祝・建国70周年!北の都に行ってきた(4)
こんにちは!
待宵スークです。
北京旅行記第4回をお届けしますー!
前回のラストで「北京、悔いなし」と言いましたが、まだ終わりではありません!笑
10月5日(4日目)
最終日となる4日目に行ったのは頤和園(いわえん)!
清の全盛期を創出した乾隆帝が、母の還暦を祝って造営した庭園。
その後、清王朝の衰退とともに荒廃し、第二次アヘン戦争で英仏軍により焼失。
1800年代末、西太后によって再建されました。
こちらも世界文化遺産でございます。
実は頤和園は「悔いあり」なんですよね…
まず、時間が足りなかった。
旅行4日目・前日が早起きで疲れていたせいもあり、ホテルで朝ごはんを食べた後に私も夫もダラダラしてしまって。
チェックアウトして荷物だけホテルに置かせてもらうことにしていたので、この日の動きはこんな流れ。
ホテル
↓
頤和園
↓
ホテル
↓
高速鉄道の駅
高速鉄道は17時だったのですが、発車1時間前には着かなければならない。
その前にホテルに戻って荷物を受け取らなければならない。
逆算すると頤和園にいられるのは14時半くらいまで。
で、結果的に頤和園の全てを回りきれなかった。
ああーーーーー!!!
だらけなきゃ良かったあーーーー!!!
頤和園に到着したのは、まさかの11時半。
ああああーーーーー!!!
私たちのばかーーーーー!!!
でもですね。
この日のお天気は素晴らしかった!!!
秋晴れオブ秋晴れ。
暑くも寒くもない!!
さわやか!!
青い空!!!
やはり北京旅行は秋!!!
国慶節に来てよかったーーーーー!!!
何か第1回からずっと暑いだの寒いだの天気のことばかり書いてる気がしますが、でも旅行で天気や季節ってめちゃ大事ですよね?
別に国慶節に北京行くのやめろと言ってきた人たちを見返したいわけじゃないですよ?断じて。ザマミロとか思ってませんからね?
今回行った主な観光地は故宮、万里の長城、明の十三陵、頤和園ですが、十三陵の地下宮殿を除いてほぼ屋外です。
気温0℃とか35℃は絶対無理。
せっかくなのにゆっくり見てられない。
屋内に避難しようにも、そういう場所が施設内にあまりないですし。
秋最高。ビバ秋。
じゃあ春でもいいんじゃない?と言われそうですが、たぶん空気があまり良くないんじゃないかな…
誰かに聞いたわけじゃないので予想ですが。
頤和園は故宮よりもさらに広く、その面積の大半を占めるのが大きな人口湖。
つまり、頤和園のメインは景色の素晴らしさといってよい。
見てこれ!!!
天気が悪かったら対岸は見えなかったでしょう。
時間がなくて湖の反対側まで行けなかったのが残念すぎますが(泣)
といいつつ、建物ももちろん美しい。
どーーーーん!!
色を鮮明にする加工とか一切なし。
頤和園のシンボル、仏香閣。
青い空に八角三層の華やかな塔がめちゃ映える。
この仏香閣を上っていく階段が結構急で。
これ上るのキッツイなぁー。
皇族たちはお神輿(?)みたいなのに乗って従者に上らせたのかなぁー。
と思ったのですが、後で調べたら乾隆帝は自らの足で上ったという伝説があるらしいです。
疲れるけど、上りきった塔から見渡す庭園は絶景!
これが乾隆帝や西太后の見た景色!!
(この写真は実はまだ塔の途中(笑))
遠くにはたくさんのビルが見えます。
時の流れを感じますねー。
湖側から見た仏香閣。
しかしながら、頤和園は激混み!!
人口密度でいうと、一番高かったかも。
これは「長廊」という文字通り長い回廊なんですが、混み合い過ぎててずーーーっと行列みたいになってました。
長廊から見た湖。
この長廊、屋根(?)部分もすごく凝っていて、梁にはたくさんの絵が並んでいます。
実はこれが私の頤和園の後悔2つ目。
14000枚にも及ぶ梁の絵は、支配者である満州族に関するものではありません。
漢民族の歴史や文化が描かれているのです。
日本人もよく知っている、三国志や西遊記をテーマにした絵もあるのだとか。
第2回でも触れましたが、清王朝は漢民族の文化も取り入れていく方針で統治していました。
ここにもその一端が、ということですね。
・・・って、
私それ見てねーーーーーーーー!!!
知らなかったーーーー!!!
調べてなかったーーーーーー!!!!
というのも、国慶節の前はネットの規制が普段以上に厳しくなり、YahooやGoogleの検索があまり使えなかったんですよね・・・
もしちゃんと調べられてたら、一枚一枚の絵をもっとしっかり見たのにーーー!!!
「ほえ~。これ全部違う絵なのかなぁ。こんなにたくさん、ネタ切れしそうだわ~」くらいしか考えてなかったーーーーーー!!!泣泣
先述の仏香閣の階段を乾隆帝も上ったという話とかもね・・・
だから何ってことはないけど、やはり遺跡にまつわる伝説とかは知っておきたかったよね・・・
故宮みたいに音声ガイダンスの機器を借りれば良かったんですが、時間がなかったのでやめちゃったんですよね・・・
時間が足りなかった。
下調べが十分にできなかった。
これが「悔いあり」。
はあ・・・本当にめちゃくちゃ悔やまれる。
いつかリベンジしたいなぁ(T^T)
頤和園からホテルに戻って荷物を受け取り、北京南駅へ!
北京南駅から高速鉄道に乗って某市へ帰ります。
所要時間は4時間半くらいだったかな?
日本でいう新幹線ですが、セキュリティは中国の高速鉄道の方が厳しいです。
荷物は全てX線検査を通し、切符だけでなく身分証の提示も必要。
外国人ならパスポートですね。
手続きの列に並んでいるとき、駅員のお兄さんに「私たち外国人なんですが、この(中国人と同じ)列でいいんですか?」って聞いたんですけど。
お兄さんは「ああ、はい」みたいな感じで。
手続きの順番が回ってきたところで別の駅員さんに誘導される。
おい兄ちゃん、仕事しろ。
あ、そうそう。職場へのおみやげも買いました。
他の国は分かりませんが、中国って個包装で数がたくさん入っているお菓子がなかなか売ってない。
日本ではおみやげの定番なのに。
日本はどこの観光地に行っても、ロゴや絵の入った可愛い個包装のご当地お菓子が売ってるのに。
あとは、日本人にとっておいしいか・おいしそうに見えるか。笑
北京南駅は幸い比較的選択肢がありましたが、今回行った他の観光地にはあまりめぼしいものはなかったです。
中国に旅行して、おみやげにお菓子を買おうと思う場合は、空港か高速鉄道の大きな駅で買い物時間を確保しましょう(この記事で唯一の有益情報)
高速鉄道は、手続きを終えてから乗車までの間、ずっとゲートに並んでいなきゃいけないのが辛い。
すっごく蒸し暑くて。
この場所には空調がないみたいだから、真冬だと極寒ってことかな・・・
しかも、日本の新幹線と違って30分くらいフツーに遅延します。
まぁそれくらいは想定内なので構いませんが、結局1時間くらいは並んでたかも。
列車は特等(?)、1等、2等に分かれていて、私たちが予約していたのは1等の席。
2等の車両はカオスらしいです。
もちろん特等や1等より安いけど、おすすめしません。
1等の車内はとてもきれいで快適でした。
日本の新幹線くらい。
足元も広いし、墜落の心配がないし、私は飛行機より好きだなー。
車内販売もあります。
お菓子ではなくカットフルーツの種類が多いのが中国らしい。
私と夫は北京南駅に行く前に日系スーパーで買ったお菓子をずっと食べていました(笑)
食堂車は、今回は利用せず。
ということで、あとは特に問題なく某市の駅に到着。
タクシーで帰宅して、3泊4日の北京旅行は無事に終了~!
楽しかった~~~!!
次回で北京旅行記はラストです!
何やかんやで実はまだ書き終わっておらず、ちょっと記憶があやふやになってきてピンチ!笑
まぁ頭の中で8割は出来上がってるから大丈夫でしょう。
ではでは、お読みくださり、ありがとうございました!