祝・建国70周年!北の都に行ってきた(1)
こんにちは。
待宵スークです。
私が住んでいるアジアの某国は、10月1日が建国記念日(「国慶節」)。
毎年そこから1週間が連休になります。
私は某国に2年半住んでいるにも関わらず、なんと某市以外に一度も行ったことがありませんでした。
いや、香る港には昨年夏に行きましたが、一応某国の一部だけど違うっていうか…ごにょごにょ(デリケートな問題なので明言は避けます)。
香る港のあれこれは置いといて。
元社会科教師としても、やはり某国に住んでいるうちに絶対に行っておかなければ!
私が住んでいる某市は比較的南にある大都市。
そして先日の連休で行ってきたのは、北の都!
これ、ノンインデックスとかにすれば検索に引っ掛からないようにできるのかな?
北京!!!!
Beijing!!!!
ということで、今回は3泊4日の北京旅行記をお届けします!
▲注意点▲
これから北京に旅行しようとしている方の役に立つ内容には、おそらくならないでしょう。
我々夫婦が旅行するときには、私が荷物全般の担当・夫が経路探索担当と決まっております。
つまり、私は夫のあとをついていっただけで、何も調べておりません(どーん)。
ホテルでキャリーケースの整理整頓をしただけです。
ただでさえ今回の旅行は直前まで日程がなかなか決まらず、かなりのドタバタで計画しました。
なので、参考にならない旅行感想文のつもりで読んでいただけますと幸いです。
国慶節を迎える前
国慶節は、中国国内の観光地がとにかく混みます。
毎年1月~2月頃の「春節(旧正月)」も1週間の連休ですが、伝統的な祝日であり、中国人の大半が里帰り。
一方、国慶節は近年制定されたばかりの新しい祝日。
里帰りする人ももちろんいますが、国内外に旅行する人々が比較的多いのです。
国慶節が近付いてくると、日本人とその周りでは「国慶節はどうするの?日本に帰るの?」という会話があちこちで繰り返されます。
そして私が今年は北京に行きますと答えると、92%くらいの確率で
「ええっ!?国慶節に北京なんか行ったらめちゃくちゃ混むよ!」
「人が多すぎて大変だよ!?」
と言われました。
今年は中国の建国70周年に当たっており、首都北京では大規模なイベントも開催予定。
例年以上の大混雑が予想されていたのです。
語学学校の先生には、「何で今年の国慶節に北京なんか行くの」とまで言われて。
でもさー。
じゃあいつ行くの??
国慶節の北京が(今年は特に)激混みってことくらい、我々夫婦だって分かってますよ。
だけど、夫が自由に連休取れるわけじゃないからさー。
北京は歴史ある街ですから。
しっかり時間をかけたい見どころがたくさんあるので、3泊4日は必要。
3連休になる祝日は年に何度かあるけど、それじゃ足りないのです。
5日以上の連休は、国慶節(10月)、春節(1~2月頃)、夏休み(8月)。
北京は、真冬は極寒・真夏は酷暑なんでっせ・・・
旅行に行くなら秋しかない!!
てか他の季節は無理!!
そういうわけで、
「いつ行くの?国慶節でしょ!!」と決定しました。
10月1日(出発前日)~2日(北京の空港まで)
旅行や一時帰国の出発日は、どうしても出掛ける前にバタバタしてしまって、夫とケンカになりがち。
いや、嘘です。私が一人勝手にイライラするんです・・・
だって、夫は自分の準備だけすればいいけど、私は食器片付けたり洗濯したりゴミ捨てたり旅行の荷物まとめたりしなきゃいけないからさー(泣)
でも、今回は大丈夫。
旅行の前日から私も夫も仕事が休みなので、ゆっくり準備できる!
と思っていたのですが。
まさかの私が体調を崩す(ごーん)。
たまーにやってくるちょっと強めの頭痛で、寝れば治るやつだと分かってたんですけどね。
でも起きて何かできる状態ではなく。
結局午後は夜までずっと寝ており、旅行の準備は当日の朝することに・・・
はい。
もちろん通常通りバタバタして私は不機嫌になりましたよ。
だってさー、前日は夕食も作れなくて食材がたくさん余っちゃったから、それを出来る限り冷凍する作業とかも増えちゃってさー(泣)
なのに夫が悠々と動画見てたら「暇ならゴミ捨ててきてくれないかな(怒)」ってなるし、お茶飲みたいとか言われたら「今!?」ってなりますやん・・・
とりあえず、ほぼ予定通りに家を出ることができて一安心。
行くぜ!北の都、北京へ!!!
あ、空港とかは何も書くことないのかって?
うーーーーん。
特にないですね。
午前11時台の飛行機だったんですが、朝から何も食べていなくて腹ペコだったので、空港内のカフェでクロワッサンサンドを食べたくらいですかね。
機内食もあるのに。
いいんです。
家に帰るまでが旅行だよ、ってよく言うでしょう。
「家に帰るまでが遠足」的なやつ。
ということは、行くときは家を出た瞬間から旅行。
旅行中は食べたいものを我慢してはいけない決まりになっていますよね。
だから空港でも食べたいものを見つけたら食べるのです。
搭乗前の手続きは至ってスムーズでした。
国内線なので出国審査とかもありません。
機内に持ち込む荷物の安全検査だけで終わり。
機内食は普通においしかったです。
写真撮り忘れちゃった。
中国の航空会社で中国国内を飛ぶのに、何だか日本の炊き込みご飯みたいなのが出てきました。
フライトは2時間半くらいだったかな?(テキトー)
定刻よりも少し早いくらいで、無事に北京に到着!!
10月2日(1日目)
北京は良いお天気でした。
少し暑かったかなー。
空港からは地下鉄でホテル付近まで移動。
国慶節中だからか、駅のセキュリティはやはり某市よりも厳しかったですね。
深緑の服を着た警備員が微動だにせず立っていて、展示用の蝋人形かと思いました。
まじまじと見てたら目が合った。笑
駅に入る通路にセーラームーンのコラボ商品の看板があったので、つい写真を撮ってしまいましたよー。
セーラームーンロード!
ホテルに到着してチェックインを済ませたら、ベッドでごろんごろんしたりお茶を淹れたりして、しばらくまったりと休憩。
その後、北京駅まで予約済みの高速鉄道の切符を受け取りに行きました。
今回の旅行は、行きは飛行機、帰りは高速鉄道なのです。
私は高速鉄道にはまだ乗ったことがなかったので、わくわく。
北京駅とその周辺は、とにかく人が多かった!!
先ほどは「春節と比べると里帰りする人が少ない」と書きましたが、駅には列車を待つ出稼ぎ民らしき人々がたくさんいました。
日本と中国で違うなぁと思うのは、こういうところ。
東京駅の大勢の利用者を眺めてみても、誰が東京の地元民あるいは上京民で、誰が出稼ぎ民かなんて見分けがつかないでしょう。
そもそも「出稼ぎ」自体があまりないですが。
北京駅の周辺には、清潔感のない服装でお腹を出して(暑いので服をまくってる)、地べたに敷いた段ボールに寝そべっている人たちがたくさんいました。
大きな荷物を枕代わりにしたりして。
上海の高速鉄道の駅でも同じ光景が見られたかもしれません。
それを馬鹿にしているとかではなくて、日本の「都市部⇔地方」と中国のそれは、やはり同じ感覚で考えてはいけないなーと。
中国ではあまり気軽に出身地を訪ねるべきではないと聞いたこともありますしね。
就職やビジネス、結婚にも出身地が大きく影響するとか。
改めて、そういう中国の事情を肌で感じました。
さて。
無事に切符を受け取って、少し早めの夕食へ。
せっかくなので北京らしいものを食べたい。
夫がスマホで調べながらジャージャー麺(炸醤面)とか餃子とかどう?と言うので、1日目の晩ごはんはジャージャー麺に決定。
北京らしいのかどうか私はよく知らなかったけど。
私はとりあえず北京ダックだけは絶対に食べたい、食べずには帰れない!と思っていたのですが、予約が必要かもしれないということで、2日目以降に回すことに。
中国の検索サイトで調べて、ローカルなジャージャー麺屋さんに入りました。
これがサクッとできるのは、すでに中国に2年以上住んでいるからですかね。
ドヤりたいわけじゃないのですが、読者様の参考にならなくてすいません(ドヤァ)(ドヤるんかい)
ここです。
注文したものは以下の通り。
・コーラ(夫)
これは中国クオリティとかじゃなくて普通のペプシ。
・謎のジュース(私)
烏龍茶とか普通のオレンジジュースがなかったので、仕方なく。
何のジュースなのかは不明。
飲んでみた感じだと、グレープフルーツジュースにケチャップを加えたような味。
まぁ飲めるかな。
・ほうれん草のにんにく炒め
某市でも中華料理屋では必ず食べる。
安定のおいしさ。
(食べかけの写真ですいません)
・麻婆豆腐
某市のと少し味が違った。
タレではなく、豆腐が何だか独特の味。
臭豆腐ほど強烈ではないけど・・・
・楊州チャーハン
フツウ。笑
ちょっと味が薄い。
ご飯がパラッとしてない。
麻婆豆腐のタレをかけて食べたら丁度いいしょっぱさになっておいしかった。
(この写真は食べかけではありません。盛り付けが雑。笑)
・ジャージャー麺
本日のメインディッシュ!!
麺がうどんくらいの太さ。こういうもんだっけ?
夫が混ぜ始める前に写真を撮りそびれたー。
ぼやけてるけど、混ぜる前はこんな感じ。
隣のテーブルのをちゃっかり撮りました(笑)
肝心のお味はいかに。
ぱくり。
もぐもぐ。
もぐもぐ。
う~~~~~~ん…
おいしくはない!!!(どどーん)
何だろう…焦がし醤油っていうより焦げちゃった醤油(?)って感じの味。
不味いまではいかないけど…
結局、ほうれん草のにんにく炒めが一番おいしかったです。
その後、まだわりと時間が早かったので、天安門までお散歩してみることに。
ん が。
何だこれ!!夜なのに人がめっちゃ多い!!
東京ドームでの阪神-巨人戦が1点差で終わった直後の水道橋駅くらい人がめっちゃ多い!!
ああー!!写真がない!!
歩道橋が崩落しそうなほど、人がぎっしりだったのに。
防犯のためにリュックを背中じゃなくて前に持つくらいの感じ。
建国70周年公式ロゴのオブジェ(?)の前にできる人だかり。
写真だと見えにくいなー
こっちにも人だかり。
北京の街や観光地で何度も見かけた、スローガン的なやつ。
最後のところは「新時代中国特色社会主義偉大勝利!」と書いてあります。
なるほど。
厳重な警戒態勢になってて、天安門の最寄駅とその前後の駅が利用不可になってるのね。
一番混んでいる道を避けて天安門を目指してみたものの、途中から通行止めになっていて結局たどり着けず(天安門から戻ってくる人オンリー、今から向かうのはNG)。
天安門と故宮は明日訪問予定なので、諦めて帰ホテル。
ホテルについては後でまとめて書きます。
ではでは、(2)に続きますー!