家族や友達には話しにくいけど、でも誰かに聞いてほしいこと

家族や友達には話しにくいけど、でも誰かに話したいこと

日々いろんなことを考え、悩むけれど、家族や友達には話しにくい。でも誰かに話したい。そんな話をつらつら綴ります。アラサー、子無し主婦、海外在住、駐在妻。

星の見えないこの街で

この街は星が見えない。

 

ビルの明るすぎるイルミネーションのせいか、大気汚染のせいか。

その両方か。

 

ちなみに、私は先日の健康診断で両眼とも視力1.5を叩き出したので、私の目が悪いのではない。

 

もちろん裸眼で。

視力が良いのは、昔からの数少ない取り柄の1つ。

 

 

 

 

私の住んでいるマンションは、川沿いの煌びやかなビル群から徒歩30分の距離にある。

 

 

この街のビルは、東京よりも形やイルミネーションのデザインが凝っていて、とても派手だ。

単調な四角柱のビルを探す方が難しいかもしれない。

 

 

赤、青、黄色、緑・・・

ビルの壁を上から下まで駆けめぐる光。

  

ビルがよく見える場所では、毎日必ず誰かがスマホを掲げて写真を撮っている。

 

ビル群を一望できる川の対岸が、この街随一の夜景スポット。

一般的に「外灘(The Bund)」と呼ばれる。

 

 

 

都会に住んだことがなかった私は、初めてビル群とイルミネーションを見たときには心が躍った。

 

写真もたくさん撮った。

スマホの画像フォルダには、街のシンボルであるピンク色のタワーが並んでいる。

 

 

 

 

 

しかし、2年半経った。

 

 

ギラギラと輝くビルは、私に美しい思い出以外の何も与えてはくれない。

 

毎日見ても、旅行や出張で一度だけ見ても、感想はきっと同じ。

 

 

 

「綺麗だね」

 

 

 

その光を放つビルさえも霞んでしまうことが珍しくないのだから、やはり星が見えないのは大気汚染のせいもあるのだろう。

 

今年ももうすぐ汚染の悪化する季節を迎える。

 

 

 

 

 

昨年までは、この街でどうやって生きていこうか、と毎日考えていた。

 

仕事に就けない、友人もいない。

友人どころか、言葉の通じる人がいない。

 

 

結局、多忙な夫を支えることを頑張るしかなく、毎日せっせと部屋を掃除し、クックパッドと睨めっこしながら様々な料理に挑戦した。

 

 

働いている夫に比べれば全然大したことはないのだけど、異国での生活は決して楽ではなかった。

最初は1人で買い物に行くのも、バスに乗るのも怖くて、小さな子どものように緊張したのを覚えている。

 

 

 

しかし、「働いている夫に比べれば全然大したことはない」と思うと、夫に不安をぶつけてはいけない気がした。

夫のストレスが10だとすると私はせいぜい1くらいなのだから、私はいつも夫を労わらなくては。

 

 

家族や友達にも話しにくかった。

心配されたり、憐れまれたりするのは嫌だったし、「働かなくても生活できるのに贅沢な悩みだ」と思われる気がして、打ち明けられなかった。

笑い話にできるくらい時間が経ったら、ようやく話せるくらい。

 

 

 

毎日たったの1だとしても、ゼロではなかった。

確実にストレスは溜まっていった。

本当は私も誰かに労わってもらいたかった。

 

 

 

夫は、休日は家にいることが多かった。

ずっと寝ているか動画を見ているかのどちらか。

 

私はあまり寂しがり屋ではなく、お一人様も平気(むしろ好き)、ホームシックにもならないし、「旦那元気で留守がいい」と思っている。

 

だけど、私は夫の目に映っていないのかなと、さすがに虚しくなった。

毎日部屋がきちんと片付いていて、食事が出てくれば、私なんかいなくてもいいんじゃないのか?

 

私は大好きだった仕事を辞めて、家族や友人たちとも離れて、夫の仕事のためについてきたのに。

夫もついてきてくれと言ったし、夫の会社も同行推奨だったから、思い切ってついてきたのに。

最終的に決断したのは私自身だから、恩着せがましいことは言いたくないけど。

 

 

それでいて、夫は触りたい気分の時は好き放題に触ってきた。

朝だろうが、リビングだろうが、私のテンションなんかお構いなし。

 

 

「私はセックスのできる家政婦なんでしょ」

 

夫に思わずそんな言葉を投げつけて、けんかになった。

 

 

仕事のプレッシャーと戦うだけで精一杯なのに、家とスーパーを往復するだけの嫁に「もっと私にも気を遣え」と泣き喚かれ・・・

客観的に見たら、夫の方がよほど気の毒だっただろう。

 

夫に気を遣わせないように、手を煩わせないように暮らすのが、子無し駐在妻の務めみたいなものなんだから。

 

 

 

 

「こんな生活、つまらない」

 

誰かに言おうとして、何度も飲みこんだ。

 

 

自分の生活を他人に面白くしてもらおうとしてるの?

そんな言葉を口にしてはだめ。

つまらないのなら自分の責任。

嘆いている暇があったら、何とかする方法を考えろ。

 

 

 

夫の帰りが遅くなる日、わけもなく一人で外灘の夜景を見に行ったことがあった。

 

やはり星は見えなかった。

川の向こうに見えるビルたちが、ステージに立ったアイドルのように歌い踊る。

 

 

この美しい夜景を愛でるだけであと4年も過ごせるだろうか。

 

 

せめて星の1つでも見えれば。

自分の歩いていく方向が分かるのに。

 

 

ビルの灯りに照らされることのない暗い心を抱えて、多くの人々で賑わう外灘を後にした。

 

 

 

 

 

こんな鬱々とした毎日を送っていた頃を思えば、その後の私は随分頑張ったのではないかと思う。

 

 

2018年は、在住日本人のバスケサークルに加入し、現地企業でバイトを始め、現地人の友達もできた。

2019年には語学試験にも合格した。

 

 

 

 

以前は夕方5時頃までには買い物を済ませていたけど、バイトの後にスーパーに寄って帰ると早くて夜7時半になる。

 

 

疲れたなぁ、買い物袋重たいなぁ…と、マンションに入る手前で夜空を見上げた。

 

 

 

すると、マンションの棟と棟の間に星が1つ見えた。

 

1つだけだったけど。

 

 

 

あれ?

 

 

なんだ。

 

 

見えるんだ。

 

 

夜、ビルの光が遮られる場所なら、見えるんだ。

今まで気付かなかった。

 

バイトを始める前はいつも暗くなる前に帰宅していたから、見えなかったんだ。

 

 

 

私の毎日はもうつまらなくない。

 

 

 

 

 

しかしながら。

 

 

この街での生活はすでに折り返し地点を過ぎた。

 

日本に帰ってからどうするのか?

 

今度はそれを考える時期にさしかかっている。

 

 

 

夫が今の会社で働き続けるなら、また数年後に転勤になる可能性が高い。

国内でも、海外でも。

 

そうなると、私は正社員での就職は難しいのだろうか。

アルバイトや派遣など、非正規で働くことになるのか。

 

 

じゃあ、また塾講師のバイトする?

 

塾業界は常に人手不足だし、経験者は優遇されるので、採用されるのはおそらく簡単だ。

 

だけど、塾講師の仕事は好きだけど向いていないので、またやりたいかと言われると正直考えてしまう。

 

生徒との戦いの日々は、やりがいは確かにあるが、私には辛すぎる。

 

 

夫もあまり歓迎しないだろう。

私が塾で働き始めたら、授業を作るのに持てる時間の全てを注ぎ込んでしまい、毎日家事をする余裕がなくなるのは目に見えている。

 

 

生活時間もずれる。

塾は13時半~22時頃が定時なのだ。

土日休みではない場合も多い。

 

 

 

だったら、語学やバイトの経歴を活かすか…

 

 

私のバイトは営業アシスタント。

内勤なので商談に行ったりはしないが、顧客と電話やメールのやり取りはあるし、営業の仕事の全体像も一応分かっているつもりだ。

 

 

 

そう思っていたところ、ある駐在妻友達に言われた。

 

「バイトしてたことを履歴書に書いたら、違法就労について何か言われないかな?」

 

 

この国では駐在員の家族の就労は認められていない。

私は「まぁバレないでしょう」という仕事をしているけれど、万一警察にバレたら夫もろとも強制送還なのだ。

夫の会社にもどれだけ迷惑がかかるか分からない。

 

 

確かに、「本当は法律違反だけど、バレないような職場だし、周りの駐在妻もバイトしてたので私もやってました」なんて採用面接で言えるか。

規範意識や危機管理意識が低いと見なされてしまう。

 

 

じゃあ、4年半もの間、一切働いていなかったことにしなければならないの?

 

違法ではなかったかのように、何か上手い言い訳を考える…?

 

今頑張っていることが、将来の障害になるかもしれないなんて。

 

 

 

 

 

今年ももうすぐ大気汚染の悪化する季節がやって来る。

 

 

光を放つビルさえも霞む。

見えていた星も見えなくなる。

歩いていく方向が分からなくなる。

 

次の夏を迎える頃には、また星が見えるようになっていてほしい。

 

 

 

祝・建国70周年!北の都に行ってきた(4)

こんにちは!

待宵スークです。

 

北京旅行記第4回をお届けしますー!

前回のラストで「北京、悔いなし」と言いましたが、まだ終わりではありません!笑

 

matsuyoisouk.hatenablog.com

 

 

matsuyoisouk.hatenablog.com

 

 

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10月5日(4日目)

 

 

最終日となる4日目に行ったのは頤和園(いわえん)!

 

  

清の全盛期を創出した乾隆帝が、母の還暦を祝って造営した庭園。

その後、清王朝の衰退とともに荒廃し、第二次アヘン戦争で英仏軍により焼失。

1800年代末、西太后によって再建されました。

こちらも世界文化遺産でございます。

 

 

 

実は頤和園は「悔いあり」なんですよね…

 

 

 

まず、時間が足りなかった。

 

旅行4日目・前日が早起きで疲れていたせいもあり、ホテルで朝ごはんを食べた後に私も夫もダラダラしてしまって。

 

 

チェックアウトして荷物だけホテルに置かせてもらうことにしていたので、この日の動きはこんな流れ。

 

ホテル

頤和園

ホテル

高速鉄道の駅

 

 

高速鉄道は17時だったのですが、発車1時間前には着かなければならない。

その前にホテルに戻って荷物を受け取らなければならない。

 

逆算すると頤和園にいられるのは14時半くらいまで。

 

で、結果的に頤和園の全てを回りきれなかった。

 

ああーーーーー!!!

だらけなきゃ良かったあーーーー!!!

 

 

頤和園に到着したのは、まさかの11時半。

 

ああああーーーーー!!!

私たちのばかーーーーー!!!

 

 

でもですね。

この日のお天気は素晴らしかった!!!

 

秋晴れオブ秋晴れ。

 

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暑くも寒くもない!!

さわやか!!

青い空!!!

 

やはり北京旅行は秋!!!

国慶節に来てよかったーーーーー!!!

 

 

何か第1回からずっと暑いだの寒いだの天気のことばかり書いてる気がしますが、でも旅行で天気や季節ってめちゃ大事ですよね?

 

別に国慶節に北京行くのやめろと言ってきた人たちを見返したいわけじゃないですよ?断じて。ザマミロとか思ってませんからね?

 

 

今回行った主な観光地は故宮、万里の長城、明の十三陵、頤和園ですが、十三陵の地下宮殿を除いてほぼ屋外です。

 

気温0℃とか35℃は絶対無理。

せっかくなのにゆっくり見てられない。

屋内に避難しようにも、そういう場所が施設内にあまりないですし。

 

秋最高。ビバ秋。

 

 

じゃあ春でもいいんじゃない?と言われそうですが、たぶん空気があまり良くないんじゃないかな…

誰かに聞いたわけじゃないので予想ですが。

 

 

 

 

頤和園は故宮よりもさらに広く、その面積の大半を占めるのが大きな人口湖。

つまり、頤和園のメインは景色の素晴らしさといってよい。

 

見てこれ!!!

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天気が悪かったら対岸は見えなかったでしょう。

時間がなくて湖の反対側まで行けなかったのが残念すぎますが(泣)

 

 

 

といいつつ、建物ももちろん美しい。

 

どーーーーん!!

 

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色を鮮明にする加工とか一切なし。

 

頤和園のシンボル、仏香閣。

青い空に八角三層の華やかな塔がめちゃ映える。

 

 

この仏香閣を上っていく階段が結構急で。

 

これ上るのキッツイなぁー。

皇族たちはお神輿(?)みたいなのに乗って従者に上らせたのかなぁー。

 

と思ったのですが、後で調べたら乾隆帝は自らの足で上ったという伝説があるらしいです。

 

疲れるけど、上りきった塔から見渡す庭園は絶景!

これが乾隆帝や西太后の見た景色!!

(この写真は実はまだ塔の途中(笑))

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遠くにはたくさんのビルが見えます。

時の流れを感じますねー。

 

 

 湖側から見た仏香閣。

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しかしながら、頤和園は激混み!!

 

人口密度でいうと、一番高かったかも。

 

これは「長廊」という文字通り長い回廊なんですが、混み合い過ぎててずーーーっと行列みたいになってました。

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長廊から見た湖。

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この長廊、屋根(?)部分もすごく凝っていて、梁にはたくさんの絵が並んでいます。

 

実はこれが私の頤和園の後悔2つ目。

 

14000枚にも及ぶ梁の絵は、支配者である満州族に関するものではありません。

漢民族の歴史や文化が描かれているのです。

日本人もよく知っている、三国志や西遊記をテーマにした絵もあるのだとか。

 

第2回でも触れましたが、清王朝は漢民族の文化も取り入れていく方針で統治していました。

ここにもその一端が、ということですね。

 

 

 

 

・・・って、

 

 

私それ見てねーーーーーーーー!!!

 

 

知らなかったーーーー!!!

調べてなかったーーーーーー!!!!

 

 

というのも、国慶節の前はネットの規制が普段以上に厳しくなり、YahooやGoogleの検索があまり使えなかったんですよね・・・

 

もしちゃんと調べられてたら、一枚一枚の絵をもっとしっかり見たのにーーー!!!

 

「ほえ~。これ全部違う絵なのかなぁ。こんなにたくさん、ネタ切れしそうだわ~」くらいしか考えてなかったーーーーーー!!!泣泣

 

 

先述の仏香閣の階段を乾隆帝も上ったという話とかもね・・・

だから何ってことはないけど、やはり遺跡にまつわる伝説とかは知っておきたかったよね・・・

 

故宮みたいに音声ガイダンスの機器を借りれば良かったんですが、時間がなかったのでやめちゃったんですよね・・・

 

 

時間が足りなかった。

下調べが十分にできなかった。

 

これが「悔いあり」。

 

はあ・・・本当にめちゃくちゃ悔やまれる。

いつかリベンジしたいなぁ(T^T)

 

 

 

 

 

頤和園からホテルに戻って荷物を受け取り、北京南駅へ!

 

 

北京南駅から高速鉄道に乗って某市へ帰ります。

所要時間は4時間半くらいだったかな?

 

日本でいう新幹線ですが、セキュリティは中国の高速鉄道の方が厳しいです。

 

荷物は全てX線検査を通し、切符だけでなく身分証の提示も必要。

外国人ならパスポートですね。

 

手続きの列に並んでいるとき、駅員のお兄さんに「私たち外国人なんですが、この(中国人と同じ)列でいいんですか?」って聞いたんですけど。

お兄さんは「ああ、はい」みたいな感じで。

 

手続きの順番が回ってきたところで別の駅員さんに誘導される。

おい兄ちゃん、仕事しろ。

 

 

あ、そうそう。職場へのおみやげも買いました。

 

他の国は分かりませんが、中国って個包装で数がたくさん入っているお菓子がなかなか売ってない。

日本ではおみやげの定番なのに。

日本はどこの観光地に行っても、ロゴや絵の入った可愛い個包装のご当地お菓子が売ってるのに。

 

あとは、日本人にとっておいしいか・おいしそうに見えるか。笑

 

北京南駅は幸い比較的選択肢がありましたが、今回行った他の観光地にはあまりめぼしいものはなかったです。

中国に旅行して、おみやげにお菓子を買おうと思う場合は、空港か高速鉄道の大きな駅で買い物時間を確保しましょう(この記事で唯一の有益情報)

 

 

高速鉄道は、手続きを終えてから乗車までの間、ずっとゲートに並んでいなきゃいけないのが辛い。

すっごく蒸し暑くて。

この場所には空調がないみたいだから、真冬だと極寒ってことかな・・・

 

しかも、日本の新幹線と違って30分くらいフツーに遅延します。

まぁそれくらいは想定内なので構いませんが、結局1時間くらいは並んでたかも。

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列車は特等(?)、1等、2等に分かれていて、私たちが予約していたのは1等の席。

2等の車両はカオスらしいです。

もちろん特等や1等より安いけど、おすすめしません。

 

 

1等の車内はとてもきれいで快適でした。

日本の新幹線くらい。

足元も広いし、墜落の心配がないし、私は飛行機より好きだなー。

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車内販売もあります。

お菓子ではなくカットフルーツの種類が多いのが中国らしい。

私と夫は北京南駅に行く前に日系スーパーで買ったお菓子をずっと食べていました(笑)

食堂車は、今回は利用せず。

 

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 ということで、あとは特に問題なく某市の駅に到着。

タクシーで帰宅して、3泊4日の北京旅行は無事に終了~!

楽しかった~~~!!

 

 

次回で北京旅行記はラストです!

何やかんやで実はまだ書き終わっておらず、ちょっと記憶があやふやになってきてピンチ!笑

 

まぁ頭の中で8割は出来上がってるから大丈夫でしょう。

 

ではでは、お読みくださり、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

祝・建国70周年!北の都に行ってきた(3)

こんにちは!

待宵スークです。

 

北京旅行記第3回!

 

1・2回目はこちら。

 

matsuyoisouk.hatenablog.com

 

 

matsuyoisouk.hatenablog.com

 

 

10月4日(3日目)

 

 

北京3日目は丸1日オプショナルツアー!

 

1.万里の長城

2.翡翠(ヒスイ)工場見学&昼食

3.明の十三陵

4.中国茶体験

 

北京市内といっても、どこでも交通の便が良いとは限りません。

ということで、1日にお楽しみ満載のバスツアーを予約しました。

 

 

バスが朝6時半~7時でいくつかのホテルを回ってツアー参加者を乗せていき、出発進行~!!

 

 

 

 

But!!!

 

実はこのツアー、ベリー シリアス プロブレム フォー ミー があったのです。

 

マイハズバンドにとってはノープロブレム。

 

 


 

 

そう、ツアーガイドが
スピーキングイングリッシュ!!

 

 

 

つまり、英語ガイドのツアーなのです。

同じ行程で日本語ガイドのツアーがなかったため・・・

 

 

いいですか、読者の皆様。

海外在住2年半の私の英語力を舐めちゃァいけません。

 

 

何と小学生レベルです。

もはや中国語の方がマシ。

 

英語でバリバリ仕事してる夫とは大違い。

 

 

 

最初の目的地である万里の長城に向かっている間、中国人女性のガイドさんが流暢な英語で挨拶やらツアーの注意事項やら話してくれます。

 

頑張って耳を傾けていたけど何を言ってるかサッパリ分からなくて、いつの間にか寝てました(ごーーん)。

 

はっきり聞き取れたのは、「北京旅行は秋がベストシーズン」っていうくだりだけかな。

国慶節に北京なんかやめとけって言ってきた人たち、聞こえたか!

北京旅行を知り尽くしたベテラン(っぽく見える)ガイドさんが、秋が最高とおっしゃっているぞ!!

 

やはり我々の選択は間違ってなかった!というのを確認し、あとは爆睡。

 

 

 

 

1時間半ほどバスに乗り、万里の長城に到着!!

 

 

 

 

But!!! 

 

 

 

この日はあいにくの雨。

 

しかも、さっっっむ!!!

 

何これ!!?

冬!!?

冬なの!!?

 

昨日は夏みたいな暑さだったじゃん!!

熱中症になったらどうしようって心配になるくらいの暑さだったじゃん!!

 

ホテルを出たときから寒かったけど、万里の長城は山だからさらに寒い!!

 

 

 

小雨の中を少し歩いてから、ロープウェイに乗ります。

万里の長城があるところまで徒歩で行くこともできるそうですが、ツアーなので時間短縮のため全員ロープウェイ。

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 結構速い。

ぐんぐん登っていきます。

 

 

 

雨で視界が悪いですが・・・

 

 

 

うおおおおお!!!

見えた!!!

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教科書で見たことあるやつ!!

塾の生徒たちに「北方の遊牧民の侵入を防ぐために造られたんだよ~」って教えてきたやつ!!

 

 

これが!!

万里の長城!!!

 

ついに来たあああああああ!!!

 

すっげーーーーーー!!!!

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ってか、

 

 

さむーーーーーい!!!!!

 

かっぱ着てるし、雨は大したことないけど、風が強い!

風が冷たい!!

 

冬!?

冬なの!?(2回目)

 

 

 

こんな気候の中、昔の人々は手作業でこの城壁を築いたのか・・・

10月でこれじゃ真冬はどれだけ寒いんだ。

キツイなんてもんじゃないな。

 

山だから危険も多かっただろうし。

稜線に城壁を造るんですもん。

 

国慶節の連休が明けた後、バイト先の中国人さんに「万里の長城は世界一大きいお墓だって言われてますよ。建設作業中に亡くなった人があの下にたくさん埋まってるんだって」と言われました。

 

納得。あそこで作業したら死にます。

 

こんなんで報われるか分からないけど、あなたたちが築いた城壁は宇宙からも見えると言われるほど立派な姿になって(実際は見えないらしいけど)、日本人なら子どもたちですら誰もが知っていますよ、そしてその城壁が守った中国は世界をリードする立場に登りつつありますよ、と死んでいった彼らに伝えたい。

 

 

 

途中に砦みたいな見張り台があって、

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そこから覗くとこんな感じ。

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この見張り台、狭くて急な階段を昇り降りしなきゃいけないので、結構怖い。

 

中国人さんよォ・・・こんな場所でまで先を争わなくてもいいじゃん・・・

危ないから押さないでおくれよ。

 

足元に全神経を集中させるため、階段の写真は撮ってません!

 

 

 

 

万里の長城全体、すごくしっかりした造りなんだけど、どこまでが昔造られたもので、どこからが観光地化の後に造られたのか気になる。

よく見ると排水設備なんかもあるんですよ。

 

修繕とかは定期的に行われてるんだろうけど。

でも、修繕といってもこれだけ長いと大変やな・・・

 

と思ったら、観光地としてきちんと整備されてるのはごく一部で、大部分は明代に造られたままで少しずつ劣化していってるらしいです。

 

ちょっと切ないですが、まぁそうなりますわな。

 

現存する城壁の長さは約6200kmだって。

日本列島が約3500kmなので、その1.8倍近くもある!!


1年に62km修繕しても100年かかる計算。

無理ゲーですね。

 

明代から手付かずの城壁も見てみたいけど、中国の法令で立入禁止になっているそうです。

 

 

 

どこまでも続くように見える城壁。

もっともっと遠くまで行ってみたかったですが、バスに遅れるといけないので早めに引き返しました。

 

 

 

バスに戻って、次の目的地へと向かいます~。

 

 

 

 

翡翠工場に到着。

 

 

ここでは、翡翠を加工している職人さんを間近で見ることができたり、置物やアクセサリーなど様々な翡翠製品を買い求めることができるのですが・・・

 

 

如何せん、全体的に地味でして。

そして値段が高い。本物ですから。笑

 

ツアー参加者(英語ツアーなので、私たち以外ほとんど欧米人)たちは少し眺めただけで飽きている様子でした。

 

翡翠はとても美しいし、加工技術も素晴らしいんですけどね。

写真は撮れませんでしたが、これ本当に1つの石からできてるの?嘘でしょ?と思うような精巧な作品もありました。

 

 

私と夫はわりと買う気であれこれ見ていたんですが、一口に翡翠と言っても、色や模様は実に様々。

 

夫はちゃっかり黒い翡翠のブレスレットを購入。

私はどうしようかなーと迷ったんですが、老け顔なので翡翠のアクセサリーはオバサンぽく見えそう…と思えてしまって結局何も買わず。笑

 

 

 

その後、博物館に併設されているレストランで昼食。

 

 

10人くらいで1つの丸いテーブルに座ります。

 

中華レストランといえばコレ!って感じの、ぐるぐる回る円卓です。

メニューは家庭料理っぽい感じかな。

 

 

 

But!!

 

 

 

あんまりおいしくない(ごーーーん)。

いや、マズイわけじゃないんだけど・・・

味云々というより、めっちゃ冷めてる。笑

 

それと、せっかくの北京旅行だから中国らしいテーブルセットで中国料理をいただくのはいいとして・・・

 

円卓に並べられた大皿料理に、取り箸とかトングが置かれてない。

まじか・・・

みんな自分のお箸で取るしかないの?汗

 

そういうもんなのかな・・・

諦めて食べる。

 

 

そして部屋が寒すぎ。

少しでも暖を取りたくて、熱いお茶のカップをホッカイロ代わりに手で持っていたくらい。

落ち着いて食べてられん。

 

ツアー参加者みんな腕をさすったり肩を縮こまらせたりして、寒いアピールしてるよー!

店員さん気付いてー!笑

 

 

 

 

昼食が済んだら、次は「明の十三陵」へ!

 

 

 

相変わらず寒いけど、雨が上がって少し明るくなってきました。

 

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明の十三陵は現存する中国最大の陵墓群で、世界文化遺産「明・清王朝の皇帝墓群」の一部。

明王朝13人の皇帝や皇后たちが眠っています(明の皇帝は全部で16人)。

 

 

敷地内は緑が多く、とても静かで時間がゆっくり流れている感じ。

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ここはガイドさんの案内でツアー参加者全員一緒に見学したので、なかなか写真が撮れず…

もっと撮りたかった…orz

 

 

一般公開されている陵墓は3つだけ。

そのうち、万暦帝の陵墓である「定陵」は発掘されており、地下宮殿の内部を見学することができます。

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今は壁がコンクリートで固められて、照明もついてるけど、400年前とかどうやって造ったんだろう。

かなり広くていくつかの部屋に分かれているので、手作業で造るなんて気が遠くなるな…

 

地下宮殿内には発掘された遺品も展示されています。

 

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外に出たら、何やらイベント?をやっていました。

明代の皇族、貴族、軍人の衣装を着た人たちのファッションショーみたいな感じ。

 

頭の飾りがめちゃ豪華!!重そう(笑)

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欧米のドレスももちろん綺麗だけど、中国的な美もやはり素晴らしいですね。

 

 

 

 

 

最後は中国茶体験。

 

私は中国のお茶屋さんに普段からちょくちょく行っているので、そこまで新鮮味はありませんが、いろんなお茶が飲めるのでわくわく。

 

解説をしてくれたのはチャイナドレスの綺麗なおねいさん。

もちろん英語ペラペラです。

手付きも鮮やかで、ふつくしい・・・

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烏龍茶、プーアル茶、ジャスミン茶、ローズマリー茶、フルーツ茶の5種類。

どれもいい香り。

寒かったので、温かいお茶でほっこりしました。

 

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体験の後は茶葉や茶器等のお買い物タイム。

 

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うちには中国茶が常備されているので特に必要ないなーと思っていたら、突然「ジャスミン茶がほしい」と言い出す夫。

 

え…別にいいけどジャスミン茶なんて好きだっけ?と聞くと、「うん、俺は好きだよわりと」とあたかも前からそうだったんだと言わんばかりの表情。

 

疲労回復に効くらしいから、会社で飲む!とのこと。

小さめの缶1つお買い上げ。

 

 

ちなみに、この記事を執筆している本日は旅行から3週間以上経っていますが、ジャスミン茶は未だに開封されておりません。

うん。こうなるだろうなと私は分かってたよ。

まぁせっかくの旅行なので良しとしましょう。

 

 

 

 

全ての行程が終わり、ホテルに到着。

 

 

 

 

そして!!!

 

 

夕食は念願の北京ダック!!!

 

これを食べに来たんです!!!

 

 

とはいえ元々宮廷料理だし、ある程度お金出さなきゃいけないのかなと思っていました。

でも、調べてみると意外とリーズナブルで大衆的なお店も多いんですね。

 

 

ホテルから歩いていけるお店を予約して、いざ!!レッツダック!!

 

 

 

の前に、スタバへ寄り道。

 

夫が北京限定のマグカップをほしがったので。

各国や各都市でその地名の入ったデザインがあるんですよね。

 

別にいいんだけどさ、前に香港行ったときもシンガポール行ったときもそんなん買わなかったし、何なら今住んでる某市のマグカップも買ってないよね?

 

夫「でもバンコクのは持ってるじゃん」

 

ふーん…(笑)

夫は気まぐれコレクターなんです。

(徹底的コレクターよりいいか笑)

 

 

 

予約の時間が来るまでスタバで過ごし、レッツダック!!!

 

 

 

店内は明るく解放的。

リーズナブルなだけあって、若いカップルや家族連れもたくさんいました。

 

 

 

コースの最初に来たのはこれ。

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中国ではよく見かける果物で、小さくて甘みの少ないりんごみたいな感じ。

蜜たっぷりの甘いりんごを食べ慣れていると、正直そこまでおいしくはないです。

なので、とりあえず放置。

 

 

 

あと、梅ジュース。

 

梅しそふりかけの味がしました。

梅干しの味でもなく、しその味でもなく、梅しそふりかけって感じ。

 

 

 

次に来たのは豆苗の炒め物。

これすっごくおいしかったー!!

写真撮り忘れた(泣)

あまり食べたことのない味でちょっと独特の甘さ。

何の調味料を使ってるんだろう…

 

 

次。

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見るからに辛そうな山の中に牛肉の唐揚げみたいなのが埋まってます(笑)

唐揚げ自体はそこまで辛くなくて、でも香辛料が効いてておいしい。

 

 

 

そしてついに!!!

キターーーーーーーー!!!

 

 

北京ダック!!

ベイジンカオヤー!!!

 

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テッカテカ!!

 

こんがりパリパリ!!!

 

春巻きの皮みたいなものにキュウリや白ネギと一緒に巻いて食べます。

 

 

でもせっかくだから、まずはダックだけで食べてみよう。

私は脂っこいものが好きなので、春巻きの皮とかキュウリとかで薄めたくないのよ。

 

 

ぱくり。

 

 

もぐもぐ。

 

 

もぐも・・・・

 

 

 

 

んんんんまい!!!!

 

おいすぃーーーーーーー!!!!

 

お・い・C ーーーーーー!!!!!!

 

溢れ出る脂!!

 

溢れ出る脂!!

 

溢れ出る脂!!

 

 

うん、アブラ感すごすぎ!!!!

続けて食べたらきっと胃がもたれる!!

だめだこりゃ!!!

 

納豆が単独より納豆ごはんの方がおいしいのと同じで、北京ダックも春巻きの皮と薬味があった方がいいわ!

 

 

 

いや、でもこれほんとに、ちゃんと巻き巻きして食べると本当に美味い。

お腹は満たされていくけど、口は飽きない。

 

うんんめぇ~~~~~~。

 

うんんめぇ~~わ~~~~~~。

 

 

旅行中に食べたものとしては、カヤジャム以来の衝撃か。←懐かしい!!

 

 

いやぁ、まいりました。

これはあかん。

おいしすぎました。

 

 

このコース、2人で3500円くらい。

2人でですよ。

 

コスパ最強かよ。

 

 

しかも、焼き上がった鶏を切り分けていくところのすぐ近くの席!

ラッキーすぎる偶然!!

 

おかげで写真も動画も撮り放題。

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包丁で切り込みを入れて皮をはがすと、肉汁がどばーっと出て脂が滴り落ちる!!

うわー!!どっちの料理ショーで見たのは大げさじゃなかった!!

 

子どもたちも興味津々。

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実はこれで終わりではなくて、最後にスープが出てきました。

 

たぶんあれです。

北京ダックとして食べる部分以外を使って作るやつ。

 

鶏白湯的な?

 

 

中国ではよくあることですが、スープがでかすぎ(笑)

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写真だと伝わらないかなー。

持ってたポケットティッシュと並べて撮ったんですけど。

深さもあるんですよ。この器。

 

2人前コースの中で、スープだけ量がおかしくない?

5人前はあるよね?

 

もうすでにかなり満腹。

あの春巻きっぽい皮がお腹にたまるんですよね。

来る前にスタバでココア飲んじゃったのもいけなかった。

 

いやいや、ココアのせいじゃない。

空腹に負けてココアを飲んじゃったせいじゃない。

スープの量が多すぎるんだ。

 

全部は飲み切れなかったけど、おいしかったです。

濃厚でした。

 

はあ~~~~~大満足。

北京、悔いなし。

 

 

 

ということで、3日目終了!

 

次回は最終日、4日目です!!

祝・建国70周年!北の都へ行ってきた(2)

こんにちは。

待宵スークです。

 

北京旅行記第2回!

前回の記事はこちらです。

 

matsuyoisouk.hatenablog.com

 

 

10月3日(2日目)

 

 

故宮(紫禁城)!!!

 

旅行会社のツアーを見ると故宮は2~3時間とかになってたりしますが、行ったことのある人によると半日はあった方が良いとのこと。

 

そのため、この日はガッツリ故宮day!!

 

 

故宮(紫禁城)とは

 

明清朝の旧王宮。

世界最大の木造建築群。

世界文化遺産に登録されている。

 

故宮の第一の門がかの有名な天安門です。

 

故宮の面積は725,000㎡!!

と言われてもよく分からないかもしれませんが、東京ディズニーランドが510,000㎡なので、それよりもさらに広い!

 

え?ディズニーランド行ったことない?

 

じゃあ、あれです。東京ドームでいうと15.5個分。

 

それも分からんという人はプロ野球の日本シリーズ見とけ!!

 

 

…って下書きの時点では書いてたんですが、ジャイアンツあっさり負けすぎやろがい。

東京ドームの広さをよく知らない人がこの記事を読んだら困るでしょうが。まったく。

 

 

 

 

前回の記事で書いた通り、国慶節中は警備強化のため最寄+前後の駅が利用不可なので、その先の駅で降りて歩いていきます。

 

電車の中や駅も混んでいましたが、外に出ると故宮に向かう人々がぞろぞろと行列のようになって歩いていました。

 

うおーーーーー。

やっぱり人が多いなぁー。

 

まぁ昨日は夜でもあれだけ人がいたんだし、こんなもんだよね。

そもそも激混みなのを覚悟してきたので、これくらいは問題無し。

お散歩気分でゆったり向かいましょ。

 

 

 

 

 

 

駅を降りてまっすぐ天安門に行けるのかと思ったら、交通規制で何やらぐるぐる回り道をさせられる。

 

ええ・・・最寄駅の1つ先からでも徒歩20分程度で着くはずだったのに・・・

 

日陰少ないし・・・

 

この日の北京はとても天気が良くて、日中の最高気温が30℃くらいでした。

まだ午前中だけど、あっつい・・・

 

これじゃあ到着する前に熱中症になりそう。

5年前くらいに炎天下を歩いてて熱中症になったことがあるので(しかも5月に)、それ以来ちょっと恐いんですよねぇ・・・

 

 

人が多すぎてのろのろとしか進まない道を、バイクで無理やり進んでいく奴もいるし。

クラクション鳴らしまくったって無理だから!

あなたの方が邪魔だし危ないっつーの!

こんな時まで我先に行こうとしないで潔く歩け!

 

 

 

結局、1時間半くらいでしょうか・・・

 

もはやどこに向かっているのかよく分からなくなるくらい遠回りさせられて、ようやく天安門広場に到着。

 

 

暑さですでに疲れ果てていましたが、天安門広場に入ったときの開放感といったら!
開放感の伝わる写真がないけど!! 

 

 

広い!!

青い空!!

テレビで見たことあるやつ!!

 

 

北京に来たぞおおおおおお!!!!

 

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ちょっと似てる。

 

 

天安門広場の先に「午門(ごもん)」という門があり、これが故宮の現在の正門。

午門より向こうはチケット制で入場者数が制限されています。

 

私たちは故宮のHPでこの日の午前中に入場するチケットを買ってたのですが、想定以上にぐるぐる歩かされたせいですでに11時を回っていました。

 

入れなくなってしまうと困るので、天安門広場をゆっくり見られなかったのが残念・・・

 

 とりあえず急いでGO門へGO!!!

 

 

 

 

故宮では、イヤホンで聴ける音声ガイダンスの機器が40元(650円くらい)で借りられます。

いろんな言語が用意されていました。

もちろん日本語もありますよん。

 

 

音声ガイダンスで聴いた説明はほとんど忘れちまいましたので(え)、ここからは写真多めで。

真っ直ぐ撮れてないけど、そこは皆さんの温かい心の目で補正してください。

 

 

 

これが午門。でかい。 

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向こうに見えるのが太和門(たいわもん)。

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広い!!

大きい!!

良いお天気!!

あつーーーーーい!!

 

日傘をさしている人もちらほらいますね。

この人ごみで日傘はちょっと…と思いましたが、この暑さでずっと屋外なので確かにしんどい。

 

 

お昼時だというのもあり、日陰のスペースがあればどこでも座って何か食べ始める中国人。

最初から故宮で食べる用にお菓子や昼食をちゃんと持参しているのが面白い(笑)

(太和門の中?というか下です)

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太和門を抜けると太和殿という大きな建物があります。

これが故宮の中で最も重要且つレベルの高い建築物だそうです。

 

よーーーーく見ると、屋根の先っぽのところにちょんちょんと何か並んでるの、分かりますかね?この写真だとほとんど見えないかな…

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これは、あのーーー、何だっけ・・・えーと・・・何かの動物か鳥とかそんな感じのをかたどったものでして、並んでいる数が建物のレベルを表しているのだとか。

太和殿は11個。

もちろん、故宮にある宮殿の中では太和殿の11個が最多です。

 

 

 

故宮には大小さまざまな建物や門があり、それぞれについて音声ガイダンスが「重要な式典を行った」「外国の使節と接見した」「皇后の住まいだった」とか教えてくれるのですが。

 

故宮の本来の名である「紫禁城」の「禁」は「庶民などが自由に入るのを禁ずる」という意味だそう。

 

明清代に君臨した皇帝たちは、まさか中国の庶民どころか私たちのような外国人にまで宮殿に踏み込まれ、音声ガイダンスによって「ここは皇帝の着替えに使われました☆」なんて説明されることになっているとは思うまい・・・

 

 日陰のスペースがあればどこでも座って何か食べ始める中国の庶民。

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太和殿に登って「これが皇帝の見た景色!!」とテンションが上がる外国人(私)。

歴代皇帝の皆さん、わたくし如きが同じ場所に立っちゃってすいませーーーん!!

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という冗談はさておき。

 

 

いくつもの巨大な建物、色鮮やかで豪華な装飾、広い庭。

皇族の持っていた富と権力を物語っています。 

 

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私にとって社会科の教科書の中の世界でしかなかった明や清の王朝。

かつて本当にあったんだなぁ、としみじみ感じました。

 

 

明や清の皇族たちが今もここから国を見下ろしているとしたら、現代の中国をどのように思っているんだろう、なんて考えてみたり。

 

 

19世紀以降、欧米列強に支配され、政治闘争が繰り返され、多くの命が失われ・・・

 

その歴史の上に立っているのが中華人民共和国。

 

 

中国が国際社会で存在感を増していくのを見て、彼らは喜んでいるかもしれない。

苦しい時代が長かったから。

 

 

古い時代の人々に思いを馳せると、この国の未来が明るいといいな、なんてちょっと願ってしまったりしてね。

 

 

「中国の未来が明るいということは、日本の未来は暗いということだ」って言われそうだけどね。

 

 

 

 

 

建物の看板には「〇〇殿」「〇〇門」と名前が書いてるんですが、漢字だけのものと、満州文字も併記されているものがあります。

明の皇族は漢民族、清の皇族は満州族なんですよね。

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でも、あくまでも「併記」。

漢民族の文字を消さずに残している。

 

国民の大多数を占める漢民族を力で押さえ付けたり、文化を否定したりしない。

国を安定して治めるために漢民族の扱いにどれだけ気を使ったか、それがよく表れていますね。

 

 

 

  

 

 

16時くらいまで見学し、故宮観光は終了。

 

うん、2~3時間なんかじゃ絶対無理!!

たっぷり時間を取って大正解。

暑さから来る疲労がなければ、もっとじっくり見ても良かったかも。

 

 

 

お昼ごはんを何も食べていなかったので、少し早いけど夕食のお店を決めることに。

 

 

私「北京ダックはいつ食べる?今から予約できるところ探してみる?」

夫「ジャージャー麺がいい」

私「もう昨日食べたじゃん!(北京ダックは?)」

夫「でもアレ何か違くね?麺がやたら太かったし」

私「まぁもっとおいしいのがあるかもしれないけど、ジャージャー麺2回は食べなくていい(北京ダックは?)」

夫「分かったよ、餃子ね」

私(北京ダックううううう!!!)

 

 

 

結局餃子に決定(-_-)

1日目と同じようにスマホで調べて、中華料理屋さんへ。

 

 

涼しい!やっと座れたー!

 

 

メニューを見ながら「チャーハンと~、焼き餃子(豚肉と白菜)と~、水餃子(エビ)と~」と何種類か注文しようとしたら、店員のおばちゃんに止められる。

「これ1皿15個だから、そんなに注文したら食べ切れないよ」と(笑)

 

なにーーーっ!??

おばちゃんありがたや。

結局、チャーハンとほうれん草の炒め物と焼き餃子の3つだけにしました。

 

こちら!(どどーーん)

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映えない写真だな(笑)

 

一つ一つが結構ボリューミーです。

親指と人差し指でつくった輪っかよりも少し大きいくらいかな。

 

形は違うけど、味は日本の餃子と似てました。

クセがなくておいしかった!

 

 

途中、隣のテーブルに座った女性(中国人)になぜか

「ここのジャージャー麺はおいしいですか?」と聞かれたので、知らないけど「結構おいしいですよ」と答えておきました。

 

隣に運ばれてきたジャージャー麺を見たら、やっぱり麺は太めでした。

これが本場中国のジャージャー麺なのか・・・

 

 

 

翌日は早起きなので、ホテルに戻ってシャワーを浴びたらすぐ就寝!

 

 

ではでは、(3)に続きます!

祝・建国70周年!北の都に行ってきた(1)

こんにちは。

待宵スークです。

 

 

 

私が住んでいるアジアの某国は、10月1日が建国記念日(「国慶節」)。

毎年そこから1週間が連休になります。

 

 

私は某国に2年半住んでいるにも関わらず、なんと某市以外に一度も行ったことがありませんでした。

 

 

いや、香る港には昨年夏に行きましたが、一応某国の一部だけど違うっていうか…ごにょごにょ(デリケートな問題なので明言は避けます)。

 

 

 

 

香る港のあれこれは置いといて。

 

元社会科教師としても、やはり某国に住んでいるうちに絶対に行っておかなければ!

 

私が住んでいる某市は比較的南にある大都市。

 

そして先日の連休で行ってきたのは、北の都!

 

これ、ノンインデックスとかにすれば検索に引っ掛からないようにできるのかな?

 

 

 

 

 

北京!!!!

 

Beijing!!!!

 

 

 

ということで、今回は3泊4日の北京旅行記をお届けします!

 

 

 

 

 

▲注意点▲

 

これから北京に旅行しようとしている方の役に立つ内容には、おそらくならないでしょう。

 

 

我々夫婦が旅行するときには、私が荷物全般の担当・夫が経路探索担当と決まっております。

 

つまり、私は夫のあとをついていっただけで、何も調べておりません(どーん)。

ホテルでキャリーケースの整理整頓をしただけです。

 

ただでさえ今回の旅行は直前まで日程がなかなか決まらず、かなりのドタバタで計画しました。

 

なので、参考にならない旅行感想文のつもりで読んでいただけますと幸いです。

 

 

 

 

 

国慶節を迎える前

 

 

国慶節は、中国国内の観光地がとにかく混みます。

 

 

毎年1月~2月頃の「春節(旧正月)」も1週間の連休ですが、伝統的な祝日であり、中国人の大半が里帰り。

 

一方、国慶節は近年制定されたばかりの新しい祝日。

 

里帰りする人ももちろんいますが、国内外に旅行する人々が比較的多いのです。

 

 

 

国慶節が近付いてくると、日本人とその周りでは「国慶節はどうするの?日本に帰るの?」という会話があちこちで繰り返されます。

 

 

そして私が今年は北京に行きますと答えると、92%くらいの確率で

 

「ええっ!?国慶節に北京なんか行ったらめちゃくちゃ混むよ!」

「人が多すぎて大変だよ!?」

 

と言われました。

 

 

今年は中国の建国70周年に当たっており、首都北京では大規模なイベントも開催予定。

例年以上の大混雑が予想されていたのです。

 

語学学校の先生には、「何で今年の国慶節に北京なんか行くの」とまで言われて。

 

 

 

 

 

でもさー。

じゃあいつ行くの??

 

 

国慶節の北京が(今年は特に)激混みってことくらい、我々夫婦だって分かってますよ。

だけど、夫が自由に連休取れるわけじゃないからさー。

 

 

北京は歴史ある街ですから。

しっかり時間をかけたい見どころがたくさんあるので、3泊4日は必要。

3連休になる祝日は年に何度かあるけど、それじゃ足りないのです。

 

 

5日以上の連休は、国慶節(10月)、春節(1~2月頃)、夏休み(8月)。

 

北京は、真冬は極寒・真夏は酷暑なんでっせ・・・

 

旅行に行くなら秋しかない!!

てか他の季節は無理!!

 

 

 

そういうわけで、

 

「いつ行くの?国慶節でしょ!!」と決定しました。

 

 

 

 

10月1日(出発前日)~2日(北京の空港まで)

 

 

旅行や一時帰国の出発日は、どうしても出掛ける前にバタバタしてしまって、夫とケンカになりがち。

 

 

いや、嘘です。私が一人勝手にイライラするんです・・・

 

だって、夫は自分の準備だけすればいいけど、私は食器片付けたり洗濯したりゴミ捨てたり旅行の荷物まとめたりしなきゃいけないからさー(泣)

 

 

 

でも、今回は大丈夫。

旅行の前日から私も夫も仕事が休みなので、ゆっくり準備できる!

 

 

と思っていたのですが。

 

 

まさかの私が体調を崩す(ごーん)。

 

 

たまーにやってくるちょっと強めの頭痛で、寝れば治るやつだと分かってたんですけどね。

でも起きて何かできる状態ではなく。

 

結局午後は夜までずっと寝ており、旅行の準備は当日の朝することに・・・

 

 

 

はい。

もちろん通常通りバタバタして私は不機嫌になりましたよ。

 

 

だってさー、前日は夕食も作れなくて食材がたくさん余っちゃったから、それを出来る限り冷凍する作業とかも増えちゃってさー(泣)

 

なのに夫が悠々と動画見てたら「暇ならゴミ捨ててきてくれないかな(怒)」ってなるし、お茶飲みたいとか言われたら「今!?」ってなりますやん・・・

 

 

 

とりあえず、ほぼ予定通りに家を出ることができて一安心。

 

 

行くぜ!北の都、北京へ!!!

 

 

 

 

  

あ、空港とかは何も書くことないのかって?

 

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うーーーーん。

 

 

特にないですね。

 

 

午前11時台の飛行機だったんですが、朝から何も食べていなくて腹ペコだったので、空港内のカフェでクロワッサンサンドを食べたくらいですかね。

 

 

機内食もあるのに。

 

 

いいんです。

 

 

家に帰るまでが旅行だよ、ってよく言うでしょう。

「家に帰るまでが遠足」的なやつ。

 

ということは、行くときは家を出た瞬間から旅行。

 

旅行中は食べたいものを我慢してはいけない決まりになっていますよね。

だから空港でも食べたいものを見つけたら食べるのです。

 

 

 

搭乗前の手続きは至ってスムーズでした。

国内線なので出国審査とかもありません。

機内に持ち込む荷物の安全検査だけで終わり。

 

 

 

機内食は普通においしかったです。

写真撮り忘れちゃった。

中国の航空会社で中国国内を飛ぶのに、何だか日本の炊き込みご飯みたいなのが出てきました。

 

 

 

フライトは2時間半くらいだったかな?(テキトー)

 

 

定刻よりも少し早いくらいで、無事に北京に到着!!

 

 

 

 

 

10月2日(1日目)

 

 

北京は良いお天気でした。

少し暑かったかなー。

 

 

空港からは地下鉄でホテル付近まで移動。

 

 

国慶節中だからか、駅のセキュリティはやはり某市よりも厳しかったですね。

 

深緑の服を着た警備員が微動だにせず立っていて、展示用の蝋人形かと思いました。

まじまじと見てたら目が合った。笑

 

 

 

 駅に入る通路にセーラームーンのコラボ商品の看板があったので、つい写真を撮ってしまいましたよー。

 

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セーラームーンロード!

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ホテルに到着してチェックインを済ませたら、ベッドでごろんごろんしたりお茶を淹れたりして、しばらくまったりと休憩。

 

 

 

その後、北京駅まで予約済みの高速鉄道の切符を受け取りに行きました。

 

今回の旅行は、行きは飛行機、帰りは高速鉄道なのです。

私は高速鉄道にはまだ乗ったことがなかったので、わくわく。

 

 

 

 

北京駅とその周辺は、とにかく人が多かった!!

 

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先ほどは「春節と比べると里帰りする人が少ない」と書きましたが、駅には列車を待つ出稼ぎ民らしき人々がたくさんいました。

 

 

 

日本と中国で違うなぁと思うのは、こういうところ。

 

 

東京駅の大勢の利用者を眺めてみても、誰が東京の地元民あるいは上京民で、誰が出稼ぎ民かなんて見分けがつかないでしょう。

 

そもそも「出稼ぎ」自体があまりないですが。

 

 

北京駅の周辺には、清潔感のない服装でお腹を出して(暑いので服をまくってる)、地べたに敷いた段ボールに寝そべっている人たちがたくさんいました。

大きな荷物を枕代わりにしたりして。

 

上海の高速鉄道の駅でも同じ光景が見られたかもしれません。

 

それを馬鹿にしているとかではなくて、日本の「都市部⇔地方」と中国のそれは、やはり同じ感覚で考えてはいけないなーと。

 

中国ではあまり気軽に出身地を訪ねるべきではないと聞いたこともありますしね。

就職やビジネス、結婚にも出身地が大きく影響するとか。

 

改めて、そういう中国の事情を肌で感じました。

 

 

 

 

 

さて。

 

無事に切符を受け取って、少し早めの夕食へ。

 

 

 

せっかくなので北京らしいものを食べたい。

 

夫がスマホで調べながらジャージャー麺(炸醤面)とか餃子とかどう?と言うので、1日目の晩ごはんはジャージャー麺に決定。

 

北京らしいのかどうか私はよく知らなかったけど。

 

私はとりあえず北京ダックだけは絶対に食べたい、食べずには帰れない!と思っていたのですが、予約が必要かもしれないということで、2日目以降に回すことに。

 

 

 

中国の検索サイトで調べて、ローカルなジャージャー麺屋さんに入りました。

 

これがサクッとできるのは、すでに中国に2年以上住んでいるからですかね。

ドヤりたいわけじゃないのですが、読者様の参考にならなくてすいません(ドヤァ)(ドヤるんかい)

 

 

 

ここです。

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注文したものは以下の通り。

 

 

・コーラ(夫)

これは中国クオリティとかじゃなくて普通のペプシ。

 

 

・謎のジュース(私)

烏龍茶とか普通のオレンジジュースがなかったので、仕方なく。

何のジュースなのかは不明。

飲んでみた感じだと、グレープフルーツジュースにケチャップを加えたような味。

まぁ飲めるかな。

 

 

・ほうれん草のにんにく炒め

某市でも中華料理屋では必ず食べる。

安定のおいしさ。

(食べかけの写真ですいません)

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・麻婆豆腐

某市のと少し味が違った。

タレではなく、豆腐が何だか独特の味。

臭豆腐ほど強烈ではないけど・・・

 

 

・楊州チャーハン

フツウ。笑

ちょっと味が薄い。

ご飯がパラッとしてない。

麻婆豆腐のタレをかけて食べたら丁度いいしょっぱさになっておいしかった。

(この写真は食べかけではありません。盛り付けが雑。笑)

 

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・ジャージャー麺

本日のメインディッシュ!!

 

麺がうどんくらいの太さ。こういうもんだっけ?

夫が混ぜ始める前に写真を撮りそびれたー。

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ぼやけてるけど、混ぜる前はこんな感じ。

隣のテーブルのをちゃっかり撮りました(笑)

 

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肝心のお味はいかに。

 

 

ぱくり。

 

 

もぐもぐ。

 

 

もぐもぐ。

 

 

 

う~~~~~~ん…

 

 

 

 

おいしくはない!!!(どどーん)

 

 

何だろう…焦がし醤油っていうより焦げちゃった醤油(?)って感じの味。

不味いまではいかないけど…

 

 

 

結局、ほうれん草のにんにく炒めが一番おいしかったです。

 

 

 

 

その後、まだわりと時間が早かったので、天安門までお散歩してみることに。

 

 

 

 

 

 

 

何だこれ!!夜なのに人がめっちゃ多い!!

東京ドームでの阪神-巨人戦が1点差で終わった直後の水道橋駅くらい人がめっちゃ多い!!

 

 

ああー!!写真がない!!

歩道橋が崩落しそうなほど、人がぎっしりだったのに。

防犯のためにリュックを背中じゃなくて前に持つくらいの感じ。

 

 

建国70周年公式ロゴのオブジェ(?)の前にできる人だかり。

写真だと見えにくいなー

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こっちにも人だかり。

北京の街や観光地で何度も見かけた、スローガン的なやつ。

最後のところは「新時代中国特色社会主義偉大勝利!」と書いてあります。

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なるほど。

厳重な警戒態勢になってて、天安門の最寄駅とその前後の駅が利用不可になってるのね。

 

一番混んでいる道を避けて天安門を目指してみたものの、途中から通行止めになっていて結局たどり着けず(天安門から戻ってくる人オンリー、今から向かうのはNG)。

 

 

 

天安門と故宮は明日訪問予定なので、諦めて帰ホテル。

 

ホテルについては後でまとめて書きます。

 

 

 

ではでは、(2)に続きますー!

スマホってスマートフォンですよね?

スマホってスマートフォンですよね?

 





冒頭からいきなり何言ってるんだ。


スマートフォンを略してスマホ。

当たり前だろうが。

 

何か問題でも?

 

 


いや、問題はないです。

 

ただ、スマート「フォン」なのに、スマ「ホ」って言うし、書くよねーと思いまして。

 

 


それは・・・「スマフォ」だと言いづらいからじゃないの?

 



うん、まぁきっとそんな感じですよね。

いいんです。ふと気になっただけで。

 

 

 


 

スマートフォンの「フォン」って「phone」ですよね?

 

ear phone だったら「イヤフォン」より「イヤホン」って言いません?

 


SONYの公式サイトを見てみたら、ちょうどトップページにヘッドホンが載っていました。


やはり「ヘッドフォン」ではなく「ヘッドホン」ですね。

 


ついでに辞書の表記も確認してみましょう。

「イヤホン。イヤホーン」と書かれています。

 


 

なんでスマートフォンはスマートホンにならなかったんだろう。

 


オーディオ機器は「ホン」ってことになってるとか?

 



電話は?

テレホン?テレフォン?

 

どちらかといえば「テレホン」カードって言うかな?

 

 


あ、でも笑っていいともは「テレフォンショッキング」だわ。

 



つまり、英語ではどれも「phone」だけど、日本語では「フォン」が主流になっている言葉もあれば、「ホン」が浸透している場合もあるということですね。

 


まぁ別にどちらかに揃えろとは言わないですけど。

 

 

 


 

ところで、「○○ホ」って言うと、男性は別のものが浮かぶ人が多いんじゃないですか?

 


多くはないんじゃないの・・・

てか、あなた女なのに浮かんでるじゃん。

 

 


いや、スマホの「ホ」はphone、つまり発音はFでしょ?


で、○○ホの「ホ」はhole、発音はHでしょ?

 



元々日本語にFの音ってないじゃないですか。

 


中学生時代に英語の授業で言われませんでした?

fishは息をふーって吐くんじゃない、上の歯を下唇に付けるんだ!って。

 

ちなみに、某国語にもFとHの音があります。

(※某国=日本のご近所の大きい国)

 


FとHの音がある言語だったら、スマート「フォン」を略してスマ「ホ」になるなんてことはあり得ないと思うんですよ。


だから、子音の少ない日本語ならではなのかなーって。

 






あーーーー・・・そう。

 


で?

 




いや、それ以上は特に何もないです。

 



あ、ちなみに、日本語は子音だけじゃなくて母音も少ないです。

 


自分の第一言語の音の種類が少ないと、第二言語を学ぶとき不利だなーって、某国語を勉強するようになってから思いました。

 

「あんにん(杏仁)」の「アン」と「あんかけ」の「アン」は、実は言語学(?)的には違うんですと言われても。

 

日本人にとっては、いやいや同じやんって。

 

 

某国人は日本人よりも英語の発音うまいですもん。

もちろん、英語の全ての発音が某国語に含まれてるわけじゃないですけど。


でも某国人は日本人が苦手とされているRの使い手ですからね。

そりゃあうまいわけです。

 


あ、あと某国と比べると日本人はボインも少ないです。

これはまじ。

顔は似てるのに、なぜだ。

 

公共の場では日本人の方が「しいん」としてますけど。

某国人はよく喋るのでね。

 

 


はい。

 




別に「本来の発音に出来る限り近付けて『スマフォ』『イヤフォン』と表記するべきだ!」とか言いたいわけじゃないんですよ。

 

ただ単に、面白いな~と思っただけです。

 

 



そうそう。

 

先日You tubeのある動画のコメントを読んでたんですよ。

 

そしたら、「バイオリン / ヴァイオリン論争」が起きてまして。

 

 


「ヴァイオリンじゃなくて、バイオリンだろ」

 

「発音的にはヴァイオリンの方が正しいでしょ」

 

「でも辞書的にはバイオリン」

 

「violinだからヴァイオリンだよ」

 

「てか『バイオリン』を『ヴァイオリン』に直そうとするなら分かるけど、逆は初めて見たww」

 

「そもそも日本語じゃないんだから、バイオリンもヴァイオリンも完璧に正しく表せてるわけじゃないだろ」

 

 


こんな感じ。

すっごくどうでもいいですよね。

 

 

日本語にVの音がないから、こういう表記揺れが起こる。

 



そういえば少し前に、Vを含む国名の日本語における正式表記に「ヴ」を使わないことになった、とかありませんでしたっけ。

 

 

あと、高校生になってなぜか印象的だった出来事。


地理や歴史の教科書で、中学時代は「バビブベボ」だったものが、「ヴァヴィヴヴェヴォ」に変わった。


不自然なくらい「ヴ」が入ってて、

 

ベネチア→ヴェネチア

ザビエル→ザヴィエル

オダノブナガ→オダノヴナガ

 

みたいな。

 

 

 

塾講師時代にも、外来語のカタカナ表記はどっちが正しいのか問題、生徒によく質問されました。


特に学校の定期テスト前。

 


生徒「ガンジーとガンディー、どっちですか!?」


生徒「ウイリアムとウィリアム、どっちですか!?」

 

私「教科書に合わせるか、どうしても心配なら学校の先生に確認しなさい(にっこり)」

 


ぶっちゃけ、私だったらどっちでもいいなー。

 

さっきのバイオリン / ヴァイオリン論争と同じ。

日本語として一般的な表記というものはあれど、どちらも本来の発音を正しく表しているわけじゃないから。

 

でも私が「どっちでもOKだよ」って答えて学校のテストでバツにされたら生徒に悪いですからね。

 



そんなことより、塾の授業中どれだけ念を押しても、テストで「のぐちひでお」って解答する子がいるのは何なんだ。

 

彼は日本人だぞ。

「ひでよ」でも「ひでお」でもOKなんてことはないからな。

漢字ミス防止のための平仮名作戦で自滅するなよ。

 

 


 

こんなのもあるなぁ。「バレー」と「バレエ」。

 

本来の表記は「volley(ball)」と「ballet」ですね。

 


「学生時代はバレーをやってました」と言われて、「バレーボールですか?踊る方ですか?」なんて聞き返してしまった経験のある人もいるのでは。

 

カタカナ表記だと「バレー」と「バレエ」になりますが、発音するとどっちか分かりにくくなりますよね。

一応イントネーションの違いはあるようですが、それもちょっと微妙。

 


これもVの音がない日本語ならではかしら。

 


そういえば、高校の教科書ではシリコンバレーじゃなくて「シリコンヴァレー(valley)」になってたかもしれない。

 

でも、高校の体育の教科書でもヴァレーボールとは書かない。笑

 

You tube でも「バレーボールじゃなくてヴァレーボール」「いや、より正しいのはヴァリボゥだろ」なんてコメントする人はさすがにいないでしょうね。

 

 

 


他にもいろいろあります。

 

ti を「ティ」と言うか、「チ」と言うか。

 

プラスティック?プラスチック?

 

ロマンティック?ロマンチック?

 

クリスティアーノ・ロナウド?

クリスチアーノ・ロナウド?

 

 

んーーーーーー。

 


まぁ、どっちでもいいかな。

クリロナ氏ご本人がどう感じるかは知らんけど。

 

てか、「クリロナ」っていう略称は本人公認なのか?

 

 

 

ただ、私が個人的にものすごく気になってしまうのは、スポーツ中継などで「チーム」を「ティーム」って言う解説者。

 


そこはチームでいいじゃんチームで!!


「両ティーム」とか「ティームワーク」とかさー!!


なんか聞いてるとそわそわしちゃうんだよー!!

 

 

 


あ、あと外来語の表記問題でもう1つ思い出しました。

 

「ラインアップ」って発音するときは「ラインナップ」って言うじゃないですか。


野球の3・4・5番打者のことも、「クリーンナップ」って発音しますよね。

 

表記するときにいつも迷うんですよ。

「アップ」がいいのか、「ナップ」がいいのか。

 

でもパイナップルは「パインアップル」よりも「パイナップル」だから、やはり「ラインナップ」「クリーンナップ」なのか。

 


パイナップルといえば、PPAP懐かしいな。

それぞれの頭文字が何だったか、パッと思い出せますか?

 

 

 

Pen Pineapple Apple Pen ですよ。

 



はい、今日イチどうでもいいですね。




表記揺れでいうと、「ホッチキス / ホチキス問題」や「ピーナッツ / ピーナツ問題」もありますね。


マクドナルドを略すときに「マック」になる(東日本?)問題はいかがでしょう。


この「小さい“つ”」ってやつは実は日本語特有なので、表記揺れが生じるのでしょうねー。

日本語堪能な某国人でもよく間違えます。



ちなみに、本場アメリカでは「マクダーナルド」って「ダー」を強く言わないと通じないらしいです。

 

 

 

 



以前、ある外国人タレントが言っていました。

 

日本語の中には、たくさん外来語が浸透している。

身の回りにあるモノ、だいたい英語で言えるでしょう。

 

テーブル、ミルク、ウィンドウ、ドア、などなど。

 

だから、実は日本人は英語を学びやすい、って。

 

 


確かに、それは英単語を覚える上で大いに役立っているかも。

 

 

ただし、先述のように日本語は音の種類が少ない。

外来語を無理やり日本語の音に当てはめて表すしかない。

 

だから日本人は英語の発音がカッコ悪いって言われるんでしょうね。

 


もちろん、世界中で日本人だけが不利なわけじゃないけど。

 

英語のRと某国語のRは近いと思うけど、フランス語のRはちょっと違う、とかありますし。

 


 

でも、「スマホってスマートフォンだよね」というところから、日本語の外来語表記って実はブレブレだし、日本人ですらどれが正しいのかハッキリ言いきれないものがたくさんあるよなーと…

 


途中で話があちこちに脱線して、無関係な話がちょこちょこ混じってますけど(笑)

 


あと、私は言語学者ではないので、厳密にはそうじゃないぞ!みたいな表現があっても許してにゃん。

 

いや、むしろ暇があったらぜひ教えてください。笑

 

 

 

 

ということで、こりゃあ間違いなく駄文になるなと思って書き始めたこの記事、想定以上の駄文になりました。

 

ここまで読んでくださったあなた、貴重なお時間を割いていただいてしまい、どうもすみませんでした。

 

 

ありがとうございました。



病気を克服したNちゃんの話

こんにちは。
待宵スークです。



8月に帰国した際、小学校1年生からの友達に久しぶりに会いました。

昨年の秋以来かな。

昔から変わらない垂れ目がチャームポイントのNちゃん。
ちなみに私はつり目です(聞いてない)。



Nちゃんおすすめの美味しい天ぷら屋さんで食事して、その後カフェに行って。

3時間くらいでしたが、とても楽しく過ごしました。





Nちゃんと私は、小学校時代は6年間同じクラス。
小3~中3まではバスケ部でも一緒。

交換日記とかしてたわ...
めちゃ懐かしい(笑)


私は小中学生時代は成績優秀だったので、Nちゃんの中ではきっと今でも私は「頭の良い子」。


だけど、Nちゃんは学年でトップクラスに足が速くて。
50m走のタイムは私より1秒くらい速かったんじゃなかろうか。

小6?の運動会の色別対抗リレーで走る順番がNちゃんと同じになってしまい、遥か後方から背後まで追い付かれたのがとても印象深い思い出。



中学校では3年で同じクラスになり、高校生になっても遊ぼうねと約束したけれど、少しずつ疎遠に。

私はバスケ部、Nちゃんは帰宅部だったので、時間が合わなくなって。



成人式で久しぶりに再会して楽しく話したけれど、その後は続かず。
大学時代はこの1回しか会っていないかも。




就職と同時に私は地元を離れました。


仕事に忙殺されて実家にすらあまり帰らず、親には心配をかけてしまったなぁと思います。
学生時代の友達ともたまにしか会っていませんでした。



しかし、社会人4年目の夏頃、Nちゃんが久しぶりに連絡をくれました。
良かったら久しぶりに会いたいな、と。


私はとても嬉しかったので、新幹線で日帰り帰省。


Nちゃんは都内で働いていて、キラキラした顔で仕事の話を聞かせてくれました。

とても忙しくて、私との待ち合わせの前も事務所に寄ってきたそう。


でも、仕事の資格のために勉強している話、尊敬している先輩の話、同僚や後輩と家で飲み会をした話など、とにかく楽しくて充実している様子。


彼氏さんのことも少し教えてくれて。


東京で働いてるだけでも私にとってはめちゃくちゃ羨ましいのに、ザ・リア充!!という感じでした。




その年度で私は仕事を辞め、地元に戻ります。



そして今の夫と出会い、デートをしていた日のこと。

Nちゃんと久しぶりに再会した夏から1年数ヵ月後です。



たまたまその日はNちゃんの誕生日で、私はLINEを送っていました。

「お誕生日おめでとう!元気にしてる(*^^*)??」

こんな感じの。



当時はまだ彼氏だった夫と2人で、東京ドームシティを楽しむ私。
まだ3回目くらいのデートだったんですよね。
ラブラブの頃です(笑)


しかし、デート中にNちゃんから届いた返信を見て、私は言葉を失いました。






「実は今、白血病で入院してるんだ」





白血病って...や、やばいやつじゃん。
ドラマの登場人物が白血病だったら、ほぼ間違いなく助からない。



嘘でしょ??
去年の夏はあんなに元気で楽しそうだったのに、どうして...?

私たち、まだ27歳だよ?





都内の病院に入院してるとのことで、私は良かったらお見舞いに行きたいと言いました。

しかし、検査の数値が良いときでないと面会はできない、と。

当然のことながら、LINEの文面はとても暗くて。

本人だってどんな病気か分かっているわけだから、仕方ない。




その後も数ヵ月に1度LINEを送って、お見舞いを申し出ました。

しかし、検査の結果が良くないからごめんねと断られたり、来週検査があるからと言われたまま返事が来なかったり。



もしかしたら、自分の体調や未来のことで精一杯なのに、気を遣われているのが苦痛だったのかもしれません。


実際、当時私は何て声をかけるのが正解なのか分かりませんでしたから。


病気のことをよく知りもしないで「大丈夫だよ!」「頑張って!」なんて言えない。


風邪だったら「早く治るといいね」と軽々しく言ってしまうけど、命に関わる病気だし。


いっそのこと、病気なんか一切関係ないかのような内容を送れば良かったのかもしれないけど、相手がどう受け取るかは分からない。



結局、お見舞いには1度も行けませんでした。






最近は調子が良いから会えるよ、という返事をもらえたのは、病気だと聞いてから2年後のこと。



あの夏と変わらない、垂れ目がチャームポイントのNちゃん。
でもちょっと痩せてたかな。



それまで治療の詳細は全く聞いていなかったけれど、骨髄移植が叶ったのだと、そのとき教えてくれました。


弟とは型が合わなかったんだけど、ドナー登録者の中に合う人がたくさんいてラッキーだったよ、と笑顔で話すNちゃん。


しかし、「あれだけ辛い治療を乗り越えて生還したんだから、不注意とかちょっとしたことで死んでたまるか!と思って生きてる」とも言っていました。


何がどんなふうに辛かったのか私には想像もできないけれど、その「死んでたまるか」がとても印象的だったなぁ。



それから、「どうして私が、と思ったりした?」なんてことも私はつい聞いてしまったんですが。

Nちゃんの答えはこうでした。


「最初はそう思ったけど、でも『じゃあ誰なら良かったの?』って。家族や友達でももちろん嫌だし、知らない誰かならいいわけじゃない。たまたま自分だっただけ」




「病気は辛かったけど、病気になって実家に戻ったおかげで、家族とたくさん過ごすことができた」とも。

確かに、社会人4年目の夏に会ったときは仕事の話ばかりだったなぁ。
それはそれでいいことだけど、特に若いうちは家族との時間を疎かにしがちだもんね。






その後、小学校時代の友達も交えて2回ほど会い、そして今年の8月に至ります。



帰国する前は「Nちゃん、いつもお土産の要望が多すぎんねんコラ(゚Д゚#)」と思ったけど、合うとやっぱり楽しいし、嬉しい。


治療中に抜けてしまった髪の毛も、今ではすっかり元通りになったらしい。
時短だけど仕事にも復帰できたんだって。




しかし、治ったとはいえ、まだまだ通院は続くそうです。
例えば、骨髄移植をしたために免疫力が3歳児レベルに戻ってしまったから、予防接種が必要だとか。




他にも、病気を打ち明けられなくて、うまく行きそうだった男性と別れざるを得なかったこと。

妊娠できない体になってしまったので、結婚は無理かもしれないこと。

以前のようにフルタイムで働けなくなってしまったので、将来の見通しを立てられずにいること。


「もし病気にならなかったらーーー」


かつて思い描いていた未来は叶わない。
彼女の心と体に残された傷は浅くない。


それでも前向きに生きようとするNちゃんは、強くて素敵な女性だと思う。



生きててくれて良かった。
本当に。これに尽きる。


今この世界にあなたが存在していることの喜びを、噛み締めずにはいられない。


生きていれば、いくらでも助け合える。
支え合える。励まし合える。



彼女の抱える苦悩を、私が完璧に理解することは難しいかもしれません。

ふとした一言で傷付けやしないかと、慎重に言葉を選んでいるのも確か。


だけど、ずっと一緒に歳を取っていける、これ以上に尊いことはないですよね。





Nちゃんと同じ病気で苦しんでいる人が、今日も世界中にたくさんいます。
もしかしたら私だってなるかもしれない。



どうか全ての人々に、光溢れる明日を。



なんか、怪しい宗教のキャッチコピーみたいだな...





どうか全ての人々が、治りますようにーーーー!!!
元気になりますようにーーーーー!!!

治れーーーー!!!

治れーーーーーーーーーー!!!





おしまい!

【暗いです】もうTにはいつでも会える

暗いやつです!笑

亡くなった親友Tが~~っていう話。

読みたくない方はどうぞ遠慮なくブラウザバック!

 

 

 

 

 

 

 

はい。大丈夫かしら。

 

 

 

改めまして、こんばんは。

待宵スークです。

 

 

暗い記事は気持ちをどばばーーーって吐き出したいので、走り書きみたいになります。

ご了承ください。てへぺろ。

 

 

 

書こうかどうしようか迷ったんですけどね。

 

3月25日が(推定ですが)命日、私が通報してTの死を知った日が4月2日。

早いもので、もう半年。

 

いつも月末~月初は「ああ、もう〇ヵ月経ったのか」と考えてしまって、気が滅入りがちになります。

 

 

で、昨日がブログを再開してから初めての月命日だったわけなんですが、月命日だからって記事を書いてしまうと、毎月書かなきゃいけないような気分になっちゃうかなぁと思ったんですよ。

 

だから、あえて書くのはやめようか、と。

 

 

 

 

でもやっぱり何か書きたくて。

 

このブログは私の日々の生活や気持ちを記録していくためのものでもあるので、書きたいと思ったら逆らわずに書くことにします。

 

 

 

 

 

親友Tについて、最近考えていること。

 

 

 

前は、死んでしまったら私が何をしても何を叫んでも届くことはない、って書きましたよね。

確か、Tのことを長々と書いた記事に。

 

 

でも、今は幽霊的なやつがいつもそばにいることにしてます。

 

 

いつもそばに、とはいっても、生活の全てを見られているのは嫌なので(生前も見せてないし笑)、家の中には入ってこない設定。

 

 

バイトに行くときに家のドアを開けて、「おはよー」って感じです。

駅まで歩いてる途中も話しかけてます。

隣にいるつもりで。

「だいぶ秋らしくなりましたねー」とか。

 

Tの返事も何となくで脳内再生します。

「俺もう死んでるんで、暑いとか寒いとかないんすよ(笑)」みたいな。

Tっぽく、かつ幽霊っぽく。

 

こういうの、自分でも気持ち悪いことしてるなーって思うんですけどね。

なんか、頭大丈夫?おかしくなっちゃった?って。

 

気持ち悪いですよね。実際。うん。

 

 

 

バイトの帰り道もやってます。

いつもスーパーに寄って夕食の買い物をするんですけど、

「重い~。T持ってください」

「え~俺か弱いから無理です~」

みたいな。

 

気持ち悪いなー。うふふふ。

 

 

 

 

でもねー。

やってみると、これがわりと救われるんですよねー。

 

 

 

死んでしまったから、Tにはもう二度と会えない。

会えるとしても、せいぜい夢の中。

 

 

だけど、幽霊がそばにいるってことにすれば毎日会える。

いつでも会える。

生きてたときより会える。

もう一生お別れしないで済む。

 

 

幽霊設定でいこう、と思った最初の頃は、家に帰ってきてドアを閉めてしまうのが何だか悲しかったんです。

Tは家の中に入れない設定だから、閉め出すみたいで嫌だな、ごめんね、って。

 

でも、ある日「もういつでも会いたいときに会えるんだから、毎日別れを惜しむ必要ないじゃん」って気付いて。

 

 

「気付いて。」じゃねーよ頭マジで大丈夫?って思われてます?笑

自分でも今書きながらヤベー奴みたいだなと思ってます。

 

 

そんな感じで、気持ち悪い毎日を過ごしています。

 

 

 

 

とはいえ、外出中ずーーーっと脳内会話してるわけではありません。

 

 

ドアを開けて「おはよー」だとさっき書きましたが、忘れてることもあります。

 

歩いてるうちに存在(?)を忘れることもあります。

 

 

だって、実際にはいないじゃないですか。

 

さっきと言ってること違うじゃねえかって感じなんですけど、仮に幽霊が本当にいるとしても、会話は全て私の頭の中で生成されてるわけです。

幽霊のTからの働きかけは何もないのです。

 

だから、私が何か他のことを考え始めると会話も終了。

 

 

家を出たときから考え事をしていて、おはよーも言わず、ずーーーっと忘れてる日もあります。

 

で、歩きながらふと思い出して。

 

そうすると、「Tはずっといたのかな、忘れててごめん。寂しかったかなぁ…」とか思ってしまって。

 

 

でも、これも馬鹿みたいな話ですよね。

 

寂しい思いをさせられてるのはこっちなのに、何で死んだ人間が寂しいかどうかなんて心配してやらなきゃいけないんだ。

私の方がよっぽど寂しいわ。

 

 

そもそも、生きてたとき幸せだっただろうかとか、それだってもはや考えたって仕方ない。

生きてるんだったら全力でTを幸せにする方法を考えるけど。

もう死んでるので、今となっては正直どうでもいい。

 

 

街を歩いていると、カップルや夫婦、親子連れ、友達同士、楽しげに歩く人々がたくさん目に入ります。

 

みんな当たり前のように幸せそうなのに、なぜTには手に入らなかったのだろう。

 

っていう、これも考えたって仕方のないこと。

私が悲しくなるだけ。

 

 

 

 

 

あーーーそうそう。

 

時間が経つにつれてすごく思うようになったのが、Tを失ったのは私の夢にとって本当に大打撃ということ。

 

Tと一緒に叶えたい夢があったという話も例の長い記事に書きましたよね。

 

その夢は私一人でもやろうと思えば出来ないことはないし、諦めてはいないんですが。

 

 

でもやっぱり、実現までの過程を辿ってみても、実現したところを想像してみても、Tなしでは考えられない。

Tほど分かってくれる人はいないし、Tほど信頼できる人もいない。

(夢に関しての話です。浮気じゃないよ!笑)

 

はあ。どうしようかな。

投げ出したい。

 

 

幽霊に毎日話しかけてるとか言いながら、「Tが天国から応援してる!」「夢を実現させたらTも喜んでくれる!」とか考えるのはやっぱり何か違うんだよなー。

 

Tに話しかけてるのは私自身のためだもん。

Tを喜ばせるため、寂しい思いをさせないためじゃない。

 

幽霊がいるとか実際にはいないとか言ったけど、死んだ人間にはもう何も届かないという考えは何だかんだ一貫してるんですよね。

 

 

 

 

 

ということで、こんな感じの毎日を過ごしております。

頭おかしいようなことも書きましたが、霊能者にTの言葉を聞いてもらおうか…とかは考えてませんので、ご安心ください。笑

 

 

しっちゃめっちゃかな気がしますが、これで投稿しちゃうもんねー。

 

 

読んでくださってありがとうございました。

 

読んでくれてありがとう。

 

 

ずっと話したかったけど、話せなかったこと

こんにちは。

待宵スークです。

 

 

今日は、今まで皆さんに話したかったけど、ずっと話せなかったことを書こうと思います。

 

Twitterでは少しだけ言ったことあるかなぁ。

でも、普段感じていることの半分にも満たないくらいしか明かしていません。

 

 

私のせいで皆さんに嫌な思いをさせるのは悲しかったから。

ときどき本当に我慢できない!って思うこともあるけど、吐き出さないと苦しいっていうほどでもないので、心に秘めて耐えてきました。

 

 

もし読んでいる途中で不快な気分になったら、離脱していただいて構いません。

あ、今回は暗いやつではないですけどね(笑)

 

 

・・・って、話しにくいことを書くとき、いつも前置きが長くてごめんなさい(^_^;)

 

 

 

ではでは。

 

 

 

 

今までずっと言いたかったけど、さらけ出すのを敢えて避けてきたこと。

 

 

それは、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が住んでいる某国の人々への文句です。

 

もう2年半住んでるし、そろそろ言っちゃってもいいでしょう。

 

 

今までブログで書いたことがあるのは、住んでいるマンションの不具合のことくらいですかね。

でも、実際にはそれだけではなく他にもいろいろと・・・

 

 

 

そりゃあね、文化や習慣が異なりますから。

何を良しとして、何を迷惑だと思うか、感覚がまるで違うわけです。

 

旅行だったら「カルチャーショック!刺激的で面白い!」で済むかもしれませんが、暮らしているとそうはいきません。

普段の生活の中でイラッとすることがたくさんあります。

 

「え、2年半も住んでたら慣れるでしょ?そんないつまで経ってもイラッとするもん?」って思いました?

 

旦那さんが靴下を脱ぎっぱなしにするの、慣れますか?

部下がいつもファイルの置き場所を間違えるの、慣れますか?

 

ほんの小さなことで、全く気にならない場合もあれば、ずっと気になる場合もありますよね?

そういうことです。

 

2年半住んでいても、気になることは気になるのです。

 

 

 

というわけで、今日は某国人の悪口をたくさん書きます。

あ、「某国」というのは日本のすぐ近くの広―――い国のことです。

その国の大きい都市に住んでます。

 

 

 

ただし、皆様に誤解しないでいただきたいことを1つだけ。

 

 

私は某国が嫌いなわけではありません。

大好きかというと・・・まぁぶっちゃけ大好きではないけど、好きです。

 

それに、イラッとすることがたくさんあっても、やはり2年半住んでいれば愛着は湧きます。

某国のことを大して知りもしない人が某国を悪く言うのは、それこそめちゃくちゃイラッとするんですよ(笑)

 

今まで悪口を出来るだけ言わないようにしていた一番の理由は、私のせいで某国のイメージを悪くしたくなかったから。

記事の最後にまとめて書こうと思いますが、多くの日本人が想像しているよりも某国人は良い人です。

 

 

それから、上述の「もう2年半住んでるし、そろそろ言っちゃってもいいでしょう」ということについて。

 

もし私が某国に住み始めてすぐ悪口を言いまくってたら、読んでくださった方から「そんなに合わない国に住むことになってかわいそう」とか「まあまあ、これから好きになっていくかもしれないし!」とか思われそうじゃないですか。

 

でももう2年半も心折れることなく生活することができたので、悪口も笑い話として聞いていただいて全然OKなのです。

私の「大好きじゃないけど、それなりには好きである」という気持ちも、もうあまり大きくは変化しないと思いますし。

 

 

あ、あと本編の前にもう1つだけ。

この記事はあくまでも日本人(というか私)と某国人についての話です。

私は他の国には住んだことがないので、某国のこと以外は分かりません。

ですから、「日本人は○○だけど某国人は△△で~」と書いたことに対して、「ヨーロッパもそんな感じで、某国だけではないですよ(^_^;)」とかツッコミを入れないでください。

知らんがなとしか言いようがありませんので。

 

 

 

ここまでですでに1400文字あるわ。

大丈夫ですかね?

大量の悪口がメモしてあるんですけど、全部書いたら何文字になることやら。

 

 

 

それでは、某国に対する全力悪口の始まり始まり~~。

 

「邪魔だ」「うるせえ」「きたねえ」「危ねえ」「とにかくやめろ」の5つに分けてお届けします。

 

 

 

 

(1)邪魔だ

 

◎通り道に立つな

 

まず、何といってもこれ!!

日常生活で一番イライラするやつ。

 

歩道の真ん中、駅の階段の途中、建物の出入口、エスカレーターの乗るところ・降りるところなどなど・・・

 

なぜそこで止まる!!?

なぜそこで立ち話をしている!!?

 

Why ○hinese people!!?

 

階段をのぼってる途中で突然ピタリと止まるか普通!!?

スマホを見るなら一歩端っこへ寄れ!!

邪魔だよ邪魔!!

 

せめて人が通るって分かったら避けろよ!!

出入口の真ん前でお喋りしてる人たちがいて、私がそこに向かって歩いて近付いていってるのに、避けないからね!まじで!!

こっちが仕方なくぶつかりながら通っても、「あっすいません」とか一切ないからね!!

 

絶対に動いてはいけない24時でもやってんのか?

それともアーロン一味との戦いで地面に自ら足を突っ込んだルフィみたいになってんのか?

邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔ァアアアア!!!

 

 

 

◎広がってちんたら歩くな

 

これは日本でもあるっちゃありますけどね。

でも、某国はもっと多い!!

広がりすぎ!!

しかも中学・高校生とかじゃなくて、大人!!

 

4~5人で歩道の横幅いっぱいに歩いてるとかならまだ分かるけど、2人なのにその微妙な空間は何?

普通にお喋りしてるから、仲悪いわけじゃないでしょ?

 

スペース空けてる2人組が前から歩いてきたりすると、私は2人の間を通過してすれ違わなきゃいけないんだけど。

え?変じゃね?

2人一緒に左右どっちかに寄れよ。

 

あと、十数メートル前方の横断歩道が青信号なのに、ゆったり広がってちんたら歩かれると本当にイライラする。

私がいつも急ぎすぎなのもあるけど、それを差し引いても遅い。

 

前!前!!青信号!!

スクランブルなの!!これを逃すと次の青まで待ち時間長いの!!

寄れ!狭まれ!!道を開けろーーーー!!!

 

 

 

◎降りる人を優先しろ

 

これは、ほんと早くマナー向上してほしいやつ。

ちゃんと守ってる人もいますけどね。

 

電車やエレベーターで、普通は降りる人がスムーズに出られるようにドアの脇に並んで待つじゃないですか。

 

だけど某国人はとにかくドアが開いた瞬間に乗ろうとする。

そのためにど真ん中に並ぶ。

 

イメージできますかね?

 

私が次の駅で降りようと思って、ドアの前に立ってスタンバイする。

電車がホームに到着、ゆっくりと停止する。

そのとき、ドア越しにオバチャンと正面から向かい合う。

 

ドアが開いたらどうなるか。

241%ぶつかります。

オバチャンの勢いで車内に押し戻されそうになりますわ。

 

なに241%って。

 

待宵(まつよい)の「(ま)241」です。

 

 

 

以上、邪魔だシリーズでした。

 

 

 

(2)うるせえ

 

◎遠いところで喋るな

 

続きまして、うるせえシリーズ。

まぁこれは今日挙げる文句の中では慣れたものの方ですけどね。

 

某国人=うるさい、声が大きいというイメージを持ってる人が多いと思いますが、実際うるさいです。

 

普通に喋っていても声が大きいんですが、離れた場所にいる人同士で喋ろうとするんですよね。

 

例えば、2人で一緒に電車に乗り、少し離れた場所にある空席にそれぞれ座ったとき。

日本人だったら、席が遠かったら喋らないじゃないですか。

 

でも某国人は喋ります。

 

いくら慣れてたって、うるさいかうるさくないかで言えばすっげえうるせえ。

でも、突然バカでかい声を出したりしない限り、他の乗客は特に気にしていません。      

 

スーパーで少し離れたところで品出しをしている店員同士とかも、よく大声で喋ってます。

そんなに声張って、よく枯れないね?

塾講師時代、しょっちゅう声がガラガラになって困ってた私にとっては羨ましいわ。

 

 

 

◎電車で音を流すときは気を付けろ

 

電車内で、イヤホン無しで動画を見たりゲームをしたりするのも当たり前。

走行音で聞こえにくくなるのでイヤホンを使う人ももちろんいますが、使わないからといって誰かに咎められることはありません。

 

でも、先日・・・

 

電車で近くに乗っていた男性が音を出して動画を見てたんですよ。

別に珍しいことじゃないので、最初はそこまで気にしてなかったんですが、

「くっ…はぁ、はぁ…アアッ……」

みたいな男女の激しい喘ぎ声がめっちゃ聞こえてきて。

 

えーーーーーーーーまじ?

電車内でそういうの見るのはちょっとさすがに・・・

しかもイヤホン無しで・・・

嘘でしょ?と思って、つい画面を覗いちゃったんです(覗いたのかよ)。

 

 

 

  

そしたら、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歴史モノ映画の拷問シーンでした。

 

ああ、だよね・・・いくらなんでもね・・・

 

 

 

 

ちなみにですが、車内での電話も普通にします。

私もします。

某国人の誰も気にしていないのに、日本人としての感覚で私一人だけ気にしてるの馬鹿みたいなんで。

疲れるだけです。

 

 

 

以上、うるせえシリーズでした。

 

 

 

(3)きたねえ

 

◎つば吐くな

 

次はきたねえシリーズ。

 

これはね~~~~~。

うるせえシリーズと違って慣れないですわ。

 

特に、つば吐き。

 

びっくりするくらい吐きますよ。

子どもや比較的若い女性は吐きませんが、年配の女性や、男性は若い人でも吐きます。

 

しかも、歩きながら、バイクに乗りながら、人と喋りながらでも。

信じられない。

せめて道の端っことかでこそっと吐け。

 

あとねー。

特におっさんは、吐く前の「カアアアッ」がひどい。

気持ち悪い。

何が出てくんの!?ってくらい力が入ってる。

むしろアニメのドラゴンボールで腹パン喰らったベジータの「グハアアアアッッ」に近い。

(え、そんなシーンない?)

 

ほんとどこでもつば吐くので、自分のすぐ横で「カアアアッ」をやられるとヒイッ!ってなります。

 

まじやめて。すぐやめて。

今すぐ ホラすぐ~♪ですよ。

 

 

 

◎ポイ捨てするな

 

これもねー。

まだまだ日本より多い。

いや、単に量が「多い」わけじゃなくて、罪悪感なく当たり前にポイ捨てする人が多い。

 

特にタバコ。

火が点いたままポイッと投げて、踏みつけて消すこともなくそのまま立ち去ります。

怖えし!!

危ねえわ!!

 

ティッシュとか小さいゴミもポイポイ捨てます。

街のあちこちにゴミ箱置いてあるのに。

 

カップルで喋りながら歩いててポイ捨てする人もいるので、ほんと驚きですよ。

私だったら平気でポイ捨てする彼氏とか絶対やだ。

 

 

 

◎なぜ便座の上が濡れる?

 

きたねえシリーズの最後はこれ。

 

まじでWhy C○inese people!!?

 

女子トイレの!!

 

便座の!!

 

上が!!!

 

なぜ濡れるんだああああ!!?

 

たまに遭遇する程度なら分かるけど、めちゃ頻繁に濡れてる!!

 

なんで!!?

 

てか、濡れたら拭けよ!!!

 

濡れたら拭けよ!!!(2回目)

 

 

 

(4)危ねえ

 

危ねえシリーズはとりあえず1つだけなんですが、これはまじで危ない。やばい。えぐい。

 

デリバリーの配達員たちのバイク。

 

これ本っっ当に、一般市民にとっては某国某市で最も危険な存在かもしれない。

車道とか歩道とか、赤信号とか青信号とか、そんな交通ルールは彼らに一切関係ないですから。

 

人や車の間を縫って縦横無尽にビュンビュン走り回る。

歩道に小さい子がいても、そのすぐ近くを飛ばしていきます。

いやいや、子どもなんてどんな動きするか分かんないよ?

自分が人を殺せる機械に乗ってること認識してる?

 

某国某市はデリバリーの利用がものすごーーく盛んです。

スマホでポチッと簡単注文。

支払いも注文時に電子マネーで済ませるので、配達員と現金の受け渡しなんて面倒なことはしません。

 

職場や家で食べる食事はもちろん、コーヒー1杯を配達させることもある。

市内の1日のデリバリー注文件数ってどのくらいになるんだろ。

お昼時だけでなく、とにかく一日中配達員のバイクが街を走ってます。

 

彼ら配達員たちの給与には、配達した数が反映されるシステム。

だからみんな大急ぎで必死に運ぶわけです。

信号とか待ってられない。

衝突しなければ良い。

 

しかもスマホで配達先の住所や地図を確認しながらの運転。

さらにはノーヘルも多い。

 

某国某市では、半年で76人もの配達員が交通事故で死亡・負傷しました(2017年1月~6月)。

 

やばい。えぐい。

 

文句っていうより某国某市の社会問題の話になってますけど(笑)

でも笑えないですね。

青信号の横断歩道に突っ込んできますから。

 

殺す気か!!

比喩じゃなくてまじで!!

 

 

 

(5)とにかくやめろ

 

最後はとにかくやめろシリーズ。

 

◎距離が近すぎ

 

日本人と某国人は、他人に踏み込まれても許せる範囲が全然違う。

パーソナルスペースっていうんでしたっけ?

 

某国人、まじで近すぎ!!!

まじで近すぎ近杉くん!!!

 

これ結構ほんとに嫌なんですよ・・・

 

信号待ちとか、電車の中とか、何でそんな私の近くに立つ!!?

友達かよ!!

もっとスペースあるじゃん!!

 

あとエスカレーターで同じ段に乗らないで!!

前の段も後ろの段も空いてるのに、何でわざわざ隣に立つ!!?

 

以前、真夏で半袖のときに某国人が隣に立ってきて、しかも腕がピタッと当たってたことがあって。

いやーーーーーーー無理無理無理無理。

思わず一段下りちゃいましたよ・・・

 

ごめんなさいね。あなたのことが嫌なわけじゃなくて、必要も無いのに他人の素肌と触れ合うのが嫌なの。

 

某国人は、女友達同士や母娘で腕を組んで歩くのもわりと普通なんですよねー。

私も某国人の女友達や語学学校の先生に腕を組まれたり掴まれたりすることがよくあります。

もうそういうのは文化の違いとしか言いようがないな。

 

 

 

◎カップルたちイチャイチャすんな

 

日本では、公共の場でイチャイチャするカップルは「うわ~イタイわ~。恥ずかしくないのかな~」っていう目で見られますよね。

 

某国は違います。

 

カップルはどこでもイチャイチャし放題。

手をつなぐ、頭を撫でる、ハグ、キス。

 

すげえな!!

ここまで周りの目を全く気にしないの、逆にすげえな!!

公衆の面前でキスとか、まじ卍!!

 

「え?恥じらい?何それ?今ここで必要ある?」

 

うーーーーーーーーーんどうでしょう。

 

日本人の私には理解できないけどね!

でも某国では私こそ外国人だからね!

うん、必要ない!恥じらい必要ないわ!

 

 

 

◎某国語で押し切ろうとするな

 

最後。

まぁこれは私の語学力のなさを棚にあげて言うんですけど。

 

某国人って、日本人に比べるとすごい軽々しく知らない人に話しかけるんですよ。

道を教えてとか、小銭に両替してとか。

 

しかもさ、例えば駅で乗り換え方法が分からないなら、駅員さんに聞けばいいじゃないですか。

でも、「あっ分からない」って思った瞬間に近くにいる人に聞く。

 

私日本では道を聞かれるタイプじゃなかったんですけど、某国にいるとしょっちゅう聞かれます。

話しかけやすいオーラが出てるかとか、某国人は気にしませんから。

 

でね、さっきの例えで、私が某国人に乗り換え方法を尋ねられたとしますね。

そのときに、私が全部を正確に聞き取れてなかったり、言葉がパッと出てこなかったりして困っている、と。

 

そしたら尋ねた側も「あ、このお姉ちゃん某国人ちゃうわ」ってすぐ分かるじゃないですか。

顔が似てるから某国人かと思って話しかけちゃったのは仕方ないですけど、外国人だったらもしかして駅のこと詳しくないかも、とか思うじゃないですか。普通。

 

なのに、あきらめないで聞いてくるー!!!

比較的簡単な言葉で言ってくれれば理解はできますけど、めっちゃ早口であれこれ聞いてくるー!!!

「すいません、聞き取れないです」って言ってるのに、某国語でたたみかけてくるー!!!

 

だから!!!

分からねえって言ってんだろうが!!!

何度言われたって分からねえもんは分からねえ!!!

 

あなたの説明の仕方が悪いんじゃないの!!!

言語が!!!

分からないの!!!

ごめんね!!!

 

 

てか、もう他の人に聞けよ!!!

周りに某国人たくさんいるじゃん!!!

一度話しかけたら答えを聞けるまで絶対に引いてはいけない24時なの!!?

私に何回も説明するの面倒でしょ!!?

暇なの!!?

 

それとも私に某国語の練習をするチャンスを与えてくれてるの!!?

ありがとう!!!

でも気持ちだけで結構!!!

 

 

 

以上、とにかくやめろシリーズでした。

 

 

 

****************

 

 

 

ということで、某国人の悪口をたくさん書いてみました。

ここまでで約6500文字ですね。

悪口だけをこんなに書いたのは人生で初めてです。

これでも一応抜粋してるんですけど。

 

 

これだけ悪く言っておいてアレなんですけど、先に少し触れた通り、某国人は良い人です。

某国人といっても14億人いるので、その中の数十人しか知らない私が言っても説得力に欠けますが。

 

 

日本人って、某国人に比べるとお互いよそよそしいんですよね。

他人と余計な関わりを持たずに暮らしていこうとする。

できるだけ迷惑をかけないようにしなければいけないと思っている。

 

 

でも某国人は、友達になるとグイグイきます。

そのグイグイパワーに戸惑ってしまうこともありますが、困っていたら積極的に手を貸してくれるので本当に助かるんですよ。

 

某国で慣れない手続きをしなければいけないとき、「一緒についていこうか?」とか「分からなくなったら電話していいよ!」とか言ってくれる。

 

夫がタクシーに忘れ物をしてしまったとき、私の友達が代わりに電話してくれたことも。

 

 

というか、友達でなくても手助けしてくれる。

 

 

これは前にTwitterで書いたことのある話ですが、私が小雨の中を足早に歩いてたら、知らないお姉さんが「傘持ってないの?私の傘に入る?」って声をかけてくれたり。

 

女性が重い荷物を持っていたら手伝ってあげたり、お年寄りや妊婦さん、子ども連れに席を譲るのも当たり前。

 

日本人みたいにいちいち「どうしよう、声かけて大丈夫かな・・・余計なお世話と思われたらどうしよう・・・」とか一切ないです。

 

親切をしてもらう側も「あっいえいえ、大丈夫です!」なんて断ったりしません。

 

「どうぞ」「ありがとう」で終わりです。

実にさっぱりしている。

 

 

 

あとは、散々悪く書きましたが、見方を変えれば単なる私の「気にしすぎ」。

某国では誰も迷惑だなんて思わないような小さいことにガタガタ言ってるだけなのです。

イライラするどころか、むしろ日本より気楽で暮らしやすいと感じる人も多いはず。

 

 

あ、それと。

私はまだ某国在住2年半ですが、4~5年くらい住んでる知人曰く、某国某市はものすごいスピードでマナーが向上してるらしいです。

地方都市は分かりませんが。

でも某市はほんの数年前とは見違えるようだ、と。

 

日本人は何かにつけて某国人の民度の低さを馬鹿にしますが、もうそんなこと言ってる場合じゃないですよ。

日本人のマナーはどうですか。

5年前と比べて向上してるでしょうか。

 

経済力、国際社会での存在感、技術力、学力・・・そして民度。

日本、やばい。えぐい。

 

 

 

 

さてさて。

 

仮に私が言葉の壁を乗り越えたとしても、某国人と分かりあえるかどうかは正直ビミョー。

感覚の違いを受け入れるだけの器が私にはないかもしれない。

 

だけど、某国で暮らすことができて良かったと思っています。

日本のメディアは某国の良いところをあんまり伝えてくれないのでね。

あの政府がどうこうは置いといて、人々は明るく優しいです。

(キレると勢いが凄まじいけど・・・笑)

 

 

 

では、今回は某国人に対する文句をぶちまけつつ、でも好きよ、というツンデレでお送りしました。

お読みくださってありがとうございました。

 

 

最近のバスケの話

こんにちは。

待宵スークです。

 

 

以前、このブログで一度だけバスケットボールの話を書きました。

「NO BASKETBALL , NO LIFE 」

 

内容を簡単にまとめると、

 

私は小3~高3までバスケをやっていたけど、ずっと下手だった。

海外に来てから在住日本人のバスケサークルに入り、約10年ぶりにバスケをするようになった。

今も相変わらず下手だし、体力もないけど、学生時代のようなプレッシャーがないのでバスケが楽しい。

やっぱり好きだぜバスケ!!

 

っていう話です。

 

 

 

しかしですねぇ。

 

 

最近ちょっとピンチが訪れています。

先週は練習に行きたくなさ過ぎて、家を出る前から頭が痛くなりました。

 

 

 

実は10月・11月とバスケの大会に出ることになりまして。

10月は私が住んでいる某国国内の各都市のチームが参加する大会、11月はアジア各地のチームが参加する大会。

 

 

私が今のサークルに入ってから1年半以上経ちますが、女子の大会出場は初めてです。

(私の加入前には何度も出場しています。結構長く存続してるサークルなので)

 

大会は毎年決まった時期に開催されていたんですが、私が加入した頃は女子はいつも2~3人くらいしか練習に来ておらず。

人数が足りなくて、今まではエントリーしていませんでした。

 

 

それが、最近数カ月でメンバーが増加。

新しくサークルに入ってきたり、出産でずっと練習を休んでいた人が戻ってきたり。

 

大会にエントリーできる人数に達したので、せっかくだからみんなで出ようぜ!ということになったのです。

 

 

 

大会への参加を決めたときは、私はわりと軽~く考えていました。

綿あめか、ヘリウムガスを入れた風船かってくらいに軽~~く。

 

大人になってからバスケの大会に出るなんて貴重な経験だし。

今年のアジア大会は行ったことのないタイで開催だし。

  

日本に帰ってまたフルタイムで働くようになったら私はきっとバスケはやめてしまうだろうから、今だけのチャーンス!参加しなきゃもったいない!と思いまして。

 

 

 

そうしたらですね・・・

 

 

 

 

 

9月に入ってから、大会に向けてサークルでの練習が本格的になっちまったのです。

 

 

 

「大会に向けて練習が本格的になっちまった」って。

何言ってんの。

当たり前やん。

ダメなの?

 

 

 

 

ダメじゃない!

でも怖いんです!!!

 

 

 

私はバスケが下手なのです。

何度も言っていますが、本当に。

小3から高3まで、チームの中で上手い方だったことが一度もないのです。

 

別に強いチームにいたわけじゃないですよ。

公立の学校で、県大会に出られるか出られないかくらいのレベル。

 

それでも中学生以降はずっとベンチウォーマー。

実は公式試合のコートにはほとんど立ったことがない。

 

 

練習中は、コーチや先輩に怒られるのがすごく怖くて。

いつもしょぼいプレーしかできないから、毎日気が重かった。

(それでよく10年も続けたねって感じですが)

 

 

 

単なる努力不足では?と言われればそれまでなんですけども。

でもぶっちゃけ、特に高校時代はよく頑張ってた方だと思います。

 

練習が終わって大半の人が帰ってしまっても、1人でコツコツ筋トレしたり、どうすれば背の高いディフェンスをかわしてシュートを打てるか研究したり。

 

 

高校時代の同じポジション(センター)のメンバーはこんな感じでした。

 

174cm(3年) ←腕長い、体力おばけ

174cm(2年) ←運動神経良すぎ、勝ち気

168cm(3年) ←ガタイのいいパワー系

162cm(2年) ←ポジション的には小柄だけどセンスの塊

164cm(私・3年) ←風邪引かない

 

つまり私は5番手。

当時この5人の中では私が一番練習してたもん。

まぁ高校に入る以前の積み重ねもあるので、何ともいえないけど。

結局ずっとベンチウォーマーでした。

 

 

 

大人になってからのバスケが楽しいのは、メンバーの誰もバスケに人生賭けてないから。

まぁ人生は言い過ぎですけど、学生時代みたいに泣いてでも喰らいついてやるとかはないですね。

 

「良いプレーをしなきゃ!みんなに迷惑をかけないようにしなきゃ!」っていうプレッシャーを感じないで済むので、のびのびできる。

私自身、学生時代よりも精神的に余裕を持てるようになって、動きが固くなくなったんじゃない?と思っていました。

 

 

サークル全体としても、「真剣に、楽しく、ゆるく」というスタンス。

今日集まったメンバーで今日のバスケを楽しもう☆って感じだったのに・・・

 

 

 

9月に入ってからは試合を想定した練習がメインになり、緊張感のある雰囲気に一変。

 

本格的にバスケをやると、私ってやっぱり下手。ド下手。

努力して上手くなれた人には言い訳に聞こえるかもしれないけど、分かってもらえなくてもいい。

まじでセンスないんです。

 

 

絵が下手なあなた。

どんだけ努力しても、自分は鳥山明にはなれないと思うでしょ。

それは大げさでも、クラスで一番絵が上手かった子にすら勝てないと思うでしょ。

 

 

歌が下手なあなた。

どんだけ努力しても、自分はマライア・キャリーにはなれないと思うでしょ。

それは大げさでも、田舎ののど自慢に出てくるような人にすら勝てないと思うでしょ。

 

 

それと同じです。

スポーツはなぜか努力が全て、才能の有無なんて関係ないみたいに言われがちだけど、絶対そんなことない!

才能は必要!!

(才能さえあれば努力は不要とは言ってない)

 

めちゃ努力して成功した経験と、めちゃ努力して底辺のままだった経験の両方があるので、これは確信してます。

 

 

 

はい。

ちょっと話が逸れましたが、とにかくまたバスケが怖くなってしまった。

練習に行くのが嫌になってしまった。

 

大会が終われば元通りになるのかもしれないけど・・・

また今度大会があっても、私は出場しないで大会前は練習休もうかな、とすでに考えているくらい。

 

夫には「せっかくなんだから、そんな難しく考えないで楽しめばいいじゃん」と言われるんですが、チームの足を引っ張ってしまうような状況で楽しめるわけないだろぉ~~~(泣)

 

 

 

はあ~~~~~~~~

嫌だなぁ・・・

 

試合中、チームメイトに「あーそうじゃなくて・・・」みたいな顔をされるのが辛い。

他の人は上手く立ち回れているのに、私だけできてないのが辛い。

 

 

運動神経は中の上なので、ドリブルとかシュートとかの技術面?だけを見れば特別下手なわけではない。

チームスポーツよりも個人スポーツの方が向いてたのかなーとか今さら思う31歳。

いや、実は初めて思ったわけじゃないんだけど。

何だかんだ好きだから、結局ずっとバスケで来てしまったのよ。

 

 

でも、私バスケは好きなんだけど、プレーヤーとして上に行くことはもう心底諦めちゃってるんですよね。

高校で入部した頃はまだ希望を持っていましたけど。

でも、無くなったから大学では続けなかったんです。

 

 

 

今週末ももちろん練習。

しかもちょっと長め。

 

はあ~~~~~~~~~

行きたくない。

 

私は、チームとしての勝利とか追いかけずに、ただバスケをしたかっただけなんだ・・・

もちろん試合をするなら勝ちたいし、勝ったら嬉しいんですけどね。

でも実はド下手であることを忘れていたかったんだ・・・

 

 

 

バスケが怖い、上手なチームメイトが怖い、練習に行きたくない・・・

こんな学生時代みたいな気持ちは、もう二度と感じたくなかったのになぁ。

 

 

 

弱音です。

単なる弱音。

 

 

練習行きたくないけど、大会に出ることはもう決めちゃったし、休んだらフォーメーションとか分からなくなっちゃうから行きますよ。ちゃんと。

 

頑張るぞ~~~~~~~~。

えいえいお~~~~~~う。

 

 

 

ではでは。

バスケ下手すぎブルーの待宵でした。

 

 

ブログを休止している間、何をしていたか

こんにちは。

本日2度目の待宵です。

 

 

 

昨年9月19日に初めての記事を投稿したこのブログ。

 

気付けば「再開のお知らせ」が70本目だったんですね。

丸5カ月は休止してるので、単純計算では7か月で70本。

 

ふーん。意外と書いてるな(笑)

 

まぁ実際には、初期はハイペースで書いてて、徐々に週1くらいになっていったんですけどね。

 

 

 

最初は「ブログでお金稼げるのか~。文章を書くのは好きだし、面白そうだからやってみよ~」くらいの気持ちでした。

 

しかし、いつの間にかどっぷりハマってしまいまして。

 

寝ても覚めても考えるのはブログのこと。

外を歩いているときも、頭の中には次に書こうとしている記事の文が流れている。

 

書きたいことがたくさん出てきて、11月には塾講師ブログも立ち上げました。

 

 

そんなこんなで、空いている時間の大半をブログに使うようになっていきます。

 

 

今まで趣味らしい趣味がなく、このブログの「自己紹介」にもそう書いていますが、もう趣味はブログですといえるくらいになっちゃったなぁ。

 

 

 

 

ところが。

 

 

 

その結果、家事がどんどん雑に。

 

いや、最低限はやってるんですよ・・・

食事はちゃんと作ってますし、洗濯物をため込んだりもしてないです。

 

だけど、ほんと最低限しかやらなくなってしまった。

 

 

それから語学の勉強も。

バイトに出掛ける前や休みの日にちょこちょこやっていたのに、ほとんど全てブログの執筆に置き換わりました。

 

 

 

いやーーーーーこれはアカンですよねぇ。

自分でもこれじゃダメだと分かっていながら、ブログ書きたいブログ書きたい!という気持ちに結局勝てなかった。

 

 

 

 

そんな状態だったので、ブログを休止すると決めたときはこう思いました。

 

ブログのために疎かになっていたことをきちんとやろう。

家事、勉強はもちろん、友達へのLINEの返信さえも後回しにしていた。

だからこんなことになったんだ。

何が大切かを考え、きちんと生活を立て直そう。

 

 

 

 

この5か月間は、新婚の頃のように家事を頑張りました。

毎日せっせと掃除をして、少し手間のかかる料理にも挑戦して。

 

語学の勉強も、忘れかけていた単語や文法を一から復習。

勉強習慣を構築して、毎日必ずテキストを開く、リスニングCDを聴く。

 

バイトに行くときは少し早く家を出て一駅分歩いたり、家で筋トレやストレッチをしたり。

買ったまま読んでいない本もたくさんあったので、それを少しずつ読み進めたり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・っていうのが理想だったのですが。

 

 

 

 

そんなキレイな生活にはまっっっったくなりませんでした。

 

 

思いませんでしたか?

上に挙げたようなことを、育児しながら・フルで働きながら・毎日ブログ書きながらでも、やってる人はいるよ、って。

 

 

そうなんですよ。

本当にやろうとすれば、ブログをやりながらでもできたはずなのです。

 

ブログに時間をかけてしまうから家事ができないのではない。

いくら時間があったって家事が嫌いなのは同じ。

 

確かにブログを始めたことで「家事はこのくらいで大丈夫だろう」という基準がどんどん甘くなっていったのは事実。

 

でも、ブログを書かなくなったからといって、「これで大丈夫」の感覚が元に戻りはしなかったのです。チーーーーーン。

だってさ~。手を抜くようになっても大きな問題が起こらなければ、もうそれでOKってことになるじゃないですか~。

 

 

 

語学の勉強も、ブログ云々の前にそもそもモチベーションが低下気味で。

筋トレやストレッチも今まで続いたことがないので、ブログで時間があるとかないとかは関係ない。

 

 

結局、ブログがあった方がよほど有意義だったんじゃないかと思うような毎日になってしまったのでした。

 

 

 

 

やっぱりねぇ。

基本だらしない人間なんですよねぇ。

物事をコツコツ続けるとか苦手だし。

 

プレッシャーや危機感がある、またはものすごく楽しくない限り、自主的に続けられません。

ダーメにーんげーん。

 

 

 

 

そうそう。 

今回はてなブログを再開するのに合わせて、Word Pressの塾講師ブログも久しぶりに動かそうかなぁと考えてるんですよね。

 

実は、もう閉鎖してしまおうかと思ってたんです。

 

はてなは自分の日々の思いを綴る場として残したいけど、Word Pressはサーバー代とかドメイン代がかかるのにアドセンスは不合格のまま放置になっていたのでね。

せっかく書いた記事を封印してしまうのは寂しいのではてなに引っ越して、サイトはもう閉じてしまおうと。

 

 

 

ところがですよ。

 

 

 

久しぶりに塾講師ブログのサーチコンソールとアナリティクスを見たら、

 

 

ぬおおおお!!書いてた頃よりめちゃ順位上がってる!!!

検索流入増えてるーーー!!!

 

 

全く更新してなかったので、順位ずるずる下がっちゃうもんなのかと思ってたんですよ。

全然そんなことなかった。

 

 

そしたら、もう1回アドセンスに挑戦してみようかな…上手くすりゃ収益化できるんじゃね?という欲が出てきて(笑)

 

まぁでも実際、改めて読み返してみたらなかなか良い記事じゃないかと思うんですよ。笑

だからとりあえず塾講師ブログももうしばらく試行錯誤してみることにしました。

 

 

 

 

というわけで、だらしなくて自分に甘々な私はこれからもブログばかりに時間を割き、家事や勉強を疎かにし続けるでしょう。

 

勉強は最近少~しモチベーション戻ってきたのでちょっとはやりますけど。

家事は嫌い。お金がたくさんあるなら外注したい。

 

 

 

 

ではでは、ブログを休止しても生活はちっとも整わなかったというお話でした。

 

おしまい!

 

 

***ブログ再開のお知らせ***

お久しぶりです。

待宵スークですm(_ _)m

 

 

ブログを再開します。

ひゃっほーう!

 

 

普通のことを書くのが本当に久々すぎて、どうやって書いていくんだったか忘れてしまいましたわ(汗)

 

 

 

 

親友Tが亡くなってからもうすぐ半年。

はやーい。

 

その一件以来、メンタルぽっきりでブログを休止していたわけなんですが。

 

でも、少し前からぶっちゃけもう普通に書けるよなーと思うようになってきたんですよね。

毎日のほほんと過ごしてるし。

相変わらずよく食べてよく寝てるし。

 

寂しさや罪悪感が消えたわけではなくて、たまに泣いたりもしますけどね。

 

 

でも、Tが何で死んだか自分の中では答えにたどり着いたというか。

もちろん真実は分からないんだけど、可能性的には圧倒的にこれでしょ的なのが思い当たったんですよね(その件についての記事は消しちゃったけど)。

それによって自分が背負うものの重さも決まった感じがして。

 

あとは、ブログを書いてても書いてなくても重さは別に変らないよなぁと。

書くのを辞めたとしても軽くなってくれるもんではない。

 

 

 

と言いつつ、いざこうして書き始めてみると何かすごくモヤモヤするー(笑)

すんなりいけるだろうと思って書き始めたんですが、思ってたよりも何かこう・・・胸がざわざわしてしまう(笑)

 

 

私また普通にブログを書いてもいいのか?

本当にいいのか?

 

っていう思いがね。

意外と消えてなかったな。

 

 

でもでも、書きたいことも色々たまってきてるんですよね。

 

 

 

 

あ、そうそう。

どうしてこのタイミングで再開なのかというと、9月19日でこの「家族や友達には話しにくいけど、でも誰かに話したいこと」が開設から丸1年になるのです。

 

丸5か月以上休止していたので、「1年間」ブログをやったとはいえませんけどね。

 

でも「そっかーもう1年になるのかー」なんて考えていたら、やっぱりもっともっと書きたいなという気持ちが湧き上がってきました。

 

大したことは書いてない雑記ブログですが、完全に辞めてしまうのは自分にとって非常にもったいない。

 

再開するか否かをずっと迷っていたので、いつ再開するの?今でしょ!!ということで、今日になりました(笑)

 

 

どのくらいの頻度で更新するか分かりませんし、内容も今まで以上に無益なものになるかもしれません。

 

読んでいただけるのはめちゃくちゃ嬉しいですし、できるなら読者様を全力でハグして胴上げして叙々苑で焼き肉でもごちそうしたいですが、書いていることは基本的に自分本位なので。

 

たまに暗~い記事も書くと思います。

タイトルで分かるようにしますので、それ系は読みたくないなーという方は飛ばしてくださいな。

 

 

 

 

そんなこんなですが、こうしてブログを再開できるのは私にとってすごく嬉しいことです。

 

休止している間に励ましの言葉を下さった皆様、本当にありがとうございました。

 

そして、「あ 再開するのね~」と、この記事を開いてくださった皆様。

画面の前のあなた。

本当にありがとうございます。

 

 

改めまして、よろしくお願い致します。

 

 

 

この2ヵ月のこと

こんばんは。

お久しぶりです。

 

待宵スークです。

 

 

先に申し上げておきますと、この記事は「辛いね」とか「大丈夫?」とか言われたい下心満載みたいな記事です。

 

いや、何て言ってもらいたいのか、何を期待しているのか、自分でもはっきりとは分からないけれど。

 

 

一方で、そんなことをわざわざ自分から白状するのは、読んでくださった方に慰めの言葉を強要するような記事を投稿するのは申し訳ないなとも思うから。

 

「あーこれ読んじゃったら何か言ってあげないといけないやつ?」みたいなのって、うざいじゃないですか。笑(←うざくない?私の心が冷たいだけ?すいません)

 

 

公開するからにはたくさんの人に読んでもらえた方が嬉しいし、反応もほしい。

でも、気を遣ってコメントさせるのは何か悪いから、せいぜい読んだ印としてのスター1つくらいでも十分ですごめんなさい、みたいな気持ちもすごくある。

 

 

 

分かったよ、もうグダグダうるさいから早く書けよ、って声が聞こえてきそう。笑

 

 

 

暗いし、重いし、無駄に長いです。

 

Twitterで日頃よく絡んでいるし、一応読んでおいてあげた方がいいのかな、とか気を遣ってくださる方がもしいらっしゃったら、大丈夫です。本当に。

 

読んでもらいたい気持ちと、こんなのを晒して大変申し訳ないと思う気持ちが混在していて、公開しようかどうしようか、私自身ものすごく迷っているところ。

 

でも、公開するならどうしても今日がいいんです。

(結局、ちょっと過ぎちゃった。笑)

 

 

途中で嫌になったら遠慮なく離脱してください。

先に「起承転結」的なの書いておきますので。

 

え、転と結も書いちゃうの?笑

うん。書いちゃう。もったいぶるほどのものでもない。

 

 

起:親友が亡くなって2ヵ月が経ちました

承:親友の人生はとても過酷なものでした

転:私は親友の悲しみを救えなかったのかと悩みました

結:親友が私に勧めた歌に少し救われました

 

 

はい、こんな感じです。

 

 

それから、いつものことといえばそうなんですが(笑)、途中から文体が変わっていきます。

今は「ですます調」ですが、なぜか突然「である調」に。

そういうふうにしか文が出てこなくなっちゃったら、それにまかせて書くことにしてるので、すみませんがお許しください。

 

 

 

ではでは、よろしくお願いします~~~。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

なぜこの記事を書きたいと思ったか。

 

なぜ今日投稿したいと思ったか。

(過ぎちゃったけど)

 

 

 

 

親友の誕生日なんです。

 

 

 

6月14日は、3月末に亡くなった私の親友の誕生日。

 

 

私は現在ブログを休止していますが、それは私が親友からのLINEに気付いていながら未読スルーしてブログを書いていたときに、親友が死んだから。

 

今はライター(といっていいのか分からないけど)の仕事は少しだけ受けていますが、それは後述の「親友と私の夢」に関連する分野だからです。

 

以前のようなフツーの雑記ブログを書く感覚は、すでに忘れてきてしまっているかも。

 

 

 

 

 

親友の名前は「T」と言いました。

 

 

 

 

Tの死を知った4月2日から、丸2ヵ月以上。

 

 

冒頭に「辛いね」と言ってもらいたいなんて書きましたが、ぶっちゃけ今はもう辛くないし、悲しみもあまり感じません。

寂しさは少しあるかな。

 

 

Tの死を受けて、私の中で何かしら変わったものがあるのかもしれないとは思うけど、別にもう苦しくない。

 

Tのことを毎日考えてはいるけど、涙を流すことはほとんどない。

 

考えている時間そのものもずいぶん減ってきました。

 

 

 

私のメンタルが強すぎなのか。

心が冷たいからなのか。

実はまだあまり実感が湧いていないのか。

 

 

 

まぁよく分からないけど、まだたった2ヵ月なのに、こんなもん?

 

 

でも、そういうことではなくて、抱く感情の種類?が変わってきたような気もしている。

 

 

 

Tが亡くなってからの2週間くらいは、毎日のように泣いていた。

病死なのか、事故死なのか、自殺なのか、それをどうにかして知りたくて、警察とのやり取りが長引いたせいもあった。

 

 

結局Tの死因は分からずじまいで、もやもやした気持ちを残しつつも、3週間くらい経った頃からだんだん泣かなくなった。

早くも悲しみが薄れてきた気がした。

 

 

そうなると、今度はそんな自分に少し戸惑いを感じ始めた。

「もっと苦しまなくては」と思うようになった。

 

 

もっと苦しまなくては。

私はTの親友だもの。

親友が死んだんだもの。

 

 

私はTの唯一無二ともいえる親友。

私が苦しまなかったら、他に誰が苦しむの?

私がTのことを忘れて呑気に暮らしたりなんかしてはいけない。

 

 

Tはずっと苦しみながら傷付きながら生きてきて、私が救えなかったせいで自殺したのかもしれないのに。

私だって同じように苦しまなくては。傷付かなくては。

 

 

 

そんな思いから、Tの死によってたぶん心に負ったはずであろう傷を、自分の目で見えるように体に刻み込もうと思うようになった。

 

といっても、刃物でがっつり流血するようなやり方は恐くて出来ないビビりなのでご心配なく。

 

万一そんなことしたら、さすがに夫にバレるしな。

海外なので、うっかりやり過ぎちゃったときにサッと病院にも行けないし。

 

 

だけど、ちょこっと傷付けたくらい、すぐ治っちゃうんだね。多少の痕は残るけど。

私は生きてるんだもんね。

 

Tの痛みはこんな軽いものじゃない、と思って何度傷を付けても、やっぱり治ってしまう。

 

 

これっていわゆる自傷でしょ?

何のためにこんなことしてるんだっけ。

 

 

Tを失った悲しみを、Tの心の痛みを、忘れないようにするため。

 

いや、少し違う。

 

忘れてない、私はちゃんと苦しんでる、って自分自身に示すため。

 

馬鹿としか言いようがない。

 

 

 

 

Tの存在が私にとって非常に大きなものだったことだけは確かだ。

 

だからこそなのか、凪いだ海のように心の落ち着きを取り戻して、何もなかったかのように生活している自分がちょっと信じられなくて。

 

どんな感情を抱いているべきなのか分からないのだ。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

Tの人生は過酷だった。

 

 

あまり詳しくは言えないけど(私も全てを知っているわけではないし)、たった一人の家族である母親によって、人生の全てを狂わされた。

 

 

幼少期から貧困に苦しみ、いじめに遭い、それでも子どもを守ろうとしない母親。

愛情に飢え、そして他人を信じることができないまま、Tは大人になった。

 

20代の頃に実家を出て地元を離れ、一人暮らしを始めるも、相変わらず余裕のない生活だったらしい。

 

 

Tが関東に来て5~6年ほど経った頃、私と出会った。

 

 

 

当時、Tは42歳、私は27歳。

 

一回り以上離れている。

 

 

 

実は性別も違う。

 

 

 

知り合ったきっかけや親しくなった経緯は残念ながらここでは書けないけれども、互いに「親友」と認め合えるほどの仲になるとは、微塵も思っていなかった。

 

 

 

念のため言っておくけど、いや、重要なことだから言わせていただくけど、恋愛関係だったことは一度もない。

 

もちろん寝たことなんかないし、抱きしめたことも、手を握ったことすらない。

 

警察に通報したとき、Tの生年月日や電話番号、職場は知っていたけど、住所は最寄駅までし分からなくて困ってしまった。

互いの自宅に行ったことなんかなかったから。

 

 

 

親友が異性であることを今までTwitterやブログで隠していたのは、妙な推測をされるのを避けたかったからである。

 

いや、「妙」ではなく、異性ならば何かしらはあったのではないかと考える方が普通かもしれない。

「男女の友情は成立するか」なんていう議論があちこちで見られるくらいだから。

 

 

それから、夫よりもTと出会った方が先で、私の親しい友人の1人として夫もTのことは一応知っている。

 

ただ、Tが亡くなったときは、夫から見れば妻が別の男のことでメソメソと泣いていたわけで、さすがに不快感を露わにした。

私は「何でこの悲しみに寄り添ってくれないの」と正直幻滅しかけたが、今冷静に考えるとちょっと申し訳なかったかなと思う。

 

 

 

また、Tの方は恋愛感情を抱いていたんじゃないのかという人もいるかもしれないけど、それはない。

 

彼の想い人を私は知っていた。

これまた悲恋なんだよなぁ...

もう何年も会っていないそうだけど、Tにとっては恐らく命よりも大切な人。

 

親しかったにも関わらず想いを伝えなかったことを後悔しているなら、今からでも会いに行けば、と背中を押そうとしたことがあったのだけど、Tのあまりにも悲しい愛を語られてしまって、私の方が諦めざるを得なくなった。

 

 

 

 

年齢も違う、性別も違う、生きてきた人生も全く違う。

そんな私たちだったけれども、相手の感覚や考え方を尊重し、時には意見をぶつけ合い、愚痴も喜びも打ち明けられる親友になった。

 

 

もちろん、何もかも、一切隠すことなく全てをさらけ出していたわけではない。

そのこともお互いに分かっていた。

 

しかしながら、Tの全てを知ることは出来なくても、私はTのことを信じた。

私が私である限り、彼が私を嫌いになることはない。

彼は私のことを必要としてくれている。

 

そしてTも私のことを信じていると言った。

スークを信じられなくなったら終わりだ、と笑った。

 

 

 

先述の通り、彼は基本的に人を信じない。

母親によって傷付けられた心、失われた時間は、もはや取り返しようもなかった。

 

ごく普通の家庭に生まれ育った私にはとても理解しえない悲しみと孤独が、彼の言動の端々に滲んでいた。

 

 

悲しみが多い人ほど優しいんだ、なんてよく聞くけど、Tを見ているとそれは本当かもしれないと思う。

 

助けを必要としている人がいると、頼まれていなくても手を貸さずにはいられない。

ちょっとおせっかいなくらい優しい。

 

その優しさを利用するだけ利用されて、最終的に裏切られるということが多かった。

他人を信じられない、だけど本当は信じたい。信じられる人に出会いたい。

 

約束を破られては傷付いて、そして根無し草のように各地を転々として。

そうやって生きてきたのだ。

 

 

 

そんな彼が、私のことを信じていると言った。

苦しみばかりの人生だった彼に、親友ができた。

私が彼の親友になれたのだ。

それは私にとって、ものすごく嬉しいことだった。

(仲が深まるきっかけは、実はあまり良い出来事ではなかったのだけど)

 

 

 

私たちは、互いにあだ名で呼び合った。

他の誰も呼ばないあだ名だった。

 

彼のあだ名は正直カッコ悪い…というか40代の男性にしては可愛らしすぎて、「似合わない名前で呼ばれてんじゃねーよって周りに思われそう(笑)」と言っていたけど、そんなあだ名も私たちの絆の証の1つだった。

 

 

 

 

 

私はTによく無茶なお願いをした。

Tは嫌な顔一つせずに精いっぱい答えてくれた。

 

私もTから困ったことを何度も頼まれた。

私はちょっとくらい嫌な顔をしたかもしれないけど、全力で応じた。

 

 

 

共通点を見つける方が難しいような2人。

 

家が近いとか、クラスや部活が同じとか、会社の同僚とか、そういった2人を結び付けるような要素もほぼゼロ。

 

それでも親友になれた。

 

だから、この先どれだけ環境や状況が変わろうとも、関係が終わることはない。

きっと生涯の友だ。

 

そう思っていた。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

私はずっとTを幸せにしたいと思っていた。

 

 

私にはTの他にも友達はいるし、夫や家族のことももちろん大切で、みんな幸せになってほしいと願っている。

 

 

だけど、Tだけは、私が幸せにするんだ。

私が幸せにしなくちゃ。

Tを幸せにできるのは私だ。

 

 

義務感に近い思いがあった。

友情もあったけど、同情もあった。

 

 

T以外の友達や夫は、みんな家族も友達もいる。

 

 

だけど、Tはそうではない。

家族もいない、友達もいない。

若くもない、お金もない。

 

 

彼はヘビースモーカーで、酒も毎晩飲んでいた。

生活が苦しいなら、タバコや酒を減らして食費に回せばいいのに、と私は何度も言った。

すると彼は「酔っている間だけ自分のひどい人生を忘れられるってなったら、やめられなくなりますよ」と答えた。

 

 

 

 

私とTには、2人で叶えようとしていた夢があった。

 

それはもちろん私自身の心からの願望だったのだけど、Tのためでもあった。

 

 

Tには恐らく「自分のことを一番に愛してくれる」と思える人がいなかった。

 

母親には都合の良いペットのように扱われていたらしいし、恋人や妻もいなかったからだ。

 

直近の約3年間、Tにとって最も親密に交流した人間は私だと思うけど、私は結婚していて夫がいる。

 

 

自分のことを一番に愛してくれる人がいない ――― これってとても寂しいことなんじゃないかって。

 

 

もちろん私は一番も二番も関係なく、Tも夫も両方とても大切だ。

 

だけどTから見たら、必要とされているとは感じても、やはり一番にはなり得ないと思うだろう。

 

 

だったら、一緒に夢を実現させて、Tと仕事上のパートナーになれれば。

 

私はTの家族ではないし、配偶者にもなれない。

親友というのも、それだけではどこか心許ないかもしれない。

 

だけど、仕事上のパートナーなら、夫や他の友達には踏み込めない領域だ。

互いに最大の理解者だからこそ務まるものでもある。

 

 

夢を叶えることができたら、Tもきっと幸せを感じてくれる。

孤独と苦しみに満ちた人生だったけど、生きてきて良かった、そう思ってくれるに違いない。

 

 

まぁ、私がこんなふうに考えていることは、さすがにTには言えなかったけど。

傲慢だろうか、とも思っていたし。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

実は今年2月下旬頃(亡くなる約1か月前)から、Tはとても辛い目にあっていた。

 

私も詳細まで全て知っているわけではなく、Tが私にさえ言いたがらない内容もあったけど、状況が変わるたびにTから報告を受けていた。

 

 

私がLINEを未読のままにしていた3月25日、何かあったのかな。

 

でも今までだって、未読にしていてもさらにLINEを送ってくることなんか珍しくなかったんだ。

良いことでも悪いことでも、すぐ聞いてほしい何かがあったらよく「追いLINE」をしてきていたし、それは私も同じだった。

 

 

Tは自殺したり突然行方をくらましたりはしないって言ってたもん。

 

 

だけど、普段は自殺なんか考えてなくても、私のことを信じていたとしても、突然とてつもない寂しさや孤独感に襲われて、死を選んでしまうこともあるのかもしれない。

Tだったら正直そんなこともあり得るな、と思ってしまう。

 

 

あの日、私がLINEを返していたら。

 

 

何も特別なことなど言わなくても、他愛ない会話の続きを送っていたら。

 

きっとTは踏みとどまったのではないか。

自分には親友がいるって、一緒に叶える夢があるって、思えたのではないか。

 

 

私ならTを救えたはずだった。

だって私はTの親友だもの。

 

もし私に救えなかったのなら、他の誰にも救えなかったはずだ。

 

この3年ほどの間、Tと最も親密に交流した人間は私だったんだもの。

 

自宅で亡くなってから1週間、海外に住んでいる私がTの勤務先と警察に通報するまで、誰にも発見されなかったくらいだから。

 

 

 

いや、自殺だとは限らないんだけどさ。

すごく不健康な生活をしていたから、むしろ可能性として一番高いのは急病かなと思ってる。

急性ナントカみたいなやつ。

 

 

 

でも、死因が何であれ、結局私はTを幸せにすることは出来なかった。

 

私はTに何かしてあげられただろうか。

Tの人生をわずかでも明るくすることができただろうか。

 

 

私はTに力を貸してもらわなければ乗り切れなかった局面がいくつもあった。

私もTを助けてきたつもりだけど、どれだけ心の支えになれていたのかな。

 

 

一緒にいる時間は、楽しいと感じてくれていたかもしれない。

Tにとって私が最も親しい友人だったことだけは、間違いないと思っている。

 

だけど、彼から見たら、私は温かい普通の家庭で育ち、四年制大学まで出て普通に就職し、20代後半で結婚して…って、所詮は分かりあえない存在だと思われていたのかな。

 

 

彼の悲しみを、物心ついたころからの寂しさを、心の奥深くに渦巻く闇を。

私には拭い去ることができなかったのだろうか。

 

 

己の無力を嘆くしかなかった。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

Tが亡くなってから、私はTとのLINEをよく読み返しては、寂しくなったり、何度読んでも面白いよなーと笑ったりしていた。

 

そして、もう読まれることのない新しいメッセージを何通も送った。

LINEのトーク画面の右側にだけ、未読の吹き出しがどんどん積み重なっていった。

 

 

 

 

Tの死から1ヵ月以上が過ぎた、5月上旬。

 

 

私が海外に引っ越す直前のLINEの会話を読んでいた。

つまり約2年前のやり取り。

 

 

Tとは1~2回だったと思うけど一緒にカラオケをしたことがあり、

「スークが引っ越す前に覚えて歌いたかったんだけど、間に合わなかったから聴いてみて」

というメッセージと、曲名がいくつか送られてきていた。

 

 

Tは歌が上手い。

 

初めてTの歌を聴くことになったときは、とてもTが歌うなんて想像できず、もし下手だったらどんなリアクションを取ればいいんだと内心ハラハラしてしまった。

 

しかし、聴いてみたらびっくり。めちゃ上手い。笑

下手だったらどうしようなんて身構えちゃってごめんと思った。

 

 

 

さて、挙げられていた曲名や歌手の大半は私も知っていたけど、その中に初めて見る名前があった。

 

 

「米津玄師」だ。

 

 

当時は2017年3月。

その頃からそれなりに売れていたらしいが、日本の音楽シーンに疎い私は全く知らなかった。

 

 

そして、私はそのとき、Tが「聴いてみて」と言った米津玄師の曲にあまり興味を持たず、聴かないままになっていた。

 

「歌詞の内容的に聴いてほしいのはこれだけど、『ゴーゴー幽霊船』とかもイイよ!」と言っていたけど、どれも聴かなかった。

 

『Lemon 』が大ヒットして、「米津玄師ってTが勧めてた歌手じゃん。へ~Tは流行を先取りしてたんだ、すご~い」と思ったが、それでも聴かなかった。

 

 

 

そしてTの死から1ヵ月あまり経ち、LINEを読み返していてそのメッセージを見つけ、ようやく聴いた。

 

 

先述の通り、この頃はもうあまり泣かなくなっていた。

 

 

 

しかし、聴いたら涙が止まらなくなった。

 

 

もちろん歌詞を書いたのはTではなく米津玄師であり、T本人の言葉ではない。

 

でも、これがTの気持ちだったのなら、私に伝えようとした想いだったのなら、なぜもっと早く聴かなかったのだろうと激しく後悔した。

 


・・・・・・



始めから終わりまで想いが重なる歌詞ばかりで、本当は全部載せたいけど、さすがに長いので少し削ります。

 

すでにこの曲を知っている方からすれば、「ここがイイのに、カットされてる!」と思うかもしれませんが、何卒ご了承ください。

 

 

 

 

 

アイネクライネ

米津玄師(作詞・作曲 Kenshi Yonezu)

 

 

あたし あなたに会えて本当に嬉しいのに

当たり前のように それら全てが悲しいんだ

今 痛いくらい幸せな思い出が

いつか来るお別れを育てて歩く

 

 

あなたにあたしの思いが全部伝わってほしいのに

誰にも言えない秘密があって 嘘をついてしまうのだ

あなたが思えば思うより いくつもあたしは意気地ないのに

どうして どうして どうして

 

 

消えない悲しみも綻びも あなたといれば

それでよかったねと笑えるのがどんなに嬉しいか

目の前の全てがぼやけては溶けてゆくような

奇跡であふれて足りないや

あたしの名前を呼んでくれた

 

 

何度誓っても何度祈っても惨憺たる夢を見る

小さな歪みがいつかあなたを呑んでなくしてしまうような

あなたが思えば思うより 大げさにあたしは不甲斐ないのに

どうして どうして どうして

 

 

お願い いつまでも いつまでも

超えられない夜を超えようと手をつなぐ

この日々が続きますように

閉じた瞼さえ鮮やかに彩るために

そのために何ができるかな

あなたの名前を呼んでいいかな

 

 

産まれてきたその瞬間にあたし

「消えてしまいたい」って泣き喚いたんだ

それからずっと探していたんだ

いつか出会えるあなたのことを

 

 

 

 

 

 

 

ああ、もう。

何て言ったらいいんだろう。

 

 

さっきも言ったけど、これはTが書いた言葉ではない。

それに、私がTの抱える苦しみや孤独を丸ごと取り除くことができたわけではない、というのも紛れもない事実だ。

 

 

だけど、私という存在に対してここまで思ってくれていたなんて。

この歌を「遠くに引っ越していくスークに贈ろう」と思ってくれたなんて。

 

 

 

私はTに何もしてあげられなかったのか。

Tの心の支えになれなかったのか。

 

そんな後悔と罪悪感が少しだけ救われた気がした。

 

 

 

それと同時に、今のこの気持ちは、もうTには伝えられないということが堪らなく悲しくて。

 

もうただただ泣くしかなかった。

 

 

 

そして、また別の後悔が。

 

 

もっともっと、Tに私の気持ちを伝えれば良かった。

 

どれだけ大切に思っていたか。

どれだけ必要としていたか。

他の誰でもないTのおかげで、私がどれだけ楽しい時間を過ごせたか。

 

 

言葉だけではなくて、たった一度だけでもTを抱きしめれば良かった。

せめて手を握ってありがとうと言えば良かった。

 

 

Tが誰かに愛されたいと願い、温もりを求めていたことを、痛いほど知っていたのに。

 

 

そりゃあ彼氏(夫)がいるのに別の男性を抱きしめるなんて、普通はダメだけど。

分かってる。

でも何ていうか、そんなんじゃなくて。

 

男とか女とか、そんなんじゃなくて。

 

 

母親に愛されずとも、たくさんの人に裏切られようとも、恋人や妻を得られずとも。

 

私がTのことを愛してるし、絶対に裏切らないし、唯一無二のパートナーだって伝えたかった。

 

その最善の方法が抱きしめることなら、抱きしめれば良かった。

 

 

 

Tと一緒に過ごせる日々が、たった3年8ヵ月しかないと知っていたら...

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

Tは、亡くなってから未だに一度も夢に出てきてくれない。

生きていたときも、覚えている限り1回しか出てきたことがないけど。

 

 

でも、私も死んだらTに会えるのかなと思ったら、いつか必ず訪れる死が少し怖くなくなった。

 

 

 

でも、死んだら本当に会えるんだろうか。

 

生まれ変わったら会えるんだろうか。

 

 

 

たぶん会えないんだろうな。

 

 

 

長く生きられなかったTの分まで、私は全力で生きる。

Tと2人で叶えようとしていた夢を、これからも追いかける。

きっとTが天国から応援してくれている。

 

 

…って言ったら何だか美しくて良いのかもしれないし、私もそう思いたい気持ちはある。

 

 

だけど、私が何をしたって、何を叫んだって、Tにはもう何も届きはしない。

 

Tが生きている間にできなかったことは、今から補いようがない。

 

 

死ぬというのは、そういうこと。

 

 

死んだあの人のために、なんていうのは、生きている人間が悲しみや後悔を少しでも和らげたいがために言っているだけ。

 

 

 

残された者は、全部背負って生きるしかない。

何ヵ月、何年経てば軽くなるのか、一生ならないのか、今の私にはまだ分からない。

 

 

 

とりあえず、まだしばらくはLINEも送り続けると思うし、たまに自傷もすると思う。

先述の通り、自傷なんていってもかる~いやつですよ。

 

 

そして米津玄師の「アイネクライネ」をこの先も何十回、何百回と聴くだろう。

 

 

 

Tを忘れることはないなんていうのは当たり前だけど、いつまでも悲しみを忘れたくない。

もっと苦しみ続けたい。

もっと深く深く傷付いていたい。

 

 

 

 



Tが亡くなって2ヵ月間の想いと、Tの46回目の誕生日にあたって考えたことを形にしておきたくて、書きました。

 

 

だから何ということは特にないのだけど。

 

 

 

 

だらだらと長くまとまりのない文章を、最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

 

 

明日も明後日も、あなたとあなたの大切な人が元気に生きられますように。

 

 

 

***ブログ休止のお知らせ***

こんにちは。

待宵スークです。

 

 

 

せっかく半年間続けてきたこのブログですが、しばらくお休みさせていただくことにしました。

更新を楽しみにしてくださっていた方々には、大変申し訳ありません。

 

 

読者登録、スター、コメント、はてなブックマーク、Twitterでのリプライなどなど、自分の書いたブログに皆様から反応をいただけることで、私自身とても元気付けられていました。

 

もちろん、そういった足跡を残されない方々の存在も、アクセス数を見て感じております。

 

私のブログをお読みくださって、本当にありがとうございました。

 

 

期限は決めていないのですが、また戻ってくるつもりではおります。

そのときには、ぜひよろしくお願い致します。

 

 

 

 

さて、ブログを休止するに至った事情を以下に述べようと思うのですが、わりと暗い話になります。

感情移入しやすい方ですと、明るい気分を吹っ飛ばしてしまうかもしれませんので、ご注意ください。

 

 

いや、本当は昨日5600字くらい書いたのです。

かなり詳細に。

 

ですが、一晩経って読み返すと、重たすぎて公開しづらいな~と(苦笑)

そのため、少しライトに書き直しました。

 

それでも暗いことには変わりありませんが。

 

 

怖いもの見たさを煽って読ませようという作戦ではありませんので(笑)、暗い話が苦手な方は遠慮なくブラウザバックしてくださいね。

 

 

 

 

それでは、お話しさせていただきます。

 

 

 

 

簡単にまとめますと、

 

私がLINEを未読スルーしてせっせとブログを書いているときに、親友にsuicideされちゃったかもしれない

 

という話です。

 

ごめんなさい、suicideをどうしても漢字で書けなかった。

 

 

 

自宅で発見されたんですけど、なんと通報者は私。

1週間親友からの連絡が途絶えて、海外から日本の警察に安否確認をお願いしたの。

4月2日のことです。

 

事情聴取も受けました。電話で。

 

 

でも、通報者とはいえ、私は家族でも親族でもないので、発見時の状況や死因は教えてもらえず。

 

私が聞けたのは、

 

・事件性はなさそうだ

・発見時は死後1週間ほど経過していた

 

この2点のみ。

 

 

だから、親友の死がsuicideなのか、私の未読スルーが関係あるのか、実ははっきりとは分かりません。

ただの可能性の話。

 

本当は急病かもしれないし、転倒して頭部を強打したのかもしれない。

 

 

だけど、その可能性があると考えたら、心が折れました。

最近ブログのために時間を割きすぎてて良くないなーと思ってはいたけど、まさかこんなことになるなんて。

 

 

それに、suicideじゃないとしても、いずれにせよ私が未読スルーしてる時間なんだよなぁ。

親友が死んだのは私のせいではないとしても、私が救えたかもしれなかった。

 

 

ずーっと辛い人生を歩んできて、私ではとても埋められない孤独と寂しさを抱えていた親友。

ひとりぼっちで死なせてごめん。

 

でも、二人で叶えようとしてた夢があったのに。

何で私を置いて行っちゃったかなぁ・・・

 

 

 

 

ということで、気持ちの整理ができるまで、ブログを書くのは難しそうです。

書こうとしても、親友が亡くなったことばかり考えてしまって、文章も何も浮かばなくて。

 

この後悔と罪悪感が消える日が来るんだろうか。

 

まぁでも私はわりとメンタル強めなので、1ヵ月くらい経ったらケロリとして戻ってくるかもしれません(笑)

 

 

暗い話で本当にごめんなさい。

精神的にはまだ少し沈んでますが、体はびっくりするくらい元気なのでご心配には及びません!

 

しばしお休みをいただきますm(_ _)m

 

 

お読みくださってありがとうございました。

 

 

 

待宵スーク

Mr.Childrenの「くるみ」が刺さりすぎる

こんにちは(*^^*)

待宵スークです。

 

すっかり春らしい陽気になりましたね♪

もうさすがにマフラーはしないで出掛けようかなと思っている今日この頃。

 

 

さてさて。

 

私、特定の好きな歌手っていないんですよ。

大学2年生?くらいまではいたんですが、だんだん「この歌手の曲なら何でも好き!」っていうのがなくなってきて。

大学時代に入っていたサークルが音楽関係だったので、その頃に広く浅くいろいろ聴いたからですかね。

 

サークルが音楽関係だったと言いつつ、私はいわゆる「音楽好き」ではない。

良い音楽を求めて自分からあちこち漁っていく、ということはあまりしない。

たまたま聴く機会があった曲が気に入って、その後も聴き続ける、という感じかしら。

 

そういえば、話が少し逸れてしまいますが、漫画もそうかな。

毎日読んでるけど、まだ見ぬ良作を自ら探しに行くことはまずない。

最近漫画アプリで読んでるのは、「賭ケグルイ」「死役所」「復讐の未亡人」「北斗の拳」「お水の花道」とか(笑)

ジャンルめちゃくちゃww

紙で読んでるのはONE PIECEだけ。

 

小中学生時代は姉と一緒に「りぼん」を買って読んでたけど、今はティーンの恋愛モノとか見ても全然共感できなくなっちゃったし、何なら薄っぺらく感じてしまうので、少女漫画はほぼ読んでない。

 

 

話を戻しますが、音楽も漫画も自分の生活には必要だけど、積極的に出会いに行く「音楽好き」「漫画好き」ではない。

マイナーなものはほとんど知らない。

 

 

で、タイトルのMr.Children「くるみ」。

 

私はミスチルのファンではない。

好きか嫌いかで言えば断然好きだけど。

 

CDは1枚も持ってないし、ほとんどの曲はサビしか分からない。

似たように聞こえてしまう曲も正直多い。

 

先日、夫と日系の居酒屋さんに行ったとき、店内で日本の曲がかかっていた。

そのうち、ミスチルらしき前奏と声が流れてきて、

 

夫「この曲、ミスチルの何だっけ?」

私「innocent worldじゃない?」

夫「え、違うっしょ」

私「違うか。まぁサビまで行けば分かるよね」

夫婦「・・・・・・・・(サビになってもピンと来ず)」

桜井さん「innocent world~♪」

夫婦「innocent worldだったww」

 

ということがあったくらい、ミスチルには全く詳しくない。

 

でも、好きな曲が何曲かある。

アルバムは持ってないから、全部シングル。

 

そのうちの1曲が2004年リリースの「くるみ」。

 

いつから、どんなきっかけで聴き始めたかは全然覚えてないけど、塾講師時代にはよく聴いていた記憶がある。

そして今でもたまに聴く。

 

 

「くるみ」とはどういう意味か、というのは複数の説があるらしいけど、私が個人的に一番好きなのは、

くるみ→来未=「未来」の逆=過去

という説。

 

 

ねぇ くるみ

この街の景色は君の目にどう映るの?

今の僕はどう見えるの?

 

ねぇ くるみ

誰かの優しさも皮肉に聞こえてしまうんだ

そんな時はどうしたらいい?

 

良かった事だけ思い出して

やけに年老いた気持ちになる

 

ねぇ くるみ

時間が何もかも洗い連れ去ってくれれば

生きることは実に容易い

 

(くるみ 作詞:桜井和寿 / 作曲:桜井和寿)

 

 

一部抜粋ですが。

 

大学時代まではずっと実家暮らしだったけど、その後は地元を離れて計6回引っ越しをしている私。

8年?の間に、大まかに分けても住む地域が3回変わった。

今は海外だしさ(笑)

 

だから、自分が立っている街を眺めながら、過去の自分に「私はこれでいいのかな」と問いかけることがよくあった。

 

所詮はイージーでノーマルな人生を送ってきた私だけど、それでも心に深く刺さって抜けることのない想いや、振り払いたくても振り払えない過去の苦しみがある。

 

実は、高3のときに経験したある「輝かしい後悔」が未だに夢に出てくるんだ。

このブログをやめる時に書けたら書こうかなと思ってる。

 

誇れる自分になりたいけど、なれない。

良い思い出だろうが悪い思い出だろうが、自分を縛り付けるものは全部捨ててしまえばいいのに。

「あの頃に戻りたい」と切に願うあまり、自分がおかしくなってしまいそうな時期もあった。

「あの頃」から離れていってしまうことが恐ろしくて。

 

励ましてくれる人、支えようとしてくれる人がいたことはとても幸せなことで、嬉しかったけど、その優しさによってますます自分が小さく思えてくる。

いっそ誰も話しかけないで。

 

 

 

・・・書き始めたらだんだん暗くなってしまった。

この記事はそういうつもりじゃなかったのに!

「くるみ」いいよね!めちゃ共感!っていうつもりだったのにー!笑

 

 

まぁそんな感じで、他人から見たら取るに足らないようなことに心を揺さぶられて、人生そのものを悲観してしまうこともしばしばあるわけだけど。

 

 

どこかで掛け違えてきて

気が付けば一つ余ったボタン

同じようにして誰かが持て余したボタンホールに

出会うことで意味が出来たならいい

 

出会いの数だけ別れは増える

それでも希望に胸は震える

 

引き換えしちゃいけないよね

進もう 君のいない道の上へ

 

(くるみ 作詞:桜井和寿 / 作曲:桜井和寿)

 

 

それでも、まだ自分の未来には期待したいと思っているし、実際期待している。

苦しいこともたくさんあったし、この記事をここまで書くだけでも何度か涙ぐんでしまったけど、今までの人生はとても恵まれていて幸せだったと思う。

 

今後のこと、特に日本に帰ってからのことは正直不透明で、夫に私の希望を十分に伝えられているともいえない。

いろいろなことを天秤にかけて、取捨選択していかなくてはいけなくなるのだろう。

 

でも、未来にわくわくしている自分もちゃんといる。

大丈夫、頑張ろう。

 

「くるみ」を聴くと、いつもそんなふうに思えるのです。

 

 

 

もうブログ半年やってるのに、書き始める前に決めていた場所にちゃんと着地できないの、全然変わらんな。笑

 

いつも駄文を晒してすみません!

お読みくださってありがとうございました!!