NO BASKETBALL, NO LIFE
NO BASKETBALL, NO LIFE
バスケットボールがなきゃ、生きていけない!
・・・なんてことは全くなく、なきゃないで生きていけます。
こんにちは。
待宵スークです。
ブログを立ち上げてからしばらくの間は身バレ防止のために学生時代の部活を隠していたような気がしますが(笑)、このブログは収益化しない、だから検索流入も狙わないことにしたのでノープロブレム。
小学校3年生の時にミニバスを始め、中学校、高校と約10年続けたバスケットボール。
私の人生で、ここまで長く続いたものは他にありません。
そして1年前、私が住んでいる国の在住日本人サークルに入り、11年ぶりくらいにバスケットボールのある生活になりました。
11年間はなーんにもしてませんでした。
テレビでバスケの試合を見るとかもあんまりないですし。
ね。全然「NO BASKETBALL, NO LIFE 」じゃない(笑)
「バスケがしたいです…」とか泣いたこともありません。
ただ、バスケから離れていた11年間も、夢にはバスケをやっている場面がしょっちゅう出てきました。
他にもよく見る夢はあるけど、バスケの夢が圧倒的に多いです。
それだけ脳にもバスケの記憶が浸み込んでるのかな。
学生時代に10年もバスケをやっていたなら、さぞかし上手なんだろうと思われるかもしれません。
そうならどんなに良かったか!
残念ながら、下手でございます(ごーーーん)。
もちろん、シュートも打てるし、ドリブルもできるし、パスもできます。
でも、スポーツの上手い下手ってそういうのじゃないですよね。
いやいや、それももちろんありますよ?
ドリブルめっちゃ速いとか、シュートが馬鹿みたいに入るとか。
今日は努力なのか才能なのかみたいな話をするつもりはないので深くつっこまないでいただきたいんですが、要はセンスがないんですよね。私は。
スポーツは一瞬の判断の連続。
ボールを持った瞬間に、
(いや、むしろボールを持つ前)
自分がシュートを打つのか
打つならどうやって打つのか
パスを出すのか
出すなら誰にどんなパスを出すのか
ドリブルするのか
するならどの方向にどんなドリブルをするのか
あれこれ考えるわけです。
そのときの頭の中は日本語じゃない。
感覚です。
ボールを持っていなくても、自分がパスをもらいに行くのか、他のプレーヤーを生かすように動くのか、などなど無限に選択肢がありますよね。
絶え間なく変化する状況の中で、瞬間的に考え、判断して、動く。
その判断の的確さがセンスだと思うのです。
私はそれが乏しいから、まあ無駄な動きの多いこと(笑)
(分かってるよ!センスだって先天的なものじゃなくて勉強すれば磨けるよ!自分が努力不足だったのは知ってるから、今は言わないで!笑)
高校時代はメンバーにも恵まれて、3年生で引退するまでガッツリやりました。
でも、自分はどれだけやっても「バスケが上手い人」になれることはないな、と思ったので、特に未練もなくバスケから離れ、大学では別のサークルに。
社会人になってからは、スポッチャでちょこっと遊んだ程度かな?
まさか29歳になって自分がまたバスケをしようと思うなんて、想像もしていませんでした。
ちなみに私が一番好きだったプレイは、相手のシュートに手を引っ掛けて阻止すること。
地味かよ!!!!
バスケをあまりご存じでない方には分かりにくくて申し訳ないです。
すごくなるとスラムダンクのゴリの「ハエたたき」になります(笑)
相手のシュートを止めたい一心で前に出過ぎるとファウル(反則)になりやすいんですが、成功したときは「ドヤァァァァァア!!!!」ですよ(笑)
シュートを阻止してドヤァ!!
サッカー日本代表ゴールキーパーの川島か?
もしくは元競泳選手の北島康介。
「気持ちいいー。超気持ちいい…」こんな気分です。快っ感!!!
さて。
全く「NO BASKETBALL, NO LIFE 」じゃない私ですが、やればやっぱり楽しい。
血が騒ぎます。
学生時代にどう頑張っても下手だったんだから今だってもちろん下手なのに、メラメラ燃えちゃう(笑)
そもそもスポーツに熱中するような人は漏れなく負けず嫌いなんですよね。
クールに振る舞っていても、失敗しちゃっても気にしない☆みたいに笑っていても、心は炎です。
今のサークルメンバーは男女とも全員バスケ経験者。
つまり全員負けず嫌い。笑
でも、それがいいんだよなぁ。
今私が入っているサークルは大半が社会人(数名大学生)。
仕事もあるし、家庭もある。
間違ってもバスケ第一の生活なんかしてないわけです。
無茶をして怪我をしたり、相手を怪我させてしまったりしては大変なので、後先考えない強引なプレイはしません。
それでもやっぱり、抑えきれない闘争心が剥き出しになる瞬間があって。
学生時代みたいに勢い任せでぶつかったりはしないけど、「負けたくねぇええ!!!」がプレイに出てしまうときがあるのです。
1対1で抜かれてシュート打たれる瞬間つい手を出してしまって、バスカン。
「ああーーー!!くっそーーー!!笑」周りも爆笑、みたいな。
※バスカン=バスケットカウント
シュート時にファウルした上に、そのシュートが決まっちゃうやつ。
きちんと説明すると長いけど、とりあえずディフェンス側はめちゃ悔しい。笑
勝っても負けても別にいい。
何か大切なものが懸かってるわけじゃないから。
でも、得るものも失うものないのに思わず熱くなってしまうことこそ、私たちが重た~い体を引きずってまで(笑)バスケをやってる理由だと思います。
負けず嫌いといえば。
先週、サークル初参加の女子大生が来ました。
日本の大学の春休みを利用して、1ヵ月の短期留学か何かで来ているらしいです。←あんまり喋ってないから分からない(笑)
その子は日本の大学でバスケをやっている現役プレーヤー。
「大学までバスケやってるなんて、間違いなく上手いに決まってる。私は体力もないし下手だし、絶対ついていけない~笑」と思っていたところ・・・
さすがというか何というか。
上手なのは言うまでもないけど、ゴリッゴリの負けず嫌いで思わず笑ってしまいました。
シュート練習のときに、好きなところから打っていいよと言われればスリーポイント打つし。
試合になれば男子にも1対1を仕掛けていくし。
やっぱりね、これくらいのガッツがなきゃ、大学までなんて続けられない。
笑ってしまったって書いたけど、カッコ良かったし、羨ましかった。
私もそれくらいバスケに自信持ってみたかった。
だけど、試合中に私に目で合図送るのやめて!!笑
「ほら」みたいな視線を向けられても、私はどう動いたらいいか分からないの!
センスゼロだから!ゼロセンスだから!!
事前にフォーメーションの打ち合わせとかしてたならいいけど、そうじゃないと上手い人と息を合わせて動くとか無理なの!!
試合中に上手い人の頭の中が分かれば苦労しないの!!泣
とか言いつつ、私たぶん、現役時代より今の方がバスケ上手い。
もちろん毎日練習してた18歳のときの体力とは比べものにならないし、筋力も落ちてるからスリーポイントシュートも力を込めないと届かない。
サークルは週1(毎週日曜)しかないし、借りてる体育館の都合とか人数が集まらないとかでできない週もあるから、体力や筋力はなかなかつかなくて、筋肉痛になることもしばしば。
だけど、学生時代よりも落ち着いてプレーができるようになってる。
学生時代は、試合になると「上手くやらなきゃ!上手くやらなきゃ!」で頭がいっぱいになって、余裕がなかった。
目の前しか見えていない感じ。
しょぼいプレーをして顧問の先生に怒られるのも怖かった。
失敗しちゃダメ、怒られたくない、と思えば思うほど、ますますプレーは固くなる。
でも、今は誰にも怒られない。
さっき書いた通り、私のプレーに懸かっているものも何もない。
試合中でもしんどくなってきたらちょっと歩いて休憩しちゃう(笑)
簡単なシュートを外したり、パスミスしたりしても「きゃ~!ごめんなさい~!笑」で許してもらえる。
みんなお互いにいい歳だから、高いレベルを求め合うことはない。
やる気さえあれば、他に何も咎められることはない。
ゆるいっちゃゆるいんだけど、お遊びよりは真剣で、きっと私にとってはちょうどいいんですよね。
「良いプレイができない」って苦しむのに疲れて大学からはバスケをやめてしまったけど、今は良いプレイができなくても別にOK。
もし良いプレイができたら万々歳!!
プレッシャーが全くない!
バスケをするのが恐くない!
そうしたらね。
相手の動きを見てフェイント入れたりとか。
これいけちゃう?いっちゃえ!っていうカットインができたりとか。
ディフェンスとの距離が空いたときに迷わずシュート打てたりとか。
冷静に頭を働かせながら試合ができる。
出来る人は小学生のミニバス時代から出来ていたと思います。
でも、私は高校生になっても出来なかったんです。
いつも「思い切りがない」「もっと勝負しろ」って言われていた。
だけど、大人になって改めてバスケを始めてみたら、高校時代にできなかったことが出来るようになった。
バスケの楽しさを再認識したというか、良いプレーってたまたま生まれるものじゃなくて自分でつくるものだったのね、なんて当たり前のことを今さら思ったりもしています。
バスケを再開して本当に良かった。
NO BASKETBALL でも生きていけるけど。
私の今後の人生で決して優先度は高くないけど。
日本に帰って働き始めたらたぶんもうやらないけど。
でもやっぱり好きだな。
学生時代は、苦しくて好きなのかどうかよく分からなくなってたけど、
「大好きです。今度は嘘じゃないっす」
(別にもともと嘘はついてないけど)
(無理矢理スラダン名台詞で終わらせようとしました)
お読みくださってありがとうございました。