それでもまだ、夢に見る
バスケをする夢を見たんです。
バスケについてはこのブログに何回か書いてますね。
在住日本人のバスケサークルに入った話、大会前の話、そしてサークルを離れることにした話。
2019年10月半ば・11月初めに大会があって、それが終わってからは練習に一度も行っていません。
クリスマス会や女子メンバーの集まりなども全て欠席。
「サークルを辞めます」とは言っていないけど、実質辞めているような状態。
前回のバスケ記事に書きましたが、サークルに行かなくなった理由は大きく2つ。
1つは、私は子連れOKのサークルには向いていないから。
もう1つは
大会を通して私はやっぱりバスケが下手なんだということを再認識してしまい、それが辛くなったから。
上手い人からのプレッシャー、自分がチームの足を引っ張っているという焦り。
中学・高校時代とは違って、そういった負の感情からは解放されたと思っていたのに。
大人になってまでネガティブな気持ちを抱えながらバスケをやらなくたっていいや。
このサークルを辞めたら、おそらくもうちゃんとシューズを履いてユニフォームを着てバスケをすることはないだろう。
もったいないかなーと少しだけ思ったけど、練習に行かなくなったら週末をとても心穏やかに過ごせるようになりました。
ストレスが減って良かったわ。
練習場の体育館まで片道1.5時間かかるのもしんどかったしさ。
良かった良かった。
それなのに、まだバスケの夢を見るんです。
元々よく夢を見る方だし(「覚えている」というのが正しいか)、その中でも昔から特にバスケをしている夢はしょっちゅう見ていました。
小3~高3までずーっとバスケ部だったからか、大学時代も、社会人になってからも、バスケの夢が不動の頻度1位。
で、一昨日もバスケをしている夢を見まして。
夢の中の私って、ほんと上手いんですよ。
現実でそんなに上手かったことなんかないのに。
特にディフェンス。
相手選手にピタッとついて、パスにもドリブルにもバシバシ手を出してカットして。
ボールに飛び込んでいって、チームを元気付けるようなガッツ溢れるプレーも連発して。
「いけるよ!」って大声でメンバーを鼓舞して、誰よりもコートを走り回って。
そんな選手になりたかったんだ。
そんなプレーができたらバスケ楽しいだろうなっていつも思ってたんだ。
現実の私は下手くそで、弱気で、カッコ悪くて...
でももう私はバスケとサヨナラしたんだし、これ以上望むことなんて何もないのに。
今後はチームに迷惑をかけてしまうとか考えなくてもいい、プレッシャーに悩まなくてもいい。
それなのに、10年以上ずっと
上手くなりたい上手くなりたい上手くなりたい
と思い続けていたから、いまだに願望や憧れが夢に出てきてしまう。
もういいよ。
もういいよ。
もう辞めたんだよ。
これ以上、時間も金も精神力もバスケのために割くのは無駄だって思ったんだよ。
マイナスの方が大きいって思ったんだよ。
願望も憧れも捨てたんだよ。
上手い選手がいても、「私も上手くなりたい」じゃなくて単に「上手いなー」って見ていればいいの。
夢の中ではすごく楽しくて幸せだけど、目が覚めると本当に虚しくなる。
何度も何度も挫折感を思い出させないでくれるかなぁ。
今これを書きながらたまたまOfficial髭男dismの『Pretender』を聴いてたんですが、
「それじゃ僕にとって君は何?」
だってさ。
私にとってバスケは何?
プロフィールなどを書く機会があるたびにいつも思ってたんですよ。
趣味の欄にも特技の欄にも、バスケは当てはまらないよなって。
趣味といえるほど楽しんで続けてきたわけじゃない。
特技といえるほど上手くもない。
ただ小3のときに何となく始めて、色々あったけど続けてた方がメリットが大きいと思って...友人関係とか内申書的に。
一番打ち込んでたのは高校時代だけど、その頃ですら趣味とも特技とも思ってなかったし、将来バスケ選手になりたいとかは1ミリも考えたことがなかった。
どれだけ頑張っても上手い人たちには勝てないと分かっていたんだもの。
10年以上やってきたのに、趣味でも特技でもない、未来もない。
まぁ、私のパーソナリティ形成には影響を与えたかな。
根性は身に付いたと思うし、もし私が小学生から高校生までチームのエースプレーヤーだったら、良くも悪くも性格が違ってた気がする。
「努力は裏切らない」とか言える人になってたと思う。
とりあえず、私はもう今後バスケは見る専門なので。
夢にバスケの場面は出さなくて結構。
いいですか、脳ミソさん?
ちなみに、今の私の趣味はブログ、特技は洗顔料をふわっふわに泡立てることです。
待宵スークでした。