家族や友達には話しにくいけど、でも誰かに聞いてほしいこと

家族や友達には話しにくいけど、でも誰かに話したいこと

日々いろんなことを考え、悩むけれど、家族や友達には話しにくい。でも誰かに話したい。そんな話をつらつら綴ります。アラサー、子無し主婦、海外在住、駐在妻。

居心地が悪いと感じるなら、自ら離れるべきなのだ

こんにちは。

待宵スークです。

 

 

今回の記事は、特に小さいお子様をお持ちの方々には不快に思われるかもしれません。

いや、お子様がいなくてもかな…

先に謝っておきます。ごめんなさい。

 

 

 

 

最近、実はバスケサークルからすっかり足が遠のいてしまいまして。

 

 

某国某市の在住日本人のバスケサークルに入っている件は「NO BASKETBALL, NO LIFE 」と「最近のバスケの話」で書きました。

 

「NO BASKET~」では、下手だけど大人になってからのバスケを楽しんでいるという話。「最近の~」では、大会が近付いてきて練習に行くのが怖くなってしまったという話。

 

 

 

10月中旬と11月初めに大会があって、一応無事に終わったのですが、実はそれ以降一度も練習に参加しておりません。

 

何のためにバスケをやってるんだったかよく分からなくなってしまったし、理由はとりあえず置いといて「行きたい」と思えなくなってしまったんですよね。

 

 

 

元々、行くこと自体は前からすごく面倒くさかったんですよ。

 

着替えやシューズなど結構大きくて重い荷物を持って、片道1時間20~30分。

しかもそのうち45分くらいが歩き。

自宅から駅までと、駅から練習場の体育館まで、どちらも遠いんです。

 

練習は2時間なのに、往復に約3時間かかるっていうね。

 

タクシーを使う人も多いんですが、専業主婦の私としては自分の趣味にあまりお金をかけたくなくて。

日本のタクシーよりはるかに安いからといって、毎回使ってたらバカにならないですからね。

 

 

重い荷物を持っての往復3時間。

 

 

それでも通っていたのは、行けば楽しかったから。

行き帰りの疲労よりも楽しさが上回っていたから。

あとは運動不足解消のためっていう意識かな。

 

 

 

でも何だかなー。

 

 

大会を通して変わってしまった。

 

 

大会前の憂鬱は「最近のバスケの話」に書いた通りだったんですが、大会そのものを経てさらに、という感じですね。

 

 

 

 

普段、女子はそんなにガツガツ練習しておらず(人数も少なめだし)、勝利を目指して!みたいな感じじゃなかったんです。

 

それなのに、大会前と大会中だけ急に技術を求められたのがものすごく嫌だったんですよね。

「え、聞いてないよ!」みたいな感じで。

ホンット情けない話なんですけども。

 

 

以前の記事で何度も書いていますが、私はバスケが下手なのでね。

「上手くやらなきゃ!」っていうのが本当にストレスで。

 

 

大会前の練習数回(しかも日曜日に2時間だけ)で大幅にスキルが向上するわけないじゃないですか。

つまり、結局は現状の能力で勝負するようなもの。

 

だったら私が下手なのは分かりきってたじゃない。

そんな急にプレッシャーかけられても…

 

 

お前に勝ちたい気持ちはないのか?って言われれば、一応あるんですけど。

でも、もし試合で勝つことを目標にしてるチームだったら私は加入してなかったですよ。

 

下手なので。

足を引っ張ることになるのが分かってるので。

 

 

いや、別にね?

 

チームメイトに怒られたり責められたりしたわけじゃないんです。

チームメイトたちを悪く言うつもりはさらさらないんです。

 

むしろ責められても仕方ないくらいに試合では役立たずだし。

 

 

でも怒られなくても責められなくても、自分で感じ取ってしまうじゃないですか。

迷惑かけてるな、本当はもっと強く言いたいだろうな、とか。

 

客観的には優しくアドバイスをしてもらってるように見えるのかもしれないけど、それすら怖い。

アドバイスされてることがもうすでに怖い。

 

だって、大会に出るのが決まる前は、練習でどんなミスをしたってアドバイスなんかされなかったもん。

誰もお互いのミスなんて気にしてなかったですから。

 

 

 

大会にエントリーしてみたはいいものの、試合に出るのが嫌で嫌で仕方なくて。

1分でも1秒でも早く交代したくて。

 

元気いっぱいに、前向きにプレーするぞ!と思っても、私にとって現実はそんなに甘くないんですよ。

 

 

 

私ってバスケ好きだったんだっけ。

 

大会中、そんな疑問が頭に浮かびました。

 

全然楽しくない。

ベンチに座っていたい。

応援だけしていたい。

 

 

いったい何のためにバスケをやってるんだろう。

 

 

 

 

それからもう1つ別の理由。

 

 

私は子どもが苦手すぎる。

 

 

 

このバスケサークルは「子連れ参加OK!」なんです。

 

そのため、ママさんプレーヤーたちは(たまにパパも)気軽に子どもを連れて来ることができて、練習中は体育館内で遊ばせています。
※男性プレーヤの奥様とか、最低1人は大人が付いて見ています。

 

 

 

普段の練習の前後や飲み会など、私も子どもたちと触れ合う機会がたくさんあります。

1歳~7歳くらい。

 

 

追いかけっこをしたり、投げたボールがゴールに入ったら褒めてあげたり。

危ないことをしないように目配りしたり、話し相手になったり。

 

食事の時は、こぼさないように注意していたり、飲み物がなくなったらオーダーしてあげたり。

 

 

子どもが苦手な私もちゃんとやります。

ええ、やってますとも。

親御さんの負担が少しでも減って、みんなと同じく楽しめるように。

 

 

 

しかしながら。

 

 

私のような子どものいない者にとっては、加減が分からないのですよ。

 

あの遊びはそのままやらせてて大丈夫なのか、止めに入った方がいいのか、とか。

子どもが「見て見て!」とか言ってくるのに対し、どこまで見ててあげればいいのか、とか。

 

 

分からないから、目の前で子どもが危なっかしいことを始めたらすぐに手を出せるように構えるし、「見て見て!」と言われたらずっと見ているわけです。

 

そうやって、私なりにちゃんとやってるのですが。

 

 

でも、子どもがほしい、母になりたいという願望がない私にとっては、当たり前のようにそれらをしなくてはいけない状況に正直すごく疲れてしまう。

 

子どもが好きな人なら全然苦にならないのかもしれませんが、私はそうじゃない。

 

 

 

先日、あるママさんの坊や(小1)が私にずーーーっと話しかけてきてたんですよ。

ドラえもんの道具について。

 

「アンキパン(暗記パン)っていうのがあってね!これに本を写して食べると全部覚えられるんだよ!」

 

「へええ!!それ、めちゃくちゃ便利じゃん!学校のテストの前に食べたら100点取れるね!」

 

「それからねー!」

 

「そんなのもあるんだー!私もほしいなー!!」

 

お喋り好きな子どものマシンガントークってすごい勢いじゃないですか。

いつまででも喋り続ける。

 

私がそれに一生懸命答えていたところ、坊やの親御さんから一言。

 

 

「そんな全部返事してたら疲れちゃうよ(笑)」

 

 

カチーーーンと来ちゃいましたよ。

 

いやいやいや。あなたのお子さんがね?

私に向かって楽しそうに話しかけてくるから相手してたんですけど?

どの程度返事してあげればいいかなんて知らんがな。分からんがな。

 

そこまで構ってあげなくても大丈夫だから、って言いたいのかもしれないけど、だったらアリガトウとかないのかよ。

嫌々相手をしていたわけではないけど、何その言い方。

 

 

 

 

 

 

先述のバスケの大会のときもね。

子どもたちに気を配らなければならない場面がたくさんあるわけです。

 

当たり前のようにね。

普段の練習は2時間だけど、大会は丸一日なのでなおさらね。

 

 

子連れで大会に参加するなという意味ではありません。

むしろ子どもがいるからといって参加を諦めなくても済むように、みんなでサポートするのはいいことだと思います。

 

 

でもねー。

何だかねー。

 

 

子どもが苦手で、気遣うのに疲れてしまう。

積極的に子どもを持たない道を選んでいるくらいなので、当たり前のように子守を担う状況がどうにも…

 

 

 

私は「ああ、そうか」と気付いたのです。

 

現地の日本人向けフリーペーパーに載っていたバスケサークルのメンバー募集広告。

私はそれを見つけて加入を決めました。

 

そこに書かれていた「子連れ参加OK!」というのは、子どもがいる方が必要とする情報だと思っていた。

子どもを連れて行って良いのか悪いのか。

 

でもそれだけじゃなかった。

 

「子連れではない参加者も子守に加わってもらいますよ」という情報なんだ、と。

 

 

 

 

何か上手く表現できないんですけども…

 

子連れさんに遠慮してほしいとか、面倒見てあげてるんだから毎回丁寧にお礼しろと言いたいわけじゃないんですよ。

 

どんな場面でも、子連れさんが肩身の狭い思いをしなくて済む世の中になるべきだと思ってます。

 

私も社会の一員として、例えば公共の場で困っているママさんがいたら手助けしますよ。

 

 

だけど、それは子どもが可愛いとかママさんに対する思いやりというより、あくまでも「そうするべきだ」という義務感みたいなもの(私の場合は)。

 

 

サークルで子どもたちの面倒を見るのも同じ。

子どもが可愛いからでも、思いやりの心からでもない。

 

子連れOKのサークルに所属していて、メンバーの子どもが同じ空間にいるから、苦手だけど義務としてやっているだけ。

 

 

繰り返しになりますが、子連れNGにしてほしいのとも違う。

子守が好きじゃない人もいるんだから子連れさんの参加を制限しろ、とか訴えたいんじゃない。

 

 

子連れOKに賛成。

ただし、私自身は子どもが苦手。

当たり前のように子守を担わなければならない状況に疲れる。

 

 

だったら、私が参加するのをやめればいいだけの話。

 

 

 

子どもが好きだったら、私みたいにグチグチ言わないで喜んでやれるのかもしれない。

 

少なくとも、自分の子どもがいる人は、他人の子の世話をするのも当たり前という感覚なのだろうし。

 

 

子どもが苦手かどうかよりも、私の心が狭すぎる気がしてきたな。

 

 

いずれにしろ、私は「子連れOK!」のサークルに向いてないな、と大会期間を通じて思ってしまったのです。

 

 

 

 

 

そういうわけで。

 

バスケが下手なのも、否応なしに子守をしなければいけない環境も、以前からずっとあったのですが。

 

バスケの大会を終えて残ったのは、心身の疲労感ばかり。

 

自分の中で「何か違う」という気持ちが高まってしまいまして。

 

このままフェードアウトしてしまおうか、どうしようか。

 

悩みどころなのでございます。

 

 

 

高校生の時以来、せっかくバスケを再開したのに。

 

ちょっと…いや、すごく残念な気もするのですが。

 

だけど、どうにも前向きな気持ちが湧いてこなくて。

 

 

困ったなぁ。

 

 

 

 

「良いプレーをしなきゃとか思わず、楽しめばいいじゃん!」とか、

 

「私も子ども好きじゃなかったけど、生まれたら可愛いよ!」とか、よく言われますけどね。

 

 

私はこういうレベルでっせ。

 

 

 

 

ではでは、今回はこの辺で。

 

お読みくださってありがとうございました。