駐在妻がアルバイトを始めるまで(1)
こんにちは。待宵スークです。
私のブログを開いてくださって、ありがとうございます。
現在、私は海外に住んでおりますが、週4でアルバイトをしています。
今年の7月に始めたので、やっと3か月くらい経ちました。
とはいえ、私が海外に引っ越してきてからはすでに1年半以上経過しています。
それまで私は何をしていたのか?
どういう経緯でアルバイトをすることになったのか?
今回はそんなお話です。
よろしくお願い致します。
はじめに~駐在妻と仕事
海外在住の女性の中でも、夫が駐在員でそれに同行する形で一緒に住んでいる人は駐在妻とよく呼ばれます。
一昔前ほどではないそうですが、駐在員の給料は安くはないですし、現地の人々の一般的な家よりも良いマンションを会社が手配してくれることが多いです。
家事をやってくれるお手伝いさんがいる場合もあります(うちにはいません)。
そのため、駐在妻は働かずに優雅な暮らしができるということで、羨ましいと思う人もいるようです。
国によりますけどね。ヨーロッパならキラキラ感すごいですが、当方アジアですので、友人にもそこまで羨ましがられません(笑)
一方で、海外に同行するためには日本での仕事を辞めなければなりません。
積み上げてきたキャリアを中断しなければならないため、同行を悩む女性も多いです。
空白期間ができないように、海外に引っ越してからも何かしら仕事に就けばいいのにと思われるかもしれません。
しかし、海外で働くためには就労ビザの取得が必要になります。
夫に同行する場合に取得できるビザ(家族ビザ)では、基本的に就労が認められません。
国によってビザの制度は異なりますが(ビザの種類、取得の条件、認められる労働の範囲など)、働きたいからといって自由に働けるわけではないのです。
引っ越してから最初の半年
2017年3月に私は今住んでいる国に引っ越しました。
A国としますね。
(国名を明かせない理由は以下の記事を参照してください)
私は引っ越しの1週間前までバリバリ働いていました。
そのため、引っ越してすぐの頃はさすがに今すぐ再就職したいとは思いませんでした。
まずはゆっくり休みたいし、A国での生活にも慣れなければいけない。
はじめは家事とA国の言葉の勉強に専念しよう。
そんなふうに考えていました。
しかし、働かなくても平気でいられたのは最初のうちだけでした。
朝から晩まで忙しく働く夫と専業主婦である自分との格差が、心に重くのしかかり始めます。
もともと働くのが好きでしたし、自分が望んで仕事を辞めたわけではないのに、働いている夫に対してどこか遠慮してしまうのが辛くなってきたのです。
また、働いていた頃に比べて家事と語学学校のみの毎日は達成感も少なく、過去の自分とのギャップにも悩むようになりました。
夫にアルバイトの相談をするも…
実は、私はA国のビザの制度について引っ越す前によく調べていませんでした。
A国に居住するためのいろいろな手続きは、夫の会社が全て代理でやってくれたからです。
ただ、正社員は無理でもちょこっとアルバイトするくらいならできるのだろうと思っていました。
日本でもコンビニや牛丼屋などで外国人のアルバイト店員をよく見かけるからです。
(日本は、就労ビザを持っていなくても制限付きでアルバイト可みたいです)
実際、駐在妻や留学生でもこっそりアルバイトしている人は結構います。
私と同じ語学学校に通っている駐在妻さんもアルバイトしていました。
目立つことをせず、旦那さんも自分の会社に内緒にしていれば、そうそうばれるものではありません。
もっと言うと、在住日本人向けの情報誌には求人広告が堂々と載っています。
正社員の募集ではなく、アルバイトの。
つまり、言ってしまえば「就労ビザなしでは本当は違法だけど、ばれはしないからこっそり働きませんか」ということです。
しかし、ある日私が夫に「アルバイトをしてはだめだろうか」相談すると、NOと言われました。
万が一にでもばれたら困るから、と。
ばれると困るのは、夫の会社と警察です。
会社にばれたら夫には多大な迷惑がかかりますし、警察にばれたら夫の会社にもそりゃあもう超多大な迷惑がかかります。
確かに違法就労なのですが…
そうです、違法就労です…
とはいえ、A国にはあと3年半ほどいる予定になっていました。
他の人はやっているのに、どうして私はだめなんだ。
34歳まで働けないなんて…
私は諦められませんでした。
(2)に続きます!
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。