家族や友達には話しにくいけど、でも誰かに聞いてほしいこと

家族や友達には話しにくいけど、でも誰かに話したいこと

日々いろんなことを考え、悩むけれど、家族や友達には話しにくい。でも誰かに話したい。そんな話をつらつら綴ります。アラサー、子無し主婦、海外在住、駐在妻。

駐在妻がアルバイトを始めるまで(3)

こんにちは。待宵スークです。

私のブログを開いてくださって、ありがとうございます。

 

 

駐在妻がアルバイトを始めるまで(2)の続きです。 

matsuyoisouk.hatenablog.com

 

社長に言われたもう1つの言葉

(2)の社長の言葉、1つ書き忘れていました。汗

しかも結構重要な部分。

なぜ昨日忘れてたんだ…すみません(T_T)

 

「そんなに働きたいなら給料無しで働くか自分で就労ビザを取得させろ。何のためにA国にいるのか、ちゃんと考えさせろ」

 

と言われたんでした。

 

要するに、給料を受け取らなければ就労とは見なされないから違法じゃないということです。

 

これがまたムカついたんですよね…

確かに自由に使えるお金がほしいから働きたいわけではない。

でも、自分でお金を稼げないことで駐在妻が夫に対してどれだけ後ろめたさや遠慮を感じているか、社長はまるで分かっていない。

 

世界中に駐在員を派遣している会社で、そのための制度もしっかり整っているのに、社員の向こう側にいる家族の気持ちは想像もしてくれないのか。

 

私が大泣きして激怒したので、さすがに夫も困り果てていました。

 

 

私が住んでいる国のビザについて

A国(私が住んでいる国)のビザについては、アルバイトをしたいと思い始めたときに少し調べたのですが、働ける方法が本当にないのか改めて探してみました。

(国名を明かせなくて本当にごめんなさい…)

 

就労ビザを取るとしたら

専門的な知識や技能が必要、2年以上の実務経験

以前正社員でやっていた職種なら取得可能かもしれない

 

しかし、正社員にならなければ取得できない

以前やっていた職種だと、夫との生活時間がかなりずれてしまう

A国で夫と生活していく上で、私がフルタイムで働くことは想定していない(夫のサポート役であること自体は承知している)

夫の都合次第でいつ帰国するか分からない女性を正社員として雇用してくれるのか

 

結論:就労ビザを取得することはできない

 

就労ビザ無しで働けるか

給料無し、または給与明細無し・現金支給で給料を受け取っている証拠を残さない

商業行為(つまり本来給与が発生するような行為)だけで就労と見なされることがある

 

結論:リスクは変わらない

 

 

結局、社長の言葉通りにしたって違法は違法。

夫は会社に内緒で私を働かせるのは嫌みたいだし(そりゃそうだろうとは思いますが)、ビザを取って堂々と働くこともできない。

私だけ日本に帰るという選択をするつもりもない。

 

A 国 に い る 間 は 働 け な い 。

 

この事実を受け入れるしかないんだ。

戦う相手がA国の法律じゃ、どうしようもない。

 

きっと世間の皆様はこう言うだろう。

 

「働かずに生活できる幸せが分からんのか!そんなの贅沢な悩みだ!」

「働けないのは自分のせいじゃないんだから、堂々としてればいいのに」

「人生の中でこんなに長い休暇は二度とないよ。楽しんで!」

「また働くときのために勉強したり、今までできなかったことを存分にやればいいよ!」

 

皆様ありがとうございます。全部分かっております。

 

それからしばらくは、何だかぼんやりとした日々を過ごしました。

2018年3月、A国に来て1年ほど経った頃でした。

 

 

在宅ワークを検討する

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実は、在宅ワークを考えていなかったわけではありませんでした。

 

日本にある会社や日本にいる依頼主から仕事をもらって、自分の家で仕事をして、日本の私の銀行口座に給料を振り込んでもらえば、それこそ絶対にばれません。

 

というか、A国内の雇用を全く影響を与えていませんし、A国のお金も動かしていないので、おそらくですが違法にならないはずです。

 

しかしながら、働くなら外で人と関わる仕事がいいと思っていたので、在宅ワークには興味を持っていませんでした。

単にお小遣いがほしいわけではありませんでしたし。

 

とはいえ、外で働く道が閉ざされてしまった今、できる仕事は在宅ワークしかない。

機械的な仕事はあまり好きではないので、ライターの仕事をさがすことにしました。

 

「海外在住 ライター」で検索すると、いくつかのサイトが引っかかりました。

その中で海外在住の経験が活かせそうなものに応募。

このブログを見ていただければ分かるように、たくさん記事を書けるような詳しい分野などがないので(笑)。

 

数日後に採用が決まりました。

夫にも「違法にはならない」「会社や警察にも知られることは絶対にない」「そんなに忙しいものではないから家事は今までどおりにやれる」と説明して納得してもらい、webライターデビューしたのでした。

初めて自分の書いた記事がサイトに掲載されたのは2018年5月のことです。

 

ブログのようなものではなく、1つの記事ごとにしっかりテーマが決められていて具体性も求められるので、じゃんじゃん量産することはできないんですけどね。

 

1つの記事で2000~3000円程度なので、お小遣いと呼ぶにも少ないくらいです。

ましてや家計の足しになんてなりません。

 

それでも一応仕事に就くことができて、月に数千円でも稼ぐことができるようになって、私の心は少しだけ晴れやかさを取り戻したのでした。

 

 

(4)に続きます!

(3)で終わる予定だったのですが、すみません…

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。