30歳からの歯列矯正(6)ブラケットの装着
こんにちは。待宵スークです。
私のブログを開いてくださって、ありがとうございます。
歯列矯正体験記(6)です。
苦しい抜歯の日々を乗り越えて、ついに矯正器具を装着できる日がやってきたー!!
ブラケットで表側から矯正する
矯正器具の種類については「30歳からの歯列矯正(2)」でごく簡単に説明させていただきましたが、一応もう一度ざっくりと。
矯正器具は大きく分けて2種類。
ブラケット(↓↓この絵)とマウスピースがあります。
私はブラケットを歯の表側に装着して矯正します。
メリット:費用が安く済む(全然安くないけど)。複雑な歯並びにも対応可。
デメリット:装着しているのが目立つ。
裏側矯正は、外から見えない代わりに装着が難しく、費用も少し上がります。
マウスピースは目立たないこと・簡単に着脱できるというメリットがありますが、費用が高いです。
私は「日本に帰るときまでに歯並びをキレイにする!」というのが目的。
そのため、費用の安さと効果を重視して、見た目の悪さはあっさり諦めました。
矯正歯科専門のN先生
ブラケットの装着をしてくれるのはN先生。
穏やかな印象の日本人男性です。
矯正歯科の専門医で、いかにもベテランという感じ。50歳くらいかな?
日本の病院と頻繁に行き来しているらしく、いつも忙しそう…
私がN先生に会うのは初めてではなかったのですが、S先生ほどたくさん会話をしていないのでちょっとどきどき。
ブラケット装着の前に。
「30歳からの歯列矯正(5)」では長くなったので省きましたが、下の4番を抜いたときも歯茎を縫合してもらいました。
歯茎の表側と裏側からきゅっと傷口を締める感じです。
治りは早くなるのですが、縫合しているところが傷口そのものより痛かったので、ブラケット装着の前にN先生に抜糸してもらいました。
ブラケット装着
私には1つ疑問に思っていたことがありました。
ブラケットって、一本一本の歯にどうやってくっついてるの??
接着剤みたいなもの?
それとも、画鋲みたいな感じで歯に埋め込むのか…←もしそうだとしたら、もしかして痛い?
とか、いろいろ心配していました。
だってせっかく抜歯が終わったのに、また痛い思いをするのは嫌なんだもん…
この日は上の歯だけ装着することになりました。
装着する作業のときに唇が邪魔にならないよう、唇を押し広げた状態で固定する器具を付けます。
最初に歯の表面の洗浄。
痛くないのに、ギュイイィーーーーンという音だけで恐怖を感じるように子ども時代に脳にインプットされているので、体がちょっとこわばる(笑)
このN先生はあまり口数の多い方ではなく、「椅子を倒しますね~」とか「(歯を)お水で洗いますよ~」とか患者に向かっていちいち言いません。
別に言わなくてもいいのですが、いきなり注射器を手に取ったときはさすがにびびりました。
注射するの!?やだ!!(ガキか笑)と思ったら、注射器で歯の表面にちょんちょんと何かを付けているようです。
接着剤かしら。
その後、小さい部品を1つずつピンセットで取り、これにも接着剤のようなものを付けていきます。
そして歯に乗せる。
良かった、接着剤式だ。埋め込み式じゃなかった…(笑)
1つ乗せるごとに、ポジショニングゲージ(だったかな?)という器具で位置を調整しているようです。
上の全ての歯に部品をくっつけたら、今度はそれに細い銀色のワイヤーを通していきます。
通す前に、ワイヤーの端をライターで炙るN先生…
なぜ炙っているのかは聞けませんでした(笑)
ワイヤーを通し、ぎゅっぎゅっと締め上げているようなのですが、これも口の中で何が起きているのか自分では分かりません。
今度S先生に聞こうっと(笑)
だいたい30~40分ほどで装着作業は終了。
特に痛かったり苦しかったりすることはありませんでした。
下の歯のブラケットは後日またN先生に付けてもらうのですが、予約は何と1ヵ月先!!
N先生、多忙すぎる。どうかお体に気を付けて…
ブラケット装着後
最初の1週間くらいは、口の内側のブラケットが当たるところが痛くなることが多いようです。
でも、幸い私は平気でした。
装着してから丸1週間経ちましたが、何ともありません。
痛くなったら嫌だと思って、喋ったり食べたりするのを控えて出来るだけ口を動かさないようにしていたのが功を奏したのでしょうか(笑)
というより…
実は食べるのを控えたのは、控えざるを得なかったという方が正しいです。
ブラケットを装着してから数時間経つと、だんだん歯がむずむずしてきます。
全部の歯が浮いているような感じ。
特に前歯にはやはり強い力がかかっているようで、少し噛みあわせただけでも痛い。
柔らかいものでも前歯を使って食べることができなくなります。
というか、食べ物を奥歯で噛んだとしても、そのときに上下の前歯同士が当たるので痛みが走る…
また、豆腐より硬いもの(笑)は何でもブラケットに詰まるので、食べにくいし、歯磨きも面倒。
食べるときは痛くて美味しいのかもよく分からないし、ブラケットに詰まったり引っかかったりして食べにくいし、歯磨きも時間がかかるし…
食事をすると疲れてしまうので、もう出来るだけ食べたくないと思うほどでした。
これを書いている今は痛みやむずむず感もだいぶ収まって(慣れて?)きましたが、それでもパンや肉まんのようなものにかぶりついて食べるのはキツそうです。
麺類などを途中まで口に入れて噛み切るのも無理でした(昨日うどんを食べたとき痛かった笑)。
まあ、食べ方としては全部口に入れた方がきれいだから、痛くなくてもそうした方がいいんですけどね(笑)
ついに矯正スタート!
矯正をしている他の方のブログを読んでいると、このむずむず感は月1の器具調整のたびにやってくるらしいです。
こんなのが2年も続くのか…と思うと早くも先が思いやられます。
しかしながら、何はともあれ矯正をスタートさせることができて嬉しいです。
(下の歯はまだですが)
初めて歯並びの悪さを指摘されてから約5年。
嫌だな嫌だなと思っているだけでは、5年経とうが10年経とうが歯並びは良くなってくれません。
でも、器具を装着して定期的な検診を受ければ2年で……!!!
もうお金も払ってしまったし、早死にするわけにはいかん。笑
キレイな歯並びを手に入れて、思いっ切り笑うのだ!!!
ということで、歯列矯正体験記はまだまだ続きます!
2年後まだちゃんとブログやってるだろうか(笑)
お読みくださり、ありがとうございました。