家族や友達には話しにくいけど、でも誰かに聞いてほしいこと

家族や友達には話しにくいけど、でも誰かに話したいこと

日々いろんなことを考え、悩むけれど、家族や友達には話しにくい。でも誰かに話したい。そんな話をつらつら綴ります。アラサー、子無し主婦、海外在住、駐在妻。

心がしんどいときは、だいたい後から気付く

 

 

 

熱が出たりすると気付くんだ

僕には体があるって事

 

鼻が詰まったりすると解るんだ

今まで呼吸をしていた事

 

BUMP OF CHICKEN 「Supernova」(作詞・作曲:藤原基央)

 

 

こんな曲がありました。

 

 

 

身体の不調は分かりやすいですよね。

 

咳が出るなー

鼻水が止まらないなー

体が重いなー

 

って。

 

 

でも、その時はものすごくしんどいのに、治ってしまうと苦しみをケロッと忘れたりする。

 

 

例えば、頭痛と吐き気でどうしても動けず、大事な仕事のある日に休んでしまったとします。

 

這ってでも行きたい気持ちはあれど、無理だ、立っているだけで辛い、横になっていても辛い…という感じで、泣く泣く上司に欠勤の連絡。

 

 

しかし、翌日すっかり元気になり、昨日だって気力を振り絞れば行けたかもしれないと思い始める。

 

もっと時間が経つと、「頭痛と吐き気が辛かった」という記憶はあっても、どんなふうに辛かったか体の感覚はあまり鮮明に思い出せなくなる。

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」的な。

 

 

こんな経験ありませんか?

 

 

BUMPの曲あんまり関係ないですね。

まぁいいか。

 

 

 

 

でも、心のしんどさって逆だなぁと、ふと思いまして。

 

 

しんどい時には「もっと頑張れるはず、弱音を吐いちゃいけない、甘えちゃいけない」みたいに思ってしまいがち。

 

そして持ち直した時に「やっぱりあの時ちょっと疲れてたんだ」と気付く。

 

 

 

私が新卒で正社員塾講師になったばかりの頃、授業が上手くいかないことや準備が追い付かないこと、上司にいつも叱られていたことなどで、ものすごくストレスが溜まっていました。

 

一時期はそれを暴食で発散していて。

 

車での帰り道にコンビニで甘い菓子パンを買い、そのまま駐車場で食べる。

食べ終わったら車を走らせ、次のコンビニにまた寄り、菓子パンを買って食べる…というのを繰り返しながら帰宅。

 

 

どのくらいの期間これを続けていたか忘れてしまいましたが、当時は毎晩なんと5~7個の菓子パンを食べていました。

 

小ぶりなやつじゃないですよ。

カロリーがっつりの大きいやつです。

つぶあん&マーガリンとか。

 

 

今となっては

 

いやいや、5~7個って普通に無理やろ。

どれだけ腹ペコでも3個くらいで限界やろ。

てか、仮に満腹感を得られなかったとしても3個くらいでやめとけや。

 

と思いますが、その時は自分がちょっとおかしいなということに気付いていなかったのです。

 

ただひたすら「もっと頑張らなきゃいけない」と思っていました。

 

 

 

塾講師2年目にどん底になってしまった時は反対に食欲が激減し、「何も食べないわけにいかないからとりあえずおにぎり買うか」くらいになりました。

 

さすがに私ちょっと気分が落ち込みすぎかもしれない、と思って近隣の心療内科を検索してみたこともありました。

しかし、「いやいや、大げさだな。他の人だって色々しんどい中で頑張ってるはず。私だけ辛いですとか言えない」と思って結局行かず。

 

 

でも、心療内科を検索したのは今までの人生でその時だけ。

他にも辛くて苦しい時期はたくさんあったけれど、心療内科に行くことなど検討しませんでした。

 

心療内科に行くほどだったかは別として、やはりあの時は正常な私ではなかったんだなと思います。

 

 

 

最近の話でいうと、今年の2月~5月頃。

 

 

新型コロナウイルスの感染拡大で、世間の人々はみんな言いようのない不安と恐怖に駆られていました。

 

私もその一人で、いつ某国に帰れるのかも分からず、ニュースを見て苛立ったり、急にやりきれない気持ちになってベッドで泣いたり…

 

また、何もやる気が起きず、とにかく異常なほど無気力。

 

毎日だらだらと過ごし、「こんなんじゃダメだ」「私はいったい何をしてるんだ」と思いつつも自分を奮い立たせられない日々。

 

Twitterからも離れ、ライターの仕事さえも滞っていました。

 

 

 

しかし、今はコロナ禍と実家暮らしに慣れてきたせいもあり、すっかり元気に。

6月末から某国でやっていたバイトを在宅でできるようになったことも大きかったですね。

 

今は在宅バイトに加え、ライター業もある程度こなしているし、筋トレもちょっとしているし、某国語の勉強もいつになく熱心にやっています。


もちろん泣いたりもしていません。

 

在宅バイトが始まる前の方がはるかに時間があったのだから、その時に勉強とかたくさんすれば良かったのにと思いますが、できなかったのです。

 

 

元気になってみると、「やっぱりあの頃はちょっと変だったな。無気力な自分を責めるのではなく、もっと心の声に向き合えば良かったのかな」なんて思います。

 

 

 

 

ほとんど自分語りになってしまって申し訳ないんですが、要するに、

 

もっと頑張らなきゃ

頑張れるはず

甘えちゃいけない

自分が弱いだけだ

 

そんなふうに自分を追い込んでしまいがちな、そこのあなた。

 

そう、あなたですよ。

 

心がSOSを発しているかもしれませんよ。

今はこれ以上頑張れないよ、と心が叫んでいるかもしれませんよ。

 

ということです。

 

 

振り返ってみると…ではなく、今気付いてあげて。

 

私みたいな単なるネガティブな怠け者でさえ、こういうことがあるんですから!笑

 

 

自分に優しく生きましょう。

 

 

ね。