30歳からの歯列矯正(番外編)担当医のS先生
こんにちは。待宵スークです。
私のブログを開いてくださって、ありがとうございます。
こんな番外編は元々書く予定はなかったのですが、昨日ちょっとした出来事があり、書きたくなったので書きます。
私の矯正治療を担当してくださっている、S先生についてです。
S先生はこんな人
才色兼備
S先生は「(2)無料相談を受ける」に書いたように、明るくとても話しやすい日本人女性の歯医者さんです。
昨日話していたところによると、30代前半らしい。
はっきりとは教えてくれませんでしたが(笑)。
でも、20代と言っても分からないくらい若く見えますし、いつも綺麗にお化粧されていてマスクで顔の半分が隠れてしまうのがもったいないくらいです。
さらに!
歯医者さんでは普通助手さんと2人で治療をしますよね。
助手さんは現地の方で、S先生は現地の言葉で指示を出しています。
病院のスタッフも大半が現地の人。
医者になるだけでも難しい勉強がたくさん必要なのに、バイリンガルなんて!!
常々すごいなぁ~と思っていた私は、ある日「お医者さんになるだけでも大変なのに、2か国語話せるなんてすごいですね」とS先生に言いました。
するとS先生は「私、言語の勉強好きなんですよね」
なんと、英語と、スペイン語も少し話せるそうです。
バイリンガルどころじゃなかった…!!!
お人柄
さらに!!
なぜか患者である私に旅行のおみやげをくれる!
患者の方からお医者さんに品物やお金を渡すのはよく聞きますが…
「この中から選んでください♪」と言っていたので、複数のお客さんに買ってきているようです。
私も先日日本に帰った際には、日頃の感謝も込めてS先生にもおみやげを買っていきました。
患者からの指名が増えると給料アップみたいなシステムではないでしょうし、なぜなんでしょう。
おみやげ以外にも(むしろ重要なのはこっち笑)現地で手に入らなかったり、値段が高くなってしまったりするS先生おすすめ歯科用品を自ら日本で調達してきて、患者に提供してくれます。
安いものだとタダでくれることすらあります。
ちなみに、少し話が脱線しますが…
私が住んでいる国の歯医者は、日本でよく見る広いフロアにたくさん椅子(治療台?)が並んでいる造りではありません。
外国人対応可の病院だからかな?ローカルな歯医者は分かりません。
完全に個室なのです。
そのため、フロアを常に先生や助手が慌ただしく歩き回っていたり、
キィ――――ン
ギュィ――――ン という音があちこちから聞こえてきたりすることがないので、いろんなことを砕けた雰囲気で話せます。
だからこそ、上記のようなやり取りも可能になるのです。
S先生が麻酔の注射の痛みを身を持って知ったエピソードは「(3)上の親知らずの抜歯」で少し触れました。
さらに、S先生自身も歯列矯正をしていたことがあるそうで、その経験も踏まえていろんなことを教えてくれます。
口の中は鏡を使っても患者自身にはよく見えないので、絵を書いて説明してくれたこともありました。
S先生まとめ
いろいろ書きましたが、要するにとても良い先生なのです。
患者のことを理解して治療を進めてくれますし、技術も確か(何か上目線な言い方ですいません)。
その上、私にとっては同性同世代なので、異国の地の担当医にこれ以上望むことはありません。
偶然でしたが、S先生に治療してもらえることになって本当に良かったと心から思っています。
昨日の出来事
さて、S先生の説明が長くなってしまいましたが、昨日あった出来事について。
あれこれ書いたわりに、結論をうまくまとめられるか分からないのですが。
私とS先生はLINEを交換しています。
日本では、患者の連絡先は病院に教えるけれども、担当医の個人的な連絡先を患者が知ることは一般的ではないですよね。
しかしながら、この国でS先生は複数の病院と雇用契約を結んで曜日ごとに違う病院にいます。
そのため、病院を通して予約を受けるよりも、自分で自分のスケジュール管理をした方が良いらしいのです。
私も「来週で午前中が空いている日はありますか?AクリニックでもB歯科医院でも行けます」という感じで、予約の連絡をさせてもらっています。
もちろん、予約以外の関係のないLINEは送りません。
昨日は最後の抜歯がありました。
これが終わると、ようやく矯正器具を歯に装着できます。
詳細はまた別の記事で書きますが…
昨日の抜歯は、とにかく痛かったのです。
なぜか麻酔が十分に効かず、しかも抜きにくい生え方の歯で、S先生もかなり苦労していました。
何度か麻酔を追加し、効いてくるまで時間を取って、私をリラックスさせるために雑談もしてくれたのですが、それでも抜いた後は今までになくズキズキと痛みました。
どうにか抜歯が終了し、痛みで顔を歪めつつ「これでやっと全部の抜歯が終わったー!」と病院を出ました。
すると、その直後S先生からLINEが。
今までは治療後すぐにS先生の方から連絡が来ることなどありませんでした。
何かな、次回の予約の話かな、なんて思いながらメッセージを開くと
「今日は最後の抜歯で痛い思いをさせてしまってすみませんでした」
「中に入ってるお薬がもう少ししたら効きますから!それで痛みが和らぐかと思います!」
これを見たときの気持ちは、どう説明したらいいか分かりません。
確かに今日は痛かった…というか今もズキズキ痛いけど、S先生が悪いわけじゃないのに謝らせてしまった。
LINEなどという便利すぎる連絡ツールがなかったら、電話しかないような時代だったら…
いや、患者とLINEの交換などしなくて済む勤務形態だったら…
別にミスしたわけでもないのに、無事に帰っていった患者に対して「痛くしてしまってごめんなさい」と謝らなくちゃなんて思わせなくて済んだのに。
歯を引っこ抜くのなんか痛くて当然で、むしろこの程度で済んでいるのは、医療技術はもちろんS先生の腕前のおかげ。
S先生曰く、(途中で追加するのではなく)最初からもっと麻酔を多くしていれば痛みを軽減できたのに、ということらしいです。
私がすごく痛がったので、判断ミスだったと悔やまれたのでしょうか。
でも、今までこんなに麻酔がきかなかったことはなかったので仕方がなかったと思います。
何往復かLINEのやり取りをして終わりましたが、何だか悲しいような申し訳ないような気持ちになりました。
私はいつもS先生の治療に不満を抱いたことなど一度もなく、矯正器具装着後の治療もぜひS先生にお願いしたい、むしろ他の先生に代わっては困ると思っていたのに、謝らせてしまった…
「S先生への信頼は変わりませんから!!これからもS先生に担当してもらいたいと思っていますから!!」と全力で伝えたくなりました。
痛くても仕方ない治療をしているのに、患者が痛がったら医者のせいだと思っているなんて…
医者の仕事は何て大変なんだろうと思いました。
うーん…やっぱりうまくまとまらなかった。
何が言いたいのか分かりにくい文章ですみません。
とにかく、私の担当S先生はとても良いお医者さんです!!
それでは、今回はこの辺で(汗)。
お読みくださり、ありがとうございました。