祝・建国70周年!北の都へ行ってきた(2)
こんにちは。
待宵スークです。
北京旅行記第2回!
前回の記事はこちらです。
10月3日(2日目)
故宮(紫禁城)!!!
旅行会社のツアーを見ると故宮は2~3時間とかになってたりしますが、行ったことのある人によると半日はあった方が良いとのこと。
そのため、この日はガッツリ故宮day!!
故宮(紫禁城)とは
明清朝の旧王宮。
世界最大の木造建築群。
世界文化遺産に登録されている。
故宮の第一の門がかの有名な天安門です。
故宮の面積は725,000㎡!!
と言われてもよく分からないかもしれませんが、東京ディズニーランドが510,000㎡なので、それよりもさらに広い!
え?ディズニーランド行ったことない?
じゃあ、あれです。東京ドームでいうと15.5個分。
それも分からんという人はプロ野球の日本シリーズ見とけ!!
…って下書きの時点では書いてたんですが、ジャイアンツあっさり負けすぎやろがい。
東京ドームの広さをよく知らない人がこの記事を読んだら困るでしょうが。まったく。
前回の記事で書いた通り、国慶節中は警備強化のため最寄+前後の駅が利用不可なので、その先の駅で降りて歩いていきます。
電車の中や駅も混んでいましたが、外に出ると故宮に向かう人々がぞろぞろと行列のようになって歩いていました。
うおーーーーー。
やっぱり人が多いなぁー。
まぁ昨日は夜でもあれだけ人がいたんだし、こんなもんだよね。
そもそも激混みなのを覚悟してきたので、これくらいは問題無し。
お散歩気分でゆったり向かいましょ。
ん が。
駅を降りてまっすぐ天安門に行けるのかと思ったら、交通規制で何やらぐるぐる回り道をさせられる。
ええ・・・最寄駅の1つ先からでも徒歩20分程度で着くはずだったのに・・・
日陰少ないし・・・
この日の北京はとても天気が良くて、日中の最高気温が30℃くらいでした。
まだ午前中だけど、あっつい・・・
これじゃあ到着する前に熱中症になりそう。
5年前くらいに炎天下を歩いてて熱中症になったことがあるので(しかも5月に)、それ以来ちょっと恐いんですよねぇ・・・
人が多すぎてのろのろとしか進まない道を、バイクで無理やり進んでいく奴もいるし。
クラクション鳴らしまくったって無理だから!
あなたの方が邪魔だし危ないっつーの!
こんな時まで我先に行こうとしないで潔く歩け!
結局、1時間半くらいでしょうか・・・
もはやどこに向かっているのかよく分からなくなるくらい遠回りさせられて、ようやく天安門広場に到着。
暑さですでに疲れ果てていましたが、天安門広場に入ったときの開放感といったら!
開放感の伝わる写真がないけど!!
広い!!
青い空!!
テレビで見たことあるやつ!!
北京に来たぞおおおおおお!!!!
ちょっと似てる。
天安門広場の先に「午門(ごもん)」という門があり、これが故宮の現在の正門。
午門より向こうはチケット制で入場者数が制限されています。
私たちは故宮のHPでこの日の午前中に入場するチケットを買ってたのですが、想定以上にぐるぐる歩かされたせいですでに11時を回っていました。
入れなくなってしまうと困るので、天安門広場をゆっくり見られなかったのが残念・・・
とりあえず急いでGO門へGO!!!
故宮では、イヤホンで聴ける音声ガイダンスの機器が40元(650円くらい)で借りられます。
いろんな言語が用意されていました。
もちろん日本語もありますよん。
音声ガイダンスで聴いた説明はほとんど忘れちまいましたので(え)、ここからは写真多めで。
真っ直ぐ撮れてないけど、そこは皆さんの温かい心の目で補正してください。
これが午門。でかい。
向こうに見えるのが太和門(たいわもん)。
広い!!
大きい!!
良いお天気!!
あつーーーーーい!!
日傘をさしている人もちらほらいますね。
この人ごみで日傘はちょっと…と思いましたが、この暑さでずっと屋外なので確かにしんどい。
お昼時だというのもあり、日陰のスペースがあればどこでも座って何か食べ始める中国人。
最初から故宮で食べる用にお菓子や昼食をちゃんと持参しているのが面白い(笑)
(太和門の中?というか下です)
太和門を抜けると太和殿という大きな建物があります。
これが故宮の中で最も重要且つレベルの高い建築物だそうです。
よーーーーく見ると、屋根の先っぽのところにちょんちょんと何か並んでるの、分かりますかね?この写真だとほとんど見えないかな…
これは、あのーーー、何だっけ・・・えーと・・・何かの動物か鳥とかそんな感じのをかたどったものでして、並んでいる数が建物のレベルを表しているのだとか。
太和殿は11個。
もちろん、故宮にある宮殿の中では太和殿の11個が最多です。
故宮には大小さまざまな建物や門があり、それぞれについて音声ガイダンスが「重要な式典を行った」「外国の使節と接見した」「皇后の住まいだった」とか教えてくれるのですが。
故宮の本来の名である「紫禁城」の「禁」は「庶民などが自由に入るのを禁ずる」という意味だそう。
明清代に君臨した皇帝たちは、まさか中国の庶民どころか私たちのような外国人にまで宮殿に踏み込まれ、音声ガイダンスによって「ここは皇帝の着替えに使われました☆」なんて説明されることになっているとは思うまい・・・
日陰のスペースがあればどこでも座って何か食べ始める中国の庶民。
太和殿に登って「これが皇帝の見た景色!!」とテンションが上がる外国人(私)。
歴代皇帝の皆さん、わたくし如きが同じ場所に立っちゃってすいませーーーん!!
という冗談はさておき。
いくつもの巨大な建物、色鮮やかで豪華な装飾、広い庭。
皇族の持っていた富と権力を物語っています。
私にとって社会科の教科書の中の世界でしかなかった明や清の王朝。
かつて本当にあったんだなぁ、としみじみ感じました。
明や清の皇族たちが今もここから国を見下ろしているとしたら、現代の中国をどのように思っているんだろう、なんて考えてみたり。
19世紀以降、欧米列強に支配され、政治闘争が繰り返され、多くの命が失われ・・・
その歴史の上に立っているのが中華人民共和国。
中国が国際社会で存在感を増していくのを見て、彼らは喜んでいるかもしれない。
苦しい時代が長かったから。
古い時代の人々に思いを馳せると、この国の未来が明るいといいな、なんてちょっと願ってしまったりしてね。
「中国の未来が明るいということは、日本の未来は暗いということだ」って言われそうだけどね。
建物の看板には「〇〇殿」「〇〇門」と名前が書いてるんですが、漢字だけのものと、満州文字も併記されているものがあります。
明の皇族は漢民族、清の皇族は満州族なんですよね。
でも、あくまでも「併記」。
漢民族の文字を消さずに残している。
国民の大多数を占める漢民族を力で押さえ付けたり、文化を否定したりしない。
国を安定して治めるために漢民族の扱いにどれだけ気を使ったか、それがよく表れていますね。
16時くらいまで見学し、故宮観光は終了。
うん、2~3時間なんかじゃ絶対無理!!
たっぷり時間を取って大正解。
暑さから来る疲労がなければ、もっとじっくり見ても良かったかも。
お昼ごはんを何も食べていなかったので、少し早いけど夕食のお店を決めることに。
私「北京ダックはいつ食べる?今から予約できるところ探してみる?」
夫「ジャージャー麺がいい」
私「もう昨日食べたじゃん!(北京ダックは?)」
夫「でもアレ何か違くね?麺がやたら太かったし」
私「まぁもっとおいしいのがあるかもしれないけど、ジャージャー麺2回は食べなくていい(北京ダックは?)」
夫「分かったよ、餃子ね」
私(北京ダックううううう!!!)
結局餃子に決定(-_-)
1日目と同じようにスマホで調べて、中華料理屋さんへ。
涼しい!やっと座れたー!
メニューを見ながら「チャーハンと~、焼き餃子(豚肉と白菜)と~、水餃子(エビ)と~」と何種類か注文しようとしたら、店員のおばちゃんに止められる。
「これ1皿15個だから、そんなに注文したら食べ切れないよ」と(笑)
なにーーーっ!??
おばちゃんありがたや。
結局、チャーハンとほうれん草の炒め物と焼き餃子の3つだけにしました。
こちら!(どどーーん)
映えない写真だな(笑)
一つ一つが結構ボリューミーです。
親指と人差し指でつくった輪っかよりも少し大きいくらいかな。
形は違うけど、味は日本の餃子と似てました。
クセがなくておいしかった!
途中、隣のテーブルに座った女性(中国人)になぜか
「ここのジャージャー麺はおいしいですか?」と聞かれたので、知らないけど「結構おいしいですよ」と答えておきました。
隣に運ばれてきたジャージャー麺を見たら、やっぱり麺は太めでした。
これが本場中国のジャージャー麺なのか・・・
翌日は早起きなので、ホテルに戻ってシャワーを浴びたらすぐ就寝!
ではでは、(3)に続きます!