家族や友達には話しにくいけど、でも誰かに聞いてほしいこと

家族や友達には話しにくいけど、でも誰かに話したいこと

日々いろんなことを考え、悩むけれど、家族や友達には話しにくい。でも誰かに話したい。そんな話をつらつら綴ります。アラサー、子無し主婦、海外在住、駐在妻。

駐在妻がアルバイトを始めるまで(4)

こんにちは。待宵スークです。

私のブログを開いてくださって、ありがとうございます。

 

 

駐在妻がアルバイトを始めるまで(3)の続きです。 

matsuyoisouk.hatenablog.com

 

 

在宅ライターの仕事

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外で働くことを諦め、在宅でwebライターとして活動し始めた私。

Googleドキュメントで記事を作成して提出し、翌月に給料が振り込まれるシステムでした。

 

書くテーマは自分が住んでいる国についてなのですが、情報として有益で間違いのないようにと思うと家にいるだけで書けるものではありません。

詳しい人に話を聞かせてもらったり、自分で実際に行ってみたりするなど、取材や調査に結構時間がかかりました。

 

自分の書いた記事がサイトに掲載されるのは嬉しいものです。

しかし、素人ライターなので報酬はわずかですし、記事を読んだ人からの反応が得られるわけでもありません。

 

何もなかった頃に比べれば精神的には随分良くなりましたが、「仕事をして給料をもらっている」という事実をつくるためにやっているような気がしていました。

 

 

歯列矯正をしたい!

2018年5月頃、私はふと「バリバリ働くことができない今、歯列矯正をしよう!」と思い立ちます。

実は、私は歯並びが悪いことが以前から気になっていたのですが、矯正器具をいろんな人に見られるのが嫌でやっていませんでした。

しかし、今矯正を始めれば、日本に帰って本格的に仕事に復帰する頃にはキレイな歯並びになっているはず!と思ったのです。

 

以下の記事に書きましたが、歯列矯正にかかる費用は日本円で約100万円。

貯金を切り崩せば出せない金額ではないけれども、さすがに厳しい。

細々とライターをやっているだけではとても補えません。

matsuyoisouk.hatenablog.com

 

 もっと稼げる在宅ワークはないのか

ということで、再び在宅ワーク探し。

(3)でお話ししたように私は元々在宅ワークにはあまり興味を抱けず、ライターの仕事しか探していませんでした。

 

矯正にかかる費用100万円、期間は平均で2年間。

100万円÷24ヵ月=約4.2万円

月収4.2万円となると、今やっているライターの仕事では1ヵ月に14記事書く必要があります。

取材や調査する時間を考えるとどう考えても無理。

もっと言うと、333記事書かなければ100万円にならないので、日記じゃないんだからそんなにネタがあるわけない!!

(たくさん書いたら単価を上げてもらえるかもしれませんが、5000円だとしても200記事…)

 

興味がないとか言っていられません。

お金がほしいというだけで働たがっていたわけではありませんでしたが、今度はお金も必要になったのですから。

もっと稼げる在宅ワークを求人サイトで探してみました。

 

ところが。

 

やはり現実は甘くない。

 

  • (ものすごく当たり前ですが)簡単な仕事、未経験でもできる仕事は給料が安い
  • ライティング系は単価は比較的高いが、やはり継続して何本も書くのが難しい
  • 給料が良い仕事は何かしらのスキルが必要、または研修や定期的な出社がある(=海外在住ではできない)

 

などなど、条件に合うものがなかなか見つかりません。

 

今の私では月収4.2万円の仕事すら見つけられないなんて…

何てこった。

 

 

ある会社の求人広告を見つける

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7月のある日、矯正治療を始める前の無料相談のため、私は日本語対応可の病院を訪れました。

そこの待合室で手に取った日本人向けフリーペーパーに、現地のある会社の営業アシスタントの求人広告が載っていたのです。

 

アルバイト・パート

主婦が活躍中

週4以上、1日4~6時間

語学力・経験不問

最低限のPCスキルがあればOK

 

この会社は、在住日本人にはよく知られている会社でした。

もちろん現地人に見つからないようにこっそり活動している(何だそれ笑)わけではありません。

 

私がアルバイトをする上での最大の懸念は、夫の会社や警察にばれるかもしれないこと。

だから外で働くことを諦めて在宅ワークを探していたのですから。

 

しかし、現地で堂々と事業展開している会社で、すでに主婦(駐在妻)の採用実績がある。

違法就労させれば雇用側も罪に問われますから、大きなリスクを犯してまで未経験者を雇うメリットはないはずです。

ということは、ばれないように働ける仕組みが何かしらあるのでは?

もしくは、そもそも私や夫が思っている以上に、ばれる可能性は低いのでは?

 

とりあえず、電話で問い合わせてみよう!!!

迷っている間に誰かが採用されてしまうかもしれない!!!

給料が載ってないし!笑

 

ということで、本当は苦手なのですが(笑)勇気を出して電話をかけてみました。

 

・アルバイトスタッフたちはみんなビザ無し

・働き方は、あくまでも「お手伝いさん」

・給料は「お手伝いのお礼」という形で現金で渡している

・日本円で月にだいたい4~5万円くらい

 

シロなの?これ…警察に見つかったらクロだろ。笑

 

と思いましたが、これよりも好条件のアルバイトはないだろうと思い、夫を説得。

夫ももちろん知っている会社でしたし、すでに駐在妻が働いているというのがやはり大きかったようで、意外とすんなりOKをもらえました。

ダメだと言ってまた私に大泣き激怒されたら困ると思ったのかもしれませんが(笑)

 

 

応募~採用

応募するためには、まずメールで履歴書を送ることになっていました。

 

私が大学時代に就職活動したときはいつも紙の履歴書を郵送していたので、作り方も送り方も分からない。

自己PR欄に何を書こうか…

メールに書くべき文面も分からない…(汗)

日本語対応可の写真館なんて探している時間はないので、履歴書用の写真も自分で撮らなきゃ!

 

ネットであれこれ調べまくり、履歴書を送るまでに半日かかりました(笑)

でも、正社員の中途採用とかじゃなくてたかがアルバイトだけど、落ちるわけにはいかないし!

夫にも相談済みだから落ちたらかっこ悪いし!笑

 

その後面接へ。

 

オフィスの入っているビルに到着。しかし…

面接10時からなのに、このビル10時にならないと開かなくない?

えーーーーどこから入るの??汗

 

10時にビルに入るも…

このエレベーター8階までしか行かないじゃん!

面接22階なのにーーーー!!

上層階用のエレベーターどこ!??

 

10分遅刻。

しかも、「この仕事をする上での待宵さんの強みを教えてください」って聞かれたのに、どちらかというと弱みになりかねないことを言ってしまう。笑

 

さらに、「最後に、待宵さんの方から何か質問はありますか?」「えっと…このビル、どこから入ればいいんですか?

大丈夫か私。笑

 

 

無事に採用されました。

 

 

終わりに

 今回は、海外で専業主婦として生活していた私がアルバイトを始めるまでの経緯を書かせていただきました。

 

あまり役立つ情報はない上に、やたら長くなってしまってすみません。

 

はじめはとにかく「働くことができない、養われるしかない」という辛さからアルバイトを探し始め、最終的には矯正費用を自分で稼ぐという目的も加わったという流れです。

 

そして、駐在妻が働くときの主な障害はビザの問題夫の理解ということでしょうか。

 

今のアルバイトは、

 

・都会で働いてみたい

・海外で働いてみたい

・海外にいる間に新しいことに挑戦してみたい

・ある程度はまとまったお金を稼ぎたい

・友人にも堂々と「働いてるよ」と言える

 

などなど、私のいろんな希望を一気に叶えてくれました。

 

強みを言うはずが弱みを言ってしまったくらいで、私の得意分野の仕事ではないので苦戦することもたくさんありますが…

 

これからも頑張って続けていこうと思います。

 

 

余談ですが、採用が決まったことを夫に報告したら第一声が「良かったね」とかではなく「家事ほっぽり出すなよ」だったので、またケンカになりかけました。

やっぱり夫の本心はそっちだったんじゃないか…(笑)

 

 

それでは、今回はこの辺で。

お読みくださり、ありがとうございました。