいぶん長く使って古くなっていたし」と思ってそのまま職場に向かおうとしました。
しかし ふと、ブランド物でもなく新しくもない誰も拾っていくことはないであろうそのタオルが、ホームのゴミ箱の中身を集める係員に回収されて、ゴミと一緒になって捨てられ、どこかの焼却炉で燃やされている...
そんな場面が頭に浮かんでしまったのです。
私が落としてしまったために、まだ十分使えるタオルなのにその役目を終えることになってしまう。
いつ、どうやって手に入れたのかーー買ったのか貰ったのかーーすら覚えていないタオル。
特に大切にしていたわけでも、丁寧に扱っていたわけでもないタオル。
だけど何年も、おそらく10年以上使ってきたタオル……
そんなふうに思ってしまったら、気になり始めてしまいます。
拾いに行かなかったことをバイト中に後悔して集中できなかったら嫌だし、今日は頼まれたから早く出勤するのであって多少到着が遅れたって遅刻ではないし。
私はホームまで戻ることに決めました。
駅から出て30mほど進んでいたでしょうか。
私はくるりと向きを変え、歩いてきた道を引き返しました。
小走りに駅の入り口の下りエスカレーターに乗ったところで、無意識に再びリュックの中に手を入れました。
すると、
「あ、 あった!」
リュックの中で、タオルに手が触れたのです。
タオルなんて、かばんの中で行方不明になるほど小さいものではありません。
それなのに、さっきはいくら探しても見つけられなかったのです。
そして見捨てかけて、思い直した途端に見つかったのです。
私は思いがけない展開に驚いてしまい、とっさに「このままじゃ下まで降りちゃう!このエスカレーター長いのに!」と、1mほど下ったところだったエスカレーターをピョンピョンと逆走して上りました。
改めて職場に向かって歩きながら、私は何だかタオルに試されたような気分になりました。
タオルが「私のことちゃんと大事にしてる?」とでも言っているかのようでした。
ただ単に、はじめからリュックをきちんと上から開けて探せば良かっただけの話で、横着した私が悪いのですが(笑)。
でも、タオルが私を試したにせよ、そうじゃないにせよ、なくさなくて良かった。
これからも大事に使い続けよう。
長い間、私の生活を手伝ってくれている物たちがたくさんある。
たまにはきちんと目を向けて感謝しなきゃいけないかな。
そう思った出来事でした。
この記事のタイトルは「長年使っていたタオルを落とした時のこと」ですが、本当は「落としたかと思った時のこと」が正しいですね(笑)。
落としてなくて良かった。
今回は、本当に何気ない日常のお話でした。
お読みくださって、ありがとうございました。
あなたは専業主婦になりたいですか?私にとってのメリットとデメリット(2)
こんにちは。待宵スークです。
私のブログを開いてくださって、ありがとうございます。
さて、今回は「専業主婦(子無し)のメリットとデメリット」のデメリット編。
メリット編でも前置きしましたが、あくまでも「私にとっての」です。
特にデメリット編は気持ちの面の話が多くなると思いますので、専業主婦すべての方に共通するわけではありません。
また、気持ちの面の話=愚痴っぽくなると思われますので、不快な表現にならないように気を付けます・・・
特に、毎日忙しく働いていらっしゃる方にとっては、もしかしたら読んでいてイライラする記事になってしまうかもしれません。
しかしながら、私自身「つらいな・・・でも私だって働いていたときは・・・」という繰り返しなので、ご理解いただけますと幸いです。
それでは参ります!
デメリットその1 人からあまり良い印象持たれない
「男は外で働き、女は家を守る」という考えの方もいますし、世代にもよると思いますが、「子無し専業主婦です」と言うと
働かなくてもいいなんて羨ましい
ラクそう、でも暇そう
子どもつくるか働くか すればいいのに
といったリアクションをされることが大半で、私は正直あまり良い印象を持たれているとは感じません。
働くのが好きだ・楽しいという人でも大変なことはたくさんあると思いますし、丸1年・・・いや1か月でいいから働かずに生活してみたい!という人は多いでしょう。
また、「専業主婦です」=「夫の稼ぎが良いから私は働く必要がない」という自慢に受け取られることもあると最近知りました。
そのため、面と向かって「世の中の人はみんな苦労してるのに、ラクして生活してる」 「私の方があなたより苦労してるよ」と ストレートに言われることはさすがになくても、嫉妬されているような、見下されているような…
下記の記事にも関連するエピソードを書きましたので、よろしければそちらも併せてお読み下さいませ。
デメリットその2 悩みを相談できる人がいない
私の親しい友達には、働いていない・子どももいないという人が一人もいません。
駐在妻でも子持ちの方が意外と多いです。
同じ境遇の人が身近に少ないので、相談しても理解してもらいにくいのです。
私自身も働いていたときには大変な思いをたくさんしたので、働いている友達に働いていない専業主婦としての悩みを打ち明けるのは気が引けてしまいます。
逆の立場だったら、仕事のことで頭がいっぱいのところに子無し専業主婦から悩みを話されても、優しく聞いてあげられるか分からないなと思います。
どちらが辛いかと言われたら、私は働いている方が辛いことが多かったです(その分、大きな喜びもあるので働いている方が好きなのですが)。
しかし、どちらが辛いとかいう前に、辛さの種類が違います。
ですから、私自身働いていたときには専業主婦の辛さなど理解できなかったでしょう。
一応少し打ち明けてみたことはあるのですが、
「贅沢な悩みだ」
言葉を選んでくれる人でも
「働かずに生活できるなんて今だけなんだから満喫しなよ♪」
という答えが返ってくるので、だんだん人に相談しなくなってしまいました。
デメリットその3 お金を使うことに抵抗がある
自分でお金を稼いでいないので、使う権利があると分かっていてもやはり使いにくいです。
夫は「ほしいものがあるなら我慢しなくていいのに」と言ってくれるので、どうしても必要なものなら、高くても夫に相談して買います。
しかし、「買わなくても生きていけるけどほしいもの」はなかなか思い切って買うことができません。
仕事を辞めて海外で暮らし始めてからは新しい服も靴も鞄も一度も買っていないし、美容院も年に2回くらいです。
たまに100~200円くらいのものを買うか買わないか迷ってしまうことがあり、大学時代にコンビニでいつも100円と120円のパンで迷っていたことを思い出します。
ある意味無駄遣いせずに済んで良いのですが、夫がコンビニでほいほいジュースを買っていたり、新しい服を買ってきたりすると、ちょっとみじめな気持ちになります。
「夫は妻が家のことを全部やってくれるおかげで仕事に専念できる。だから、夫の給料は2人で稼いだお金といえるんだ」みたいなのを聞いたことがあるのですが、そんなわけないと私は思っています。
妻が一生懸命料理をつくろうが、一生懸命掃除をしようが、それが夫の給料に反映されるわけではありません。
元々ものすごくだらしなくて無気力だったのが、結婚した途端人が変わったように仕事をするようになった、とかなら話は別です。
しかし、そういうわけでもない限り、妻の献身によって給料に影響するほど仕事ぶりが変化する人はあまりいないでしょう。
結婚している社員の方が海外の駐在に任命されやすい(1人で海外で働きながら暮らすのは精神的にしんどいので、支えとなる妻が一緒の方がいいから)という事情はあるそうですが、それはあくまでも「結婚しているかどうか」だけの話。妻の働きぶりも評価の対象になって駐在に選ばれる(=給料が上がる)わけではないのですから。
デメリットその4 バリバリ働く夫と自分とのギャップに落ち込む
毎日朝早くから夜遅くまで忙しそうな夫を見ていると、自分はいったい何なんだろうと虚しい気持ちになります。
私の場合は、「海外で夫と一緒に暮らすこと」と「仕事を続けること」を天秤にかけて、夫と暮らす方を選びました。
夫も海外についてきほしいと言ってくれていました。
その結果として私は専業主婦になったのですから、働いていないことに後ろめたさを感じる必要はないはずです。
それでも、どんなに家事を頑張ったとしても、とても釣り合うとは思えません。
そう考えてしまうと、言いたいことを言えなくなってきます。
下記の記事にも書きましたが、「夫は毎日一生懸命働いてお金を稼いでくれているのだから」と、つい飲み込んでしまうのです。
さらに、夫が遅くまでの残業や連日の飲み会などで接する時間が少ない日が続くと、「別に私じゃなくても、家を快適に保ってくれる人がいれば夫は困らない。私は家政婦と同じなんだ」という思考になってきます。
残業や飲み会が多いのは夫が悪いわけではないですし、特別忙しいときにまで私をかまってくれとは思いませんが、でも何となく虚しい気持ちになってしまうのも事実。
そしてもう一つ。
夫の疲れを10だとすると、きっと私は1~3くらいしか疲れていません。
しかし、言い換えると1~3くらいは私も疲れているのです。日によっては、それよりも疲れているときだってあります。
基本的に夫より早く起きて、夫より早く寝ることは少ないので、寝不足にもなります。
それでも私はいつも労わる側。
子無し専業主婦なのだから仕方ない、当たり前。私が疲れていても、夫はその何倍も疲れている。そう分かっていても、私のことはいったい誰が労わってくれるのだろうと思ってしまう日もあるのです。
デメリットその5 バリバリ働く昔の自分とのギャップに落ち込む
私は昔から専業主婦にはなりたくない、向いていないだろうと思っていました。
メリット編でお話しした通り、私は仕事で成功することに生き甲斐を感じるタイプだからです (成功といっても、昇給とか昇進とかはあまり経験がないので、日々のやりがいとか今日はうまくいった!とかの積み重ねですね)。
しかし、生活の舞台は海外になる。それだけでも滅多にできない経験だし、仕事という生き甲斐を失っても補って余りある刺激がたくさんあるかもしれない。海外で暮らすこと自体が新しい挑戦だ。
そう思って、仕事を辞めるときには意外と抵抗はありませんでした。
しかし、夫との生活は幸せでも、物足りなさを感じ始めるまでに長い時間はかかりませんでした。
専業主婦は一人暮らしなら誰でもやっている家事を少し丁寧にやるだけです。
一人暮らしの時は時間がなくて自炊なんてできなかったという人は多いと思いますので、出来立ての料理が出てくるのは嬉しいことかもしれません。
それでも、夫の役にしか立っていないのです。
働いていた頃は、毎日が戦いでした。
日々さまざまな問題に直面し、嫌になることもたくさんありました。
しかし、困難を乗り越えて成果を上げ、お客様から感謝されたり、上司や同僚から称賛されたりするのはとても気持ちの良いものでした。
夫が「ありがとう」と言ってくれたときは、もちろん嬉しいです。
でも、仕事の中で「ありがとう」という言葉をもらえたときとは正直全然違います。
頑張ってきて良かった!
辛かったけど、難しかったけど、達成できた!
と思えるほど、そもそも厳しい毎日を送っていないのですから。
頑張ってる!と思えるくらい料理や掃除をもっと一生懸命やればいいのに、と思われるかもしれません。
しかし、ある一定以上の状態を維持していれば正直夫には違いが分からないと思います。
いつもより手の込んだ料理だとか、いつもより部屋がキレイだとか。
料理や掃除を丁寧にやるに越したことはありませんが、夫に伝わっていなくてもモチベーションを保てるほど、私はよくできた人間ではありません・・・
終わりに
デメリット編は何だか暗くなってしまってすみません。
今の生活はとても幸せですし、当たり前の毎日をもっともっと大切にしなくてはいけないなと思います。
デメリット編を読んでいただくと「もう専業主婦なんて嫌だ!今すぐ辞めたい!」という感じに見えますよね。
でももし実際に「明日から働いていいよ」と言われたら、「え、来週・・・いや再来週からにする・・・」なんて言うかもしれません(笑)。
働けなければ働きたいと言い、働けることになったらもう少し休んでいたいと思ってしまうなんて、本当に勝手ですね。
それでは、専業主婦のメリット・デメリットはこの辺で。
お読みくださって、ありがとうございました。
あなたは専業主婦になりたいですか?私にとってのメリットとデメリット(1)
こんにちは。待宵スークです。
私のブログを開いてくださって、ありがとうございます。
あなたは「専業主婦」にどんなイメージを持っていますか?
専業主婦になりたいと思いますか?
結婚すること、働くこと、家事をすること、子どもをもつこと
これらに対する人々の考え方はそれぞれで、専業主婦を羨ましく思っている方もいれば、なったらなったでその時に考えようという方や、絶対嫌だと思っている方もいるでしょう。
男性から見ても、妻には専業主婦になってもらいたい、共働きがいい、自分が主夫になりたいetc.さまざまな望みをお持ちだと思います。
今回は、私にとっての「専業主婦」のメリットとデメリットをお伝えします。
あくまでも「私にとっての」です。
専業主婦になることを勧めたり、逆にならないように忠告したりするものではありません。
共感できないという方もいらっしゃると思いますが、そんな感じ方の奴もいるのねと思って読んでいただければ幸いです。
はじめに
まず、前提として私は
働くこと:好き
家事:嫌い
子ども:いらない です。
仕事は飯を食っていくため、あるいは稼いだお金を自分の好きなことに使うのが楽しみだというより、仕事そのものが生き甲斐になるタイプです。
もちろん生活費も必要なので、綺麗事ばかりは言えませんが。
家事は基本的に嫌いです。特に掃除…
「キレイになると気持ちいいから掃除は好きだよ!」という方が羨ましいです。
子どもはいりません。望んでも授からない方もたくさんいらっしゃるので言いにくいのですが、今のところは子どもをつくるつもりはないです。
大学時代に婦人科の病気を経験したので、もしつくりたいと思ってもできるものか分かりませんけどね・・・
さて、そんな私にとっての専業主婦生活(子無し)。まずはメリットから。
メリットその1 時間がある
何といってもこれでしょう。
ごはんを落ち着いて食べられる、お風呂もゆっくり入れる、眠たくなったら寝てもいい。
今はアルバイトをしているので、完全に無職だった頃に比べると余裕がないと感じることもあります。
しかし、それでも夫が飲み会で夕食を作らなくていい日なんかはかなりのんびりできます。
メリットその2 フルタイム勤務ではできないことができる
メリットその1は生活そのものに余裕ができるという感じですが、メリット2はやろうと思えばいろいろできる!ということです。
例えば、私が今しているアルバイトは未経験の業界・職種です。
正社員として就職するとしたら私にはかなりハードルが高そうですが、アルバイトだからこそ挑戦することができ、今まで触れたことがなかった世界を知ることができました。
仕事が忙しいとなかなか手が回らないさまざまな勉強に時間をかけることもできます。私は海外在住なので、語学学校には多いときで週3通っていました。
正社員で仕事ができないからこそ、日本に帰って再就職するときのためにいろいろ挑戦して経験しておこう!と考えるようにしています。
料理教室やヨガなどの習い事をする人も多いようです。そこでできた友達と一緒にランチをしたり、買い物に行ったり。
毎日手の込んだ料理を作ることもできますね(私はしていませんが・・・汗)
時間だけでなく体力にも余裕があるので、私は買い物のついでに散歩をしたり、スポーツサークルに入ったりしています。
余談ですが、散歩ってめちゃくちゃ良いダイエットになりますね。笑
元運動部のくせに1日5分の筋トレでも三日坊主になってしまう私ですが、散歩だけは週2~3くらい楽しく続けられました。
日が傾いていく時間帯に好きな音楽を聴きながら歩くと気分も爽快です(速歩き)。
1回で1時間半~2時間くらい歩いていたので、フルタイムで働いていると厳しいですが、体重も体脂肪率もめっちゃ落ちます。
元々そんなに太めではない私でも、4か月で体重最大4kg、体脂肪率最大6%くらい減りました。
筋トレと違ってギュッと引き締まるわけではないですが、余分なものがなくなっていく感じですね。
夏は暑すぎてやめていたので、そろそろ再開したいなーと思っています。
皆さんもぜひお試しあれ♪
また、実家から離れて暮らしている場合、好きなタイミングで帰省できるというのも大きいです。
仕事をしていると有休制度があってもなかなか取れず、結局お盆や年末年始、GWなどの混雑する時期にしか帰省できないことが多いですよね。
海外から飛行機で帰省する場合には、連休の時には混雑するだけでなく航空券の値段が大幅に違うので、かなりの出費になってしまいます。
私と夫の実家が遠いので、1週間ほどの連休に両方行くのもキツイです。
そのため、夫を残していくことにはなってしまいますが、連休以外の時期に私だけ帰省して実家や親戚のところに顔を出すようにしています。
メリットその3 「やらなければならないこと」に追われないので、精神的にも余裕がある
専業主婦は時間がありますし、「この時間までに絶対終わらせなきゃ!」というミッションが少ないです。
夕食の準備くらいでしょうか。もし夫が帰ってくるのに間に合わなかったとしても「ごめんね、もう少し待っててね!」で済むといえば済みます。(もちろん、仕事で疲れて帰ってきた夫を待たせたくないので、できる限り間に合うようにしていますが)
子どもがいないので、お迎えなどもありませんし。
仕事をしていた時は、勤務時間中はもちろんやらなければならないことに追われているし、帰ってきてからも「明日までにこれをやっておかなきゃ・・・」
休日も仕事の準備。
仮に絶対にやっておかなければならないことがなかったとしても、私は何か仕事に関する勉強などをしていないと落ち着かないタイプなので、気の休まる時がほとんどありませんでした。
もっと言うと、仕事をしていると「明日のあの案件、大丈夫かな・・・来週のあの案件、うまくいくかな・・・」と常に不安と焦燥感に支配されてしまうのです。
要するに、気持ちのON・OFFの切り替えが下手なんですね。
専業主婦になるとこのような苦しみから解放されます。
予定通りに終わらせることができなくても、誰かに大きな迷惑をかけたり損失を出したりすることがありません。
ゴメンネでは済まないような失敗をすることもありません。
そういう意味で、毎日気持ちがとてもとても軽くなります。
専業主婦(子無し)のメリットはこんなところでしょうか。
次回はデメリットについて。愚痴になる予感大。
お読みくださって、ありがとうございました。
子無し専業主婦だから夫に家事をさせるつもりはないけど、一応気は遣ってほしい
こんにちは。待宵スークです。
私のブログを開いてくださって、ありがとうございます。
今回は、子無し専業主婦のあり方というか・・・夫の行動は、どこまでが普通?
夫は外で働いてくれるのはとてもありがたいけど、妻は夫の行動についてどこから文句を言っていいのかな?ということについて。
常々考えていることなのですが、まさに「家族や友達には言いにくい」んですよね。
夫に対してムカつくことはよくありますが(笑)、それでも自分が選んだパートナーのことを人に悪く言うのってちょっとなぁ、と思うので・・・。
家族や友達は夫に会う機会もありますからね。
※専業主婦の定義について今ちょこっと調べたところ、アルバイトをしていても夫の扶養に入っているなら専業主婦という括りになるみたいですね。パート主婦という呼び方もあるようですが、この記事内ではあまり関係ないので、「専業主婦」で行きます。
※もし専業主夫の方がいらっしゃいましたら、夫と妻を逆にしてお読みください。
家事はもちろん全部やりますが・・・
私は、子無し専業主婦ならば家事は全てやるのが普通だと思っています。
ここでいう家事とは、掃除、料理、洗濯、買い物などです。
細かいことを挙げればもっといろいろありますが。
ですが、以下の事柄は普通のことですか?
他の家庭ではどうなんだろう・・・といつも思ってしまいます。
①夫の方が冷蔵庫に近いところにいても、夫が飲み物がほしいと言えば妻が取りに行く。
②服や靴下は家のあちこちに脱ぎっぱなし。ひっくり返ったまま。
③夫の帰りがどんなに遅くても、(ベッドで)寝ないで待つ。
④ゴルフや出張など、夫がどんなに早起きでも妻が起こし、そして見送る。夫は目覚ましのアラームをセットしなくてもOK。
お金を頑張って稼いでくれてアリガトウだけど・・・
また、以下のようなことが何度もあっても、働いてお金を稼いでくれているのだからと文句を言わずに飲み込みますか?
そもそも文句を言うようなことではないという方もきっといらっしゃると思いますが・・・汗
⑤会社を出るときに連絡することになっているのに、連絡なしが多い。(帰宅に合わせて食事の用意をしたいので、連絡がないと困る)
⑥お腹が空いていると言っていたのに、食べる時になってあんまりいらないと言う。
⑦出されたおかずを残してお菓子を食べ始める。
⑧帰宅後すぐに夕食を食べると言っていたのに、結局すぐは食べない。
⑨食事の準備ができて私が席についていても、夫はソファーでスマホを見ていて、食べずに待っている私を10分以上放置する。
とりあえずパッと思いつくものだけ書いてみました。
仕事してるかどうかは関係ないんじゃ?というものもありますが、要は「自分は養ってもらってるし、働かなくていいおかげでラクなのだから、細かいことでいちいち文句を言ってはいけないかなぁ・・・」ということです。
子無し専業主婦の葛藤
夫は何でも「忙しかったから」「疲れているから」と仕事のせいにして言い訳をします。
それは本当なのでしょうけど、仕事だからと言われれば私は黙るしかありません。
ですが、(大きなトラブルなどを除き)仕事が大変だと配偶者を気遣えないというのならば、そもそもあなたは結婚してはいけなかったのでは?と思ってしまいます。
だって仕事はいつだって大変ですもん。妻を気遣うのはいつ?
そもそも専業主婦は、忙しい夫からの気遣いなど求めてはいけないのでしょうか。
私が文句を言ったり怒ったりしたとき、「仕事も辛いのに・・・はぁ~・・・(家でも優しく労わってもらえないのかよ)」とため息を吐かれるのがたまらなく嫌です。
だったら「腹いっぱいだ~」とか言って嫌いなもの残してお菓子食べるのやめてくれ。笑
私も以前正社員で働いていたときは精神的にも体力的にもかなりしんどかったので、夫には家にいるときくらいゆっくりしてほしいと思います。
しかし、だからといって妻は夫に快適な生活を提供するためだけに存在しているわけではないのですから、あまりに蔑ろにされると虚しくなってくるのです(本人は蔑ろにしているとは全く思っていませんが)。
頑張って働いてくれているんだし・・・でもこれくらいは気を遣ってほしい・・・いやいや、こんな小さいことまで要求するべきじゃない!私の心が狭い!と、いつもモヤモヤ考えてしまいます。
以前姉が我が家に遊びに来てくれたとき、私のことを「旦那さんに対して小言が多い、すごく偉そう」と言っていたので、私はもっとおおらかになるべきなのかもしれません。
相手に求めすぎなのかしら。
昨日も、ごはんは家で食べると言いながら実は飲んできたことを家に着いてから明かし、結局ごはんをあまり食べなかった夫に文句を言ってしまった待宵スークでした。
それでは、今回はこの辺で。
お読みくださって、ありがとうございました。
劣等感が服着て歩いてる
こんにちは。待宵スークです。
私のブログを開いてくださって、ありがとうございます。
よく、高価な服や宝石などを全身に身に着けている人を「歩く○億円」と言ったりしますよね。
とても物知りな人を「歩く百科事典」とか。
会社に勤めていた当時の私は、頭のてっぺんからつま先まで劣等感の塊で、まさに「歩く劣等感」でした。
打ちのめされた新卒時代
私が新卒で入った会社は、とても厳しいところでした。
そもそも離職率の高い業界でしたが、その会社は3年目までの離職率が6割を超えており、2週間の新人研修~半年以内で辞めていく人がたくさんいました。
※何の業界かを書いてしまうと、分かる人が読んだら分かってしまいそうなので控えます。まだそのあたりのさじ加減が掴めていないのでお許しください。ざっくりいうとサービス業です。
1年目に配属された支社は、古い体育会系の雰囲気といいましょうか・・・例えるならば「水なんか飲むな馬鹿野郎!それは甘えだ!苦痛に耐えれば耐えるほど強くなる!」といった感じでした。
その上、私ともう一人の新卒の女性以外は全員男性(配属された新卒は全部で4人、男2人・女2人)で、とにかく口も悪い。
あ 新卒の女性は3人でした。でも、(本当かどうかわかりませんが)ストレスで体調を崩し、新人研修が終わった2日後くらいに辞めました。
新卒時代は、毎日のように上司に叱られ、怒鳴られました。
とにかくもっともっと勉強と実践演習をしなくてはと、寝る間を惜しんで仕事に取り組みました。
入社してから夏頃までの間、ベッドで眠った日は確か片手ほどで、退勤後も24時間営業のファミレスで勉強することがよくありました。
それでも全く成果が出せず、お客様から頻繁にクレームを受けたり、自分のせいでお客様を失ったり・・・
一番辛かったのは、成果が出ないことに関して、もう一人の新卒の女性と比べて努力不足だと言われ続けたことでした。
「これくらいのこと、あいつ(もう一人の新卒女性)ならやってるぞ」
「あいつは寝ずに努力してる。あいつの方がよっぽど苦労してるぞ!お前はサボってる!」
確かに、彼女はとても真面目でストイックな人だったので、私よりも努力していたのかもしれません。
しかし、すでに限界まで睡眠時間を削り、休日も息抜きなどする気分にさえなれない状態だった私は、どうすればいいのか分かりませんでした。
そんな新卒時代にも、わずかではありましたが、お客様から喜んでもらえたことがありました。
もう辞めたい、と毎日思いながらも、ほんの少しの成功体験を糧に2年目を迎えます。
活躍する同期社員との格差
2年目からは別の支社に異動になりました。
その支社は同期が多く、職場の普段の雰囲気も1年目の支社より穏やかだったので、働きやすそうだな、心機一転頑張るぞと初めは思っていました。
しかしながら、異動してすぐに私の心は再び暗転してしまいます。
1年目は成果が出せないばかりかマイナスが多く、叱られてばかりで、できるようになったと自信を持って言えるものはほとんどありませんでした。
ところが新しい職場の同期たちは、すでに自分のポジションをしっかり持っていて、とても生き生きしているように見えたのです。
支社のトップの上司にも「うちの支社の2年目社員たちはみんな有能で、すでに立派な戦力になっている。君にも期待しているよ」と言われました。
一緒に仕事をしていても、みんな自信と確信を持って動いている。同期なのに私だけレベルが低い・・・
さらに、異動して初めの1~2か月は自分でもどうしてこんなことをと思うほど、簡単なミスを繰り返してしまいました。
ほんの少し確認すれば防ぐことができたようなミスばかりで、私の評価は下がっていく一方。
私に関係のないところで発生した問題が、探っていったら私のミスが原因だったということも頻繁に起こりました。
その頃自分の中で「待宵あるところにミスあり、ミスあるところに待宵あり」という悲しい格言をつくってしまったほどです。
幸いだったのは、1年目にいた支社とは違い、私が努力している・・・というか、もがき苦しんでいるのを上司たちが分かってくれたことでした。
決して有能ではなく、大きな成果をドンと出すことはできないけれど、待宵にしかできないこともあるからそれを任せよう、というスタンスで私を育ててくれたのです。
そのおかげでだんだん自分の戦い方が分かるようになり、少しずつ成果が出始めました。
こうして書いてみるとエライ情けない話ですが、当時の上司たちには今でもとても感謝しています。
後輩さえも私の前を行く、上を行く
苦悩しながら迎えた3年目。
3年目ともなると、後輩指導をするべき立場になり、有能であれば責任のあるポジションを与えられるようになる時期でもあります。
どんどん先を行く同期たちと、早くも結果を出してくる後輩たち・・・
ある同期が言いました。
「待宵さん、休みの日も勉強してるの?私絶対に休みの日は仕事のことしたくな~い!」
彼女は支社のトップの上司から秘書のように頼られていました。4年目には、会社全体の中でも大きなプロジェクトを任されることになりました。
ある後輩は8時半現場入りの日、8時半にやってきました。準備は途中まで私一人でやっていましたが、彼は眉一つ動かさずに「8時半入りですよね」と言いました。
彼はすでに私が達成したことのない数字を出していました。一方私は、彼よりもはるかに低い成績なのに上司から「やったな、成長したな」と褒められる有様でした。
私は置いていかれまいとますます必死になりました。
夜遅く帰宅して、お風呂に入って着替えてそのまま深夜に出社することもよくありました。
そのことの是非は別にして、どうにかして自分も必要とされるようにならなければ、居場所を守らなくては。
そのためには、他の人よりもたくさんのことをやるか、他の人がやっていないことをやらなければ、と いつも焦燥感に駆られていました。
どうして私は成果が出せないのだろう。
努力が足りない?やり方が間違っている?
他の人はもっと努力しているの?
私はもうこれ以上削れるものはないのに・・・
いやいや、まだ漫然と過ごしてしまっている時間もある。
私の努力が足りないんだ。
同期や後輩が結果を出しているのを見るたび、惨めな思いが強まっていきます。
私って本当にダメだな・・・みんなできているのに・・・
先輩や上司に褒められても、私がモチベーションを落とさないように気遣って言ってくれてるんだろう、とだんだん素直に受け止められなくなっていきました。
心の中は劣等感でいっぱいになっていました。
ああ、私って劣等感が服着て歩いてるみたいだーーーーー
4年目の後半に入る頃、そんなふうに思ったのでした。
劣等感が達成感を上回った
その仕事は、とてもやりがいがあり、達成感もあり、やっていて良かったと心から思う瞬間も何度もありました。
しかしながら、後輩の手本になるどころか負けている始末で、胸を締め付ける劣等感に耐えるのも限界でした。
結局、4年目を終えると同時に退職することになりました。
(その後、海外に行くまでは別の会社に勤めました)
今でも、私にとってこれよりも感動できる仕事はないだろうと思っています。
だけど・・・もう一度挑戦する勇気はないかな。
他に何のスキルもないのに、帰国後の就職どうしよう。
それはまた今度考えることにします。
それでは、今回はこの辺で。
お読みくださり、ありがとうございました。
仕事ができない人の悲哀
こんにちは。待宵スークです。
私のブログを開いてくださって、ありがとうございます。
私のブログでは、「努力と才能」について書いていくことが多くなると思います。
働くことが自尊心の柱となる私にとって、今までも繰り返し繰り返し考えてきたテーマです。
書きたいことがたくさんあり、考えや想いを誤解のないように且つ簡潔に伝えるのが私の文章力では難しいため、一つひとつの記事は完成度の低いものになってしまうかもしれませんが・・・
頑張って書きますので、お付き合いくださいますと嬉しいです。
※「努力と才能」のテーマは、単に自分自身の努力不足を才能がなかったせいにして擁護したいためだけに書くわけではありません。
もちろん、そういう気持ちはありますけど・・・
私のことを知らない方々にわざわざ自分の才能のなさを晒して擁護する必要もないですし。
・・・最終的にうまく着地できるといいのですが(汗)
私は「仕事ができる人」だったことがありません。
社会人になってからはもちろん、学生時代のサークルやアルバイトでも。
仕事ができるって何だという話になりますが、「早く、過不足なくできる」「優先順位を間違えない」ということかなと私は思います。
そんなん当たり前じゃん?と思われる方も多いかもしれませんが、私にはとても難しいのです。
私は大学時代に小さなレストランでアルバイトをしていたことがありました。
そのレストランの近くはオフィスがたくさんあり、平日のランチタイムは非常に混み合います。
来店したお客様を席に案内し、注文を聞き、サラダとスープを出し、メインを出し、食べ終わったらお皿を下げ、デザートとコーヒーを出す。空いたテーブルがあったら片付ける。
常に店全体に目を配り、適切なタイミング・適切な順番でこれらをこなしていかなければなりません。
そのときに、私はよく先輩や店長に注意されていました。
「バッシング(テーブルの片付け)が遅い」
「2番卓じゃなくて、先に3番卓のサラダとスープ運んで」
「ちゃんと考えて動いて」
私は何も考えずにやっていたのでしょうか。
いいえ、めちゃくちゃ考えていました。
「今かなり席が埋まってきたから、5番卓のバッシングを先にした方がいいな」
「さっきお客さんが立て続けに入ってきて、7番卓にまだサラダとスープを出せていない。早く出さないとメインが出来上がってしまう」
という感じで、そう判断する理由も自分なりにきちんとありました。
それでも、私の判断はいつも間違っていたのです。
先輩や店長の目には、私は何も考えていないように見えていたのです。
アルバイトでも立派な仕事ですから、「一生懸命考えていること」そのものは評価に値しません。
実際にこなせなければ意味がないのです。
そのことはよく分かっていましたが、何も考えていない奴と思われるのはとても辛いことでした。
やり方を変えてみたり、先輩に聞いてみたりしましたが、思ったように成果が出ません。
結局、いつも自分が足を引っ張っているような申し訳なさや、ダメな奴と思われている惨めさに耐えられなくなり、8か月で辞めてしまいました。
また、ある社長さんとお話ししたときのことです。
その方は元成績No.1の営業マンだったそうで、現在は独立して自分の会社を経営しています。
営業マン時代、彼にとって売上を稼ぐことは難しいことではなかったといいます。
もちろんさまざまな工夫はしていたけれども、売上を伸ばせない人は何でできないんだろうと思っていたそうです。
顧客との間でトラブルが起こった時には、おろおろする担当営業マンに「そんなの、チャッと電話して伝えればいいのに」と言ったところ、「チャッとって・・・そんな簡単にできない」と返されたのだとか。
この社長さんの話を聞いたとき、私はレストランでのアルバイトの経験を思い出し、やっぱり「できない人」は「できる人」に「よく考えて工夫すればできるのに、なぜやらないんだ」と思われているのか・・・と悲しくなりました。
もちろん、「できる人」は相応の努力をしているのは分かっています。
怠けているせいでいつまで経っても成長しない人も確かにいます。
でも、できる皆さん・・・あなたが「あいつは努力してないからできないんだ」って思ってる人も、実はすごく努力してるかもよ・・・?
間違いなく努力しているはずなのに、成果が出ない、周りについていけない・・・これだけやっても努力が足りないってことなの?って
自分を責めて悩んでいるかもしれませんよ・・・?
結果を残している人の努力を否定したり軽んじたりするつもりは一切ありません。
しかし、結果を残していない=100%努力不足 と思われてしまうのは、あまりにも辛いなぁと思います。
「努力と才能」について、まだあんまり踏み込んだことは書けていませんが、今回はこの辺で。
お読みくださり、ありがとうございました。
子無し専業主婦は友達に「暇でしょ?」「寂しくない?」と飽きるほど言われる
こんにちは。待宵スークです。
私のブログを開いてくださって、ありがとうございます。
「自己紹介」でも少し触れましたが、私は海外で生活し始めて2年目の駐在妻です。
このブログでは、海外生活や主婦業について思うことについてもいろいろ書いていきたいと思います。
愚痴や悩みが多くなってしまうと思うので、不快感を与えるような表現にならないように気を付けますが、できるだけ思ったままを書くつもりです。
共感してくださる方が少しでもいらっしゃったら嬉しいなぁ・・・
今は少しだけアルバイトをしていますが、私は海外に来てから1年以上ずっと無職でした。
そして私たち夫婦には子どもがいないため、いわゆる「子無し専業主婦」だったのです。
友人たちからは
「昼間何してるの?笑」
「退屈じゃない?」
「淋しくない?」
と、飽きるほど言われました。
ほんとそうなのよ~という人もいますが、元の生活とのギャップの程度、現地の環境などにより、実際の駐在妻事情はさまざまです。
私の周りでも、現地で駐在妻友達をたくさん作ってランチや買い物を楽しむ人、習い事に精を出す人、あまり外出しない人、海外生活のストレスに耐えられなくなって帰国した人など、いろいろな人がいます。
私はといいますと、引っ越した当初から、退屈ではないし淋しくもありませんでした。
例えば現地の言葉の勉強とか、仕事に忙殺されていたときには読めなかった本を読むとか、やりたいことはいくらでもあります(いつもコツコツ勉強できるのかは別ですが…汗)。
また、日本にいた頃から休日は一人の時間を満喫するのが好きでしたし、あまりホームシックになるようなタイプでもなかったのです。
ただ、子無し専業主婦の自分と 毎日仕事漬けの夫を比べてしまうと、居ても立ってもいられないような気持ちになりました。
日本にいた頃は私もバリバリ働いており、夫に勝るとも劣らない収入と忙しさでした。
自分の仕事に誇りを持っていましたし、働くこと自体も私は好きです。
しかし子無し専業主婦になってから、どんなに家事を一生懸命やろうと、どんなに勉強しようと、夫に釣り合わない・・・そんなふうに感じてしまうようになりました。
国によっては駐在妻が働いても違法になりませんが、それでもさまざまな制約がありますし、リスクも高いため、働き始めるのは容易ではありません。
仕事を辞めて夫の海外赴任についていくと決めたのは間違いなく自分自身なのですが、だからといってモヤモヤした気持ちを簡単に割り切ることはできませんでした。
そんなとき、日本に帰省する機会があり、友達2人と私の3人で食事をすることになりました。
その友達2人とは、高校1年のときに出会ってから14年の付き合いです。
高校3年間同じ部活で青春をともに過ごし、卒業してからも年に何度かは会うという関係が続いていました。
友達が多い方ではない私にとって、とても貴重で大切な存在です。
さて、食事をしながら当然のように「スークの海外生活はどうなの?」という話題になります。
本当なら、先ほど述べたようなモヤモヤを吐露したいところでした。
しかしながら、実はこの友達2人の職業は超多忙な学校の先生なのです。
授業はもちろん、部活の朝練・午後練、学校行事に学年行事、生徒指導に保護者対応、そして大量の事務作業・・・「日本の先生は世界一忙しい」と言われているとおり、話に聞いた2人の生活は本当に大変そうでした。
1人はこの日も部活の休日練習が終わってから遅れて合流し、もう1人は昨年結婚して主婦業も毎日こなしています。
子無し専業主婦には子無し専業主婦なりの辛さがあるけれども、外で働いていた頃に比べれば、精神的にも体力的にも負担が軽いのは私にとって間違いありません。
この2人に向かって専業主婦で辛いですなんて言えない・・・そう思った私は、笑いながら「何か2人の大変そうな話を聞いた後だと申し訳ない気持ちになるな~。買い物とか語学学校には行くけど、学校がない日とか夫の夕食作らなくていい日は私もうカスみたいな生活だよ~」とバカっぽく言いました。
すると、先生兼主婦の友達がこう言ったのです。
「ぇー…ラクでいいなぁ」
文字だと伝わりにくいのですが、言葉を付け足すならば
「まじで?そんなラクして生活してんの?本当にカスじゃん」
というような口調でした。
感じているまま辛さを訴えて「そんなん大したことないじゃん」と否定されたらますます傷付くと思い、ついバカっぽく言ってしまった私が悪いのです。間違いなく。というか、実際ラクして生活していると思います。
しかし、長い付き合いの友達だった分「ああ、この人は私のことを見下すんだ」と内心ショックでした。
その日の食事会は最初から最後まで喋り通しで、久しぶりの再会を存分に楽しみましたが、友達のその一言はその後もずっと頭の中に残り続けることになりました。
彼女たちと現在まで付き合いが続いているのは、学生時代も社会人になってからも、いつもそれぞれが頑張っていたからだと思います。
久しぶりに会った時には近況を共有して、これからも頑張ろうねと励まし合っていました。
しかし、ここまでお互いの生活が大きく違うのは14年間で初めてのことで、私は本当の気持ちを吐き出すことができませんでした。
もしかしたら、「どんな状況になっても私のことを認めてくれる」と思えるほどには、私は彼女たちのことを信頼していなかったのかもしれません。
そんなことにも気付いてしまい、少し悲しい気持ちになったのでした。
専業主婦になることを望む人もいれば、望まない人もおり、望んでいたけど実際は思っていたより良くなかったという人もいます。
先にも述べたように、私は自分の意思で夫の海外勤務についていくことを決め、専業主婦になりました。
しかしながら、望んだのはあくまでも「夫と一緒にいること」であり、仕事を辞めることや慣れない環境での生活など、「夫と一緒にいること」に伴う全てを喜んで受け入れたわけではありません。
海外に来たことを後悔してはいないけれども、分かっていて自分で決めたことなんだから何を言われても平気、ということではないのです。
今では、海外に来てすぐの頃に比べると活動の幅がかなり広がり、それなりに充実した生活になりました。
思い切り働けないのはやはり残念ですが、今のうちにたくさん勉強して、「ヒマそうだね(笑)」って言ってきた人たちをいつか見返してやるーーー!!と思っています。
それでは、今回はこの辺で。
お読みくださり、ありがとうございました。
自分の内面と徹底的に向き合い、本当の気持ちを見つけ出す
こんにちは。待宵スークです。
私のブログを開いてくださって、ありがとうございます。
「自己紹介」の中で、考え事が好きだということを書きました。
一口に考え事といっても考えなくてはならないことなどたくさんあると思いますが、
私は自分の内面について考察するのが好きです。
自分の本当の気持ちは、自分自身でも実はよく分からないものですから。
例えば、漫画やドラマでこんなシーンを見たことはありませんか?
メアリー:マイケル、愛してる。ずっとそばにいて、あなたを支えるわ。
マイケル:そう言ってくれるのは嬉しいけど、君は僕を愛してるわけじゃないよ。
メアリー:どうしてそんなこと言うの!?愛してるから、ボブと別れてあなたを
追いかけてきたのに!
マイケル:君は僕に対する罪悪感を消し去りたいんだろう!?君のせいで僕が大学受験
に失敗したから、その罪滅ぼしをしたいだけなんだ!!
メアリー:・・・・・!!!(私は本気でマイケルを愛してるつもりだったけど・・・ず・・・図星だわ・・・!!)
何だこの例え。何をやらかしたんだメアリー。そしてボブも何だかかわいそう。
とにかく何が言いたいかというと・・・できるだけ自分が苦しまないように作り上げられた理屈とか、いかにもカッコ良く聞こえる偽物の動機とか、そういうもので心の表層が覆われてしまって、その下に何が隠れているのか自分でも分からなくなってしまっていることってよくあると思うのです。隠されていることにも気付いていなくて、自分でもそれが本当の気持ちだと思っていたり。
必ずしもネガティブなものだけではなく、自分の好きなものや、大きな喜びが得られたものなども、その核はいったい何なのかと問われると意外と分からなかったりします。
いわゆる本質というものでしょうか。就活のときの自己分析を思い出す方も多いかもしれません。
話が長くなってしまいましたが、とても苦しいとき、とても嬉しいとき、もやもやしているとき、重大な決断を下さなければならないとき、何かしら自分にとって節目となるとき・・・などなど、私は「考え事」をします。
「自分は本当はどう思ってるのか」「どうしたいのか」を見つけ出す作業です。
方法は至ってシンプルで、とにかく紙にあれこれ書きまくります。
長いときには数時間ぶっ続けで。
暇人かよ!!というツッコミが聞こえてきそうですが、そんなことないもん!!笑
仕事が終わって夜遅くに帰宅して、ある決断について一晩中自分の想いを紙に書き続け、夜があけて外が明るくなり始めた頃、ふと結論にたどり着いた・・・今でも忘れられない そんな朝もありました。
大学生のときからこの方法を始め、その紙は全て捨てずにきちんと整理してあるのですが、実はそこに書かれている内容がまさに「家族や友達には話しにくいけど、でも誰かに話したいこと」なのです。
言い換えると、「誰かに話したいけど話せないから、自分に向けて話した」ということになります。
先ほどは自分の内面を考察~なんて書きましたが、ただひたすら愚痴を書き殴っただけという箇所もあって、かなりひどい言葉で書いていたりもします。
この11年の喜び苦しみの全てが詰まっていると言っても過言ではありません。
私の宝物であり、例え死んだ後でも私を知る人には絶対読まれたくものでもあります。笑
このブログでは必ずしもその紙に記録してきたことを発信していくわけではありませんが、ブログ主 待宵スークは自分自身と向き合うことが好きで、大切にしているというお話でした。
11年考え抜いた、悟りの境地みたいな内容を書けるということではありませんので、あまりハードルを上げないで読んでくださいね汗
大した内容じゃないのに、長くなってすみません(汗)。
それでは、今回はこの辺で。
お読みくださり、ありがとうございました。
できる子だった時代と、そこから転落して今の私になるまで
こんにちは。待宵スークです。
私のブログを開いてくださって、ありがとうございます。
今回は、私の生い立ちについて。
いつまでも自己紹介的な記事が続いて申し訳ありません。
ブログ初心者は、まずはたくさん書いてみること!と複数のサイトで拝見しましたので、 これなら書ける!という内容をとにかく書いております・・・
特にドラマチックなものではないので、読み飛ばしてくださっても構いません。
私は幼稚園時代から「しっかりしているね」と言われる子どもでした。
やんちゃな男の子に「○○くんだめだよ!」と注意したり、先生のお手伝い係を勝手にやってたり。
小学校では勉強も運動もできる方。
1年生の運動会でリレーの選手に選ばれたときは、母が「私の子どもなのに走るのが速いなんて」と驚いていました。
勉強はクラスで一番…というか、自分ができる方だと分かると一番じゃなければ気が済まないようになりました。
テストや授業中に解くプリントはいつも一番に終わらせて提出し、スークちゃんすごいと言われたい!
テストの点数もほぼ90点以上、スークちゃん頭良いねって言われたい!!!
リーダーや班長も大好き。人の上に立ちたい、特別な役割をやりたい。最低でも副リーダー、ヒラなんて絶対嫌!
小学校1~2年生はこんな感じでした。
クラスの中で私が勝手にライバル視している子もいて、負けず嫌いでプライドの高い性格になりました。
3~4年生頃は、頭が良い子といえばスークちゃん!学級委員長といえばスークちゃん!というくらいになっていて、先生たちからもそう見られていました。
私はだんだん高飛車になっていきます。
女王様まではいきませんが・・・自分はクラスメイトに指示をする立場にある、みんなも先生もそれを認めている、と思っていて、かなり偉そうに振る舞っていたのではないかと思います。
そのうち同じクラスの今時女子から嫌われるようになりました。
しかし、私とはそもそも気の合うタイプの子たちではなかったので、嫌だなと思いつつもそこまで気にしていませんでした。
ところが。
あるとき、私の仲良しグループのメンバーから嫌がらせをされて大ショックを受けます。
持ち物にいたずらをされたのです。
グループの別のメンバーに「○○ちゃんがスークちゃんムカつくって言ってる」とも教えられ、自分が調子に乗っていたことにようやく気付いたのでした。
それからは、自分の出来をわざと見せびらかしたり、「私学級委員長ですから」というような態度は嫌われると認識し、控えるようになりました。
4年生後半は変にバカっぽく振る舞ったりして新しいキャラづくりに迷走していましたが、ひとまず表立って嫌われることはなくなりました。
中学生になっても勉強ができてしっかり者というのは同じでしたが、別の面で変化が。
その年頃になると、派手・普通・地味というのがより一層はっきり分かれてくるんですよね。
小学生の頃は前述の通り積極的に前に出る方だったのですが、キャピキャピしてるわけでもなく、オシャレも上手くできない私は、地味寄りの普通(もしくは普通寄りの地味)に。
そしていつの間にか「私なんかオシャレしたってどうせ可愛くない」と思うようになり、女の子らしいものを遠ざけるようになっていきます。
成績が良く、部活動も真面目、生徒会活動もしていたため、中学校の内申書は抜群でした。
そのため、県内トップクラスの高校に進学することができました。
ところが。(2回目)
中学時代は勉強で困ったことなどほとんどなかった私が、高校では嘘のようについていけなくなってしまったのです。
英語や数学は壊滅的。得意だったはずの歴史ですら覚えきれません。
高校で初めての数学のテストで、327人中324位を取ったことは今でも忘れられない思い出です(笑)。
授業中に先生に当てられても全く答えられない。小学生の時はみんなの前で発表するのが大好きだったのに、当てられませんように・・・と縮こまって下を向く日が来るとは。
成績が良いことで支えられていた私の自信は、高校1年の春に完全に崩れ去ります。
勉強という取り柄がなくなった私には、他に自尊心を保つものがありませんでした。
成績も悪いし地味だし、学級委員などをやることもなくなりました。
そこで、部活に力を注ぐようになっていきます。
下手でしたが、他の人よりも居残り練をするとか筋トレをコツコツやるとか、「スークはいつも努力してるね!」と言われるように頑張ることにしたのです。
当時は純粋に上手くなるために頑張るぞと思っていましたが、今考えると、どうにかして自尊心を維持しようとしていた部分が結構大きかった気がします。
幸い、同学年はもちろん先輩後輩や指導者にも恵まれ、(勉強ももちろんやらなきゃいかんのですけど)とても充実した部活ライフを送りました。
そして高校3年生のとき、その後の人生を大きく変える出来事に出会います。
これについては中途半端には書きたくないので、別の記事でいつか書きますね。
勉強に苦しみながらも素晴らしい青春を送った高校に別れを告げ、大学生に。
しかし、どこかゆるゆるとした、それでいて権力には従わないぜ的な空気感にいまいちなじめません。
気の合う友人もあまりできず、教室移動や昼食を一緒にする程度の、ぼっちにならないための付き合いでした。
そのため、学部の友達と遊ぶよりもサークルとバイトに力を注ごうとします。
ところが。(3回目)
みんなで準備や片付けをするとき、何だか私は他の人より遅いし、気を利かせて動けていない。
別にサボっているとかぼんやりしているわけではないのに、明らかに出来が悪い。
真面目でやる気はあるのに、判断が遅い。判断を誤る。私って仕事ができないんだ。
役立たずなんだ・・・
高校生で成績優秀であるという自信の柱が折れ、さらに自分は人より優れているどころかダメな奴だと思い知らされたのでした。
こうして、小さい頃培われたプライドの高さを根底に持ち、それゆえ劣等感が強く、他人に「こいつダメだな」と思われていないかいつも心配でたまらない、現在の待宵スークになっていきます。
その後、大学3年からの就職活動、そして新卒で入った会社での仕事を通して、劣等感は確固たるものになっていきました。
就職活動と仕事のお話は、また別の記事で書けたらいいなと思います。
子ども時代から現在までを振り返ってみると、ありふれた人生の中に大小さまざまな転換点があって、だから今の私になったんだなぁとしみじみ思います。
そんなことを睡眠時間を削ってでも延々考えるのが好きな、待宵スークなのでした。
それでは、今回はこの辺で。
お読みくださり、ありがとうございました。
自己紹介
こんにちは。待宵スークです。
私のブログを開いてくださって、ありがとうございます。
今回は簡単に自己紹介をさせていただきます。
名前:待宵 スーク(まつよい すーく)
性別:女
年齢:30歳(この記事の執筆時点)
顔立ち:紫式部+アンパンマン
名前に深い意味や特別な思い入れはありません。自分の好きなものをくっ付けただけです。
最初は「今まで聞いたことのある中で、好きな響きの名字と名前にしよう!」と
思ったのですが、何だか芸能人に憧れてるみたいな名前になってしまったので、それは却下しました(笑)。
顔立ちは・・・あと1000年早く生まれていたら、美人だともてはやされたかもしれません。
性格:真面目、頑固、我が強い。負けず嫌い。すぐネガティブになる。できるだけ抑えようとしているけど、本当は目立ちたがり屋でかまってちゃん。
twitterやFacebookなど多くの人に発信する系のSNSは今までやっていませんでした。かまってちゃんオーラ溢れる痛々しいものになってしまうことが想像に難くないからです(笑)。
基本的に物事に取り組む姿勢は真面目ですが、そんなに根気強い方ではなく、誰かが見ていてくれないとモチベーションが続かないのが悩み。
でも、誰かが見ている(もしくは一緒にやっている人がいる)とすごく頑張るので、よく努力家だねと言われます。ごめんなさい、全然そんなことないんです・・・
趣味:考え事…?
特技:……???
昔からこれといった趣味や特技がなく、履歴書などでいつも困ってしまいます。
スポーツはするのも見るのも好きで、学生時代は運動部でしたが、大人になった今 趣味と呼ぶには違うような。
あ でもプロ野球と、オリンピックやサッカーW杯など大きな国際大会は深夜や早朝でも見ます。
特技は本っ当にない!!!歌も絵も字もド下手ではないですが、わー!上手いね!と言われるほどでもない。器用貧乏といえるほど器用でもなく、人より詳しい分野などもない。
習い事にもあまり興味がないんですよね・・・
何かすごく残念な人みたいですが(笑)、考え事が好き?なので、一人で新幹線に乗っていようが、大雨で出掛けられない休日だろうが、「暇だなー」ということはありません。
あとは漫画を読むのが好きですが、そんなにマニアックなものとか知ってるわけでも、時間やお金をかけて積極的に開拓するわけでもないので、普段趣味欄には書きません。
その他:既婚、子無し主婦。日本ではないアジアのどこか在住。
駐在になった夫についてきて、現在海外生活2年目です。
日本にいたときは正社員で働いていましたが、今はビザの関係でアルバイトのみ。
とりあえずこんなところでしょうか。
もし同級生や親しい友人がはてなブログユーザーで、私だと気付かれたらどうしようとか心配になってしまうのですが、そこまで世間は狭くないのかしら。笑
いずれにせよ、私自身のことは今後ブログを書いていく中で少しずつ晒していくことになると思います。
それでは、今回はこの辺で。
お読みくださり、ありがとうございました。
初めまして
初めまして。待宵スークと申します(о´∀`о)
30歳女性です。
私のブログを開いてくださって、誠にありがとうございます。
ブログを始めるにあたり、特に明確なきっかけはないです。
何かを発信してみたいという気持ちは以前からありました。
しかし、なぜこのタイミングで突然「ブログを書こう!」と決意し、行動に移したのかは自分でもよく分かりません。笑
このブログでは、日常生活や仕事、人間関係などについて日々思うこと、自分という人間について考えたことなどを中心に書いていきたいと思います。
ブログのタイトルの通り「家族や友達には話しにくいけど、でも誰かに話したいこと」です(愚痴もたぶん出てきます…すみません)。
「家族や友達に改まって話すほどではないけど・・・」もあるかも。
とりあえず自己満足雑記ブログ…ですね。笑
「目からウロコ!」というようなことは書けませんが、共感してくださったり、「私はこう思う」と考えたりしてくださる方が一人でも二人でもいらっしゃったら嬉しいです。
今までブログはもちろん、twitterなどのSNSもやったことがないため、全てが手探りでのスタートになります。
少しでも早く、読みやすく面白味のあるものが書けるよう、勉強していきたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
待宵スーク