子どもを持たない選択(補足)
こんにちは。待宵スークです。
私のブログを開いてくださって、ありがとうございます。
「子どもを持たない選択」は(2)で終わりのはずだったのですが…
他の方のブログを拝読していたら、子どもの有無問題では外せない重要な内容を書き忘れていることに気付きました(汗)。
それは家族や親戚の期待について。
子どもを望んでいなかったり、なかなか授からなかったりというのが夫婦二人だけの話で済めば良いのですが、そうはいかないですよね。
うっかり書き忘れるくらい、現在私はたいしてプレッシャーを受けていないのだけど。
子どもを生むことは親孝行なのか
親に会うたび、電話するたびに「子どもはまだなのか」「早く孫の顔を見せて」と言われるのが辛いという話はよく聞きます。
子どもがいない理由が何であれ、わざわざ説明したいものではありません。
一方、私の友人には「自分は子どもがほしいとそこまで強く願っているわけじゃないけど、親に見せてあげたいから早く結婚して子どもをつくりたい」と言っている人もいます。
また、私の母も「私は学生のうちに実家を出てしまい、親孝行など全くしてこなかったが、孫をプレゼントできたことが一番の親孝行だと思っている」と言っていました。
(「プレゼント」という言い回しだったかは忘れてしまいましたが)
跡取りとして必要とされている場合などはありますが、実際に子どもを育てる責任を持つのは夫婦二人なので、本来は「自分たちの親のために」生むものではないとは思います。
とはいえ、孫を望む気持ちはよく分りますし、私の母の言葉からも姉や私が生まれたとき祖父母は非常に喜んだのだろうと想像できます。
実際、私は父方・母方両方の祖父母に大変可愛がられて育ちました。
私は子どもをつくるつもりはないですが、それでも、私を一生懸命育ててくれた両親に孫を見せてあげることができたらどんなに喜んでくれるだろうか…と想像せずにはいられません。
家族たちの態度
私の両親・姉
私の両親は、昔から「あんたたち(私と姉)を信用してるから、自分たちの好きなようにしなさい」というスタンスでした。
高校卒業後の進路や就職なども「こっちの方がいいんじゃないか」とか口を挟むことなく、私たちの意思を最大限尊重してくれました。
そんな両親なので、夫を初めて会わせた時も「スークがとんでもない男を連れてくるわけないのは分かっていた。娘と結婚するなら一応顔くらいは見ておこうと思っただけ(by 父)」というノリで、「娘さんと結婚させてください」みたいな展開は一切なし。
子どもに関しても、「ほしいと思ったらつくればいいし、二人がいらないと思うならそれでいいんじゃない」と言ってくれています。
私にとっては非常にありがたいことです。
もしかしたら、両親二人だけのときは孫がほしいねと話しているのかもしれません。
私の姉は結婚しておらず、結婚願望も子ども願望もないので、孫の可能性があるとしたら私だけ。
それでも私にプレッシャーをかけないようにしてくれているとしたら、ちょっと申し訳ない気持ちになります。
姉は私の2歳上ですが、先述の通り未婚で願望もなし。
そのため、私に「子どもはまだなの?」なんて言ってくることはまずありません。
それにしても…私は結婚こそしたものの、私も姉も揃って仕事好きで子ども願望なしの大人になってしまったのはなぜなのでしょう…
いろいろありましたがトータルで見れば幸せな家庭で育ち、家族というものに肯定的な感情を持っていると思うのですが。
こればっかりは未だに分かりません。
義両親
今のところ孫の話をされたことはありませんが、夫が一人っ子なので、孫の可能性があるとしたらこれまた私たちだけ。
まだ結婚して2年程度ですし、海外生活中なので何も言ってこないだけかもしれません。日本に帰ってからも子どもをつくる気配がなかったら言われるかもしれない…と今から少し心配です。
それでも、結婚直後から言われ続ける人もいることを考えると、気持ちはかなり楽です。
祖父母(実母の両親)
幸いなことに祖父母ともに健在で、現在83歳。
母には弟がいるのですが(つまり私の叔父)、叔父夫婦には子どもがいません。
そのため、祖父母の孫は姉と私の二人。
そして結婚しているのは私だけなので、ひ孫の可能性があるとしたらまたまた私だけ。
先日1年ぶりに会ったとき、祖父母の口からぽろりと子どもの話が出てきました。
大きくなった姿は見られなくとも、スークが今子どもをつくってくれたらひ孫に会えるかな…と思っているのかもしれません。
終わりに
家族の話を書いていたら、期待されているであろうことを分かっているのに見ないふりをしているような気がして、辛くなってきましたね…(苦笑)
子どもを生むことが親孝行になるのかと言われれば、やっぱりそうなのかなと思ってしまいます。
親孝行というか、これほど親が喜ぶことはないのかもしれない、と。
自分の生んだ子どもが今度は親となって子どもを育てているというのは「立派な大人に育て上げた」という証明の一つにもなり、親に対する最高の恩返しなのかもしれません。
祖父母にとっても、長生きして良かったとしみじみ実感する出来事になるでしょう。
子どもを生まないことが親不幸だとは思いたくないけれど、生まないことをわざわざ選択するのは、親や祖父母からしたらやっぱりがっかりするのかなぁ。
友達には「私は子どもはいらない」って堂々と言えるのに、家族に申し訳なくて言いにくい。
子どもをつくらない代わりに何か別の方法でたくさん親孝行を…とか考えてしまうあたり、やっぱり私自身も「本当は生むべき」と思っているんでしょうね。
生まないけど…
それでは、今回はこの辺で。
「子どもを持たない選択」はこれで終わりです。
お読みくださり、ありがとうございました。