家族や友達には話しにくいけど、でも誰かに聞いてほしいこと

家族や友達には話しにくいけど、でも誰かに話したいこと

日々いろんなことを考え、悩むけれど、家族や友達には話しにくい。でも誰かに話したい。そんな話をつらつら綴ります。アラサー、子無し主婦、海外在住、駐在妻。

早く日本に帰りたい

こんにちは(^^)

皆様、無事に2019年を迎えることができ、何よりでございます。

本年もよろしくお願い申し上げます。

 

 

さて。

新年一発目がこんな記事?って感じなのですが・・・

 

駐在妻って大変なんですよ。

いや、妻に限らず、海外生活って大変なんですよ。ホントに。

 

新年早々、突然何を言い出すやら。

 

今までも、駐在妻は働きたくても働けないっていう記事とか書いてきました。

でも、働きたくない人にとっては無職で生活できるなんてこの上なく素晴らしいですよね。

 

言葉の壁も当然あります。

私が住んでいるのは英語圏ではないですし。

でも、海外で働いていてもほとんど日本語しか使わない仕事もあります。

買い物に困らない程度分かればいいよという人も少なくありません。

 

駐在妻は働かなくてOK。

買い物だって大して喋ることなくできるし、ネットで済ませることも可能。

 

そのうえ、会社の補助で現地ではかなり高級な方のマンションに住めます。

素晴らしいじゃありませんか!

駐在妻、万歳!!

これぞ勝ち組!!

旦那さん、今日もお仕事頑張ってね♥

  

ええ、そりゃあもうとても素晴らしい生活です。

皆さん、どうかひがまないでくださいね。

 

 

私が現在住んでいるのは、50階建てくらいの高層マンションの39階。

マンションの敷地の入り口と建物の入り口に警備員がいます。

家賃は日本円で1ヵ月約30万円。全額会社負担(光熱費等は自分たちで払います)。

広いリビング、広いキッチン。

キングかクイーンか分かりませんが、とにかく2人で寝られるベッドが2つ。

トイレも2箇所あります。

 

私の実家は狭いし正直オンボロだったので、子どもの頃は友だちの家に遊びに行くたびに「私もこんな広くてきれいな家に住みたいなぁ…」と思っていました。

小学生のとき、男子に家を馬鹿にされて悲しかったっけな。

でも、日本にいたら家賃30万のマンションなんてとても住めないけど、夫が駐在だからこそ「広くてきれいな家に住みたい」という願いが叶った。

 

夫から部屋の写真が送られてきたとき、そして実際にその部屋に入ったときは、「これが・・・私の家・・・?」と感動を覚えました。

 

 

 

しかし。

現在は「日本だったら、こんな物件3万円でも住むもんか!!!!」と思っています。

 

それはなぜか?

 

絶え間なく起こる不具合と戦う日々だからです。

 

この国の「高級マンション」は完っ全に見かけ倒しで、クオリティは日本の激安アパート以下だということを思い知らされました。

 

引っ越してすぐ、洗礼を受けました。

洗面所の天井から水が漏れていたのです。

壁伝いにちょろちょろ~と。

よく見ると、壁や鏡に水が流れた跡がいくつかあります。

何これ・・・

 

さらにガス給湯器の故障。

お風呂(シャワールーム)も台所も一切お湯が出ない。

近くに銭湯などがなく、私と夫は5日間ほどシャワーを浴びられずに過ごしました(寒い季節でまだ良かった…。でも食器を水で洗うのは死ぬほど冷たかったです)。

 

その後も、家中が結託して不具合が途切れないようにしてんの?というくらい、次々にあちこちが故障していきます。

1つ修理すると、また別の故障。

 

この国(都市?)は家具家電付きの物件が一般的。

日本ならば、自分の家電を引っ越しのたびに持っていくので、それなりにきちんとした品質のものを買いますよね。

しかし、家具家電付きということは、大家にとってはそれらを揃えるのは経費。

そのため、安くて低品質なものばかりなのです。

 

年末年始にTwitterで嘆いていたのですが、実は現在エアコンが壊れています。

全部屋のエアコンが繋がっているので、ぜーんぶ同時に故障。

エアコンがあるのにわざわざ電気ストーブなどは買ったりはしていませんでしたから、一切暖房器具が無い状態で過ごしているのです。

南国ではありません。

12月に3~4日ほど雪が降りました。

それに、ベランダがないため洗濯物は全て部屋干しなので、乾かなくて本当に困る。

 

私がこの部屋に引っ越してきて1年10か月で、エアコンは6~7回ほど壊れています。

もはや回数は覚えていません。

冬の方がまだマシかも。

真夏は非常に蒸し暑い国なので、窓を開けても無意味。

夜は寝苦しいし、お風呂上りにさらに汗だくになるし、気を付けていても衣類にカビが生えるし。

 

エアコンの他に頻発するのが水回り系の不具合。

とにかく詰まる、溢れる。

手が届く限り掃除して、パイプユニッシュを使っても直らない。

結局どうしようもないので、ひどくなってきたら業者を呼んで直してもらいます。

これも1年10か月で何回呼んだかなぁ。5回は呼んだと思う。

 

先日まで、シャワールームの詰まりがひどくて。

髪や体を洗った泡やお湯が足元にどんどん溜まっていくんですよ。

気持ち悪いったらありゃしない。

途中で何度もシャワーを止めて、溜まったものが全部流れていくのを待たなくてはならないのです。

その間に体が冷え、全部流れたらシャワーで体を温め、しかしまた1~2分で足元に溜まっていく…

そして、シャワールームから出たらエアコンの壊れた極寒の部屋。

毎日最悪の気分でした。

 

それから、今は洗濯機の排水管も詰まっていて、洗濯機を回すたびに水が漏れてきます。

でも、以前は床が一面水浸しになるほどひどかったので、ちょっと水が漏れるくらいでは動じなくなりました。

 

 

昨年のある日、私が夕食を作っているときに、突然誰かにドアをドンドンドン!!と叩かれました。

驚いて私が出ると、怒り狂ったおばちゃんが。

現地語でよく分からないけど、どうやら彼女はこの部屋の下の階の住人で、天井から水漏れしている、この部屋のどこかで水を出しっぱなしにしているだろう!!とのこと。

もちろん出しっぱなしになんかしていません。

それに、天井からの水漏れくらいウチだってあるわ。

そんなのこのマンションでは当たり前。日常茶飯事でしょ?

ところが、おばちゃんは私の腕を掴み、「見に来い!」と私を下まで引っ張っていきました。

 

おばちゃんの部屋に連れてこられ、水漏れ箇所を見に行くと、天井からベッドの上に水がドボドボ落ちていました。

バケツを置いて受け止めるとかのレベルではありません。

 

さらにおばちゃんは私を1階まで連れて行き、マンションの警備員にこいつが犯人だと言わんばかりに私を突き出します。

生活の中で水を使うのは当たり前で、水漏れするのが水を使った本人のせいなわけないでしょ!?

マンションの造りが悪いに決まってるじゃない!!

そう言いたくても、言葉が分からないため、何も言えません。

現地語で怒りにまかせて責め立てられ、言い返すこともできず、私はその場で泣き出してしまいました。

 

結局、すぐに業者が来てくれることになり、私が泣き出したことでおばちゃんも怒りの矛先が間違っていたことに気付いて冷静さを取り戻したようでしたが、本当に散々な出来事でした。

このときは「何ておばちゃんだ!!」と思いましたが、ベッドに上の階の排水が滝のように降ってくるなんて耐えられませんよね。

私に当たるのは違うけど、その事態には同情しかありません。

 

 

こんな感じで、不具合は絶えることなく続いています。

うちの部屋で、1年10か月の間、まだ詰まったことがない排水溝は1つもありません。

全部1度は詰まりました。

あ、2つのトイレだけはスッポンで直せるレベルで済んでいます。

 

電気系も、エアコン以外には部屋中のコンセントが急に全て壊れるとか。

他にも、ガス報知器が誤作動&本当に必要なときに鳴らないとか、とにかくいろいろあります。

 

引っ越せばいいじゃんと思われるでしょう。

しかし、他の在住日本人に聞くと、どこもクオリティは同じ。

一切問題ないよという日本人には会ったことがありません。

よほど新しいところなら故障は無いようですが、結局は住んでみないと分からないので、時間や労力をかけてようやく慣れた場所から引っ越そうとは思えないのです。

 

 

海外で暮らすことになっても、ある程度の先進国ならば物件のクオリティがここまでひどいことはないかもしれません。

しかし、海外生活では予想もしなかった困難が降りかかるかもしれないということ。

その国の「普通」と日本の「普通」が違うばかりではなく、その国の「高級」が日本の「かなりやべーレベル」なのも十分あり得るということ。

 

せっかく海外に住むという素晴らしい機会を得たのだから、たくさん学んで帰国するぞ!と思っていますが、ひどい不具合に見舞われると今すぐ日本に帰りたくなります。

 

この国にはあと3年弱いる予定になっていますが、エアコンはあと何回壊れるのでしょう?

てか、早く修理に来て・・・(泣)

 

 

お読みくださってありがとうございました。